開催国王者のアル・サッドが初出場のヤンゲンを延長戦の末に下して初戦突破!《CWC》

2019.12.12 05:02 Thu
Getty Images
クラブ・ワールドカップ2019が11日に開幕し、1回戦のアル・サッドvsヤンゲン・スポールは、3-1でアル・サッドが勝利した。

カタールリーグを制覇し、ホスト国代表として臨むアル・サッドと、オセアニア・チャンピオンズリーグを初優勝したニューカレドニアのヤンゲンが激突。

試合は実力が上のアル・サッドが主導権を握る中、ヤンゲンは少ない手数でゴールに迫る。まずは9分、ボックス右に侵入したダヒテのシュートがサイドネットを叩く。18分にはクロスに合わせたロインのアクロバティックなオーバーヘッドが飛び出すがGKに防がれた。
攻撃面ではやや後手となったアル・サッドだがここから本領発揮。25分に思わぬ負傷交代を強いられてしまうものの、その直後に左からのクロスに飛び出したブネジャーがアウトサイドでコースを変えてゴールに流し込んだ。

40分には味方の強烈なFKのこぼれ球をアフィフが押し込んだが、VARによりオフサイドと判定されゴールは取り消しとなった。
VARに救われたヤンゲンは後半立ち上がりにロインが相手の最終ラインにプレッシャーをかけてボールを奪うと、そのままゴールを決めて同点に。しかし、ここで三度VARが発動。ロインのチェックがファウルと判断され、ゴールは認められなかった。

さらに67分にも、今度はアル・サッドの攻撃のシーンでブネジャーがネットを揺らすも、これも一つ前のプレーでオフサイドを取られてしまった。

一進一退の攻防が続く中で、ヤンゲンは70分にセレッソ大阪やガンバ大阪の下部組織に所属していた松本光平を投入。しかし、以降は防戦一方となったヤンゲンは、相手のミスやGKニィカインの奮闘により、辛くも1-1のまま後半を終える。

延長前半に入っても依然アル・サッドペース。攻め込まれるヤンゲンは延長前半10分、ディフェンスラインの裏を狙った相手のパスをアターレが奪って事なきを得たものの、GKニィカインがそのバックパスを手で拾ってしまい、アル・サッドに間接FKを与えてしまう。

場所は右寄りではあるが、おおよそPKの位置。ヤンゲンはゴール前に壁を作ったものの、その隙間をアブデルカリム・ハッサンに突かれ、ついに失点してしまった。

これで緊張の糸が切れたのか、延長後半の9分にもあっさりゴールを奪われ万事休す。

結局、試合は3-1で開催国王者のアル・サッドが勝利。14日に行われる準々決勝ではモンテレイと対戦する。

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