トッテナムで苦戦する23歳DFスペンスはリーズ移籍へ… 買取OPなしのレンタルが有力

2023.08.30 12:11 Wed
Getty Images
トッテナムのU-21イングランド代表DFジェド・スペンス(23)はリーズ・ユナイテッド移籍へと近づいているようだ。イギリス『デイリー・メール』が報じている。

2021-22シーズンにレンタル移籍先のノッティンガム・フォレストで印象的な活躍を見せ、チームのプレミアリーグ昇格に貢献した攻撃的サイドバックのスペンス。シーズン終了後の2022年夏には、所属するミドルズブラからトッテナムへ移籍金最大2000万ポンド(約36億9000万円)前後での完全移籍を果たし、5年契約を結んだ。

しかし、昨シーズン前半は先発なしの公式戦6試合の出場に終わり、1月にスタッド・レンヌへレンタルで移籍。移籍後しばらくは先発出場が続いたが、終盤はケガなども重なり、リーグ・アンでの出場も8試合にとどまった。
そんなスペンスの獲得を目指しているのが今シーズン、チャンピオンシップ(イングランド2部)で戦っているリーズ。レンタル料100万ポンド(約1億8000万円)でのレンタル移籍が近づいているようだが、トッテナムはどんな形であろうと買い取りオプションの付帯を認めない意向だという。

なお、プレミアリーグから降格したことにより複数の主力を放出しているリーズだが、右サイドバックの主力であるイングランド人DFルーク・エイリングはチームに残留。ノリッジ・シティを退団したイングランド人DFサム・バイラムもフリーで獲得しており、サイドバックは比較的充実している。
今回の移籍が実現すれば、スペンスはフォレスト時代以来となるチャンピオンシップでの戦いに身を投じることになるが、ポジション争いに勝って復活を遂げることができるのだろうか。

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無冠煽り、相手選手の模倣…プレミアリーグでは批判的・嘲笑的なゴールセレブレーションへの処罰が厳格に?

プレミアリーグでは今後、ゴールセレブレーションをする際に注意が必要となるかもしれない。 今シーズン、いくつかのゴールセレブレーションが物議を醸しているプレミアリーグ。得点を記録した選手がチームメイトやファンと祝うのはサッカーの醍醐味の一つであり、試合の盛り上げに大きく貢献しているが、一方で相手を嘲笑するようなセレブレーション対しては批判も少なくない。 例えば、1月26日に行われたプレミアリーグ第23節トッテナムvsレスター・シティでは、レスターのFWジェイミー・ヴァーディが同点弾を決めた際のゴールセレブレーションが話題に。ヴァーディはユニ右袖の「プレミアリーグのエンブレム」を指差した上で、トッテナムファンに向けて指で「0」の形を作り、無冠の続くクラブを煽った。 また、2日に行われたプレミアリーグ第24節アーセナルvsマンチェスター・シティ戦では、アーセナルの若手DFマイルズ・ルイス=スケリーがゴールを決めた際に、シティのFWアーリング・ハーランドがよく見せるあぐらをかいて目をつぶるセレブレーションを披露。これについても物議を醸すこととなった。 この2つのセレブレーションについては、いずれもお咎めなし。しかし、イギリス『スカイ・スポーツ』によると、今後は警告の対象になる可能性があるようだ。 プレミアリーグの最高責任者であるプレミアリーグの最高責任者トニー・スコールズ氏は、「バランスの問題だ。我々は皆、セレブレーションを見るのが好きだとは思う。中にはとても面白いものもあるが、限度はある。それが嘲笑や批判に及ぶのなら、我々は対処する必要があるだろう」と語っている。 実際、今シーズンもエバートンのFWイリマン・エンディアイエがブライトン&ホーヴ・アルビオン戦でゴールを決め、ブライトンのエンブレムにも描かれるカモメのポーズをとったところ、イエローカードを提示される事態に。今後はより厳しい目が向けられる可能性があり、選手たちはセレブレーション時に慎重となる必要があるだろう。 2025.02.06 15:10 Thu

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