主審小突いて一発レッドのミトロビッチ、ステップアップにも影響? 「チャンスを台無しにしたかも」

2023.03.26 19:24 Sun
不要なレッドカードだった
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不要なレッドカードだった
フルアムセルビア代表FWアレクサンドル・ミトロビッチ(28)はステップアップのチャンスを損なってしまったかもしれない。

ミトロビッチは今季の公式戦25試合で12得点4アシストをマークするフルアムの絶対的エース。フルアムはプレミアリーグ復帰1年目にして来季の欧州の舞台も視野に入る9位につけているが、原動力となっているのは、最前線で猛威を振るうミトロビッチの存在だ。

しかし、19日に行われたFAカップ準々決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦において、ミトロビッチは自軍ペナルティエリアでハンドをとられたMFウィリアンへのレッドカード、そしてPK判定に猛抗議し、主審を小突いた挙句、自身も一発退場を命じられた。
結局、指揮官も抗議で退席処分に見舞われてしまったフルアムは1点リードからPKで追いつかれると、その後もあれよあれよという間に巻き返され、1-3で敗戦。ミトロビッチの退場さえなければ勝機もあったろうが、まさかの9人での戦いを余儀なくされ、崩壊した。

ミトロビッチについては重い処分が下るとされている一方、イギリス『デイリー・スター』によると、今夏に向け、対戦相手であったユナイテッドのほか、バルセロナチェルシートッテナムが獲得を検討しているという。
だが、今回の暴力行為が各クラブに悪い印象を与えた可能性は否めない模様。イギリス『ミラー』は「今夏ユナイテッドと契約するチャンスを台無しにしたかもしれない」と主張し、「移籍の希望を大きく損なうだけでなく、フルアムの欧州の野望をも妨げる」と厳しい言葉を投げかけている。

実際、ミトロビッチが長期の出場停止処分となれば、フルアムにとって大きすぎる痛手に。現段階では公式戦10試合の出場停止が予想されている。自身の心象を悪くしただけでなく、チームにも迷惑をかけてしまっている。

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