クラブW杯で浦和とも激突のインテル、副会長が抽選結果の心境明かす 「どの試合も注意深く戦わないと」

2024.12.07 10:30 Sat
インテル副会長のサネッティ氏
Getty Images
インテル副会長のサネッティ氏
インテルの副会長を務めるハビエル・サネッティ氏が来夏のクラブ・ワールドカップ(W杯)組み合わせ結果に言及した。

クラブW杯は来夏のアメリカ大会から新方式に改編。グループステージで32チームが8つの組に分かれ、各組上位2チームが決勝トーナメント進出と大規模になる。

いまだに賛否のある大会だが、5日に開催地のアメリカで抽選会が開催。インテルはリーベル・プレートモンテレイ浦和レッズとともにグループEに入った。
現役時代にアルゼンチン代表でも活躍し、現在はインテルの要職に就くクラブきってのレジェンドは現地で抽選結果を受け、どのチームも侮らず、だ。クラブ公式サイトが伝える。

「競争力のあるグループに入って満足だ。3試合すべてで最善の準備をする。この国にはサッカーへの大きな情熱があり、この大会を多くのファンが観戦することだろう」
「今大会はクラブW杯の新しいフォーマットで初の開催になるし、各チームがどんなレベルでプレーするのかを誰もが目にできるはず。どのクラブも喜んで参加するだろう」

「このトーナメントはヨーロッパをはじめ、世界中の大会が終わってから始まるが、選手は十分に準備をし、最善の状態で迎えられるよう素晴らしい仕事をしてくれるはずだ」

「我々のグループにはリーベル・プレートだけじゃなく、モンテレイと浦和レッズがいる。こういう大会では与えられしものなんて何もない。どの試合も注意深く戦わないとね」

「それと、シーズンが終わってからだし、各チームの調子も左右する」

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大久保嘉人(セレッソ大阪)や遠藤保仁(ジュビロ磐田)らが出場した試合は、格下相手に1-0と薄氷の勝利。勝利へと導いたゴールは三都主アレサンドロが決めていた。 当時はかつての国立競技場が健在で、そちらをメインに日本代表の試合が開催。埼スタはメインとしてはあまり使われていなかった。 そんな中、埼スタが日本代表にとって重要な位置付けになっていったのがドイツW杯の予選。当時日本代表を率いていたジーコ監督は1次予選で6連勝を達成。そのうちの3試合が埼スタで行われたが、埼スタでの最初の予選勝利は、今大会で同組となっているオマーン代表。久保竜彦のゴールで1-0と勝利した。 そこから埼スタでのW杯予選連勝街道が始まると、ドイツW杯予選で合計5試合、南アフリカW杯予選で4試合、ブラジルW杯予選で5試合、ロシアW杯予選では9試合と毎年のようにW杯予選が埼スタで行われ、大会を追うごとに開催試合数が増えているのがわかる。 無敗を継続した日本は、引き分けも2008年のウズベキスタン代表戦と2015年のシンガポール戦の2 試合のみ。埼スタでの試合は勝利するという空気感も連勝街道を後押ししたはず。負けられないW杯予選での使用回数が増えたのも納得だろう。 そんな埼スタで初めて黒星を喫したW杯予選は、2016年9月1日に行われたロシアW杯アジア最終予選初戦のUAE代表戦。本田圭佑のゴールで先制した日本だったが、その後の2失点で1-2で敗れた。W杯予選においては、この試合が唯一の埼スタでの黒星となっている。 <span class="paragraph-title">◆勝率8割超の“劇場型スタジアム”</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/japan20211015_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">Getty Images<hr></div> 12日に行われたオーストラリア代表戦も、最終予選初出場の田中碧が代表初ゴールで早々に先制し、PKを与えたシーンもVARチェックでFKに変更。運も味方したかと思った瞬間にFKを叩き込まれ、追いつかれる展開に。攻めあぐね、引き分けもチラついた中で、相手のオウンゴールで劇的勝利を収めた。 埼スタではこれまで数多くのドラマが生まれており、2016年10月6日のイラク代表戦では、UAEに敗れた次のホームゲームで、追いつかれて1-1のドローに終わると思われた後半アディショナルタイムに、こぼれ球をMF山口蛍がダイレクトで蹴り込み劇的勝利を収めたことは記憶にあるだろう。 2011年9月2日に行われたブラジルW杯アジア3次予選では、現キャプテンのDF吉田麻也が後半アディショナルタイムにヘディングシュートを叩き込み、1-0で勝利を収めていた。 2008年6月22日に行われた南アフリカW杯アジア3次予選のバーレーン戦も、90分に内田篤人のゴールが決まり1-0の勝利。土壇場での勝利が多いのも“聖地”ならではかもしれない。勝ってはいないが、2013年6月4日、ブラジルW杯最終予選のオーストラリア戦も、終盤に先制を許して敗色濃厚の中、90分に本田がPKをど真ん中に蹴り込み、引き分けに持ち込んでW杯出場を決めた。 ファンの熱気も高まる埼スタは日本代表にとっての“聖地”となり、これまでのW杯予選での戦績は25試合を戦い、21勝3分け1敗で勝率は驚異の84%を誇る。日本に敗れたオーストラリアのグラハム・アーノルド監督は敗因について「何が違ったかというと、大勢のファンがいたことだと思う。日本はこの3試合それがなく、今回の試合に関して日本はエネルギーを必要としていた。それを味方にできたと思う」と語っていた。相手にとっても、嫌なイメージがあるスタジアムとなっている。 <span class="paragraph-title">◆“聖地”が使用できないピンチが?</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/japan20211015_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">Getty Images<hr></div> カタールW杯アジア最終予選の残りのホームゲームは3試合。中国、ベトナム、サウジアラビアとの試合が残っている。いずれも試合は2022年に入ってから。日本としてはこの3試合も、勝率8割超えの埼スタで行いたいところだろう。 しかし、埼スタは来年3月までに大規模な芝の張替えを計画。最終予選の日程と重なっており、日本代表だけでなく、本拠地とする浦和も使用が難しくなっている。 データだけを見れば勝率8割超え。5試合を戦えば4勝できると考えれば、残りの3試合も勝利する可能性が高く、そうなればW杯出場へ大きな後押しになるのだが、ピンチが訪れることとなった。JFAの田嶋幸三会長も「何とかできないかお願いしていきたい」と語っており、使用できるかは不透明。これからも埼スタが日本代表の心強い味方になれるのか注目だ。 <span class="paragraph-title">★埼玉スタジアム2002でのW杯予選結果</span> <span data-other-div="data"></span> ◆ドイツW杯(2006) ・1次予選 【2004年】 2月18日 日本 1-0 オマーン 久保竜彦(93分) 6月9日 日本 7-0 インド 鈴木隆行(17分、54分) 福西崇史 (25分、60分) 中村俊輔 (29分) 中澤佑二 (65分、76分) 小笠原満男 (68分) 11月7日 日本 1-0 シンガポール 玉田圭司(13分) ・最終予選 【2005年】 2月9日 日本 2-1 北朝鮮 小笠原満男(4分) 大黒将志(90+1分) 3月30日 日本 1-0 バーレーン オウンゴール(71分) ◆南アフリカW杯(2010) ・3次予選 【2008年】 2月6日 日本 4-1 タイ 遠藤保仁(21分) 大久保嘉人(54分) 中澤佑二(66分) 巻誠一郎(90+1分) 6月22日 日本 1-0 バーレーン 内田篤人(90分) ・最終予選 【2008年】 10月15日 日本 1-1 ウズベキスタン 玉田圭司(40分) 【2009年】 3月28日 日本 1-0 バーレーン 中村俊輔(47分) ◆ブラジルW杯(2014) ・3次予選 【2011年】 9月2日 日本 1-0 北朝鮮 吉田麻也(90+4分) ・最終予選 【2012年】 6月3日 日本 3-0 オマーン 本田圭佑(11分) 前田遼一(51分) 岡崎慎司(54分) 6月8日 日本 6-0 ヨルダン 前田遼一(18分) 本田圭佑(21分、30分、53分) 香川真司(35分) 栗原勇蔵(89分) 9月11日 日本 1-0 イラク 前田遼一(25分) 【2013年】 6月4日 日本 1-1 オーストラリア 本田圭佑(90+1分) ◆ロシアW杯(2018) ・2次予選 【2015年】 6月16日 日本 0-0 シンガポール 9月3日 日本 3-0 カンボジア 本田圭佑(28分) 吉田麻也(50分) 香川真司(61分) 【2016年】 3月24日 日本 5-0 アフガニスタン 岡崎慎司(43分) 清武弘嗣(58分) オウンゴール(63分) 吉田麻也(74分) 金崎夢生(78分) 3月29日 日本 5-0 シリア オウンゴール(17分) 香川真司(66分、90分) 本田圭佑(86分) 原口元気(90+3分) ・最終予選 【2016年】 9月1日 日本 1-2 UAE 本田圭佑(11分) 10月6日 日本 2-1 イラク 原口元気(25分) 山口螢(90+5分) 11月15日 日本 2-1 サウジアラビア 清武弘嗣(45分) 原口元気(70分) 【2017年】 3月28日 日本 4-0 タイ 香川真司(8分) 岡崎慎司(19分) 久保裕也(62分) 吉田麻也(83分) ◆カタールW杯(2022) ・2次予選 【2019年】 10月10日 日本 6-0 モンゴル 南野 拓実(22分) 吉田 麻也(29分) 長友 佑都(33分) 永井 謙佑(40分) 遠藤 航(56分) 鎌田 大地(82分) ・最終予選 【2021年】 10月12日 日本 2-1 オーストラリア 田中碧(8分) オウンゴール(86分) <span class="paragraph-title">【動画】2年前は埼スタでどこと戦った?日本代表がゴールショー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="zCMNw8VBJw0";</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2021.10.15 06:35 Fri

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マキシ・ロペスが元妻ワンダ・ナラとディナーに…かつてイカルディと不倫され離婚も「幸せであり続けて欲しい」

マキシ・ロペス氏が元妻であるワンダ・ナラ氏とのディナーに出かけた。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 バルセロナやサンプドリアなどで活躍したアルゼンチンの元サッカー選手、マキシ・ロペス氏。2008年にワンダ・ナラ氏と結婚し、3人の息子を授かったが、ナラ氏が自身の元チームメイトである元アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディとの不倫関係にあることが発覚し、2013年に離婚した。 一方、ナラ氏といえば、イカルディとの2度目の結婚後は代理人としても振る舞い、夫のクラブに金銭面での難癖をつけて首脳陣やファンから毛嫌いされる存在に。このような元妻をロペス氏が完全に見放しても不思議ではない。 しかし、前述の通り、両者の間には3人の息子が。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、ロペス氏は先日、ナラ氏と息子3人とともにブエノスアイレス市内にあるレストランへとディナーに出かけたという。 レストランまで押しかけた報道陣のインタビューに応じたロペス氏は「1人の良い親でありたい。彼らが幸せであり続けることを望んでいるよ。それ以上に望むものはない」と、元妻と親権を持たない息子3人を思いやった。 一方で、自身の妻を“略奪”したイカルディについては「イカルディとのディナー? ありえない。彼女や子どもたちと同じテーブルを囲むことには躊躇しないが、あの男と私が同席することはできない」と突き放した。 ロペス氏は現役時代、ナラ氏との離婚後に対戦相手として相見えたイカルディに対し、キックオフ前の握手を拒否したことがある。不倫された元妻への恨みはなくとも、奪っていった男への憎悪はいつまでも消えないようだ。 なお、ナラ氏は昨年9月にイカルディとの離別を発表。未だ正式な離婚は成立していないとされるが、選手と代理人の関係は崩壊済みだといわれている。 <span class="paragraph-title">【動画】マキシ・ロペスとワンダ・ナラ、元夫婦が息子3人とともに再会...報道陣が押し寄せる</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr"> Wanda Nara y Maxi López juntos en un restaurante en Palermo<br><br> La empresaria entró con Kennys Palacios.<br><br>Cc <a href="https://twitter.com/hashtag/LAM?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#LAM</a> en América TV <a href="https://twitter.com/elejercitodelam?ref_src=twsrc%5Etfw">@elejercitodelam</a> <a href="https://twitter.com/AngeldebritoOk?ref_src=twsrc%5Etfw">@AngeldebritoOk</a> <a href="https://t.co/o6QBhyWhaD">pic.twitter.com/o6QBhyWhaD</a></p>&mdash; América TV (@AmericaTV) <a href="https://twitter.com/AmericaTV/status/1651386103767629827?ref_src=twsrc%5Etfw">April 27, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.05.01 19:01 Mon
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バレンシア、ビッグクラブが関心の逸材DFガシオロフスキと2027年まで契約延長

バレンシアは26日、U-19スペイン代表DFヤレク・ガシオロフスキ(20)との契約を2027年6月30日まで延長したことを発表した。 ポーランド人の父親とスペイン人の母親を持ちスペインで生まれ育ったガシオロフスキは、192cmの体躯を誇る左利きのDF。7歳でバレンシアのカンテラに加入し、リザーブチームのバレンシアBでのプレーを経て2023年10月に行われたマジョルカ戦でトップチームデビュー。 これまでトップチームでは、公式戦34試合に出場しており、今季もラ・リーガ14試合を含む公式戦18試合に出場している。また、U-19スペイン代表の主力としても活躍しており、昨夏に行われたU-19欧州選手権では優勝に大きく貢献した。 現在はセンターバックを主戦場としているが、元々はサイドバックでプレーしていたこともあり、バレンシアのトップチームではセンターバック、左サイドバックの両方でプレーしている。恵まれた体躯通りの空中戦の強さに加え、サイズを感じさせないスピードを兼備するフィジカルアスリートで、出足鋭いアグレッシブな対人守備を持ち味とする。 判断や精度という部分に伸びしろを残すが、後方からの配球や積極果敢なドライブなど攻撃に関与する意識も高い現代型のDF。セットプレー時はターゲットマンとしても有能だが、ロングスローも武器としている。 以前にはアーセナルやトッテナム、ユベントス、インテルといったビッグクラブからの関心が報じられていたガシオロフスキだが、かねてより残留の意向を示しており、自身を育ててくれたクラブとの新契約を決断した。 2025.02.27 12:30 Thu
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10年前、当時21歳のベイルがCLで覚醒…!インテル相手に記録した衝撃のハットトリック【CL名場面プレイバック】

20日、遂に新シーズンの幕が上がったチャンピオンズリーグ(CL)。今まで数多くの名場面が生まれてきたが、その中でも選りすぐりの名場面を振り返る。今回は、トッテナム時代のウェールズ代表FWガレス・ベイルが今から10年前に見せた驚愕のハットトリックだ。 育成の名門サウサンプトンで育ったベイルは2007年夏にトッテナムに加入。当初は左サイドバックとしてプレーしていたが、2010-11シーズンに一列前で起用されるようになると、その攻撃力が爆発した。 <div id="cws_ad">◆10年前、伝説となったベイルのサン・シーロでの夜<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJiUGM1dHM4WSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> ベイルがその才能を覚醒させるきっかけの1つとなった試合が、2010年10月20日にサン・シーロで行われたCLグループリーグのインテル戦だった。 試合は開始2分でインテルが先制すると、その後8分にはトッテナムのGKエウレリョ・ゴメスが一発退場。10人になったトッテナムは前半だけで4失点と数的不利を背負うという絶望的な状況に置かれた。 しかし後半、ベイルが覚醒する。52分に自陣でボールを持ったベイルがドリブルを開始。相手を寄せ付けない高速ドリブルでぐんぐん加速し、あっという間にボックス左に侵入すると、そのまま左足を振りぬいてシュートを放つ。ゴール右下の完璧なコースに鋭いシュートを突き刺して1点を返した。 その後は膠着状態が続いたものの90分、左サイドのスペースで味方からのボールを得たベイルが、またも高速ドリブルでボックス左に侵入。1点目とほぼ同じ位置からシュートを放つと、再びゴール右下のコースにシュートを突き刺して2点目を奪った。 直後の92分、中央突破に成功したMFアーロン・レノンがペナルティアーク内までボールを運ぶと、ボックス内のベイルにパスを送る。このパスを受けたベイルが再びゴール右下にシュートを突き刺し、1点差に迫る3点目を記録した。 トッテナムの反撃もここまでとなり、試合は4-3でインテルが制したが、当時世界最高のサイドバックの一人であった元ブラジル代表DFマイコンの守るインテルの右サイドを完全に圧倒してのハットトリックは世界に衝撃を与えた。 その後、天職とも言えるポジションを手にしたベイルは、トッテナムの攻撃を牽引し、ワールドクラスのアタッカーへと成長を遂げる。2013年夏にレアル・マドリーへ巨額の移籍金で加入し、数々のタイトルを勝ち取ったベイルは、今シーズンからブレイクを果たしたトッテナムに復帰した。ベイル擁するトッテナムは今季、CL出場を逃しているものの、チームを再びCLの舞台に導く活躍に期待だ。 2020.10.21 20:15 Wed
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【CL決勝 プレビュー】シティ悲願の初優勝か、インテルの13季ぶり4度目の優勝か? 英王者盤石もシモーネがカップ戦での手腕発揮か

チャンピオンズリーグ(CL)決勝、マンチェスター・シティvsインテルが、日本時間10日28:00にイスタンブールのアタテュルク・オリンピヤト・スタドゥでキックオフされる。 2008年のカタール人オーナーの買収以降、国内で獲得可能なすべてのタイトルを獲得してきたシティ。しかし、2020-21シーズンの準優勝を始め、近年は毎年のように優勝候補に挙がりながらも悲願のビッグイヤー制覇はいまだに成し遂げられず。それでも、グアルディオラ体制7年目のチームは、悲願達成に大きく近づく。 今シーズンのグループステージではドルトムント、セビージャ、コペンハーゲンと同居したグループGを4勝2分けの無敗で首位通過。ドルトムントに続き、ドイツ勢との連戦となったラウンド16ではRBライプツィヒを相手に、FWハーランドの1試合5ゴールの離れ業などで驚愕の2戦合計8-1の圧勝。続く準々決勝では指揮官の古巣にして、優勝候補であるバイエルンを2戦合計4-1で撃破した。 準決勝では昨季王者のレアル・マドリーと対戦。昨季と同じ舞台でリベンジを期したペップのチームは、初戦こそ1-1のドローで終えたものの、ホームでの2ndレグでは2ゴールを挙げたMFベルナルド・シウバを筆頭に相手を凌駕する圧巻のパフォーマンスで4-0の完勝。王者を沈めて3シーズンぶりのファイナルへ駒を進めた。 そして、今季ここまでプレミアリーグ、FAカップをすでに制したシチズンズは、悲願のビッグイヤー初制覇と共にイングランド勢では1998-99シーズンに宿敵マンチェスター・ユナイテッドが唯一達成しているトレブル達成を目指す。 対するインテルはジョゼ・モウリーニョ監督の下でイタリア史上初のトリプレーテを達成した2009-10シーズン以来、通算4度目のCL制覇を狙う。 今シーズンのグループステージではバイエルン、バルセロナ、ビクトリア・プルゼニと同居したグループCに。組み合わせ決定後は本命バイエルン、超大型補強を敢行したバルセロナに次ぐ3番手の評価となったが、スカッド大幅刷新で安定感を欠いた今季スペイン王者を1勝1分けで退けて2位での突破を決めた。決勝トーナメントではポルト、ベンフィカとポルトガルの2強との連戦となった中、勝負強さ光る戦いぶりでいずれも1勝1分けの戦績で勝ち上がってきた。 準決勝では今季セリエA王者を退けたミランとの18シーズンぶりのCLミラノ・ダービーが実現。当時、リーグ戦での順位は昨季セリエA王者に劣っていたが、1stレグをFWジェコとMFムヒタリアンの元ローマコンビのゴールで完勝すると、2ndレグではエースFWラウタロ・マルティネスのゴールを守り切ってウノゼロ勝利。2戦連続の完勝で見事にファイナル進出を成し遂げた。 また、一時トップ4圏外に沈んだリーグ戦では終盤戦の復調とユベントスの勝ち点10剥奪の恩恵もあって最終的に3位フィニッシュ。来季のCL出場権確保に成功した。そのため、今回の大一番では余計な重圧を排除し、コッパ・イタリアに続くシーズン2冠という純粋な目標にチャレンジできる形だ。 なお、両チームは意外にも公式戦での対戦は今回が初となる。ただ、インテルには唯一の古巣対戦となるジェコに加え、DFダルミアン、ムヒタリアン、FWルカクと元ユナイテッドの3選手が主力を担っている。 下馬評ではスカッドの質、指揮官の経験を含めシティの圧倒的優位が伝えられるが、インザーギ監督はカップ戦や一発勝負のコンペティションに無類の強さを見せており、ラツィオ時代の2016-17シーズンのコッパ・イタリア決勝ではユベントスに敗れたものの、それ以外のコッパの3度の決勝、4度のスーペル・コッパで全勝。その卓越した勝負強さで番狂わせを狙う。 ◆マンチェスター・シティ◆ 【3-2-4-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230609_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:エデルソン DF:ウォーカー、ルベン・ディアス、アカンジ MF:ストーンズ、ロドリ MF:ベルナルド・シウバ、デ・ブライネ、ギュンドアン、グリーリッシュ FW:ハーランド 負傷者:なし 出場停止者:なし 出場停止者、負傷者ともになし。フィットネスに問題を抱えていたウォーカーも前日のチームトレーニングに参加しており、万全のスカッドで大一番に臨めるはずだ。 システムに関しては攻撃時にセンターバックのストーンズをロドリの脇に上げる可変式の[3-2-4-1]の採用が濃厚だ。スタメンは前述の11名を予想するが、DFアケやMFフォーデン、FWマフレズらの起用も考えられる。 ◆インテル◆ 【3-5-2】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230609_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:オナナ DF:ダルミアン、アチェルビ、バストーニ MF:ダンフリース、バレッラ、ブロゾビッチ、チャルハノール、ディマルコ FW:ジェコ、ラウタロ・マルティネス 負傷者:MFムヒタリアン、FWホアキン・コレア 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては共に負傷離脱していたムヒタリアンとコレアがトレーニング復帰したが、いずれもスタートからの起用は難しいようだ。 システムはメインシステムの[3-5-2]の採用で間違いない。スタメンはムヒタリアンのベンチスタートが濃厚であるため、バックラインと中盤は前述のメンバーの起用が確実だ。注目はラウタロの相棒で、直近のコンディションではルカクがハイパフォーマンスを継続しているが、より攻守のバランスで勝る古巣対戦のベテランストライカーの継続起用が見込まれる。 ★注目選手 ◆マンチェスター・シティ:MFロドリ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230609_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ベンチで味わった屈辱を晴らす決勝に。今回の大一番では得点王確実のハーランドや司令塔デ・ブライネ、戦術の要であるストーンズに注目が集まるところだが、シティのオーガナイザーのパフォーマンスに注目したい。 加入4年目のシティで最も替えが利かない選手の一人となった191㎝の大型ピボーテは、今季ここまで公式戦55試合に出場。ポジション争いのライバルと目されたMFフィリップスの低調な出来によって、指揮官は多くの試合で同胞MFをほぼフル稼働させている。 卓越した戦術眼とポジショニングセンスに、シーズンを重ねるごとにフィジカルの力強さを増す26歳は、中盤の底から的確な配球、セカンドボールの回収、フィルター役と難しい役割を事もなげにこなし、インサイドハーフに加え、多才なサイドバックやセンターバックに自由を享受させる黒子の役割が光る。さらに、攻撃時にはパワフルなミドルシュート、セットプレーのターゲットでも存在感を放つ。 現在は指揮官から最も信頼を受けるロドリだが、2020-21シーズンのチェルシーとのCLファイナルではシーズンを通して主力として起用されながらも、準々決勝2ndレグに続いて決勝では出場なしに終わり、ベンチでチームの敗戦を見守る屈辱を味わった。それだけに、今回の大一番に懸ける気持ちは誰よりも強いはずだ。 試合ではセンターバックと共に相手2トップに制限をかけつつセカンドボールの回収役、攻撃では相手の守り方次第ではあるが、ストーンズやギュンドアンと共にボールの循環の中心を担い、クリーンなパスを前線の選手に効果的に届けたい。 ◆インテル:FWラウタロ・マルティネス <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230609_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> エース、カピターノとしてチームを優勝に導けるか。守勢が見込まれる今回の決勝においては、ハーランドと対峙するアチェルビや守護神オナナら守備陣のハイパフォーマンスが必須となるが、やはりエースストライカーに注目したい。 加入3年目以降はセリエAで3シーズン連続15ゴール以上を記録し、今シーズンも得点王には及ばなかったものの、21ゴールで3位フィニッシュに貢献したネッラズーリの絶対的なエース。ただ、対戦相手のレベルが上がるCLの舞台では今季も12試合3ゴールとやや物足りない数字にとどまる。それでも、コッパ・イタリアやスーペル・コッパといったタイトルが懸かる大一番では決定的な仕事を果たしており、この一戦においても勝負強さを発揮することが求められる。 試合を通してボールを握られる展開が続く中、チームとしてはジェコやルカクを狙ったロングボール、自陣でパスを引っかけた際のロングカウンターが攻撃の軸となる。その中で中盤に落ちての引き出し役、ハイラインの背後を狙う動きがメインとなるが、ウォーカーやルベン・ディアス、ロドリといったタフな守備者を相手にアルゼンチン代表FWがどこまで優位に進められるかがインテル勝利のカギを握る。 先のカタール・ワールドカップではチームとして優勝を果たしたものの、個人としては今回の対戦相手であるFWアルバレスに主役の座を奪われており、今回のファイナルでは自らが主役となって溜飲を下げたい。 2023.06.10 12:38 Sat
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インテル栄光のエース…ディエゴ・ミリート氏がCL制覇を懐かしむ 表彰式でR・マドリー会長から「キミはウチに来るべき」

元アルゼンチン代表FWのディエゴ・ミリート氏が、インテル時代のチャンピオンズリーグ(CL)制覇を懐かしんだ。 2009-10シーズン、インテルに45年ぶりの欧州制覇、2024年現在イタリア勢最後の欧州制覇をもたらしたストライカー、D・ミリート。 チャンピオンズリーグ(CL)決勝戦、バイエルン戦で2得点を叩き込み、2-0勝利のインテルは欧州王者に。D・ミリート氏はUEFA年間最優秀選手、セリエA年間最優秀選手に輝いた。 地球上の全インテリスタが崇めるアルゼンチン人FWは現在45歳。母国のTV番組『TyC』に出演し、伝説のCL準決勝、決勝を懐かしんだ。 「サッカー少年の夢が凝縮されたファイナルだったね。だが、準決勝も思い出深い。あの準決勝で当時のペップ・バルサ、弟(※)の所属するバルセロナを撃破した時点で、我々インテルの優勝を確信していたと記憶する」 (※)ガブリエル・ミリート 「準決勝の前夜、両親もアルゼンチンから欧州へ来ていてね。インテルが滞在するホテルにも来て、私が会いに行ったら、そこへ監督のジョゼ・モウリーニョだ(笑)」 「モウは両親に『バルサとインテル、どちらを応援してくれますかね?』なんてニヤニヤしながら聞いていた(笑) まったく面白い男だよ。外ではいつも、選手の重圧を取り除くために悪者を演じるんだが(笑) それがモウリーニョだ」 そして、栄冠を掴んだサンティアゴ・ベルナベウでの決勝戦。表彰式ではメダル授与を担ったレアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長から、わずか数秒間の短い会話で、2010年夏の加入を促されたという。 「かの有名なペレス会長は私に『おめでとう』と語りかけ、続け様に『やはりキミはレアル・マドリーの一員になるべきだ』と言ったんだ」 「本気で私の獲得を目指していることは、あの日に前後して知っていた。レアル・サラゴサ時代のにもアプローチされ、ベルント・シュスター(当時監督)からも電話が来ていたよ。結局はインテルが譲らなかったということだ」 D・ミリート氏は最後に、古巣で自身の系譜を受け継ぐアルゼンチン人エース、ラウタロ・マルティネスにエールを送った。 「いまの私は、ラウタロに想いを馳せる。すでに私なんかと比べ物にならないほどの存在だよ。いつの日か、彼はインテルでバロンドールを受賞するかもしれないね。私にできないこと全てが、ラウタロにはできてしまう」 2024.11.13 17:15 Wed

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