ユーロ優勝後の問題行動でロドリ&モラタに1試合の出場停止処分…「ジブラルタルはスペイン」が大問題に
2024.08.07 20:45 Wed
ユーロ2024優勝後に侮辱するチャントを歌っていたスペイン代表FWアルバロ・モラタ、MFロドリに対して、欧州サッカー連盟(UEFA)が処分を下した。
これに対し、ジブラルタルサッカー協会(GFA)は一連の発言を非難する声明を発表。UEFAに公式な抗議を行う旨を通知していた。
UEFAは「一般行動原則の不遵守、善行の基本規則への違反、スポーツイベントをスポーツ以外のイベントに利用したこと」として2人への処分を決定。共に1試合の出場停止処分を下すこととなり、9月5日に予定されているUEFAネーションズリーグのセルビア代表戦で適用されることになるという。
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モラタとロドリは、マドリードのシベーレス広場で行われたユーロ優勝を祝う祝賀会で、多くのスペイン国民を前に「ジブラルタルはスペインのものだ」と叫ぶことに。これが大きな問題に発展した。イベリア半島の南東端に突き出した小半島のジブラルタルは、16世紀よりスペイン、18世紀よりイギリスの占領下にあるが、その領有権を巡り今もイギリスとスペインの間に争いが今回のユーロ決勝はその当事者同士の対戦ということもあり、ロドリとモラタによる前述の発言があった。UEFAは「一般行動原則の不遵守、善行の基本規則への違反、スポーツイベントをスポーツ以外のイベントに利用したこと」として2人への処分を決定。共に1試合の出場停止処分を下すこととなり、9月5日に予定されているUEFAネーションズリーグのセルビア代表戦で適用されることになるという。
なお、UEFAの制裁に関して、GFAは声明を発表。「GFAの申し立てを受け、スペイン代表のロドリ、アルバロ・モラタに1試合の出場停止処分を科すというUEFAの決定を歓迎する」とし、「この出場停止処分は、スペインのユーロ2024優勝後の祝賀会中に両選手がジブラルタルに対して攻撃的で挑発的なチャントをしたことと関係している」と説明した。
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