バレンシア、ゲデスのスーペルゴラッソでアスレティック退け3季ぶりの決勝進出!《コパ・デル・レイ》
2022.03.03 07:35 Thu
コパ・デル・レイ準決勝2ndレグ、バレンシアvsアスレティック・ビルバオが2日にメスタージャで行われ、ホームのバレンシアが1-0で勝利した。この結果、2戦合計2-1としたバレンシアの決勝進出が決定した。
先月10日に行われた1stレグはホームのアスレティックがラウール・ガルシアのゴールで先制も、マキシ・ゴメスの退場という逆境を撥ね退けたバレンシアがウーゴ・ドゥロのゴールで追いつき1-1のドローに終わった。
優勝した2018-19シーズン以来の決勝進出を目指すバレンシアは、先週末に行われたマジョルカ戦を1-0で競り勝ち、ラ・リーガ8試合ぶりの白星を奪取。良い形で今回のホームゲームを迎えた。
一方、3シーズン連続のファイナル進出を目指すアスレティックは、先週末のバルセロナ戦で0-4の完敗。ただ、ムニアインやベレンゲルら多くの主力を温存しており、フレッシュな状態で敵地に乗り込んだ。
試合前のチームバス入場の段階から情熱溢れるメスタージャで幕を開けたファイナル進出を懸けた運命の2ndレグは、立ち上がりから球際でバチバチとやり合う激しい展開に。
中盤での潰し合いが目立つ中、前半半ば過ぎにはバレンシアにアクシデント発生。負傷したガヤがプレー続行不可能となり、ラトがスクランブル投入された。
頼れるカピタンの負傷交代によってやや動揺が見受けられるホームチームに対して、アスレティックがこの試合最初のビッグチャンスを迎える。41分、ムニアインからの絶妙なスルーパスに反応したイニャキ・ウィリアムズがボックス内に抜け出す。だが、ややボールコントロールにもたついてDF2枚に囲まれかけた中、何とか左足に持ち替えて放ったシュートはGKママルダシュビリの勇敢な飛び出しに阻まれた。
すると、ピンチの後にチャンスあり。この直後に今度はバレンシアに決定機が訪れる。43分、相手陣内右サイドで得たFKの場面でソレールがゴール前に入れたボールが撥ね返されると、ペナルティアーク手前でクリアボールを回収したゴンサロ・ゲデスが右に短く持ち出して右足を強振。この鋭いミドルシュートがゴール右隅を射抜き、ポルトガル代表FWのスーペル・ゴラッソでホームチームが均衡を破った。
さらに、畳みかけるホームチームは前半終了間際にも、得意のロングカウンターから左サイドを突破したブライアン・ヒルからのクロスをボックス右で拾ったソレールが強烈なシュート。だが、相手DFにディフレクトしたボールはGKアギレサバラのファインセーブに阻まれた。
バレンシアが2戦合計スコアで優位に立った中、運命の2ndレグは後半に突入。ビハインドを追うアウェイチームが積極的な入りを見せるが、バレンシアの[5-4-1]のコンパクトな守備ブロックを崩し切れない。
何とか早い時間帯に追いつきたいアスレティックは切り札のサンセト、ニコ・ウィリアムズをピッチに送り出して、より前がかる。70分にはボックス内でムニアインに絶好機が訪れるが、ボックス左でフリーで放った右足のシュートは枠を捉え切れず。
試合終盤にかけても白熱の攻防が続くが、互いに相手の強度の高い守備を前になかなか決定機まで持ち込むことができない。バレンシアのカウンターを水際で防ぎ何とか同点のチャンスを窺うアスレティックは、後半アディショナルタイムのセットプレーでこぼれ球に反応したユーリに最後のチャンスが訪れたが、左足のシュートは枠の左に外れ万事休す。
そして、難敵アスレティックの3シーズン連続のファイナル進出を阻んだバレンシアが、3シーズンぶりの決勝進出。決勝では翌日に試合を行うベティスvsラージョの勝者と対戦することになる。
先月10日に行われた1stレグはホームのアスレティックがラウール・ガルシアのゴールで先制も、マキシ・ゴメスの退場という逆境を撥ね退けたバレンシアがウーゴ・ドゥロのゴールで追いつき1-1のドローに終わった。
優勝した2018-19シーズン以来の決勝進出を目指すバレンシアは、先週末に行われたマジョルカ戦を1-0で競り勝ち、ラ・リーガ8試合ぶりの白星を奪取。良い形で今回のホームゲームを迎えた。
試合前のチームバス入場の段階から情熱溢れるメスタージャで幕を開けたファイナル進出を懸けた運命の2ndレグは、立ち上がりから球際でバチバチとやり合う激しい展開に。
しかし、拮抗した1stレグを踏襲するように互いに攻撃の局面ではあまりリスクを背負わず、ロングボールやカウンター主体の攻防が続く。
中盤での潰し合いが目立つ中、前半半ば過ぎにはバレンシアにアクシデント発生。負傷したガヤがプレー続行不可能となり、ラトがスクランブル投入された。
頼れるカピタンの負傷交代によってやや動揺が見受けられるホームチームに対して、アスレティックがこの試合最初のビッグチャンスを迎える。41分、ムニアインからの絶妙なスルーパスに反応したイニャキ・ウィリアムズがボックス内に抜け出す。だが、ややボールコントロールにもたついてDF2枚に囲まれかけた中、何とか左足に持ち替えて放ったシュートはGKママルダシュビリの勇敢な飛び出しに阻まれた。
すると、ピンチの後にチャンスあり。この直後に今度はバレンシアに決定機が訪れる。43分、相手陣内右サイドで得たFKの場面でソレールがゴール前に入れたボールが撥ね返されると、ペナルティアーク手前でクリアボールを回収したゴンサロ・ゲデスが右に短く持ち出して右足を強振。この鋭いミドルシュートがゴール右隅を射抜き、ポルトガル代表FWのスーペル・ゴラッソでホームチームが均衡を破った。
さらに、畳みかけるホームチームは前半終了間際にも、得意のロングカウンターから左サイドを突破したブライアン・ヒルからのクロスをボックス右で拾ったソレールが強烈なシュート。だが、相手DFにディフレクトしたボールはGKアギレサバラのファインセーブに阻まれた。
バレンシアが2戦合計スコアで優位に立った中、運命の2ndレグは後半に突入。ビハインドを追うアウェイチームが積極的な入りを見せるが、バレンシアの[5-4-1]のコンパクトな守備ブロックを崩し切れない。
何とか早い時間帯に追いつきたいアスレティックは切り札のサンセト、ニコ・ウィリアムズをピッチに送り出して、より前がかる。70分にはボックス内でムニアインに絶好機が訪れるが、ボックス左でフリーで放った右足のシュートは枠を捉え切れず。
試合終盤にかけても白熱の攻防が続くが、互いに相手の強度の高い守備を前になかなか決定機まで持ち込むことができない。バレンシアのカウンターを水際で防ぎ何とか同点のチャンスを窺うアスレティックは、後半アディショナルタイムのセットプレーでこぼれ球に反応したユーリに最後のチャンスが訪れたが、左足のシュートは枠の左に外れ万事休す。
そして、難敵アスレティックの3シーズン連続のファイナル進出を阻んだバレンシアが、3シーズンぶりの決勝進出。決勝では翌日に試合を行うベティスvsラージョの勝者と対戦することになる。
バレンシアの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
|
バレンシアの人気記事ランキング
1
バレンシア、ビッグクラブが関心の逸材DFガシオロフスキと2027年まで契約延長
バレンシアは26日、U-19スペイン代表DFヤレク・ガシオロフスキ(20)との契約を2027年6月30日まで延長したことを発表した。 ポーランド人の父親とスペイン人の母親を持ちスペインで生まれ育ったガシオロフスキは、192cmの体躯を誇る左利きのDF。7歳でバレンシアのカンテラに加入し、リザーブチームのバレンシアBでのプレーを経て2023年10月に行われたマジョルカ戦でトップチームデビュー。 これまでトップチームでは、公式戦34試合に出場しており、今季もラ・リーガ14試合を含む公式戦18試合に出場している。また、U-19スペイン代表の主力としても活躍しており、昨夏に行われたU-19欧州選手権では優勝に大きく貢献した。 現在はセンターバックを主戦場としているが、元々はサイドバックでプレーしていたこともあり、バレンシアのトップチームではセンターバック、左サイドバックの両方でプレーしている。恵まれた体躯通りの空中戦の強さに加え、サイズを感じさせないスピードを兼備するフィジカルアスリートで、出足鋭いアグレッシブな対人守備を持ち味とする。 判断や精度という部分に伸びしろを残すが、後方からの配球や積極果敢なドライブなど攻撃に関与する意識も高い現代型のDF。セットプレー時はターゲットマンとしても有能だが、ロングスローも武器としている。 以前にはアーセナルやトッテナム、ユベントス、インテルといったビッグクラブからの関心が報じられていたガシオロフスキだが、かねてより残留の意向を示しており、自身を育ててくれたクラブとの新契約を決断した。 2025.02.27 12:30 Thu2
最悪の時期だった…クーマン監督のバレンシア時代を振り返るホアキン、バルサ戦では「挨拶しない」
7日にバルセロナ戦が控えるベティスの元スペイン代表MFホアキンだが、バレンシア時代の指揮官であるロナルド・クーマン監督との間にいい思い出はなかったと、スペイン『El Larguero』のインタビューで語っている。 2006年から2011年にかけてバレンシアに在籍したホアキンは、2007-08シーズンに現バルセロナ指揮官のクーマン監督を師事していた。だが、オランダ人指揮官に率いられたバレンシアは、コパ・デル・レイこそ制覇したものの、リーグ戦ではわずか4勝しか挙げられず、シーズン途中の4月に解任されていた。 クーマン監督は就任当初、チームの中心メンバーだったGKサンティアゴ・カニサレスやFWミゲル・アンヘル・アングロ、MFダビド・アルベルダを戦力外とし、財政難に陥っていたクラブの改革に着手した。 その中でホアキンは主力として試合に出場したが、当時からその手腕には懐疑的な目を向けていたようだ。 「あれは私のキャリアの中で最高の経験とは言えないものだった。でも私はいつも『人間とはあらゆるものと共存していかなければならない。あの時がそうだったのだ』と言い聞かせてきた」 「正直僕はひどく傷ついたから、あまりこの話はしたくないんだ。幸い最悪な時期は長くは続かず、(コパ・デル・レイ優勝で)何とか挽回してシーズンを終えることができた。(今週末)私は彼に挨拶しないし、彼もしてこないだろう」 2020.11.03 20:17 Tue3
久保建英に「目を開けろ」「中国人」、人種差別発言のバレンシアファン2名に処分
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英へ人種差別的発言を行ったとして、バレンシアのファン2名が処分を受けることとなった。 事件が起きていたのは今年1月19日。ラ・リーガ第20節のバレンシアvsソシエダの一戦で発生した。 バレンシアのホームであるメスタージャでの試合。ピッチサイドでウォーミングアップしていた久保とアンデル・バレネチェアに対し、スタンドのバレンシアのファン数人が人種差別の言葉を投げかけていた。 久保に対しては「チノ、目を開けろ、中国人、お前は中国人だ!」と人種差別的な批判が行われると、「ETA、クソ野郎、爆弾を仕掛けろ!」 、「お尻に棒を突っ込んでしまった!」 、「ETA、彼らはあなたに爆弾を置き、頭を覆え!」とバスク出身のバレネチェアに投げかけたという。(ETAはバスク国民党から分離する形で設立された民族組織のこと) ソシエダ、バレンシア共に声明を発表していたが、国家暴力対策委員会がこの件を調査。この結果2名が特定され、4000ユーロ(約62万5000円)の罰金と、12カ月間のスポーツの試合会場へ立ち入りが禁じられることとなった。 <span class="paragraph-title">【動画】バレンシアのファンが久保建英らソシエダの選手に差別発言</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="es" dir="ltr">La Real Sociedad condena enérgicamente los insultos racistas y de otra índole que, desde uno de los fondos de Mestalla, varios aficionados valencianistas profirieron a algunos de nuestros futbolistas. <br><br>Tenemos claro que esos elementos no representan la grandeza de la entidad… <a href="https://t.co/xvjh9VjQ99">pic.twitter.com/xvjh9VjQ99</a></p>— Real Sociedad Fútbol (@RealSociedad) <a href="https://twitter.com/RealSociedad/status/1881357834224373896?ref_src=twsrc%5Etfw">January 20, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.03.04 21:45 Tue4
元スペイン代表GKカニサレス氏、5歳の息子の逝去を発表…「息子は平穏な中で旅立った」
▽かつてレアル・マドリーやバレンシアで活躍した元スペイン代表GKサンティアゴ・カニサレス氏(48)が23日に自身の5歳の息子であるサンティ君の逝去を明かした。カニサレス氏が自身の公式『ツイッター』で伝えた。 ▽カニサレス氏と妻のマイテ・ガルシアさんの間には現在、4人の子供がいる。その中でサンティ君は2013年に生まれた三つ子のうちの1人だった。以前から小児がんを患い闘病中だったサンティ君は、今月初めから容態が悪化しており、カニサレス氏も自身の仕事を休んで家族と共にサンティ君の傍で支えていた。 ▽しかし、カニサレス氏や家族の献身的なサポートも実らず、サンティ君は5歳という若さであまりにも早くその生涯を終えることになった。 ▽そして、カニサレス氏は23日、自身の公式ツイッター(@santicanizares)を通じて愛する息子の逝去を伝えた。 「私の息子サンティが亡くなりました。これまで私たち家族へのサポートや愛情を示してくれた人たちへの感謝を示すうえでも、このことを自分の口から伝える必要があると思っていました」 「息子は平穏な中で亡くなり、私たちと共に過ごしたこの5年間の中で自身に与えられた使命についても理解していたと思います」 ▽また、妻のマイテ・ガルシアさんも同日に自身の公式『インスタグラム』を更新。サンティ君がビーチで楽しそうにしている写真と共に愛息へのメッセージを伝えている。 「私にとっての愛、人生、天使。あなたが私に教えてくれたすべてのことに感謝しています。そして、私の元から離れていくあなたの平穏を心から願っています」 「私はこれからも呼吸しあなたのために生きていきます。私はいつでもあなたと共に。心から愛しています」 ▽なお、今回のサンティ君の突然の訃報を受けて、カニサレス氏がかつて所属したバレンシアは公式ツイッターを通じて、「バレンシアに関わるすべての人たちが悲劇的な喪失を負ったサンティアゴ・カニサレス氏とその家族へ強い抱擁を送りたいと思います」と哀悼のメッセージを投稿。同様にレアル・マドリーも「息子サンティを亡くしたサンティアゴ・カニサレス氏とその家族、友人に哀悼の意を捧げたい」とメッセージを送った。 ▽現役時代にはその闘志溢れるプレーで頼れる守護神として活躍したカニサレス氏だが、今は家族と共に悲しみに暮れていることだろう。それでも、必ずやその悲しみを乗り越え、大黒柱として今後の家族を支えてくれるはずだ。それと同時に短すぎる生涯を終えたサンティ君の冥福を心から祈りたい。 2018.03.23 23:22 Fri5
