徳島の1年でのJ2降格が決定…勝利必須の最終節は前半で3失点の苦しい展開に【明治安田J1最終節】

2021.12.04 16:04 Sat
©︎J.LEAGUE
明治安田生命J1リーグ最終節、ヴォルティス徳島vsサンフレッチェ広島が4日にポカリスエットスタジアムで行われ、2-4で広島が勝利した。

この一戦の注目はただひとつ。徳島の勝敗だ。17位の徳島は負ければ降格が決定。引き分け以上でも、同勝ち点で並ぶ16位の湘南ベルマーレや、3ポイント差の15位清水エスパルスの結果次第で降格となる。

背水の陣で迎える最終節。ハイプレスで立ち向かう徳島だったが、立ち上がりからまさかの展開となる。9分の広島の攻撃シーン。左サイドの深い位置でスローインから再開し、青山が右足でクロスを上げると、逆サイドからゴール前に走り込んだ藤井が丁寧に合わせて先制。これがJリーグ初得点となった。
さらに、続く11分には、その藤井が右サイドから上げたクロスをエゼキエウが頭で合わせて追加点。勝利必須の徳島が序盤で2点のビハインドを背負うことになった。

そんな徳島の初シュートは20分過ぎ。シンプルなロングボールを宮代が収めシュートへ持ち込む。そのこぼれ球に反応した西谷も畳みかけるが、10試合ぶりの出場となったGK大迫の正面に飛んだ。
このシュートを機転に徳島にも若干勢いがついたが、広島が無情にも3点目を決める。36分、左CKの場面で柴崎がインスイングのクロスを送ると、ニアに走り込んだ東がフリックし、最後はエゼキエウが頭で押し込んだ。

決定的な3点目を許してしまった徳島。ハーフタイムで3人交代に踏み切ると、これが良い流れをもたらす。54分、自陣右サイドから藤田が持ち上がり、敵陣中央の宮代を経由してボックス左の垣田へパスが送られる。このラストパスはカットされてしまったものの、こぼれたところをボックス手前の岸本がダイレクトでゴール右隅に流し込み、1点を取り返した。

鮮やかなゴールで勢いを取り戻し始めたかに思われたが、この日の広島は強かに得点を重ねていく。65分、敵陣右サイドでの奪取から途中出場の浅野にボールが渡ると、ボックス右から切り込んで左足一閃。これが相手DFに当たってゴールに吸い込まれた。

それでも諦めない徳島は、80分に途中出場の一美のゴールで再び2点差に。ホームのサポーターも絶えず応援を送り続ける。

後半は立ち上がりにGK大迫がケガのトラブルに見舞われたため、アディショナルタイムは7分と長めにとられたが、徳島の追撃は実らず、2-4で試合終了。1年でのJ2降格が決まった。

徳島ヴォルティス 2-4 サンフレッチェ広島
【徳島】
岸本武流(後9)
一美和成(後35)
【広島】
藤井智也(前9)
エゼキエウ(前11)
エゼキエウ(前36)
浅野雄也(後20)

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