【ラ・リーガ開幕節プレビュー】王者レアル・マドリーは2部王者アルメリア戦! 久保はソシエダデビューなるか
2022.08.12 21:00 Fri
2022-23シーズンのラ・リーガが8月12日(金)に開幕を迎える。昨シーズンは中盤戦以降に独走態勢に入ったレアル・マドリーが2シーズンぶり35度目の優勝を決めたが、今シーズンのラ・リーガの覇権争いを占う開幕節はいかなる結果となるか…。
2度目の就任となったアンチェロッティ監督の下で昨季のプリメーラ王者に輝いたレアル・マドリーは、連覇に向けた今季の初陣で昨季セグンダ王者のアルメリアと対戦する。
今夏の移籍市場ではMFチュアメニ、DFリュディガーの2選手の補強にとどまり、シーズン3冠を達成した昨季の継続路線を歩むエル・ブランコ。リーグ開幕に先駆けて10日に行われたUEFAスーパーカップではヨーロッパリーグ(EL)王者のフランクフルトを圧倒し、DFアラバとエースFWベンゼマのゴールによって2-0の快勝。シーズン6冠を目指す中で幸先よく今季最初のタイトルを獲得した。
そのフランクフルト戦では昨季チャンピオンズリーグ(CL)制覇を成し遂げたチームへのリスペクトもあり、リバプールとの決勝と全く同じスタメンを採用したが、中3日の日程で行われる開幕戦ではMFカマヴィンガやFWロドリゴ、前述の新戦力2選手がスタメンデビューを飾る可能性もある。
一方、8年ぶりのプリメーラ復帰となったアルメリアはプリメーラ王者をホームに迎える開幕戦で大番狂わせを狙う。レアル・マドリー相手に劣勢は必至と思われるが、粘り強く守備をしながら昨季セグンダで18ゴールを挙げたFWサディクらの一発に賭けたい。
今夏の移籍市場では新スポンサー契約や今後のテレビ放映権の一部売却で6億ユーロ以上の資金調達を図り、FWレヴァンドフスキ、FWハフィーニャ、DFクンデら数選手を獲得する大型補強を敢行。プレシーズンではその新戦力が早速フィットし、好調を維持している。ただ、ラ・リーガのサラリーキャップの問題で新戦力を含め主力数名を登録できず。クラブ首脳は最終的な登録を楽観視しているものの、13日のラージョ戦で新戦力がプレーできるかは不透明な状況だ。
一昨シーズンの王者で昨季は3位に甘んじたアトレティコ・マドリーは、ヘタフェとのマドリード自治州ダービーで巻き返しを図るシーズンをスタートする。シメオネ体制11年目のコルチョネロスは、DFモリーナやMFヴィツェルらを補強したものの、基本的には昨季の戦いがベースとなる。プレシーズンはマンチェスター・ユナイテッド、ユベントスを破るなどまずまずの仕上がりを見せており、昨季対戦で苦戦を強いられたキケ・フローレス率いる曲者相手にきっちり勝ち切りたいところだ。
また、現時点で今季のラ・リーガで唯一プレーするMF久保建英は、レアル・マドリーから完全移籍したレアル・ソシエダでのデビュー戦に臨む。プレシーズンは右ウイングを主戦場にまずまずのパフォーマンスでアピールを見せており、今回のカディス戦ではスタメンでのデビューも期待されるが、チームが昨季後半戦で採用していた[4-3-1-2]で臨むとの現地報道もあり、その場合はベンチからのスタートとなるかもしれない。
フライデーナイトの開幕カードとなったオサスナ戦に臨む昨季4位のセビージャは、難敵相手に白星発進を目指す。今夏にDFジエゴ・カルロス、クンデの主力センターバック2人が移籍した中、ガラタサライからDFマルコンを獲得したが、この開幕戦ではDFレキク、DFグデリがセンターバックでコンビを組む見込みだ。また、新加入組ではMFイスコ、マルコンが招集外となっているが、DFアレックス・テレスがメンバー入りを果たしている。
その他ではガットゥーゾのバレンシア、ディエゴ・マルティネスのエスパニョール、バルベルデのアスレティック・ビルバオという新指揮官の初陣、バジャドリーとジローナの昇格組の戦いにも注目したい。
《ラ・リーガ開幕節》
▽8/12(金)
《28:00》
オサスナ vs セビージャ
▽8/13(土)
《24:00》
セルタ vs エスパニョール
《26:00》
バジャドリー vs ビジャレアル
《28:00》
バルセロナ vs ラージョ
▽8/14(日)
《24:30》
カディス vs レアル・ソシエダ
《26:30》
バレンシア vs ジローナ
《29:00》
アルメリア vs レアル・マドリー
▽8/15(月)
《24:30》
アスレティック・ビルバオ vs マジョルカ
《26:30》
ヘタフェ vs アトレティコ・マドリー
《28:30》
ベティス vs エルチェ
2度目の就任となったアンチェロッティ監督の下で昨季のプリメーラ王者に輝いたレアル・マドリーは、連覇に向けた今季の初陣で昨季セグンダ王者のアルメリアと対戦する。
今夏の移籍市場ではMFチュアメニ、DFリュディガーの2選手の補強にとどまり、シーズン3冠を達成した昨季の継続路線を歩むエル・ブランコ。リーグ開幕に先駆けて10日に行われたUEFAスーパーカップではヨーロッパリーグ(EL)王者のフランクフルトを圧倒し、DFアラバとエースFWベンゼマのゴールによって2-0の快勝。シーズン6冠を目指す中で幸先よく今季最初のタイトルを獲得した。
一方、8年ぶりのプリメーラ復帰となったアルメリアはプリメーラ王者をホームに迎える開幕戦で大番狂わせを狙う。レアル・マドリー相手に劣勢は必至と思われるが、粘り強く守備をしながら昨季セグンダで18ゴールを挙げたFWサディクらの一発に賭けたい。
盤石のレアル・マドリーから覇権奪還を目指す昨季2位のバルセロナは、昨季のカンプ・ノウでの対戦で屈辱の敗戦を喫したラージョ・バジェカーノを相手に白星発進を目指す。
今夏の移籍市場では新スポンサー契約や今後のテレビ放映権の一部売却で6億ユーロ以上の資金調達を図り、FWレヴァンドフスキ、FWハフィーニャ、DFクンデら数選手を獲得する大型補強を敢行。プレシーズンではその新戦力が早速フィットし、好調を維持している。ただ、ラ・リーガのサラリーキャップの問題で新戦力を含め主力数名を登録できず。クラブ首脳は最終的な登録を楽観視しているものの、13日のラージョ戦で新戦力がプレーできるかは不透明な状況だ。
一昨シーズンの王者で昨季は3位に甘んじたアトレティコ・マドリーは、ヘタフェとのマドリード自治州ダービーで巻き返しを図るシーズンをスタートする。シメオネ体制11年目のコルチョネロスは、DFモリーナやMFヴィツェルらを補強したものの、基本的には昨季の戦いがベースとなる。プレシーズンはマンチェスター・ユナイテッド、ユベントスを破るなどまずまずの仕上がりを見せており、昨季対戦で苦戦を強いられたキケ・フローレス率いる曲者相手にきっちり勝ち切りたいところだ。
また、現時点で今季のラ・リーガで唯一プレーするMF久保建英は、レアル・マドリーから完全移籍したレアル・ソシエダでのデビュー戦に臨む。プレシーズンは右ウイングを主戦場にまずまずのパフォーマンスでアピールを見せており、今回のカディス戦ではスタメンでのデビューも期待されるが、チームが昨季後半戦で採用していた[4-3-1-2]で臨むとの現地報道もあり、その場合はベンチからのスタートとなるかもしれない。
フライデーナイトの開幕カードとなったオサスナ戦に臨む昨季4位のセビージャは、難敵相手に白星発進を目指す。今夏にDFジエゴ・カルロス、クンデの主力センターバック2人が移籍した中、ガラタサライからDFマルコンを獲得したが、この開幕戦ではDFレキク、DFグデリがセンターバックでコンビを組む見込みだ。また、新加入組ではMFイスコ、マルコンが招集外となっているが、DFアレックス・テレスがメンバー入りを果たしている。
その他ではガットゥーゾのバレンシア、ディエゴ・マルティネスのエスパニョール、バルベルデのアスレティック・ビルバオという新指揮官の初陣、バジャドリーとジローナの昇格組の戦いにも注目したい。
《ラ・リーガ開幕節》
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