世界女王スペインが圧巻の7発大勝!イングランドは6万超えのウェンブリーでスウェーデンとドロー【女子ユーロ予選】

2024.04.06 15:05 Sat
【動画】スペインが大量7ゴールで白星発進!





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バルセロナがチェルシーに逆転勝利で連覇に王手! ボンマティが1ゴール&PK獲得で勝利に貢献【UWCL】

27日、UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)の準決勝2ndレグが行われた。 1stレグをアウェイで戦ったチェルシーはバルセロナを相手に0-1で勝利。アドバンテージを持ってホームゲームを迎えた。 一方で、ディフェンディングチャンピオンとして連覇を目指すバルセロナ。試合は勝利が必要なバルセロナペースに。22分、CKの流れからチャンスを迎えるが、これはゴールにつながらない。それでも25分、ボックス手前でパスを受けたアイタナ・ボンマティが細かいステップから右足を振ると、ディフレクトしたシュートがネットを揺らし、バルセロナが先制する。 早い時間帯で2戦合計で追いついたバルセロナ。追いつかれたチェルシーはペースを上げて攻め込んでいくが、バルセロナの堅い守備の前ゴールを奪えない。36分にはカタリナ・マカリオがボールコントロールから左足ボレーも、GKのセーブに遭う。 前半をバルセロナのリードで迎えた中、後半はチェルシーが先にチャンス。57分には左サイドをアシュリー・ローレンスが仕掛けると、シェーケ・ニュスケンがボックス内でシュートを打つが、右ポストに嫌われる。 ゴールが遠いチェルシー。対するバルセロナも、なかなか良い形でチャンスを迎えられない。すると59分にチェルシーにアクシデント。カデイシャ・ブキャナンがパトリシア・ギハーロの足を踏んでしいまい2枚目のイエローカードをもらい退場処分に。チェルシーは数的不利での戦いとなる。 バルセロナはこの状況を生かしてボックス付近でのプレーが増え攻め込む状態に。チェルシーはそれでも粘りを見せていたが、72分にスルーパスに抜け出たボンマティが倒され、バルセロナはPKを獲得。これをフリドリーナ・ロルフォがしっかりと決めてバルセロナが勝ち越しに成功。そのまま試合は終了し、0-2でバルセロナが勝利。2戦合計1-2となり、バルセロナが逆転で決勝に進出した。 チェルシーはエマ・ヘイズ監督にとっての最後のシーズンだったが、これでUWCL制覇の夢は潰えてしまった。 チェルシー 0-2(AGG:1-2) バルセロナ 0-1:25分 アイタナ・ボンマティ(バルセロナ) 0-2:75分 フリドリーナ・ロルフォ(バルセロナ) <span class="paragraph-title">【動画】チェルシーとバルセロナの激闘! 王者・バルサが逆転勝利</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="6vGSpbbgoek";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.28 22:35 Sun

バルサ女子、マピ・レオンが半月板手術…主軸CB2枚欠場でUWCL敵地でのローゼンゴード戦

バルセロナ女子は13日、スペイン女子代表DFマリア・ピラー・レオンの手術成功を発表した。 "マピ"の愛称で親しまれるレオンは、8日のトレーニング中に負傷。右ヒザ外側半月板損傷と診断された。 13日には手術成功との報がクラブから伝えられ、数日以内にリハビリを開始するとのことだが、長期の離脱を余儀なくされた。 左利きのセンターバックとしてビルドアップ能力や持ち運ぶ能力に長けたレオンは、セットプレーのキッカーしても最強バルサ女子の中で異彩を放つ。 チームは13日にUEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)の第3節、アウェイでのローゼンゴード戦を控えるが、故障者が増加中。同じくセンターバックのイレーネ・パレデスもスペイン女子代表での活動中に筋肉系のトラブルを発症。開幕前にはフリドリーナ・ロルフォもヒザの手術に踏み切り、ヒザの大ケガから復帰したアレクシア・プテジャスも再びヒザに違和感を覚え、今回のスウェーデン遠征メンバーからも外れた。 特に主力2枚を欠くセンターバックをどうするかに注目が集まり、サイドバックのマルタ・トレホーンやボランチのイングリッド・エンゲンなどが起用されると見込まれている。 <span class="paragraph-title">【動画】寒風吹くスウェーデンに降り立った防寒姿のバルセロナ女子選手たち</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="sv" dir="ltr">Hej, Malmö <a href="https://t.co/8WxUbWCeTh">pic.twitter.com/8WxUbWCeTh</a></p>&mdash; FC Barcelona Femení (@FCBfemeni) <a href="https://twitter.com/FCBfemeni/status/1734637373818847290?ref_src=twsrc%5Etfw">December 12, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.12.13 22:10 Wed

中盤制したスウェーデンが2大会連続4度目の3位フィニッシュ!開催国オーストラリアは敗戦も過去最高4位で大会終える【2023女子W杯】

19日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)3位決定戦、スウェーデン女子代表vsオーストラリア女子代表がブリスベン・スタジアムで行われ、スウェーデンが2-0で勝利を収めた。 スウェーデンは準決勝でスペイン女子代表に敗れ、2003年大会以来の決勝進出を逃した。前回大会に続き3位決定戦へ回ることとなり、先の準決勝と同じスタメンで[4-2-3-1]を採用。2大会連続4度目の銅メダルを狙う。 一方、初のベスト4入りを果たしたオーストラリアも、敗れた準決勝イングランド女子代表戦と同じ11人でスタート。アランナ・ケネディが遅発性脳震とうのために引き続いてメンバー外となり、代表キャップは150を越えるクレア・ポーキングホーンがセンターバックの一角を務めた。 キックオフ後1分の早々にスティーナ・ブラックステニウスがビッグチャンスを迎えたスウェーデン。右ポケットを取っての右足はGKマッケンジー・アーノルドの好セーブに阻まれたものの、序盤はボールを握ってテンポ良く試合を進める。 対してオーストラリアはカウンターから好機を作り、20分過ぎにはエリー・カーペンターのクロスから左にサイドを変えていたヘイリー・ラソがニアを狙うも、こちらもGKゼチラ・ムソビッチが好セーブを披露した。 試合が動いたのは30分。フリドリーナ・ロルフォのヘッドがクロスバーを叩いた直後、VARからの進言で主審はオン・フィールド・レビュー(OFR)を実施。直前にブラックステニウスとクレア・ハントがボックス内右でもつれた際に両者の足が接触しており、これがトリッピングと判断されてスウェーデンにPKが与えられた。 会場からは大ブーイングが起こったが、このチャンスをスウェーデンはロルフォがコースを読まれながらも左足で右隅下へ沈め、先制点をもたらした。 その後はオーストラリアの攻め気を受け流しながら遅攻と速攻を使い分けるスウェーデン。40分にはコソヴァレ・アスラニのボレー、追加タイム2分には得意のセットプレーからフィリパ・アンイエルダールのキックがGKアーノルドを強襲する。 前半終了間際には大エース、サマンサ・カーに好機が到来したオーストラリアだったが、仕留め切れずに準決勝と同じく1点ビハインドで後半へ。だが、なでしこジャパンとのゲームで見せたように中盤でのスウェーデンのプレッシャーが非常に厳しく、ショートカウンターからアスラニにフィニッシュを許すなど、苦しい時間が続く。 60分には2枚替えで打開を図ったオーストラリアだったが、再びゴールを奪ったのは62分のスウェーデン。自陣中盤左で奪い切って速攻へ転じ、ブラックステニウスがスルーパスを受けて左ポケットを取ると、リターンを受けたキャプテンのアスラニが外へ逃げるような右足のミドルでネットを揺らした。 手痛い失点を喫した"ホームチーム"は、70分にFKからポーキングホーンが決定機を迎えたが、シュートはGKムソビッチの正面に。5分後には過去にジェフユナイテッド市原・千葉レディースでプレーしていたアレックス・チディアックらを投入するなど、再びの2枚替えと中盤をダイヤモンド型にするシステム変更で攻勢を強めるが、スウェーデンも高さには強く、あと一歩が遠い。 最終盤こそ守勢に回ったスウェーデンだが、最後まで集中を切らさずに試合終了。オーストラリアに並ぶ今大会4度目のクリーンシートを達成し、2大会連続の3位でW杯を締めくくった。 一方、開催国のオーストラリアは終盤の猛攻実らず敗れたものの、過去最高となる4位で大会を終えた。 スウェーデン女子代表 2-0 オーストラリア女子代表 【スウェーデン】 フリドリーナ・ロルフォ(前30)[PK] コソヴァレ・アスラニ(後17) 2023.08.19 19:03 Sat

スペインが初の決勝戦進出! なでしこ撃破のスウェーデンを19歳パラジュエロ&主将カルモナ弾で打ち砕く【2023女子W杯】

15日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)準決勝のスペイン女子代表vsスウェーデン女子代表がイーデン・パーク(オークランド)で行われ、2-1で勝利したスペインが決勝戦進出を勝ち取った。 ともにW杯初優勝を目指すスペインとスウェーデン。グループステージでなでしこジャパン(日本女子代表)と同居したスペインはラウンド16でスイス女子代表、準々決勝でオランダ女子代表を撃破と欧州のライバルを退けて準決勝まで駒を進めた。 グループステージを3連勝で首位通過したスウェーデンはラウンド16でアメリカ女子代表、準々決勝でなでしこジャパンと優勝経験国を立て続けに撃破。スペインに勝てば準優勝した2003年大会以来20年ぶりの決勝戦進出となる。 準決勝進出4チームの中で最もFIFAランキングが高いスウェーデン(3位)は、なでしこ戦と打って変わって立ち上がりからスペインにポゼッションを譲るもコンパクトな陣形を保ち、焦る様子はなし。11分には右サイドを崩されクロスを入れられるが、アメリカ戦で見せたような最終局面での粘りも健在だ。 その一方、なかなかスペイン陣内深くまでボールを運べず、得点源となるセットプレーを獲得する展開にまで持ち込めない。攻撃の核である2人、バルセロナ所属のFWフリドリーナ・ロルフォと元レアル・マドリーのMFコソヴァレ・アスラニ(現・ミラン)にはスペインの厳しいマークがつく。 それでも両チーム通じて最初の決定機はスウェーデン。準決勝ならではの緊張感が滲む時間帯を経た42分、スペイン陣内深くで相手の中途半端なクリアを拾って右サイドからクロスが上がると、左足ダイレクトで合わせたのはロルフォ。だが、バルセロナで共にプレーするスペインのGKカタ・コルに阻まれた。 また、このシュートで得た左CKから立て続けにCKを獲得したが、いずれも先制点には繋がらず。前半は両チームともリスクをかけて攻め込むシーンがなく、後半勝負の雰囲気を漂わせてハーフタイムを迎えた。 後半に入るとスウェーデンが縦への意識を強め、スペインもオランダ戦の延長後半に決勝ゴールを決めた19歳のスピードスター、元短距離選手のFWサルマ・パラジュエロを57分に投入。パラジュエロ投入に前後して雨も降り出し、前半と打って変わってオープンな展開へと移行していく。 67分、スペインはボックス手前左寄りの位置でFKを得ると、キッカーはオランダ戦で先制点となるPKを沈めたFWマリオナ・カルデンティ。距離も角度も理想的な位置だったが、丁寧に狙った右足シュートはスウェーデンの高い壁に阻まれる。 70分には決定機をモノにできず。左からのクロスに飛び込んだFWアルバ・レドンドはシュートを打ちきれずも、こぼれ球を拾ったパラジュエロから折り返しを受けて左足を振る。ゴール正面でスウェーデンGKゼチラ・ムソビッチとの一対一だったが、クロスに飛び込んでピッチに手をついた状態からのシュートはゴール左へ外してしまった。 両チームとも先制点が欲しいなか、互いに75分過ぎから疲労の色が見え隠れするようになり、そうなると、スピードがあって体力的にもフレッシュなパラジュエロが存在感を発揮する展開に。均衡を破ったのはそのパラジュエロだった。 81分、スペインはFWジェニファー・エルモソが左サイドからクロスを上げると、ファーでFWエヴァ・ナバーロが粘って折り返し、ボールはゴール正面のパラジュエロの足元に。すかさず反応したパラジュエロはゴール右隅に右足シュートを突き刺した。 ついに均衡を破った中、追い詰められたスウェーデンが必死の猛攻を繰り出し88分に同点に。左サイドから上背の優位性を活かすべく山なりのクロスを入れると、途中出場のFWリナ・フルティグがファーで折り返し、最後はフリーで待ち構えたFWレベッカ・ブロンクビストが右足ダイレクトボレーを蹴り込んだ。 終盤に動き出した試合。なんとか追いついたスウェーデンだったが、その歓喜は一瞬で吹き飛ぶ。同点とされたスペインがキックオフからそのまま攻め込んで左CKを獲得すると、ショートコーナーを受けたキャプテンのDFオルガ・カルモナがボックス手前から右足を一閃。DFに当たってコースが変わった一撃はクロスバーを弾いてゴールへ吸い込まれた。 数分の間に天国と地獄を味わったスウェーデン。結局、このカルモナのゴールが決勝点となり、スペインが2-1と勝利。3回目のW杯で初となる決勝戦進出を勝ち取った。 スペイン女子代表 2-1 スウェーデン女子代表 【スペイン】 サルマ・パラジュエロ(後36) オルガ・カルモナ(後44) 【スウェーデン】 レベッカ・ブロンクビスト(後43) 2023.08.15 19:01 Tue

バルセロナ所属のスウェーデン女子FW、盟友相手の女子W杯準決勝へ「日本戦と同じようにプレーできれば」

スペインの面々を知るスウェーデン女子代表FWフリドリーナ・ロルフォが、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)準決勝への意気込みを語った。国際サッカー連盟(FIFA)が伝えた。 東京オリンピックで銀メダルに輝いたスウェーデンは、今大会でも貫禄を見せ、グループステージを無傷の3戦全勝で突破した。 ノックアウトステージではラウンド16でPK戦の末にアメリカ女子代表の3連覇を阻み、準々決勝では一躍注目を集めたなでしこジャパンを撃破。優勝候補の上がる通り、力強くアグレッシブでありながら我慢もできる、柔軟性のある戦い方で勝ち進んできた。15日の準決勝ではスペイン女子代表と相まみえる。 バルセロナで昨季のUEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)を制したロルフォにとって、スペインには知った顔が多数。「毎試合彼女たちを応援してきましたし、トーナメント中ずっとお互いにメッセージを送り合ってきました。向こうが勝ったとき、私たちが勝ったときにはおめでとうと言い合いました」と、クラブでの絆をうかがわせる。 バルセロナでもスペインでもチームの枢軸を担うアイタナ・ボンマティは特に仲の良い1人とのこと。「彼女は本当に素晴らしい」と、警戒以上に賛辞を惜しまない。 「彼女は所属チームの中で最も親しい友人の一人です。バルセロナで素晴らしいシーズンを過ごし、ワールドカップでも素晴らしい時を過ごしていますね。(ピッチに)変化をもたらす選手ですし、スキルとゲームを読む能力は独特です。人々はよく彼女の話をしていますが、まだ評価が実際の価値に届いていないとさえ思いますよ」 スウェーデンはオリンピックでは2大会連続の2位。また、W杯でも前回フランス大会の3位をはじめ、9大会のうち7大会でベスト8入りという強豪ながらも、最高成績は準優勝。当然今大会に懸ける想いは強い。 左サイドで力強いスプリントを繰り返すロルフォも、悲願の初タイトルへ力強く意気込みを述べた。 「今回、我々はまた素晴らしいチームと対戦することになりますが、大きな自信を持っています。スペインに勝つとは約束できませんが、全力を尽くすことは約束できます。日本戦と同じようにプレーできれば、決勝に進出できるチャンスがあると思いますし、スウェーデン代表と国民のためにこのタイトルを勝ち取りたいと思っています」 2023.08.14 22:10 Mon

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ヤマル&クバルシはパリ五輪回避でユーロに専念? バルセロナがスペインサッカー連盟と交渉中か

バルセロナはスペイン代表MFペドリの二の舞いを回避すべく、スペインサッカー連盟(RFEF)と交渉を重ねているようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じた。 ペドリは2021年夏、スペイン代表として臨んだユーロ2020と、U-24スペイン代表として戦った東京オリンピックの両方でフル稼働。多くの疲労やダメージが蓄積し、その後のケガのサイクルへと繋がってしまった。 同様の事態が懸念されるのが、スペイン代表でも重要な戦力になりつつある16歳のFWラミン・ヤマルと、17歳のDFパウ・クバルシ。今夏のユーロ参戦が確実視されるほか、パリ・オリンピックを戦うU-23スペイン代表メンバーにも選ばれる可能性がある。 しかし、バルセロナはヤマルとクバルシがユーロのみのプレーで済むよう、RFEFの関係者と協議しており、これがほぼ決まりかけているとのこと。一方、パリ・オリンピックを戦うU-23スペイン代表には、21歳のMFフェルミン・ロペスと、ジローナへ貸し出し中の23歳DFエリック・ガルシアの2名を送り込むつもりのようだ。 なお、バルセロナは今夏のプレシーズン中、7月下旬から8月上旬にかけてアメリカ遠征を予定。パリ・オリンピックとスケジュールが重なることから、プラン通りに事が運べばフェルミンとエリック・ガルシアは不参加となる。 また、ユーロに参加した選手には最低でも3週間の休暇が与えられる見込み。スペイン代表が7月14日の決勝まで勝ち進んだ場合、ヤマルとクバルシの2名もアメリカには行かないことが予想される。 2024.05.16 21:10 Thu

ペドリは現状でユーロ2024落選か...スペイン代表監督が示唆「今季中に本来の自分に出会ってほしい」

スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、バルセロナのMFペドリに言及した。 今夏ユーロ2024(欧州選手権)に挑むスペイン代表。もし優勝なら3大会ぶり4度目の栄冠となるだけでなく、優勝回数は「3」で並ぶドイツ代表を抜いて歴代最多となる。 デ・ラ・フエンテ監督は2013年〜21年まで、世代別スペイン代表の指揮官として、数多くのプレーヤーをA代表へ送り出してきたが、自身がユーロに挑むのは初。 グループステージ初戦のクロアチア代表戦(6月15日)まで、あと1カ月。スペイン『Teledeporte』に出演し、気になるメンバー選考(23〜26人)について言及...ペドリは100%の状態ではないと見ているのか、遠回しではあるが、本大会落選を匂わせた。 「まずは大会までに選手の新たなケガが発生しないことを願っている。そうなると、外すしかない」 「ペドリがペドリに出会うことが最も重要だ。彼の能力は彼のクラブだけでなく、スペインサッカー界全体にとっても大事なもの。ここからシーズン終了までに、彼が本来の彼に会えることを願っている」 「良い選手はたくさんいるということだ。皆それぞれクラブでうまくやっているだろう。 ペドリは世界のサッカー界において偉大な才能の持ち主。しかし、私は決断を下さなくてはならない」 東京五輪ではU-24代表指揮官としてペドリを中心に据えたデ・ラ・フエンテ監督だが、スペイン『Relevo』はペドリについて「A代表の場でデ・ラ・フエンテにアピールできていないようだ」とし、ユーロ2024行きが疑わしい選手の1人と位置付けた。 2024.05.14 19:35 Tue

32歳イスコが今季28試合で19回目のMOM…5年ぶりスペイン代表復帰も?「実は声がかかった場合に備えて…」

レアル・ベティスの元スペイン代表MFイスコ(32)が、今季28試合で19回目のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に輝いた。 9年間のレアル・マドリー在籍でチャンピオンズリーグ(CL)を5度も制したイスコ。22-23シーズン加入のセビージャは色々あって5カ月で契約解除し、約半年間のブランクを経て、今季からセビージャの宿敵ベティスでプレーする。 ここまで残した数字は公式戦35試合9得点7アシスト。オフェンシブハーフとして、まさにチームの攻撃を司る存在であり、うちリーグ戦は28試合出場…1得点1アシストを記録した直近のアルメリア戦(3◯2)含め、表題の通り、なんと28試合で19回のMOM受賞だ。 この「19」試合、目下ヨーロッパリーグ(EL)行きを激しく争う中堅勢力のベティス(現在6位)が常に勝利しているかと言えば、そうではない。それほどまでにイスコのパフォーマンスが印象的であることがよくわかる。 そんなイスコだけに、ある野望が沸く。 アルメリア戦後、『DAZN』のインタビューでレポーターから「スペイン代表に復帰する可能性はありますか?」と問われると…。 「実はこの夏、新婚旅行があるんだ。スペイン代表ね…もちろんまだわからないけど、様子を見るべきなのは確かだ。何事にも備えがなくては。声がかかった場合に備えて、旅行のキャンセル保険に加入してるんだ」 イスコは国際Aマッチ通算38試合12得点。2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)ごろはスペイン代表の主軸も、19年6月を最後に5年間フェードアウトし、ユーロ(欧州選手権)への出場歴はない。 今季の活躍から、今夏開催ユーロ2024への招集が期待されるようになっているイスコ。スペイン『Relevo』いわく、現時点でルイス・デ・ラ・フエンテ監督の招集候補リストには名を連ねていないが、可能性は排除できないという。 アルメリア戦がプロ通算600試合出場の大台だったという32歳イスコ。本人もスペイン代表復帰、ユーロ2024行きが視野に入っているようだ。 2024.05.13 13:35 Mon

ユーロ2024開幕まで1カ月強…スペイン代表メンバーは大枠が決定か

ユーロ2024に挑むスペイン代表のメンバーは、大枠がすでに決まっているようだ。 UEFAネーションズリーグ(UNL)王者としてユーロ2024に挑むスペイン代表。 グループBでは、UNL決勝でも対戦のクロアチア代表(第1節)、前回王者のイタリア代表(第2節)、2大会ぶり2度目出場のアルバニア代表(第3節)と対戦する。 初戦のクロアチア戦(6月15日)まで1カ月と少し。スペイン『Relevo』は、大枠が決まっているという大会登録メンバー(23〜26人)の選考状況についてレポートした。 GKはこの3枚でほぼ決まり。通算39キャップの正守護神ウナイ・シモン、アーセナルで定位置確保のダビド・ラヤ、レアル・ソシエダの1番手アレックス・レミロだ。 センターバックは現状3枚が「当確」。サウジ移籍後も信頼が揺るがぬDFアイメリク・ラポルテ、ソシエダのDFロビン・ル・ノルマン。フランス生まれの両者に加え、バルセロナの17歳DFパウ・クバルシも堅いという。 サイドバックの当確は右がDFダニエル・カルバハル。左はバレンシアの主将DFホセ・ルイス・ガヤ、そして躍進レバークーゼンの大黒柱DFアレハンドロ・グリマルド。 中盤は“軸”のMFロドリに、ソシエダのMFミケル・メリーノ&MFマルティン・スビメンディ、デ・ラ・フエンテ体制で復帰のMFファビアン・ルイスが当確。MFガビは重傷で招集不可だが、MFペドリも状態が万全であれば当確の1人だ。 2列目陣は、ティーン世代の象徴的存在である16歳FWラミン・ヤマル、一定の貢献を保証するFWフェラン・トーレス、若きFWニコ・ウィリアムズ、復活のFWミケル・オヤルサバル、さらにMFダニ・オルモが順当とのこと。 最前線はA代表通算34得点で柱のFWアルバロ・モラタ、マドリーと同じジョーカーの役割が求められる33歳FWホセルが当確だそうだ。 ここまでで22人。 『Relevo』いわく、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督はディフェンスラインの構成に最も頭を悩ませているようで、最終的にはマルチロールのレアル・マドリーDFナチョ・フェルナンデスが1年ぶりに招集されると予想する。 カタールW杯出場のDFパウ・トーレスと、バルセロナのDFイニゴ・マルティネスは、どちらか1人がセンターバックの4〜5番手あたりで選ばれる見込みだという。 そのほか当落線上にいるのは、DFルーカス・バスケス、DFマルク・ククレジャ、DFペドロ・ポロ、MFアレックス・バエナ、MFオイハン・サンセト、MFパウロ・サラビア、FWジェラール・モレノなどなど。 ユーロ2024に挑むスペイン代表メンバー(23〜26人)は、5月27日に発表される。 2024.05.08 21:40 Wed

マドリー退団迫る34歳ナチョ…ユーロ2024でスペイン代表復帰も MLS移籍なら欧州でのラストダンスか

レアル・マドリー退団が濃厚なDFナチョ・フェルナンデス(34)。彼にはスペイン代表としての最後の大舞台が用意されているかもしれない。 誉れ高きエル・ブランコのキャプテン、34歳ナチョ。少年時代から白いシャツに袖を通す、正真正銘のワン・クラブ・マンだ。 積み上げたのは、通算358試合出場に、驚愕のチャンピオンズリーグ(CL)制覇5回を含む、数多のタイトル。個人レベルで真に序列が高かったことなど一度もないが、「困ったらナチョ」…与えられた役割は全てこなしてきた。 そんなバイプレーヤーも契約満了まで1カ月強…今季限りのマドリー退団およびメジャーリーグ・サッカー(MLS)行きを望んでおり、おそらく欧州でのクラブキャリアを終える。 その一方、スペイン『Relevo』によると、スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、今季も黙々と仕事をこなす職人肌のナチョを高く評価しているという。 ナチョはA代表通算24キャップ。2018年のロシアW杯・ポルトガル代表戦でブチ込んだ右足ミドルが記憶に新しいが、同年10月を最後に声がかからなくなり、22年カタールW杯にも出場せず。 デ・ラ・フエンテ体制発足の昨年3月に4年5カ月ぶりに復帰しユーロ2024予選1試合、6月のUEFAネーションズリーグ決勝戦1試合に出場も、再び声がかからなくなっている。 ただ、前述の通り、デ・ラ・フエンテ監督を筆頭とするスペイン代表コーチ陣は、ここ最近のナチョを高評価。今夏のユーロ2024で招集すべきかどうか検討段階に入っているようだ。 今夏MLS移籍なら、おそらくユーロ2024がスペイン代表として、また欧州でのラストダンスになるであろうナチョ。これまでユーロには出場経験がないが、果たして。 ちなみに、デ・ラ・フエンテ監督はマドリーでナチョ同様に職人気質のDFルーカス・バスケス(32)もチェック中。L・バスケスは18年ロシアW杯を最後に招集されておらず、ユーロ2024で復帰なら6年ぶり招集となる。 2024.05.08 20:25 Wed

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ドイツ代表クロースが集大成のユーロ初戦でパス成功率99%! ミスはたったの1本

ドイツ代表MFトニ・クロースは本当にユーロ2024を最後に現役を退くのだろうか。 14日にドイツで開幕したユーロ。開催国のドイツ代表はオープニングマッチとして、グループA第1節でスコットランド代表と対戦し、5-1と大勝スタートに成功した。 フロリアン・ヴィルツや、ジャマル・ムシアラがそれぞれゴールを決めたりと若き才能が輝きを放った試合だが、今季で現役引退のクロースも中盤で見事な働きをした。 開始10分のサイドチェンジで先制ゴールの起点にもなるなかで、パスを通した数も102本の試みに対して、実に101本が成功。成功率にして99%と圧巻の数値を記録した。 『Opta』によると、1980年以降のユーロで100本以上のパス数を記録した選手では史上最高値。現役の集大成となる大会だが、パスマスターぶりを遺憾なく発揮する活躍ぶりに惜しむ声がより強まりそうだ。 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】ドイツvsスコットランド</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="I1N_NJLWvEc";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.15 11:45 Sat

「OG以外は完璧な試合」 開催国ドイツの快勝発進に10番ムシアラも喜び! 「重圧あったのは確かだけど…」

ドイツ代表MFジャマル・ムシアラにユーロ2024での白星発進に浮かれる様子なしだ。UEFA公式サイトが伝えた。 14日のグループA第1節でスコットランド代表と対戦し、5-1と大勝のドイツ。自国開催の重圧もかかるオープニングゲームだったが、終わってみれば快勝劇だった。 そのドイツの10番としてチームの2得点目を決め、試合のマン・オブ・ザ・マッチに輝いた21歳MFは次戦を睨みつつ、「完璧な試合」と胸を張った。 「試合前に重圧を感じたのは確かだけど、とても良い気分だ。最後のオウンゴールはちょっと痛かったけど、それ以外は完璧な試合だった」 「僕らは誰もが重圧を背負っているけど、ピッチで互いに協力し合っているときはそれを感じない。この勝利に浮かれることなんてないし、水曜日も同じようにいきたいと思う」 「この試合を振り返り、何を良くできるか、何を維持すべきかを考えていく」 快勝スタートのドイツは19日の次戦、ハンガリー代表と対戦する。 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】ドイツvsスコットランド</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="I1N_NJLWvEc";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.15 10:10 Sat

自国開催ユーロで5発大勝発進のドイツ指揮官「最初の一歩を踏み出した。これからもさらに続けていければ」

ドイツ代表が自国開催のユーロ2024を快勝スタートだ。 14日のグループA第1節でスコットランド代表と対戦したドイツ。自国開催のプレッシャーをものともせず、開始10分のフロリアン・ヴィルツ弾を皮切りに計5発の5-1と大勝した。 UEFA公式サイトによると、力強いスタートに成功したユリアン・ナーゲルスマン監督は「最初の20分が非常に良かった」と振り返り、大量得点を評価した。 「スコットランドは我々に敬意を示す入りで、最初の2ゴールを決めてからより敬意を示したことだろう。なかでも、最初のゴールは非常に良いプレーからだった。スコットランドのフィジカル的な部分が障害となり、ゴールを奪うのは簡単じゃなかったし、大事なのは多くのゴールを決めたことだ」 また、「最初の一歩を踏み出した」とし、チームでの充実ぶりを明かしつつ、19日に行われるハンガリー代表との次戦を意識した。 「これからもさらに続けていければ。シュツットガルトで勝つためなら、できる範囲で何だってやる。明日は選手を休ませ、日曜日から準備を始める。私もこのチームから多くのエネルギーをもらっている。この選手たちとともに過ごすのは楽しい。チームは非常によくやっているし、非常に満足だ」 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】ドイツvsスコットランド</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="I1N_NJLWvEc";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.15 08:50 Sat

若き至宝ヴィルツ&ムシアラがゴール、開催国ドイツがスコットランドに5発快勝スタート【ユーロ2024】

ユーロ2024グループA開幕戦、ドイツ代表vsスコットランド代表が14日に行われ、ドイツが5-1で快勝した。 スイス代表とハンガリー代表も同居するグループA。開催国のドイツは今大会をもって現役を引退するクロースが先発。ヴィルツやムシアラ、ギュンドアンらと中盤を形成した。 一方、2大会連続でのユーロ出場となったスコットランドはロバートソンやマクトミネイ、アダムスらが先発となった。 5バックでミドルゾーンに構えるスコットランドに対し、[4-2-3-1]で臨んだドイツがディフェンスライン裏を狙う入りとなった中、10分に押し切る。クロースのサイドチェンジを起点に、キミッヒのグラウンダークロスをボックス手前のヴィルツがダイレクトで合わせると、GKガンの手を弾いたシュートがゴールに吸い込まれた。 さらに19分、ヴィルツと共にドイツが誇る若き至宝ムシアラにもゴールが生まれる。ギュンドアンのスルーパスを起点に、ハヴァーツがボックス左でタメを作ると、最後はムシアラがDFをうまく外してシュートを蹴り込んだ。 止まらないドイツは25分にムシアラがボックスぎりぎりで倒されてPKを獲得しかけるもVARが入ってFK判定に。 ハーフタイムにかけてもドイツがボールを握り続けると、42分に3点目の絶好機。ムシアラがバイタルエリア中央をドリブルで打開した流れからキミッヒの右クロスをギュンドアンがヘッド。しかしGKガンのファインセーブに阻まれた。 だがルーズボールに詰めたギュンドアンに対し、ポーテアスが両足タックルを見舞うとVARの末にPKを獲得。ポーテアスにはレッドカードが提示された中、数的優位となったドイツはこのPKをハヴァーツが決めて3-0とし前半を終えた。 迎えた後半、イエローカードを受けていたアンドリッヒに代えてグロスを投入したドイツがハーフコートゲームとする中、58分にはヴィルツがボレーで牽制。 その後、ヴィルツとハヴァーツをお役御免としたドイツは68分に4点目。ムシアラのクサビのパスをギュンドアンが絶妙なヒールで落とし、最後は途中出場フュルクルクがシュートを決めきった。 76分には直前に投入されていたミュラーの左クロスからフュルクルクが押し込んで5点目かに思われたが、VARでオフサイドに。 終盤の87分、FKからオウンゴールで失点したドイツだったが、試合終了間際の追加タイム3分、ジャンがコントロールシュートを決めて5-1の快勝。好スタートを切っている。 ドイツ代表 5-1 スコットランド代表 【ドイツ】 フロリアン・ヴィルツ(前10) ジャマル・ムシアラ(前19) カイ・ハヴァーツ(前46) [PK)] クラス・フュルクルク(後23) エムレ・ジャン(後48) 【スコットランド】 オウンゴール(後42) <span class="paragraph-title">【動画】ユーロ開幕! 開催国ドイツがスコットランドに大勝!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="I1N_NJLWvEc";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.15 05:59 Sat

いよいよ本番がやって来た…/原ゆみこのマドリッド

「いちいちシュットガルトまで行くんだ」そんな風に私が驚いていたのは木曜日、ユーロ初戦を迎えるスペイン代表がベルリン行きの飛行機に乗るのに、バスで2時間もかかる空港に行かないといけないと知った時のことでした。いやあ、地図でベースキャンプ地のドナウエッシンゲンの場所をチェックした時、近くに空港がないのには気づいていたんですけどね。それこそ、最寄りはシュットガルトかフライブルク、さもなくば、隣国スイスのチューリッヒだったんですが、そこは天下の代表チーム。きっと手頃な距離に軍用空港なり、貨物専用空港があって、チャーター便ですいすい移動するものと信じていたところ、まさかスペインからドイツ入りした空港まで毎回、行かなきゃいけなかったとは! だってえ、金曜午後6時(日本時間翌午前1時)から、オリンピアシュタディオンで対戦するクロアチアなど、ベルリンからたった75km離れただけのノイルピーンという町にいるため、1時間ちょっとで来られちゃうんですよ。当然、飛行機を使って移動しないといけない日も空港まで、そのぐらいの時間でしょうし、それはドイツ中央西部にベースキャンプを置いているイタリア、アルバニアも同じ。要はスペインだけがグループリーグ中、毎回、往復に6時間程かかることになるんですが、これって、いくらシュバルツバルト(黒い森)に近く、自然に囲まれた静かな環境が合宿に最適といったって、選手たちが移動だけで疲れてしまわない? まあ、そんなことはともかく、そちらで月曜から、ずっとトレーニングしているスペイン代表の近況を伝えていくことにすると、いやあ、初日こそ、UEFAから、どの国の代表も課せられている、一般公開練習をSVアーセン(地元の地域リーグクラブ)の小さなスタンドをいっぱいにした500人のファンの前で夕方にやったのを除き、それからは毎日が判を押したように同じでねえ。ええ、午前11時からの練習はマスコミ公開15分の部分をサッカー協会のサイトやXで生配信してくれるんですが、いつもアップ、ロンド(選手が輪の中に入って、ボールを奪うゲーム)が終わった辺りで中継終了。 その後、午後12時半からの選手記者会見もグラウンドに隣接したメディアセンターから、生配信があるんですが、これがまた、時間ピッタリに始まったことがなく、常に午後1時ぐらいまで、待たされることに。もちろん、初回に登場したペドリ(バルサ)が、ええ、彼はユーロ前強化親善試合の最後となった北アイルランド戦で2ゴールを挙げた殊勲者。ようやく、2021年夏にユーロと東京オリンピックを梯子したせいで、負傷離脱を繰り返すようになる前の調子を取り戻せたようなんですけどね。 それをピッチ上だけでなく、「ケガの再発は心配していない。Vosotros tenéis más miedo que yo en el campo. Intento disfrutar/ボソトロス・テネイス・マス・ミエードー・ケ・ジョ・エン・エル・カンポ。インテントー・ディスフルタル(自分がピッチにいる時より、君たちの方が怖がっている。ボクは楽しむようにしているよ)」と言葉でも保証してくれたのは、代表ファンにとって、朗報だったかと。水曜に出て来たダニ・オルモ(ライプツィヒ)もユーロ前の親善2試合でのプレーを妨げた、シーズン終盤からのふくらはぎの違和感が解消して、現在は100%になったと言っていましたが、それまで全員が皆勤だったチーム練習に欠席者が出たのは木曜になってのことでした。 そう、北アイルランド戦の後半に途中出場したラポール(アル・ナスリ)が筋肉系のトラブルで1人調整となったんですが、それでも今のところ、一応、先週金曜にリスト落ちしたクバルシ(バルサ)に待機要請は出ているものの、デ・ラ・フエンテ監督が試合前日まで行使できる、負傷によるメンバー入れ替えカードを使うまでのことはない程度なのだとか。いやあ、昨年のネーションズリーグ・ファイナルフォーを制したスペインでル・ノルマン(レアル・ソシエダ)とCBコンビを組んだ彼は、ラス・ロサス(マドリッド近郊)のサッカー協会本部での合宿スタートなった6月1日の前日にサウジアラビア杯決勝があったとはいえ、当人はその試合に出場停止。しかもチームが優勝した訳でもないのに、合流がCL優勝組のレアル・マドリー勢と同じ6日だったことで、少々物議を醸したなんてこともあったんですけどね。 それでも今回のユーロでは再び、ル・ノルマンとラポールのペアがスタメン候補として有力だったんですが、そうそう、2022年W杯カタール大会では、ルイス・エンリエ前監督がエリック・ガルシア(当時はバルサ、今季はジローナでプレー)も、パウ・トーレス(同ビジャレアル、現アストン・ビラ)も、アスピリクエタ(同チェルシー、現アトレティコ)も信用できず、ボランチのロドリ(マンチェスター・シティ)をラポールと組ませたなんてことも。といってもドイツには脅威のCL6回制覇のマルチDFナチョ(マドリー)と、コパ・デル・レイ王者のビビアン(アスレティック)も行っているため、デ・ラ・フエンテ監督がロドリにジョブチェンジさせる必要はまったくない? 実際、この大会準備期間にはオランダ代表のデ・ヨング(バルサ)の足首の今季3度目のケガが治りきらず、代表離脱したり、コープマイネルス(アタランタ)が負傷して、マートセン(ドルトムント)と入れ替えられたなんてこともありましたからね。その初戦の対戦相手、ポーランドでもエースのレバンドフスキ(バラサ)が親善トルコ戦で太ももを痛め、日曜の試合には出られないなど、開幕前から逆境に襲われるチームも出始めているため、スペインも練習疲れで不具合の出た選手は重傷化しないよう、しっかり休ませて、拡大選手枠26人の旨味を有効活用してもらいたいかと。 そして日々の定例記者経験とは別に、ええ、やっぱりドナウエッシンゲンの合宿では個別選手のメディア対応が解禁になったんですよ。おかげで私も読む物が増えて、ちょっと閉口したんですが、いえ、ナチョ同様に6回目のCL優勝。更に決勝のドルトムント戦では先制ゴールも挙げて、舞い上がっているのか、「Somos candidatos a ganar la Euro. Lo digo abiertamente/ソモス・カンディダードス・ア・ガナール・ラ・エウロ。ロ・ディゴ・アビエルタメンテ(ウチはユーロ優勝の候補って、はっきり言うよ)」と強気だったカルバハル(マドリー)はまあ、いいんですけどね。 やっぱり気になるのはアトレティコから1人参加のモラタで、まだクラブの誰とも話してはいないらしいんですが、「Tengo 31 años, voy a cumplir 32 en octubre/テンゴ・トレインタイウン・アーニョ、ボイ・ア・クンプリール・トレインタイドス・エン・オクトゥブレ(自分は31才で、10月には32才になる)。プレーしないために、スタメンに選ばれないために、アトレティコに残ることはできない」という言葉の方。まあ、確かにシーズン終盤、シメオネ監督はグリーズマンとコレアを先発前線コンビにしていましたけどね。それは前半戦では19得点と飛ぶ鳥を落とす勢いだったモラタが、後半戦18試合でたったの2得点という、恐ろしいゴール日照りに見舞われてしまったからで、もしや彼、得点しようがしまいが自分はスタメンで出るべきだと思っている? 実際、そういうのが通るのはマドリッドの弟分レベルで、ええ、ラージョなど、RdT(ラウール・デ・トマス)も、カメージョも、ファルカオもゴールが入らない病にかかっていたため、CFを置かないで試合はできない的な理由で誰かを先発させていましたけどね。その結果、1部残留は果たしたものの、降格圏ギリギリの17位で終わるという結末になったんですが、毎シーズンの最低限目標が4位以上でCL出場権をゲットというアトレティコではそうは問屋が卸さず。来季もあの日照り状態が続くようでは、クラブもたまったもんじゃないため、ドブビク(ジローナ)やセルロート(ビジャレアル)ら、今季、ゴールを沢山挙げたFWの獲得に努めている次第なんですが、はあ。 加えて、モラタは3月にサンティアゴ・ベルナベウで行われたブラジルとの親善試合の際、ホームチームでプレーしているにも関わらず、スタンドからpito(ピト/ブーイング)を受けたことも根に持っているよう。曰く、「Yo creo que hay muchos españoles que quieren que le vaya mal a la Selección/ジョ・クレオ・ケ・アイ・ムーチョス・エスパニョーレス・ケ・キエレン・ケ・レ・バジャ・マル・ア・ラ・セレクシオン(代表が上手くいかないことを望んでいるスペイン人が沢山いると思う)。他の国ではないことだ」とも言っていたんですが、いやいや。あの時はマドリー出身の彼が現在、同じ街のライバルであるアトレティコでプレーしているのが気に喰わないマドリーファンにピーピーやられただけでは? スペイン代表のキャプテン兼エースがこんなでは、私もちょっと、ユーロでの先行きが不安になるんですが、それでも北アイルランド戦でモラタはゴールを挙げ、それが復調のキッカケになるかもしれませんしね。ダメな時は、CL準決勝バイエルン戦2ndレグの終盤に途中出場し、同点、逆転のゴールを次々と決めたホセル(マドリー)のようなスーパーサブも控えていますし、オジャルサバル(レアル・ソシエダ)も親善2試合4得点とゴール期が到来。ニコ・ウィリアムス(アスレティック)、ジャマル、フェルミン(バルサ)らの若手の貢献も当てにできるため、決してゴールがモラタ頼みではないところは救われるんですが…。 そしてちょっと、ユーロ初戦の相手、クロアチアについても私の気を引いた情報をお伝えしておくと、いえ、38才のモドリッチ(マドリー)が今でも彼らの大黒柱なのは変わっていませんよ。ダリッチ監督のチームのスタメンCFがブドミル(オサスナ)というのも、リーガファンには顔馴染みの選手がいて、嬉しいかと思いますが、TVで映った彼らの練習風景にはアトレティコファンに懐かしい顔が。そう、オブラク一択で出場機会をもらえず、1月にシェフィールドに移籍したGKゲルビッチは実績が足りなかったか、招集されていないんですが、ベルサイコとマンジュキッチがスタッフとして、クロアチア代表にいたから、ビックリしたの何のって。 ええ、前者は2019~22年の3シーズン、アトレティコでプレーした後、移籍したオリンピアコスで2023年に引退。バイエルンから来た後者は2014-15シーズンだけで、20得点したものの、シメオネ監督と反りが合わず、ユベントスに移籍することに。その後。2021年にミランで引退したんですが、どちらもかつてはモドリッチと代表チームートだったとなれば、ホント、マドリーで今季4人誕生したCL6回優勝経験のMFの長寿ぶりが際立つというものですって(最後の1人はドイツ代表のクロース)。 ただ、ここ近年、クロアチアはスペインと相性が悪く、昨年もネーションズリーグ・ファイナルフォー決勝で0-0、延長戦、PK戦まで行って敗北。2021年のユーロでも16強対決で延長戦となり、3-5で負けているんですが、果たして今回はどんな結果が出るのやら。何にしろ、今回も6グループ中、成績上位の4チームまでが決勝トーナメントに進める激甘グループリーグですからね。おそらく、どちらも勝ち抜けることにはあまり、支障はないんじゃないでしょうか。 <hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2024.06.14 23:00 Fri

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