日本を完封した中国「満足しているが…」と振り返る指揮官、この試合の狙いは「ポゼッションを増やす」

2022.07.24 22:13 Sun
©超ワールドサッカー
中国代表のアレクサンダル・ヤンコビッチ監督が、日本代表を振り返った。
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24日、EAFF E-1サッカー選手権第2戦で日本と中国が対戦した。中国は第1戦で韓国代表に0-3で敗戦。若手メンバーで臨んでいる今大会では様々なチャレンジをしているところだ。
しかし、日本戦では堅い守備からポゼッションをして日本に自由にさせず。GKハン・ジャチーのセーブもありクリーンシートを達成。0-0のゴールレスドローに終わった。

ヤンコビッチは日本戦について「非常に重要なのは韓国の試合の後、守る、その後に攻撃を安定させることだった」とコメント。「90分間非常に強い日本と戦った後に満足しているが、本当に幸せということではない。ただ、韓国戦からは修正できた」とコメント。3失点で完敗に終わった韓国戦から、チームは改善できていると手応えを語った。
日本対策としては「今日は韓国戦から比べて、とにかくポゼッションを増やすということ」と、ボールを握ることを目指したといい、「強いチームと戦うとしても常に耐えるということではない」と、ただ守っていれば良いというわけではないとした。

また「サッカーをしなければいけない。ポゼッションを増やすということ。ディフェンスを正して、韓国戦から修正するということだった」と、守るだけでなくサッカーをちゃんとしなければいけないとし、「アタッキングセカンド、サードに入っていくことが重要だった。それが我々のゲームプランの1つだった」と、攻撃面でもしっかりとやりたいことを体現する必要があったとした。

その中で、日本の守備の弱点については「非常に素晴らしいディフェンスのシステムを持っているため、対抗するのは大変だった」と、攻撃面で苦労したと語ったが、「後半エネルギーが減っていくので下がっていく。我々のエネルギーを生かして、中盤を攻めていくということだ」と、後半は狙い所があったと語った。

また、「ポゼッションし、キープし、我々のサッカーをし、攻撃に行きすぎないということ。日本はW杯にも出るチーム。自分たちのサッカーをすれば対抗できると思っていた」と語り、自分たちのペースに持っていくことができた結果、引き分けられたと語った。

中国は27日の最終戦で香港代表と対戦する。

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