スパーズで覚醒のクルゼフスキ、ユーベ時代は「努力してもうまくいかなかった」

2022.09.26 18:08 Mon
Getty Images
トッテナムのスウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキが、ユベントス在籍時を振り返った。イタリア『tuttomercatoweb』が伝えている。

パルマで頭角を現し、2019-20シーズンのセリエA最優秀若手選手に輝いたクルゼフスキ。2020年夏にはユベントスへとステップアップを果たしたが、大きな活躍を残すことはできなかった。

しかし、昨冬にトッテナムへのレンタルが決まると、アントニオ・コンテ監督のもとで覚醒。半年で公式戦20試合に出場し、5ゴール8アシストと好スタッツを記録した。
攻撃に欠かせない選手として、今季も開幕からここまで全9試合でピッチに立っているクルゼフスキ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、ユベントスでは大きく苦しんだと明かしつつも、現在の環境には満足していると話した。

「僕の気持ちとしては、常に自分のベストを尽くすためにピッチに立っていた。しかし、ユーベではいつもと同じように努力してもうまくいかなかったんだ」
「たしかにユベントスではいろいろな事情があってあまり良い気分ではなかったよ。うまくいっていないことがわかると、同じ環境で状況を好転させるのは難しい。だから、イタリアを離れるという選択は、あの状況ではベストな選択だったんだ」

「コンテの指導? トッテナムでは、主にジムでのトレーニングのおかげで、短期間で身体が変わった。毎日一生懸命に取り組むことで、イタリアにいた時よりも良い選手になったと思う。ロンドンでのトレーニング方法はとても気に入っているし、それは監督のおかげだ」

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