圧勝で欧州遠征2連勝のなでしこ、池田太監督も称賛「チーム作りはステップバイステップ」

2022.06.28 09:18 Tue
©︎JFA
なでしこジャパンの池田太監督が、フィンランド女子代表戦を振り返った。

1年後に女子ワールドカップを控えるなでしこジャパンは、欧州遠征を実施。24日にはセルビア女子代表に5-0で圧勝しており、中2日でフィンランド戦を迎えた。

6名の先発を変更した池田監督。システムは[4-4-2]を採用すると、前半13分にオウンゴールで先制。しかし、18分にゴールを許し、1-1で試合を折り返す。
セルビア戦同様に前半はチャンスを作りながらも崩し切れずに終わったが、後半は選手交代を敢行し流れを掴みに行く。

すると47分に遠藤純が勝ち越しゴールを決めると、58分に高橋はな、74分に植木理子、そして終了間際の89分に長谷川唯がゴール。終わってみれば、5-1で圧勝。欧州遠征2試合で共に5得点を奪い連勝で終えた。
試合後、池田監督はフィンランド戦を振り返り、厳しい暑さの中での選手たちのパフォーマンスを称えた。

「暑さの中、選手たちはタフに戦ってくれました。前半に課題のあった距離感を修正して後半に臨むことができ、得点を重ねて勝利に繋げられたことは良かったです」

「試合前のミーティングでサイドからの攻撃を上手く使おうと話した結果、少し強調しすぎたことで選手たちもサイドへという頭になってしまったと思いますが、後半はうまく修正してくれました」

「守備の面でも広がりすぎてしまうところがあったので、もう少し閉めようとハーフタイムに話しました。そこも選手はしっかり対応してくれました」

また、後半にかけては相手が落ちてきたところを上手く突くことができたという。

「後半は相手も疲れてきたところで我々の選手たちが頑張ってくれて、修正をしながら勢いを持って、上手くゲームコントロールして結果に繋げられたと思います」

「チーム作りはステップバイステップで、距離感や攻撃のイメージ、形のイメージは課題が出ては積み上げているというところ。ただ伝えようとしていることは浸透してきているし、伝えていることは積み上がってきていると感じています。順序立てて積み上がっているなと感じています」

またチームコンセプトである「奪う」ということへのトライについても言及。継続していくことが大事だとした。

「前からボールを奪いに行っている中で全部がハマるわけではないので、相手に少し動かされたときの守備ブロックの作り方などは課題がありますが、そのリスクを冒しても今は旨味を取っているという考え方。今はその成果にフォーカスしています」

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WEリーグ得点ランク3位で初招集のなでしこFW井上綾香「1回で終わらずに残れるように」

なでしこジャパン候補メンバーが4日からトレーニングキャンプをスタート。6日には合宿3日目を迎えた。 昨年10月に新体制がスタートしたなでしこジャパン。1月から2月にかけてはAFC女子アジアカップを戦ったものの、目指した大会3連覇を逃していた。 それでも2023年に開催されるFIFA女子ワールドカップ(W杯)の出場権を確保。そこに向けた強化がスタートする。 3日目の午前トレーニング終了後、FW井上綾香(大宮アルディージャVENTUS)がメディアのオンライン取材に応対した。 世代別の日本代表を経験しながらも、なでしこジャパンとは縁がなかった井上。27歳での初招集には「選ばれてビックリしましたし、嬉しかったのもありました」と率直な感想を述べた。 WEリーグ開幕にあたり、マイナビベガルタ仙台レディースから大宮VENTUSへと移籍した井上。WEリーグでは15試合で6得点をあげ、得点ランキング3位タイにつけている。 池田太監督もゴールに向かうプレーに期待すると語っていたが、井上は「監督と話したときに運動量や動き直し、背後を狙うことを繰り返しやってほしいと言われました」と語り、「そこが特徴なのでアピールできればと思います」と、求められる部分をしっかりと見せたいとした。 井上のゴールパターンは多いが、「色々な形でゴールが取れているので、それは自信になっています」と本人も手応え。代表でもその力を見せたいところだ。 今回の招集については「なでしこは初めて選ばれて、アンダー世代とは全然違うと思いますし、自分が入った時に何ができるかをイメージしてみていました」と東京オリンピックや女子アジアカップを見ていたとし、「入ってみて、どういうふうにできるかは分からないですが、楽しみではあります」と、これからの合宿が楽しみだとした。 ゴールを決める上での自身のイメージについては「ドリブルだったり、背後へ抜ける動きを得意としているので、そこで結果を残せればと思っています」とコメント。それは大宮VENTUSへ移籍してからの成長を感じるところでもあるという。 「コーチに大野(忍)さんがいて、しのさんがFWをしていて、今まで教えてもらえなかったことを教わっているので、それが刺激になっています」と、元なでしこジャパンFWでコーチを務める大野忍の助言が大きいとした。 その井上は2020年3月に左ヒザじん帯の断裂という重傷を負い、なかなかプレーすることができなかった。 自身のケガについては「長い間プレーできなくて、大宮に来て90分試合に出ることが増えてコンディションが上がってきました」と語り、「夏からヒザのコンディションも良くなっていました」と問題はないという。 またケガをしてから変化があったと言い、「ケガする前はスピードだけでプレーすることが多かったですが、ケガしたことで周りを見て判断するということが意識してできていると思います」と語り、プレースタイルも徐々に変化しているようだ。 なでしこジャパンは来年のW杯出場が決定。6月にはフィンランドへ遠征し、フィンランド女子代表と対戦する。 世界との戦いについて井上は「世代別代表から、そのあと3年ぐらいちゃんとプレーできなくて、代表というのが遠のいていました」と語り、「意識も前ほどは実際なかったというのがありました。WEリーグで結果を残して選ばれたい気持ちはあったので、今回選ばれて良かったです」と、代表活動に参加できるチャンスを喜んだ。その上で、「いただいたチャンスなので、それを1回で終わらずに残れるように頑張っていきたいと思います」と、この先に残り、世界との戦いに備えたいとした。 2022.04.06 18:07 Wed
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アディダスがなでしこジャパン専用のアウェイユニフォーム発表! コンセプトは「サンライズ」、植木理子「今までの女子サッカー界では見ないようなデザイン」

アディダスは23日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)で着用するなでしこジャパンのアウェイユニフォームを発表した。 今年7月にオーストラリア、ニュージーランドで開催される女子W杯。なでしこジャパンは、2011年のドイツ女子W杯の優勝から12年が経ち、再び世界の頂点を目指すこととなる。 今回のアウェイユニフォームは、史上初となる女子専用のデザインに。コンセプト、デザインともになでしこジャパンのために作られた。 コンセプトは「SUNRISE(サンライズ)」。“再び世界一へ”という決意を新たにする象徴として掲げられ、幻想的な朝の空模様をグラデーションで表現している。 紫、ピンク、白と朝焼けのようなグラデーションが前後に施され、ショーツとソックスは紫となっている。 このデザインは、日の出を見て湧き出るエネルギーのように、このユニフォームが選手のプレーを後押ししてくれるよう願いを込めて開発されたとのこと。W杯優勝から12年、“世界のなでしこ”が再び、満開の花を咲かせられるよう「咲き誇れ。」というメッセージを伝えている。 また女子専用のホームユニフォームも発売。デザインは男子と同じだが、襟の裏がピンク色になっている。また、シルエットが女性仕様のタイトなものとなり、胸の日本サッカー協会(JFA)のエンブレムの上には星が1つ。また、トレーニングウェアも新たに発表された。 アディダスは、アディダス『サッカー日本女子代表 アウェイユニフォーム』発表会を開催。MCに日向坂46の影山優佳さんを迎え、日テレ・東京ヴェルディべレーザの小林里歌子、植木理子、藤野あおばも登壇。また、なでしこジャパンの池田太監督、JFA女子委員長の佐々木則夫氏も登壇した。 新ユニフォームの印象について藤野は「凄く可愛らしいユニフォームで、なでしこジャパンの和気藹々とした雰囲気を感じられます。また、サンライズということで、気が引き締まるというか、2011年のW杯のように輝きをしっかり取り戻せるように頑張りたいと思います」とコメントした。 植木は「今までの女子サッカー界では見ないようなデザインで、珍しさがあり、これを着てプレーするのが楽しみですし、可愛さの中に強さがあることをピッチの上で表現したいです」とコメント。小林は「とても女性らしく、デザインの裏には新たなもう一度世界一にというコンセプトがあると思うと、気が引き締まりますし、より頑張ろうと思います」とW杯への意気込みも語った。 タイトなシルエット、短めのショーツについて植木は「男性サイズだとウエストと丈のバランスが合わない選手がいたりというのがありましたが、今回のシルエットに変わったことで、全選手が動きやすくプレーできると思います」とコメント。藤野は「よりタイトになったことで選手1人1人の特長に見合った動きやすさが得られると思うので、良い着心地です」、小林は「個人的に初めてで、着やすいです」と好感触を得ているようだ。 また、佐々木委員長は「なでしこジャパンがW杯で新たな挑戦に向かって、日の出のイメージの色合いのユニフォームはすごく素敵だなと思います」とし、「なでしこらしいですし、アウェイのユニフォームで、ブルーじゃなくてこのユニフォームでも勝負できるかなという気がします」とコメント。池田監督は「選手たちがこれを着てピッチで輝いて、喜んで、戦っている姿をイメージしましたが、本当にアウェイのユニフォーム、男子と同じバトンを受け継いだW杯の力強いユニフォームと、素晴らしい日の出、サンライズのコンセプトで女子サッカーが戦えるぞ、スポーツで盛り上げるぞという力強さを感じます」と語り、「トレーニングウェアを含めて引き締まります。戦うイメージが湧きました」とコメントした。 <span class="paragraph-title">【写真】なでしこ専用のアウェイユニ! 選手も着用しポーズ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 写真=©️adidas is the official supplier of the Japan National Team 2023.03.23 12:20 Thu
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再始動のなでしこジャパンがゴールラッシュ!長谷川唯の2発など大量8得点でアルゼンチンに大勝【国際親善試合】

23日、なでしこジャパンは国際親善試合でアルゼンチン女子代表と北九州スタジアムで対戦し、8-0と大勝を収めた。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)後、初の対外試合を迎えたなでしこジャパン。池田太監督はこれまでの[3-4-2-1]ではなく、この一戦へ向けて準備してきた[4-3-3]採用し、GKには平尾知佳、最終ラインは右から清水梨紗、高橋はな、南萌華、遠藤純と並んだ。 アンカーを熊谷紗希、インサイドハーフを長谷川唯と長野風花を務め、前線3枚は右に猶本光、中央に田中美南、左に宮澤ひなたという顔ぶれに。猶本と宮澤は大外ではなく若干内側寄りにポジションを取り、スペイン代表やバルセロナ女子のように中盤に厚みを持たせた。 なでしこジャパンは相手DFの判断ミスを突いて田中美南がボックス手前右でボールを奪い、自らフィニッシュ。早々の2分に試合を動かす。以降も[4-4-2]で構えるアルゼンチンを圧倒し、10分には宮澤のクロスに飛び込んだ田中美南への反則が取られてPKを獲得すると、これを長谷川が右下隅へ沈め、リードを広げた。 テンポよくボールを回す日本は16分、幅を使った攻撃から猶本が右ポケットからシュート。一方、移動時のトラブルの影響でコンディションの整わないアルゼンチンも[4-3-3]へ移行するも、なでしこの守備にパスコースを見つけられず、マリアナ・ラロケッテが個人技を生かして反転から右足を振るが、GK平尾がしっかりとキャッチする。 24分のなでしこは宮澤の斜めのパスから左ポケットを取った田中美南が強烈な一撃を放ち、GKが弾いたところへ長谷川が詰めるも、クロスバーを叩く。このチャンスは生かせなかったが、直後に得たCKの二次攻撃から再び加点。遠藤のクロスから高橋のダイビングヘッドが炸裂した。 猶本の直接FKが左ポストを叩くなど、好機を量産するなでしこは39分、くさびのパスを収めた田中美南がスルーパスを送り、抜けた長谷川がボックス左へ侵入 。相手2枚を手玉に取り、切れ込んでの右足でネットを揺らす。前半終了間際にも、再三裏を取っていた猶本のカットバックから宮澤の右足が、GKに触れられて左ポストに阻まれるなど、攻撃の手を緩めることなく前半を終えた。 なでしこはハーフタイムに2枚替え。田中美南に代えて今オフにウェストハムへと移籍した植木理子、猶本に代えて北九州出身の杉田妃和を送り出す。アルゼンチンも3人の選手交代を行った。 後半もなでしこのペースが続き、この日は中盤のつなぎ役を十全にこなした熊谷がCKから惜しいヘッドを放てば、杉田の鮮やかドリブル突破から遠藤の頭と、会場を沸かせる。 再びスコアを動かしたのは、60分の交代直後。長野と代わった林穂之香が細かいつなぎから中央を割り、宮澤に代わってピッチに立った清家貴子がこぼれ球に反応してネットを揺らした。 その5分後にはロングフィード1本で裏を取った杉田が、GKとの一対一を冷静に制して凱旋弾。80分にはボックス内の空中戦で植木がファウルをもらい、PKを獲得すると、植木自らGKの逆を突いて沈め、女子W杯でのリベンジを果たす。 85分にはなでしこジャパンに再招集された三浦成美がおよそ1年ぶりとなる代表戦出場を果たし、追加タイム2分には清家が技ありのループで仕上げのゴール。 相手が万全の状態ではないという背景はありながらも、ボール支配が予想されるパリ・オリンピックのアジア2次予選へ向けては、新たな可能性を示す快勝となった。 なでしこジャパン 8-0 アルゼンチン女子代表 【なでしこ】 田中美南(前2) 長谷川唯(前10[PK]、前39) 高橋はな(前25) 清家貴子(後16、後45+2) 杉田妃和(後21) 植木理子(後35[PK]) 2023.09.23 14:00 Sat

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首位通過のフランスが3連勝で予選を終える!敗れたフィンランドは逆転を許し予選敗退…《カタールW杯欧州予選》

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