VAR未導入のスコットランド、レンジャーズの悪童FWの”踏みつけ”が物議
2021.01.29 18:30 Fri
近年多くのリーグや大会で採用されているVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)。その運用方法を巡っては今なお様々な意見があるが、スコティッシュ・プレミアシップではVARは導入されていない。そんな中、リーグ首位を走るレンジャーズに所属するコロンビア代表FWアルフレッド・モレロスのファウルが、本来はレッドカードが提示されるべきだったのではないかと物議を醸している。
レンジャーズは27日、第26節でハイバーニアンとアウェイで対戦。モレロスのゴールにより1-0で勝利したものの、問題となっているのは20分の場面だ。
ボックスの際でハイバーニアンDFライアン・ポーテアスとモレロスが競り合うと、転倒したポーテアスの左太もも付近をモレロスが思い切り踏みつける形に。ハイバーニアンの選手たちはカードを主張するも、主審は事故だと判断し、モレロスにはイエローカードも提示されなかった。
この場面については、ハイバーニアンのジャック・ロス監督も「あれはレッドカードだった。どう見てもレッドカードだ」と主張したほか、スコットランド『スカイ・スポーツ』も「モレロスはレッドだったかもしれない」と該当のシーンを投稿していた。
レンジャーズで得点を量産しているモレロスは2018-19シーズンだけで5度の退場処分を受けるなど、スコットランドサッカー界きっての悪童として知られているが、今シーズンはここまで退場していない。
レンジャーズは27日、第26節でハイバーニアンとアウェイで対戦。モレロスのゴールにより1-0で勝利したものの、問題となっているのは20分の場面だ。
この場面については、ハイバーニアンのジャック・ロス監督も「あれはレッドカードだった。どう見てもレッドカードだ」と主張したほか、スコットランド『スカイ・スポーツ』も「モレロスはレッドだったかもしれない」と該当のシーンを投稿していた。
それに対し、モレロスは先制ゴールの際に口に人差し指を当てる「黙れ」パフォーマンスを敢行。さらに試合後には、自身のツイッターにその写真を投稿し、無言のメッセージを送っている。
レンジャーズで得点を量産しているモレロスは2018-19シーズンだけで5度の退場処分を受けるなど、スコットランドサッカー界きっての悪童として知られているが、今シーズンはここまで退場していない。
◆モレロスが”踏みつけた”決定的瞬間
Alfredo Morelos facing Rangers ban as striker and Darren McGregor risk SFA chargehttps://t.co/fuE2TuuNkv pic.twitter.com/nz8auJXPfI
— Daily Record Sport (@Record_Sport) January 28, 2021
アルフレッド・モレロスの関連記事
レンジャーズの関連記事
|
|
レンジャーズの人気記事ランキング
1
紳士協定破りのゴールを決めたレンジャーズが無抵抗で同点ゴールを与える、なぜ最初のゴールを奪ったのか
13日に行われたスコティッシュ・カップ5回戦、レンジャーズvsパーティック・シッスルの一戦で珍しい場面があった。 スコットランド1部の強豪レンジャーズと2部のパーティックの試合は、序盤からパーティックが攻め込むと、34分に相手のハンドからPKを獲得。貴重な先制点を奪う。 負けられないレンジャーズは50分に同点に追い付き、65分にはPKを獲得するがこれを失敗。1-1で迎えた71分に事件が起きた。 相手陣内でボールを受けたマリク・ティルマンが倒され負傷。ピッチ内で倒れたため、レンジャーズはプレーを止めようとボールを外に出す。 再開後、パーティックはボールをレンジャーズサイドに戻すためにスローインからDFケビン・ホルトがロングキックを蹴ろうとしたが、さっきまで倒れていたティルマンが急襲。一気にボールを奪うと、そのまま相手GKもかわしてゴールネットを揺らした。 しかし、このプレーにパーティックの選手たちが激怒。ボールを返そうとしていた中で、そのボールを奪い、そのままゴールを決めたプレーがフェアプレー精神に反していると訴えていた。 レンジャーズのマイケル・ビール監督はパーティックに1点を与えることを選手たちに指示。大ブーイングの中でパーティックのスコット・ティフォニーが無抵抗のレンジャーズゴールに決めて同点。2-2となった試合は、86分にレンジャーズが決勝ゴールをマーク。波乱の一戦でなんとか勝利を収めた。 なお、ビール監督は試合後に事情を説明。ピッチに倒れていたティルマンはスローインになった経緯を知らないままゴールを奪っていたようだ。イギリス『ガーディアン』が伝えている。 「マリクが怪我をして、私たちはボールを外に出した。マリクはピッチに倒れていてそのことに気が付いていなかった。彼が起き上がるころには相手のスローインになっていて、レフェリーに向かって『どうしてスローインなんだ』というように手をあげながら、教えた通りにプレスをかけにいったんだ」 「彼は何が起こったのか。状況を全く理解していなかった。私はベンチで彼らが見たものがそうだったかを確認するために話しかける必要があった。マリクと話したらそのことを確認してくれた。だから同点にすることは正しいことだったんだ。なぜならマリクは素晴らしい若手選手であり、私は彼に恥じてもらいたくなかったんだ」 <span class="paragraph-title">【動画】物議醸したゴール、そして同点ゴールを献上するまでの一部始終</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="8UBvfGwjMlM";var video_start = 345;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.02.14 19:45 Tue2
欧州王者シティがナメられた90年代後半の暗黒期…3部降格、現4部クラブとの合併話...「私が会長でなければ今ごろ...」
マンチェスター・シティのデビッド・バーンスタイン元会長が、振り返るのも無惨なクラブの暗黒時代を振り返った。イギリス『ミラー』が伝えている。 イングランド王者、そして欧州王者のシティ。2008-09シーズンに中東資本参入によるビッグクラブ化計画が始まって以降、プレミアリーグを7度制し、1880年の創立から143年、昨季とうとうチャンピオンズリーグ(CL)を初制覇した。 しかし、そんなシティがほんの十数年前まで、宿敵マンチェスター・ユナイテッドの足元はおろか、残留争いが定位置のクラブだったことを、日本の若きサッカー少年・少女は知らないかもしれない。 バーンスタイン氏はシティが3部リーグ降格直前の1998年春に会長となり、「最大の暗黒期」だったと言われる2003年まで5年間務めた人物。シティのプレミアリーグ復帰に尽力したとして、今なおサポーターから高く評価・尊敬される御年80歳の長老だ。 氏は、ウィンブルドンFC(※1)との合併話や、レンジャーズ(スコットランド1部)のフィーダークラブ化案といった、2024年現在では考えられないような、シティが“下に見られた”1990年代後半を振り返る。 (※1)2004年消滅。後身のミルトン・キーンズ・ドンズFCは現在イングランド4部 「ウィンブルドンとの合併がプレミアリーグ復帰への最大の近道…そんな時代があったんだよ。先方からオファーが来たんだ。その後にはレンジャーズから手紙が届いた。彼らは我々(シティ)を自分たちのフィーダークラブ(※2)にしようとしていたんだ」 (※2)シティとジローナ、チェルシーとフィテッセのような関係性。シティは若手選手のレンタル先にジローナをよく利用する 「もちろんどちらもすぐに却下した。正直に言って、あの時代に私が会長だったことはこの上なく幸運なことだったはずだよ。私はシティのファンだからね。誘惑に駆られがちな人間が会長だったら、シティは今ごろどうなっていたか」 バーンスタイン氏はマンチェスターにほど近いマージーサイド州の出身で、幼少期からのシティサポーター。のちにFA(イングランドサッカー協会)会長も務め上げたこの男がいなければ、いまのシティは間違いなくなかっただろう。 2024.02.18 15:25 Sun3
スコットランドの名門・レンジャーズが買収交渉を認める…田中碧が所属するリーズのオーナー「49ersエンタープライズ」が名乗り
レンジャーズがクラブの買収について交渉していることを認めたという。イギリス『BBC』が伝えた。 セルティックと共にスコットランド・サッカーを牽引するレンジャーズ。スコットランド1部では55回の優勝を誇り、スコティッシュカップも34回、スコティッシュ・リーグカップでも28回の優勝を誇る。 長年のライバル関係にあるセルティックとは、宗教上の派閥や民族的な対立などもあり、世界でも有数のダービーとされる一方で、2012年にはクラブが経営破綻に陥る悲劇を迎えることに。それでも4部から復活を遂げ、2020-21シーズンは再び優勝を果たしている。 近年はセルティックの前にタイトルから遠ざかっているレンジャーズだが、サンフランシスコ・フォーティナイナーズを含むアメリカの投資家らと交渉を行っていると共同声明で認めた。 「レンジャーズとその既存の支配株主は、コンソーシアムの2人の主要メンバーであるアンドリュー・カベナ氏と49ersエンタープライズ・グローバル・フットボール・グループと、コンソーシアムがクラブの支配権を取得し、追加資本を注入する可能性について建設的な話し合いを行っている」 「これらの議論は、レンジャーズFCの長期的な方向性、野心、経営の重要性についての共通の認識を反映している」 レンジャーズの買収に動いている「49ersエンタープライズ」は、2023年7月にリーズ・ユナイテッドを1億7000万ポンド(約321億8000万円)で買収。また、23日にはエバートンのフットボールディレクターであるケビン・セルウェル氏をスポーツディレクター(SD)に任命していた。 2025.04.24 18:40 Thu4
レンジャーズやスコットランド代表を指揮したスミス氏が73歳で死去
元スコットランド代表監督のウォルター・スミス氏(73)が26日、死去した。 現役時代にDFとしてダンディー・ユナイテッドで活躍したスミス氏は、監督としてレンジャーズやエバートン、スコットランド代表を指揮。とりわけレンジャーズでは10度のリーグ制覇、21個のタイトルを獲得し、レジェンドと評されていた。 2011年にレンジャーズの監督を離れて以降は、現場から身を引いていた。 現在、レンジャーズで指揮を執るスティーブン・ジェラード監督はスミス氏の死去について、「ウォルターはレンジャーズファンにとってどんな存在だったのか。それを表現するのは難しいことだ。彼はレンジャーズのあるべき姿を体現していた。彼のリーダーシップは他の追随を許さないもので、彼と働いた全ての人々の記憶に残ることだろう」とインスタグラムでコメントした。 2021.10.27 00:30 Wed5
