今回ばかりは本当に侮れない? 中国代表が事前合宿から来日へ…前回W杯最終予選で日本撃破の指揮官が周到な準備

2024.08.15 16:20 Thu
中国代表のブランコ・イバンコビッチ監督、前職はオマーン代表だ
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中国代表のブランコ・イバンコビッチ監督、前職はオマーン代表だ
中国代表が万全の体制で来日するようだ。
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9月5日に日本代表と対戦する中国代表。この一戦は、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のグループC第1節で、会場は埼玉スタジアム2002。ホームで迎える日本にとって同予選初戦のマストは勝ち点3だ。
日本代表にとって怖い存在は、中国代表のブランコ・イバンコビッチ監督。

今年2月までオマーン代表を4年間率い、前回の最終予選初戦(2021年9月2日)で日本代表を1-0と撃破した、あのクロアチア人指揮官だ。
当時、イバンコビッチ監督率いるオマーンは[4-3-1-2]のブロックで日本の攻撃を零封し、88分の一発で勝負アリ。現中国代表も同監督就任前から[4-3-1-2]を基本システムとし、今回ばかりは本当に侮れないと見るべきだ。

また、中国『新浪』によると、中国チームは9月5日の決戦に向け、8月23日から全選手が合流し、国内で合宿。国内組の選手が大半ゆえになせることであり、3年前のオマーンも、約2週間の国内合宿を経て、来日していた。

また、合宿地は日本へのアクセスが良い「大連」。大連国際空港から成田空港までは3時間ちょっとと大変近く、中国チーム一行は9月2日早朝に日本へ出発予定。同日夜には東京都内で練習を行うためだという。

イバンコビッチ監督はここ最近、中国スーパーリーグ各クラブの練習・試合に足繁く通い、選手らを入念に視察。今週末に北京国安、そして上海申花と上海海港によるダービーへ足を運んだあと、9月のメンバーを確定するそうだ。

イラン代表指揮官時代(2005年)にも最終予選で日本を撃破したことのあるイバンコビッチ監督…決戦まで、あと3週間だ。

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中国代表2度目のW杯出場はまたも夢と散る? 5〜6位で予選敗退「70.7%」か

中国の人工知能スタートアップは、中国代表が2026年W杯の出場権を逃すと予測。『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』が伝える。 中国代表は現在、アジア最終予選C組で最下位。25日の第8節・オーストラリア代表戦(H)で敗れた場合、本大会ストレートインの「2位以内」は消滅し、残り2試合で「3〜4位」でのアジアプレーオフ進出を目指すこととなる。 中国で新興AIの筆頭格とされるDeepSeek(ディープシーク)は、0-1と敗れた20日のサウジアラビア代表戦を前にし、中国代表が「2位以内」に入る可能性を「2.6%」と予測。また、「5〜6位」でプレーオフにも進めず夢破れる可能性は「70.7%」と算出したとのことだ。 2002年日韓大会以来、6大会ぶり2度目のW杯出場を目指す中国代表。今予選は3連敗からスタートしたのち、接戦を制して2連勝も。しかし、その戦いぶりは現実的に厳しそうである。 2025.03.25 16:41 Tue

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