ハリルホジッチはチェルシー新指揮官候補だった? 残留ツィエクは安堵…
2022.09.12 06:30 Mon
先日にモロッコ代表の指揮官を退任したヴァイッド・ハリルホジッチ氏(70)が、チェルシーの新指揮官候補に挙がっていたことが判明した。フランス『レキップ』が報じている。
かつては日本代表も指揮したハリルホジッチ氏。2010年のコートジボワール代表、2014年のアルジェリア代表、2018年の日本代表に続き、今大会でもモロッコをワールドカップ(W杯)出場に導いていた。
その一方で、チェルシーのMFハキム・ツィエクやバイエルンのDFヌサイル・マズラウィら一部選手との確執により、チームの主力となりうる実力者を除外するなど、メンバー選考に関して批判の声が集まっていた。
これにより、モロッコサッカー協会(FRMF)は先月に同氏との契約を双方合意の下で解消するという、事実上の解任を決断していた。
これにより、通算3度目のW杯本大会直前の解任という憂き目を味わった老将だが、依然としてその手腕を評価する代表チームやクラブは多く、先日にトーマス・トゥヘル監督を解任したチェルシーも同氏の招へいに関心を示していたようだ。
しかし、チェルシー会長はイングランド人の指揮官の招へいを優先し、ブライトンからグレアム・ポッター監督の引き抜きに成功したことで、両者の会談は最終的に実現しなかったようだ。
仮に、今回の会談が実現し、ハリルホジッチ氏がチェルシーの新指揮官に就任した場合、今夏移籍が有力視されながら最終的に残留となったツィエクと再会予定だった。それだけに、ツィエクは今回の話が流れたことに安堵していることだろう。
なお、これまでリールやパリ・サンジェルマン、ナント、ディナモ・ザグレブ、トラブゾンスポルなどのクラブチームを率いた経験を持つハリルホジッチ氏には、幾つかの代表チームや中東のクラブからオファーが届いているが、現時点で具体的な話には進展していないとのことだ。
かつては日本代表も指揮したハリルホジッチ氏。2010年のコートジボワール代表、2014年のアルジェリア代表、2018年の日本代表に続き、今大会でもモロッコをワールドカップ(W杯)出場に導いていた。
その一方で、チェルシーのMFハキム・ツィエクやバイエルンのDFヌサイル・マズラウィら一部選手との確執により、チームの主力となりうる実力者を除外するなど、メンバー選考に関して批判の声が集まっていた。
これにより、通算3度目のW杯本大会直前の解任という憂き目を味わった老将だが、依然としてその手腕を評価する代表チームやクラブは多く、先日にトーマス・トゥヘル監督を解任したチェルシーも同氏の招へいに関心を示していたようだ。
『レキップ』によると、チェルシーのトッド・ベーリー会長は新指揮官候補の一人としてハリルホジッチ氏の代理人との話し合いの場を持つことで合意。その際、元日本代表指揮官のプロジェクトを聞く予定だったという。
しかし、チェルシー会長はイングランド人の指揮官の招へいを優先し、ブライトンからグレアム・ポッター監督の引き抜きに成功したことで、両者の会談は最終的に実現しなかったようだ。
仮に、今回の会談が実現し、ハリルホジッチ氏がチェルシーの新指揮官に就任した場合、今夏移籍が有力視されながら最終的に残留となったツィエクと再会予定だった。それだけに、ツィエクは今回の話が流れたことに安堵していることだろう。
なお、これまでリールやパリ・サンジェルマン、ナント、ディナモ・ザグレブ、トラブゾンスポルなどのクラブチームを率いた経験を持つハリルホジッチ氏には、幾つかの代表チームや中東のクラブからオファーが届いているが、現時点で具体的な話には進展していないとのことだ。
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リバプールの日本代表MF遠藤航が今シーズン初先発したなか、まずまずの評価を得た。 4日、プレミアリーグ第35節のチェルシーvsリバプールがスタンフォード・ブリッジが行われた。 すでに前節プレミアリーグ制覇を決めていたリバプールは遠藤が今季初先発。しかし、試合は開始3分にエンソ・フェルナンデスにゴールを奪われると、56分にオウンゴールで失点。85分にヴィルヒル・ファン・ダイクが1点を返すが、後半アディショナルタイムにはコール・パーマーにPKを決められ、3-1で敗れた。 69分までプレーした遠藤は、中盤で持ち前の守備力を見せた遠藤はまずまずの評価を得ている。 <h3>◆イギリス『This is Anfield』/ 6点(10点満点)</h3> 「遠藤がアルネ・スロットが熱烈に推し進めるサッカーと相容れない理由は容易に理解できる」 「彼は素晴らしい小柄な選手で見たいものは全て見せてくれる。情熱、粘り強さ、直感力…だが、指を鳴らすような瞬発力で、肩を落とすだけでスペースを空け、針の穴を通すようなボールを操る選手にはなれないだろう」 「しかしEndoは、得意とするプレーを貫き、その実力を遺憾なく発揮した。エンソ・フェルナンデスを翻弄し、ロメオ・ラヴィアのパスをブロックし、カイセドと肩を並べていた」 <h3>◆イギリス『リバプール・エコー』/ 6点(10点満点)</h3> 「試合開始直後は中盤で守備的な仕事を多く求められたが、その後はより創造的にボールを使う機会を与えられた。途中交代」 <h3>◆イギリス『Liverpool.com』/ 6点(10点満点)</h3> 「リバプールの中盤の拠点と守り、ユルゲン・クロップ監督とヨルク・シュトマケ監督が日本人を獲得する前に狙っていたモイセス・カイセドとロメオ・ラヴィアという2人の選手と対峙した中、ボールポゼッションではまずまずのプレーを見せた」 「しかし、中央に隙間ができたり、ランナーを捉えきれなかったりする場面もあった。これは全て彼のせいではなく、中盤の構成が大きく変わったことが原因であることは間違いない」 <h3>◆イギリス『デイリー・メール』/ 7点(10点満点)</h3> 「カルトヒーローにとって、今シーズン初の先発出場となった中、出場機会の少ない選手の中では、おそらく最も優れた選手だった」 「迫力のある、まさに必要とされていたチャレンジを繰り広げていた」 <span class="paragraph-title">【動画】遠藤が初先発!プレミア王者リバプールがアウェイでチェルシーに敗戦</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="0px7I3K33xg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.05 14:30 Mon3
「日本代表に入りたい」スウェーデンで活躍する19歳DFが語る野望、ECLのチェルシー戦では初の右SBでプレー「面白かった」
ユールゴーデンのDF小杉啓太が日本代表への思いを語った。スウェーデン『Fotbollskanalen』が伝えた。 湘南ベルマーレの下部組織から2024年3月にユールゴーデンに加入した小杉。挑戦から1年が経過した中で、公式戦38試合で5ゴール2アシストを記録している。 アルスヴェンスカン(スウェーデン1部)では19試合で1ゴール1アシストを記録している一方で、今シーズンはUEFAカンファレンスリーグ(ECL)にも出場。チームはベスト4まで勝ち上がり、小杉も11試合に出場し2ゴールを記録していた。 8日には準決勝2ndレグでチェルシーとアウェイで対戦。チームは1-0で敗れ、2戦合計1-5で敗退となったが、小杉は2試合ともに先発出場し、大きな経験を積んでいる。 ケガ人などの影響で、2ndレグは初の右サイドバックとしてのプレーとなった小杉は、試合後の取材でチェルシー戦を振り返り、右サイドバックでのプレーに言及した。 「右サイドでプレーする事はとても面白かったです。そこでプレーしたのは初めてでした。トレーニングも含めて初めてです」 「ちょっと大変でしたが、かなり面白かったです」 U-20日本代表としてもプレーし、U-17日本代表としては2023年のU-17ワールドカップ(W杯)にキャプテンとして出場。チームはベスト16で敗れていた。 小杉はA代表に向けてコメント。「日本代表には入りたいです。日本代表は6月にW杯予選を戦います。その時に、そこにいられたら嬉しいです」と、2026年北中米W杯出場を決めた日本代表入りへの思いを語った。 ロンドンでの戦いには日本人記者も取材に訪れていたとのこと。また、日本人も現地で応援し、ECLでの活躍もあり関心が高まっている。 「興味がたくさんあるのかは分かりませんが、とにかく興味を持ってもらえる事は嬉しいです」と語る小杉。日本代表については特に話はないようで、「何も聞いていません。何も分かりません。でも、何かがあればと思っています」と、しっかりと結果を残してる朗報を待ちたいとした。 また、現地で応援してくれる日本人サポーターにも言及。「僕たちがどこで試合をするにしても、彼らは日本の国旗を持って来ます。僕はそれをとても誇りに思います。そうしてくれる人たちに、感謝の意を表したいと思います」と、支えてくれる人たちへの感謝も示した。 <span class="paragraph-title">【動画】こぼれ球に反応した小杉啓太が左足一閃で劇的同点弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="UHfr2TAKOuw";var video_start = 216;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.09 21:20 Fri4
チェルシーが遠藤航リーグ初先発の王者リバプール撃破! 3連勝でトップ5死守【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第35節、チェルシーvsリバプールが4日にスタンフォード・ブリッジで行われ、ホームのチェルシーが3-1で勝利した。リバプールのMF遠藤航は69分までプレーした。 5位のチェルシーは前節、エバートン相手に大苦戦も1-0で勝利して連勝。続くカンファレンスリーグ(ECL)準決勝1stレグではユールゴーデンに4-1で先勝。敵地でのリターンレグを前に大きなアドバンテージを手にした。トップ5フィニッシュへ勝ち点3必須の王者とのホームゲームに全力を注げる環境を整えたなか、マレスカ監督はユールゴーデン戦で温存した主力を復帰させてエバートン戦と全く同じメンバーで臨んだ。 一方、前節はスパーズ相手に5-1の逆転勝利によって超満員のアンフィールドで2019-20シーズン以来のリーグ制覇を成し遂げたリバプール。王者として臨んだ初の一戦では先発6人を変更。グラフェンベルフに完全休養を与えたほか、マク・アリスター、コナテらをベンチに置いて遠藤とエリオットを今季リーグ初先発で起用した。 ガード・オブ・オナーでリーグ王者に敬意を示したチェルシーだったが、キックオフを合図にいきなり襲い掛かる。 3分、自陣でのプレス回避から相手陣内右サイドでパーマー、ペドロ・ネトとスムーズにボールが繋がると、深い位置まで侵攻したネトのグラウンダーの折り返しをボックス中央に走り込んだエンソ・フェルナンデスがワントラップから右足シュートをゴールネットへ流し込んだ。 ファーストチャンスをものの見事にゴールへ結びつけたホームチームは、直後の5分にもパーマーのスルーパスをボックス付近で受けたマドゥエケが体勢を崩しながらも左足シュートを放つが、これはわずかに枠の右へ外れる。 辛くも2失点目を回避したリバプールは徐々にボールを握って押し込んでいく。9分にガクポのシュートで最初の枠内シュートを記録すると、サラーのキープ力やアレクサンダー=アーノルドの局面を変えるパスでチェルシー守備を揺さぶっていく。 その流れでボックス付近でジョタらが足を振っていくが、エースのサラーが良い形で前向きに仕掛けるシーンはさほどなく決定機まであと一歩という場面が目立つ。 これに対して、後ろ重心で守りながらパーマーの正確なパスを起点に前線のアタッカーをスペースに走らせる縦に早い攻撃を狙うチェルシー。その形からネトのドリブルシュートや、ゴール前に抜け出したマドゥエケがゴールネットを揺らす場面も作り出したが、オフサイド判定などで追加点には至らず。 徐々にリバプールペースもチェルシーの1点リードで折り返した後半は互いに選手交代なしでスタート。後半はハイラインの背後を引っくり返す形でチェルシーが良い入りを見せると、思わぬ形から追加点が生まれる。 56分、右サイド深くに抜け出したパーマーがボックス右のゴールライン際をえぐってグラウンダーの高速クロス。これはマドゥエケの手前で身体を投げ出した遠藤の好守で凌いだが、こぼれをファン・ダイクがクリアしようと蹴ったボールが味方のクアンサーの身体に当たってゴールネットに吸い込まれた。 不運なオウンゴールで2失点目を喫したリバプールはここから反撃態勢に。58分にはアレクサンダー=アーノルド、ジョタを下げてブラッドリー、ヌニェスを同時投入。さらに、69分には遠藤とエリオットを下げてマク・アリスター、ソボスライと主力をピッチに送り出す。 これで完全に押し込んだアウェイチームはクロスを起点にチャンスを作っていくが、ヌニェスらが仕留め切れず。頼みのサラーも消化試合というメンタルも影響し、決定的な仕事には至らず。 その後、互いにメンバーを入れ替えた後半終盤の85分にはマク・アリスターの右CKをファン・ダイクが頭で合わせ、王者がようやく1点を返す。 これで一気に試合の緊迫感が増したが、ホームで勝ち点3が必要なチェルシーがより高い強度で球際を制して時計を進めていく。さらに、後半アディショナルタイムにはボックス内でアグレッシブに守備に出たカイセドがクアンサーをファウルを誘って値千金のPKを獲得。これをキッカーのパーマーが左隅に突き刺し、前節のパーマーに続いてリーグ久々のゴールを挙げた。 試合はこの直後にタイムアップを迎え、近年苦戦する王者リバプールを3-1で破ったチェルシーが会心のリーグ3連勝でトップ5死守に成功した。 チェルシー 3-1 リバプール 【チェルシー】 エンソ・フェルナンデス(前3) オウンゴール(後11) コール・パーマー(後51[PK]) 【リバプール】 ヴィルヒル・ファン・ダイク(後40) 2025.05.05 02:40 Mon5