リヨン時代のラカゼットがパワー、スピード、テクニックでリーグ・アンを席巻【ハットトリック・ヒーローズ】
2020.08.24 08:00 Mon
サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。
今回は、アーセナルのフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットがリヨン時代に決めたハットトリックだ。
リヨンの下部組織出身のラカゼットは、2010年にファーストチームデビュー。以降、同クラブで公式戦275試合に出場し、129ゴールを記録した後、2017年からアーセナルでプレーしている。
そんなラカゼットだが、2014年10月5日に行われたリーグ・アン第9節のリール戦ではハットトリックを達成している。
さらに前半終了間際の45分には、ボックス右手前で獲得したFKから、MFヨアン・グルキュフの良質なボールにラカゼットが頭で合わせ、貴重な追加点を奪った。
そして試合終盤の84分には、再びカウンターからFWクリントン・エンジがラカゼットへラストパス。受けたラカゼットはすぐには打たず、小刻みなフェイントで相手GKとDFのタイミングをずらしてからゴールへと流し込んだ。
このシーズンのラカゼットはリーグ戦33試合に出場して27ゴール8アシストの圧巻の活躍。リーグ・アン得点王と最優秀選手賞に輝いている。
今回は、アーセナルのフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットがリヨン時代に決めたハットトリックだ。
◆ラカゼットが相手DFを蹂躙
リヨンの下部組織出身のラカゼットは、2010年にファーストチームデビュー。以降、同クラブで公式戦275試合に出場し、129ゴールを記録した後、2017年からアーセナルでプレーしている。
そんなラカゼットだが、2014年10月5日に行われたリーグ・アン第9節のリール戦ではハットトリックを達成している。
0-0で迎えた39分、カウンターの場面でMFナビル・フェキルからラカゼットへスルーパスが出る。ラカゼットは相手DFに競り勝つとそのまま独走。最後は冷静に相手GKとの1対1を制して先制点を奪う。
さらに前半終了間際の45分には、ボックス右手前で獲得したFKから、MFヨアン・グルキュフの良質なボールにラカゼットが頭で合わせ、貴重な追加点を奪った。
そして試合終盤の84分には、再びカウンターからFWクリントン・エンジがラカゼットへラストパス。受けたラカゼットはすぐには打たず、小刻みなフェイントで相手GKとDFのタイミングをずらしてからゴールへと流し込んだ。
このシーズンのラカゼットはリーグ戦33試合に出場して27ゴール8アシストの圧巻の活躍。リーグ・アン得点王と最優秀選手賞に輝いている。
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