圧勝で欧州遠征2連勝のなでしこ、池田太監督も称賛「チーム作りはステップバイステップ」

2022.06.28 09:18 Tue
©︎JFA
なでしこジャパンの池田太監督が、フィンランド女子代表戦を振り返った。

1年後に女子ワールドカップを控えるなでしこジャパンは、欧州遠征を実施。24日にはセルビア女子代表に5-0で圧勝しており、中2日でフィンランド戦を迎えた。

6名の先発を変更した池田監督。システムは[4-4-2]を採用すると、前半13分にオウンゴールで先制。しかし、18分にゴールを許し、1-1で試合を折り返す。
セルビア戦同様に前半はチャンスを作りながらも崩し切れずに終わったが、後半は選手交代を敢行し流れを掴みに行く。

すると47分に遠藤純が勝ち越しゴールを決めると、58分に高橋はな、74分に植木理子、そして終了間際の89分に長谷川唯がゴール。終わってみれば、5-1で圧勝。欧州遠征2試合で共に5得点を奪い連勝で終えた。
試合後、池田監督はフィンランド戦を振り返り、厳しい暑さの中での選手たちのパフォーマンスを称えた。

「暑さの中、選手たちはタフに戦ってくれました。前半に課題のあった距離感を修正して後半に臨むことができ、得点を重ねて勝利に繋げられたことは良かったです」

「試合前のミーティングでサイドからの攻撃を上手く使おうと話した結果、少し強調しすぎたことで選手たちもサイドへという頭になってしまったと思いますが、後半はうまく修正してくれました」

「守備の面でも広がりすぎてしまうところがあったので、もう少し閉めようとハーフタイムに話しました。そこも選手はしっかり対応してくれました」

また、後半にかけては相手が落ちてきたところを上手く突くことができたという。

「後半は相手も疲れてきたところで我々の選手たちが頑張ってくれて、修正をしながら勢いを持って、上手くゲームコントロールして結果に繋げられたと思います」

「チーム作りはステップバイステップで、距離感や攻撃のイメージ、形のイメージは課題が出ては積み上げているというところ。ただ伝えようとしていることは浸透してきているし、伝えていることは積み上がってきていると感じています。順序立てて積み上がっているなと感じています」

またチームコンセプトである「奪う」ということへのトライについても言及。継続していくことが大事だとした。

「前からボールを奪いに行っている中で全部がハマるわけではないので、相手に少し動かされたときの守備ブロックの作り方などは課題がありますが、そのリスクを冒しても今は旨味を取っているという考え方。今はその成果にフォーカスしています」

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【会見&質疑】ハグに不必要な身体的接触…楠瀬直木U-17女子代表監督電撃辞任の経緯や理由を田嶋JFA会長らが説明

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「そして、新監督としてU-18日本女子代表監督の池田太さんに今月から開催されるU-17ワールドカップに参加するチームの指揮を執って頂くこととなりましたことをお知らせいたします。正式には11月8日の理事会での承認を経て、監督に就任致します。それまでは監督代行としてチームの指揮を執って頂くことになります」 「この経緯につきましては、須原専務理事から説明して頂きますが、楠瀬監督による不適切な行為についての説明があり、事情聴取をし、それを踏まえて女子委員会で議論致しました。その議論の意見としてやはり今回のチームに帯同するべきではないという意見が大勢を占めました。その上で法律的な観点もあり、田嶋会長や須原理事による見解を踏まえ、最終的に女子委員会として今回の遠征に帯同して頂くことはできないと判断いたしました。そして、楠瀬監督から辞表を頂きましてので、これを受理することとしました」 「この厳しい事実にしっかりと向き合い、厳しく対処することで今後決してこのようなことが起こることがないようにしていきたいと思います。U-17日本女子代表は、昨年2月の立ち上げ以来、トレーニングを重ねてきました。選手たちも優勝を目指して頑張っています。この状況に際し、チームや選手、スタッフが集中して大会に臨めるように女子委員長、女子委員会として最大限のサポートをしていきたいと考えています」 「多くの国民の皆様にご期待して頂いているのにも関わらず、このような形でお騒がせしてしまい、ファン・サポーターの皆様、ご支援して頂いている企業やクラブ、チーム関係者の皆様にご心配、ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます」 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181101_27_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>◆須原清貴専務理事(日本サッカー協会) 「今井が今申し上げた通りでございますが、今回楠瀬直木監督から辞任の申し出がございました。その申し出を受理した上で、楠瀬監督に代わり池田太監督が監督代行として指揮を執ることになりました」 「これは楠瀬さんのJFA職員に対する不適切な行為が認められたことが理由でございます。この経緯を説明するにあたり、まず最初に申し上げたいことがございます。私共は今回対象となっておりますJFAの当該職員の人権を守ることを最優先に考えております。事案の詳細に述べることは、人物の特定につながります。そして、当該職員の人権を毀損することを招きかねません。従いまして、皆様にはできる限りの情報をお伝えしたいと思いますが、私共としても職員の人権、プライバシーを守ることを最優先にしていることをご理解頂けると幸いです。同時に今回辞表を提出しております楠瀬さんの人権にも配慮する必要があるということも合わせてご理解ください」 「今回私共としまして、本人及び関係者の話をしっかりとヒアリングさせて頂き、弁護士を含む外部の専門家とも様々な方法から相談し、楠瀬さんに不適切な行為があったことを判断しました。これは、『不必要な身体的接触』でございます。しかし、事件性のある行為では決してなかったということは申し上げます」 「最初に不適切な行為があったのは、昨年の6月です。打ち合わせを行った後に屋外ではございますが、楠瀬監督が当該職員にハグをして別れました。この当該職員は、その行為に対して不快感を示しました。その後、今年9月に再び不必要な身体的な接触を受けたことから9月下旬に当該職員がメールにて所属部署の上司に相談することが事態が明らかになりました」 「これを受けて繰り返しですが、私共が職員にヒアリングをさせて頂き、そのあとで弁護士を含む外部の専門家の立会いのもと両者に対して、複数回のヒアリングをさせて頂きました。それを踏まえた上で、丁寧に慎重に調査及び問題の整理を進めて参りました。その上で、女子委員会にお諮りし、今回の決断に至りました」 「ご存知の通りでございますが、我々日本サッカー協会は、サッカーを通して人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献することを倫理として掲げております。サッカーに関わる我々大人が子供達に夢を与え、子供達の模範となること、そのような高い倫理観と規律が求められます」 「今回は特にアンダーカテゴリーの女子チームの監督ということもあり、そのチームに関わるものにはより一層の高い倫理観と規律が求められると考えております。日本サッカー協会にはそのような立場から毅然と対応することが求められております。そういった考え方を持って、女子委員会で議論をして頂きました。それを踏まえた上で、楠瀬さんの行為は女子日本代表監督として不適切な行為であったと判断し、本人も軽率な行為であったことを認め、反省した上で辞任の申し出がございました。その申し出を我々は受け入れました」 「日本サッカー協会としましては、役職員への研修、ホイッスルブローイングと呼ぶいわゆるホットラインといった制度の整備をこれまで行ってまいりました。その上で、今回のことをしっかりと検証し、JFA職員にとどまらずコーチングスタッフ、チームスタッフ、その他指導者を含む現場で活動する関係者についてもコンプライアンスの研修をさらに強化し、その教育を行い、再発防止に努めてまいります」 「本件に対する協会の責任は認識しております。従いまして、該当する役員等々につきましての処分を含むその対応につきましては、11月の日本サッカー協会理事会でご審議頂き、決定頂く予定です」 「最後にファン・サポーターの皆様、企業の多くの関係者の皆様、そしてスポーツ界のガバナンス・コンプライアンスの強化に取り組んでいる関係者の皆様にご心配をおかけし、お騒がせしていることを心からお詫び申し上げます」 ◆田島幸三会長(日本サッカー協会) 「繰り返しになりますが、U-17女子ワールドカップ直前で監督を交代せざるを得なくなったこと、そしてファン・サポーターを始めとする多くの皆様、関係者の皆様にご心配をおかけし、世間をお騒がせしてしまったことを心からお詫び申し上げます。今回の件については、不快な思いをした職員の人権とプライバシーを大優先に考え、この問題に取り組んで参りました」 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「得意としている」プレーからアシストのなでしこ成宮唯、足りない部分は「個人で打開するところ」

なでしこジャパンのMF成宮唯(INAC神戸レオネッサ)が21日、メディアのオンライン取材に応対し、EAFF E-1サッカー選手権2022の初戦を振り返った。 なでしこジャパンは19日に行われたEAFF E-1サッカー選手権の初戦で韓国女子代表と対戦した。 スウェーデン組を除いてシーズン前ということもあってか、重たい立ち上がりとなって相手の圧力に苦しむ時間が続いたが、33分にMF宮澤ひなたのゴールで先制に成功。MFチ・ソヨンのゴールで追い付かれたものの、MF長野風花の一撃で再びリードを奪うと、その後は最後まで守り抜き、2-1で勝利を収めた。 右のサイドハーフで先発し、国内での代表戦初出場となった成宮。ピッチの中でも前半序盤は受けに回ってしまったと感じていたようだが、ネガティブにはならず、守勢の時間帯に対する意思統一はできた模様。その中で流れを変える先制点に関わったことをポジティブにとらえた。 「全体的に重たい感じで試合に入ってしまって韓国の攻めを受けてしまい、受けてしまう形にはなったんですけど、その中でも耐える時間が続いたのをしっかり耐えて、流れを変えるアシストができたのはよかったと思います」 「アグレッシブに前からボールを奪いにいくことは欧州遠征から続けていますけど、チームとして全体的に前からハイプレスを掛けるところと、しっかりブロックを作って守るところの頭の切り替えであったり、共通意識はだんだん深まってきている中で、韓国戦の最初の方は楽にノンプレッシャーでボールを蹴らせてしまうシーンもありましたが、そこでもしっかり跳ね返し、セカンドボールの反応も、最初は後手ではありましたけど、徐々に修正できたかなと思います」 「(アシストを振り返って)一度(清水)梨紗がボールを持った時にサポートに入って、梨紗がもう一度縦に走ってくれたのが見えたので、相手もつられたときに(猶本)光がフリーだったのでそこは冷静な判断ができたかなと思います」 「自分が得意としているポケットに走り込むところは、練習でもそうですし、(池田)太さんはずっとポケットを取る攻撃の形はいつもいっているので、それが試合で、ラッキーな形ではありましたけど、練習でもやっていたカットバックの、(宮澤)ひなたのところがしっかり見えてよかったと思います」 池田太監督体制となってから継続的に代表活動へ参加しているアタッカーだが、まだまだ代表に定着しているという感覚はなく、常に危機感を持って日々のトレーニングに臨んでいるという。その中で、オーストラリア&ニュージーランド・ワールドカップ(W杯)へ向けてのメンバー入りのためには、個での打開力向上にも目を向けていきたいと残した。 「得点の部分で個人で打開するというのは足りないところ。周りを使いながら自分が活きることはある程度手ごたえはあるので、苦しい状況の中で一人で打開できてフィニッシュまで持っていけるようにならないといけないなと。走力では負ける気はしないですが、海外の選手相手でも1人で1枚2枚はがしていけるようになっていかなきゃいけないです」 <span class="paragraph-title">【動画】宮澤の先制点を演出した成宮のアシスト</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/EAFF?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#EAFF</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/E1?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#E1</a> サッカー選手権2022決勝大会<br><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%81%AA%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%93%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#なでしこジャパン</a> vs 韓国女子代表<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%88%90%E5%AE%AE%E5%94%AF?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#成宮唯</a> のラストパスを <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%AE%AE%E6%BE%A4%E3%81%B2%E3%81%AA%E3%81%9F?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#宮澤ひなた</a> が落ち着いて流し込み先制ゴール<br><br><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%95%E3%82%B8%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#フジテレビ</a> 系列で放送中<br><a href="https://twitter.com/hashtag/TVer?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#TVer</a> でライブ配信中<br><a href="https://t.co/yIpWguXD4d">https://t.co/yIpWguXD4d</a><br><br> <a href="https://twitter.com/hashtag/jfa?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#jfa</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/daihyo?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#daihyo</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#サッカー日本代表</a> <a href="https://t.co/1t1GjVjfUQ">pic.twitter.com/1t1GjVjfUQ</a></p>&mdash; JFAなでしこサッカー【なでしこジャパン#E1】7/23チャイニーズ・タイペイ (@jfa_nadeshiko) <a href="https://twitter.com/jfa_nadeshiko/status/1549298840008036353?ref_src=twsrc%5Etfw">July 19, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.07.21 14:45 Thu
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池田監督のサッカーをよく知るDF宝田沙織、FWからDFに変わるも「やり方が難しいということはない」

24日、翌日にアイスランド女子代表戦を控えたなでしこジャパンのDF宝田沙織(ワシントン・スピリット)がオンラインのメディア取材に応じた。 10月に池田太監督が就任し、新体制が発足したなでしこジャパン。10月には国内組だけで合宿を行い、今回のオランダ遠征では海外組5名が加わって、初陣を迎える。 遠征地のオランダではトレーニングを2日しか行えない状況。その中で、海外組として初めて合流した宝田は「池田監督になって初めての国際大会という中で、新メンバー、色々な選手とやれるので、まずはたくさんの人とコミュニケーションを取りながら1試合1試合を良いものにしていきたいと思います」と、新たなチームとしてしっかりとコミュニケーションを取りたいとした。 元々はFWでプレーし、現在はCBでプレーする宝田。今回もDFとしてプレーすることになるが「チームでも色々なポジションをやらせてもらっているので、代表でもどこで出ても自分らしくプレーできればと思っています」とコメント。「好きなポジションもありますけど、今はどこで出ても恐れずにやっていきたいと思っています」と、求められる場所でのプレーも問題ないとした。 ディフェンダーとしての経験も積んできている宝田は「去年からディフェンスをし出すことが多くなって、そこらへんからディフェンスへの意識だったり、やり方を学んできているので、そこは良い感じで切り替えられていると思います」と、自覚も徐々に出てきているようだ。 その宝田だが、池田監督が指揮した2018年のU-20女子ワールドカップで優勝したメンバーの1人。当時との監督の変化については「U-20の時も監督がすごくパワフルで元気というイメージが強かったですが、今も変わらず練習でも監督の熱を感じてあたらめて懐かしいなという気持ちです」と語り、あまり変わっていないと語った。 一方で自身は当時はFWとしてゴールを量産していた中、現在はCBとなっている。「U-20の時と言っていたこととはあまり変わっていないで、自分のポジションが変わっただけなので、やり方が難しいということはないです」と語り、コンセプト自体は変わらないため、難しさは感じていないようだ。 その池田監督が求めるサッカーで重要なことについては「全体的にアグレッシブで、全員サッカー、全員攻撃、球際でも気持ちで負けないということはチームとしてやっていることだと思います」と、アグレッシブさは攻守にわたって欠かせないようだ。 改めて東京オリンピックについて振り返った宝田は「出場時間がなかなかなくて、そういうところではもっとオリンピック後にはやっていかないという思いが強くなったのと、世界は進んでいて、技術もそうですし、フィジカル面でも成長しないとワールドカップで優勝するのは無理かなと思ったので、オリンピック後はレベルアップしなければいけないなと思いました」と、世界との差を感じた大会だったという。 この先目指す上で必要なことについては「まずはそこに選ばれるようにチームとしても、普段の練習も試合も結果を求めていかないといけないのと、優勝するためにはということを常に考えて行動することが大事です」とコメント。「フィジカル面だったり、海外に負けないような取り組みをしていきたいと思います」と、アメリカの地でさらに磨いていくことが大事だとした。 2021.11.24 23:55 Wed
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「個の強さでは負けたくない」久々招集の清家貴子、E-1選手権に意気込む「目に見える結果を」

なでしこジャパンのDF清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース)が15日、EAFF E-1サッカー選手権2022を前にメディア向けのオンライン取材に登場。意気込みを語った。 19日からスタートするE-1選手権決勝大会。なでしこジャパンは19日に韓国女子代表、23日にチャイニーズ・タイペイ女子代表、26日に中国女子代表と、いずれも茨城県立カシマサッカースタジアムで対戦する。 今年の1月から2月にかけて行われたAFC女子アジアカップで韓国と引き分け中国には敗れた日本は、リベンジと連覇をかけて大会に臨むこととなる。 1月の合宿以来の招集となった清家。欧州遠征のメンバーなどからは外れていた中、久々の招集での公式戦への意欲を語った。 「招集されなかった期間で、個人として攻撃でも守備でもレベルアップしなければいけないと思っていたので、クロスの精度や守備の仕方を意識してやっていました」 「E-1に向けて、なでしこでの公式戦は久々なので、そこでしっかり結果を残せるようにしっかり準備していきたいと思います」 今回はDF登録ということでサイドバックでの起用となることが予想される清家。他の選手との違いで出したい部分については「自分の良さや魅力は攻撃参加で、わかりやすい得点やアシストが目に見える結果だと思います」と攻撃面がポイントだとコメント。「ただ、守備の選手なので、そこのベース、チームとしてやるべきことをこなしてしっかりと表現した上で、個人としてアシストという結果を残していきたいです」と、守備をしっかりとやりながらも、攻撃で違いを見せたいとした。 来年に控える女子ワールドカップ(W杯)に向けてもアピールが必要になるが「来年に控えたW杯のメンバーに入るために、1試合1試合、1日1日できることを最大限やって、結果が大事だと思うので、目に見える結果を残していきたいと思います」と、結果にこだわりたい大会にしたいとした。 その点では欧州遠征に入れなかった悔しさもある清家。「もちろんメンバーに入りたかったというのもありますが、行かないなりの過ごし方もあるので、オフの間も個人としてパワーアップできた部分もあります。今をしっかりやりたいと思います」とコメント。できることを最大限努力し、レベルアップしていくことが大事だとした。 具体的に招集されなかった期間でやってきたことについては「オフの間でフィジカル強化、パワーアップはできたと思います。ウェイトトレーニングをやっていました」とフィジカル面の強化を行ったとし、「パワーもスピードもクイックネスの部分ももう一段階上げていこうと思っています」と、さらにレベルアップを図りたいと考えているようだ。 その清家には池田太監督もトレーニングで声がけ。「合宿が始まって監督と一対一では話していないですが、練習の中では守備の部分での球際の部分、守備のことでアドバイスをいただくことが多いので、そこはしっかり表現できればと思っています」と守備面でアドバイスをもらっているとコメント。「球際の部分で、自分が思っている間合いより、1歩でも2歩でも寄せるというところです」と、より相手との間合いを詰めて守るように言われているという。 その点については「チーム(浦和)でもテーマとしているところではありましたが、自分では得意ではないというか、間合いを空けて仕掛けさせてから取りたいというのがありましたが、ここではしっかり寄せて奪うという感じがあります」と守り方としては寄せすぎないようにしてきたが、「元々自分でもできるようになりたい部分だったので、今回の合宿で身につけたいと思います」とコメント。苦手を克服したいと意気込みを語った。 右サイドバックで起用となれば、DF清水梨紗(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)がライバルになる。「梨紗は運動量が豊富で、チームの戦術理解が高く、ミスも少ないところが彼女の魅力だと思っています」と語り、「自分はそこを磨いていきたいですけど、1番の魅力は攻撃参加で、個での突破だったり、剥がしてシュートやクロスの個の強さでは負けたくないです」と、一対一の局面での強さを見せたいとした。 2022.07.15 22:08 Fri

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フィンランドがユーロ初勝利! エリクセン緊急搬送のデンマークは黒星発進…《ユーロ2020》

ユーロ2020グループB第1節のデンマーク代表vsフィンランド代表が12日にデンマークのパルケン・スタディオンで行われ、0-1でフィンランドが勝利した。 2大会ぶり9回目出場となるデンマークは、3トップにユスフ・ポウルセン、ウインド、ブラースヴァイトを並べた[4-3-3]の布陣を採用。中盤はアンカーにホイビュルク、インサイドハーフにエリクセンとデラネイを起用した。 一方、本大会初出場となるフィンランドは、2トップにチャンピオンシップ(イングランド2部)で26ゴールを挙げたプッキとポヒャンパロを並べた[5-3-2]を採用。その他、GKフラデツキーやロド、スパルブら主力がスタメンに名を連ねた。 北欧対決となった一戦は、地力に勝るデンマークが先にゴールを脅かす。7分、ボックス手前でボール受けたエリクセンの落としから走り込んだウインドがミドルシュート。さらに15分には、デラネイの左クロスからホイビュルクがヘディングシュートを放ったが、共にシュートはGKフラデツキーの好セーブに防がれた。 徐々にボールの主導権を握ったデンマークだが、5バックでスペースを消す相手の守備とGKフラデツキーの攻守に手を焼く。40分にはボックス中央左でボールを受けたブラースヴァイトが斜め後ろに持ち出しシュート。しかし、これは枠の右に外れた。 すると43分、デンマークにアクシデント。左サイドでスローインを受けようとしたエリクセンが突然ピッチ上で倒れ意識を失ったため、試合が中断。メディカルスタッフが心臓マッサージなどの処置が行われると、デンマークの選手らとともに担架でピッチを後にした。 試合はそのまま中断されると続行できない可能性もあったが、約1時間50分後に再開。しかし、スコアが動くことはなく、前半はゴールレスで終了した。 ハーフタイムが5分間に短縮されて迎えた後半も、立ち上がりからデンマークが攻勢を続けたが、先にスコアを動かしたのはフィンランドだった。60分、ボックス左でボールキープしたプッキのパスを左サイドで受けたウロネンがダイレクトクロスを供給。これを逆サイドから走り込んだポヒャンパロがダイビングヘッドで合わせると、GKシュマイケルは弾ききれずゴールネットを揺らした。 先制を許したデンマークは、63分にウインドとケアーを下げてスコフ・オルセンとヴェステルゴーアを投入。すると73分、スルーパスに反応したY・ポウルセンがボックス左深くでアラユーリに倒され、デンマークがPKを獲得。しかし、ホイビュルクのPKはGKフラデツキーが完璧な読みでキャッチした。 猛攻を続けるデンマークは、81分にもブラースヴァイトのパスでボックス左深くまで抜け出したヴェステルゴーアの折り返しからスコフ・オルセンがチャンスを迎えるも、これは相手DFのスライディングブロックに防がれた。 結局、試合はそのまま0-1でタイムアップ。ポヒャンパロ弾でデンマークとの北欧対決を制したフィンランドが、記念すべき勝ち点3を手にした。 2021.06.13 04:40 Sun
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首位通過のフランスが3連勝で予選を終える!敗れたフィンランドは逆転を許し予選敗退…《カタールW杯欧州予選》

フランス代表は16日、カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選・グループD最終節でフィンランド代表とアウェイで対戦し、2-0で勝利した。 前節のカザフスタン代表を圧勝し7大会連続16度目の本大会出場を決めたフランス(勝ち点15)は、その試合から先発を5人変更。ベンゼマやコマン、カンテらに替えてディアビやチュアメニ、ズマらを先発で起用した。 プレーオフ進出を狙う2位フィンランド(勝ち点11)に対し、徐々にポゼッションを高めていったフランスは25分、ムバッペの右クロスのこぼれ球をボックス中央のデュボワが落とすと、これを受けたグリーズマンが左足で狙ったが、シュートはゴール左に外れた。 その後フランスは、フィンランドの堅守に苦戦。すると30分、ロドの横パスを受けたプッキにボックス左からシュートを打たれたが、これはGKロリスが難なくキャッチした。 フランスは44分にデュボワが右もも裏を痛めるアクシデントに見舞われると、前半終了まで10人でのプレーを余儀なくされたが、スコアは動かずゴールレスで前半を終えた。 フランスは後半開始からデュボワを下げてパヴァールを投入。しかし、立ち上がりから積極的な姿勢を打ち出すフィンランドに押し込まれる時間が続く。 流れを変えたいフランスは、57分にディアビとクンデを下げてベンゼマとコマンを投入。すると66分、ボックス左手前でパスを受けたベンゼマがボックス内のムバッペとのワンツーでカットインすると、右足で放ったシュートが相手DFにディフレクトしそのままゴール左に突き刺さった。 均衡を破ったフランスは、76分にも左サイドから仕掛けたムバッペがボックス左まで持ち上がると、ゴール右隅へコントロールショットを突き刺し、追加点を奪った。 結局、試合はそのまま2-0でタイムアップ。後半の2発で勝利したフランスは、3連勝で予選を終えた。 また、同日に行われたグループD最終節もう一試合のボスニア・ヘルツェゴビナ代表vsウクライナ代表は0-2でウクライナが勝利。この結果、ウクライナが逆転で2位通過を決めている。 ◆グループD最終順位 (勝ち点、得失点差) 1.フランス 18pt +15 ――本大会出場―― 2.ウクライナ 12pt +3 ――PO進出―― 3.フィンランド 11pt +0 4.ボスニア・ヘルツェゴビナ 7pt -3 5.カザフスタン 3pt -15 2021.11.17 06:44 Wed
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なでしこが2戦連続のゴールラッシュ! フィンランドにも圧勝し欧州遠征2連勝!《国際親善試合》

なでしこジャパン(日本女子代表)は27日、国際親善試合でフィンランド女子代表と対戦し、5-1で圧勝した。 日本開催のEAFF 女子E-1サッカー選手権が来月に控える中、自分たちの現在地を測るため欧州遠征に臨んでいるなでしこジャパン。3日前に行われたセルビア女子代表戦では、後半のゴールラッシュで5-0と圧勝した。 2連勝を目指すなでしこは、セルビア戦から先発を6人変更。長谷川唯や植木理子、宮川麻都らに代えて遠藤純や三浦成美、三宅史織らを起用。初戦に続きフラットな[4-4-2]の布陣で2トップは菅澤と田中が組んだ。 立ち上がりから丁寧にボールを繋ぎながら攻撃を組み立てるなでしこは13分、左サイド高い位置でボールを受けた遠藤が縦に切り込みクロスを供給するとこれがゴール前のクイッカに当たり、そのままゴールネットを揺らした。 ラッキーな形で先制したなでしこだったが、すぐにフィンランドの縦に早い攻撃から同点を許す。18分、自陣で三宅からボールを奪ったエングマンがドリブルでロングカウンターを仕掛けると、ボックス手前から右足一閃。狙いすましたシュートが左サイドネットに突き刺さった。 その後はボールの主導権を握ったなでしこが比較的容易にアタッキングサードまでボールを運ぶが、自陣ボックス付近で守備ブロックを敷くフィンランド守備陣を崩すことができず。決定機のないまま時間が経過する。 すると前半アディショナルタイムになでしこはピンチを迎える。46分、右サイドからゴールへ向かうクロスを上げられると、ゴール前に走りこんだサンニに決定機を許したが、シュートは好反応を見せたGK山下がファインセーブで凌いだ。 1-1で迎えた後半、長谷川、猶本、植木を投入したなでしこは開始早々に勝ち越す。47分、中盤でのパスカットから素早く前線にボールを送ると、宮澤のパスでボックス右深くまで駆け上がった清水がクロスを供給。最後は逆サイドから走りこんだ遠藤が右足でゴールに流し込んだ。 後半開始早々の追加点で勢いづくなでしこは58分、三宅の右CKをニアで植木が合わせると、ゴール左流れたボールを飛び込んだ高橋がゴールに押し込み、3点目。 さらに74分には、セットプレーの二次攻撃からボックス右でボールを拾った宮澤がクロスを供給すると、相手の中途半端なクリアをボックス左の植木が胸トラップから右足ボレーでゴールネットを揺らした。 終盤にかけても主導権を握るなでしこは、試合終了間際の89分に長谷川がボックス内で倒されてPKを獲得。これを長谷川自身がゴール右に決め、5-1で圧勝。2連勝という最高の結果で欧州遠征を終えた。 フィンランド女子代表 1-5 なでしこジャパン 【フィンランド】 エングマン(前18) 【日本】 オウンゴール(前13) 遠藤純(後2) 高橋はな(後13) 植木理子(後29) 長谷川唯(後44) ◆なでしこジャパン GK:山下杏也加(INAC)[→田中桃子(東京NB)] DF:清水梨紗(東京NB)、熊谷紗希(バイエルン)、高橋はな(浦和)、三宅史織(INAC)[→宝田沙織(リンシェーピングFC)] MF:宮澤ひなた(仙台)[→成宮唯(INAC)]、三浦成美(東京NB)[→猶本光(浦和)]、長野風花(仙台)、遠藤純(NWSL・エンジェル・シティー) FW:菅澤優衣香(浦和)[→植木理子(東京NB)]、田中美南(INAC)[→長谷川唯(ウェストハム)] <span class="paragraph-title">【動画】5発快勝のなでしこジャパンハイライト!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"><br> <a href="https://twitter.com/hashtag/nadeshiko?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#nadeshiko</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/daihyo?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#daihyo</a> <a href="https://twitter.com/JFA?ref_src=twsrc%5Etfw">@JFA</a> <a href="https://t.co/dcydqhxT2j">pic.twitter.com/dcydqhxT2j</a></p>&mdash; フジテレビサッカー (@cxfootball) <a href="https://twitter.com/cxfootball/status/1541556984473960448?ref_src=twsrc%5Etfw">June 27, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.06.28 02:22 Tue

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