「軌道に戻した」「良い成果を残した」ウェストハム戦では大きな拍手も、遠藤航が現地で評価される「相手のどの選手よりも優れていた」

2023.12.21 16:05 Thu
【動画】遠藤の交代時には大きな拍手が送られる





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日本代表、シリア代表戦の地上波テレビ放送、ネット配信の予定は? キックオフ時間、無料視聴方法を紹介

日本代表は11日、2026北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選兼2027アジアカップ予選の最終節シリア代表と対戦する。 この記事では、サッカー日本代表の試合日程・キックオフ時間・テレビ放送予定・視聴方法をまとめた。 <span class="paragraph-subtitle">■日本代表vsシリア代表 試合日程・キックオフ時間</span> 2次予選では5試合連続クリーンシートで5連勝を飾った日本と2勝1分け2敗で2位のシリアが対戦する。 試合は、日本時間2024年6月11日(火)19:10にキックオフ予定となっている。 2023年11月の第2節での対戦時は日本が0-5で圧勝。シリアは最終節で敗れれば、2次予選で敗退する可能性も残されている。 <span class="paragraph-subtitle">■日本代表vsシリア代表 放送・配信予定</span> 8大会連続8度目のW杯出場を懸けて戦う日本。すでに最終予選への進出は決定している中、今回の試合は、地上波では『フジテレビ』にて全国生中継される。 またインターネットでは『Tver』で同時配信となり、無料で視聴することが可能だ。 ◆2026北中米ワールドカップW杯アジア2次予選兼2027アジアカップ予選 シリア代表戦詳細 日時:2024年6月11日(火)19:10キックオフ 会場:エディオンピースウイング広島(日本/広島) 対戦国:日本代表 vs シリア代表 放送局:フジテレビ系列にて全国生中継、ネット配信は「Tver」 実況:西岡孝洋 (フジテレビアナウンサー) 解説:小野伸二、松井大輔 <span class="paragraph-subtitle">■日本代表vsシリア代表 無料視聴方法</span> 今回は地上波の「フジテレビ」と無料で楽しめるインターネットサービスの『Tver』で放送されるため、誰でも無料で視聴が可能となる。 <span class="paragraph-subtitle">■日本代表メンバー(vsシリア代表)</span> GK 前川黛也(ヴィッセル神戸) 大迫敬介(サンフレッチェ広島) 谷晃生(FC町田ゼルビア) DF 長友佑都(FC東京) 谷口彰悟(アル・ラーヤン/カタール) 板倉滉(ボルシアMG/ドイツ) 町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ/ベルギー) 冨安健洋(アーセナル/イングランド) 伊藤洋輝(シュツットガルト/ドイツ) 橋岡大樹(ルートン・タウン/イングランド) 菅原由勢(AZ/オランダ) MF/FW 遠藤航(リバプール/イングランド) 南野拓実(モナコ/フランス) 守田英正(スポルティングCP/ポルトガル) 鎌田大地(ラツィオ/イタリア) 相馬勇紀(カーザ・ピア/ポルトガル) 小川航基(NECナイメヘン/オランダ) 前田大然(セルティック/スコットランド) 旗手怜央(セルティック/スコットランド) 堂安律(フライブルク/ドイツ) 上田綺世(フェイエノールト/オランダ) 田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ) 川村拓夢(サンフレッチェ広島) 中村敬斗(スタッド・ランス/フランス) 久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン) 鈴木唯人(ブレンビー/デンマーク) 監督:森保一 <span class="paragraph-subtitle">■2026北中米ワールドカップW杯アジア2次予選兼2027アジアカップ予選</span> アジアの36カ国が4カ国ずつ9組に分かれ、ホーム・アンド・アウェイの2回総当たりで対戦。各組1位、2位のチームが、3次予選に進出すると同時に、アジアカップ2027の出場権を獲得することができる。 日本は2023年11月に行われたシリア代表戦(ホーム)とシリア代表戦(アウェイ)をどちらも5-0と快勝スタート。3月の2試合では、北朝鮮との連戦となった中、ホームゲームは1-0で勝利したものの、アウェイゲームは突如中止に。最終的には没収試合となり、日本の3-0での不戦勝となり、2次予選を突破した。 6月はミャンマー相手に6日に0-5で快勝。最終節で11日にシリアと対戦。9月から最終予選が始まる。 2024.06.07 18:00 Fri

日本代表のミャンマー戦スタメン発表!GK前川黛也が初スタメン、鎌田大地や旗手怜央も! 冨安健洋、久保建英、長友佑都がベンチ外【2026W杯アジア2次予選】

6日、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の第5節で日本代表はアウェイでミャンマー代表と対戦する。 すでに最終予選進出を決めている日本。メンバーは大きく変えなかったものの、3バックのシステムや可変のシステムをトレーニングで試していた中、グループ最下位のミャンマーと対戦する。 森保一監督は、スターティングメンバーは定番のメンバーから変化を加えることに。GKには前川黛也が初スタメンに。最終ラインにはDF菅原由勢、DF谷口彰悟、DF伊藤洋輝、DF橋岡大樹が並ぶ4バックだが、橋岡をCBにした3バックも可能なメンバーだ。 中盤はアンカーにMF守田英正、インサイドハーフにMF鎌田大地とMF旗手怜央が並び、3トップは右にMF堂安律、左にMF中村敬斗、中央にFW小川航基と並ぶこととなった。 なお、鎌田と守田がダブルボランチとなり、中村、菅原がウイングバック、旗手、堂安、小川が並ぶ[3-4-3]になる可能性もある。 試合はこの後21時10分からキックオフ。日本テレビとTverで生中継される。 ◆スタメン GK 前川黛也(ヴィッセル神戸) DF 谷口彰悟(アル・ラーヤン/カタール) 伊藤洋輝(シュツットガルト/ドイツ) 橋岡大樹(ルートン・タウン/イングランド) 菅原由勢(AZ/オランダ) MF/FW 旗手怜央(セルティック/スコットランド) 守田英正(スポルティングCP/ポルトガル) 鎌田大地(ラツィオ/イタリア) FW 堂安律(フライブルク/ドイツ) 小川航基(NECナイメヘン/オランダ) 中村敬斗(スタッド・ランス/フランス) ◆ベンチ GK 大迫敬介(サンフレッチェ広島) 谷晃生(FC町田ゼルビア) DF 板倉滉(ボルシアMG/ドイツ) 町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ/ベルギー) MF 遠藤航(リバプール/イングランド) 南野拓実(モナコ/フランス) 田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ) 川村拓夢(サンフレッチェ広島) 鈴木唯人(ブレンビー/デンマーク) FW 相馬勇紀(カーザ・ピア/ポルトガル) 上田綺世(フェイエノールト/オランダ) 前田大然(セルティック/スコットランド) ◆ベンチ外 DF長友佑都(FC東京) DF冨安健洋(アーセナル/イングランド) MF久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン) 2024.06.06 20:25 Thu

【2023-24プレミアリーグ総括】超WSのMVPは前人未踏4連覇貢献の至宝

◆王者が三つ巴のタイトルレース制す 近年は2強の争いが続いたタイトルレースだったが、大混戦となった今シーズンはリバプール(勝ち点82)、アーセナル(勝ち点89)との三つ巴の争いを制したマンチェスター・シティ(勝ち点91)が前人未踏の4連覇を達成した。 今季もチームの骨格を大きく変えることなくDFグヴァルディオル、MFマテウス・ヌネス、FWドクと各ポジションにピンポイント補強を敢行した3連覇中の王者は開幕6連勝と最高のスタート。その後、ウォルバーハンプトン、アーセナル相手の連敗に、11月から12月中旬にかけてはアストン・ビラ相手の屈辱的に敗戦を含め勝ち点取りこぼしが目立って低迷した。それでも、得意の後半戦で一気にギアを上げると、6連勝と9連勝を含む23戦無敗という抜群の安定感によって、この間に取りこぼしたライバルを振り切って4連覇を決めた。 一方、昨季その王者にあと一歩で及ばなかったアーセナルはGKラヤ、DFティンバー、MFライス、MFハヴァーツらを積極補強。序盤戦はロンドン勢とのダービーでのドロー、ニューカッスル戦で初黒星を喫したものの上々のスタート。その後、“魔の12月”に3敗を喫する急失速によって一時優勝争いから一歩後退した。これまでであれば、ここから大きく崩れる可能性もあったが、短いウィンターブレーク期間中のドバイキャンプによってセットプレーを中心にアップデートを図ると、そこから破竹の8連勝。一気にリーグテーブルの頂に到達し、難所エティハドでの王者シティとの首位攻防戦をドローで終えて一気に悲願達成への機運が高まった。しかし、最終的にはホームで喫したアストン・ビラ戦での敗戦が痛恨の結果となり、意地の6連勝で最終節まで優勝の可能性を残したが、20シーズンぶりの悲願達成はならなかった。 その三つ巴の争いから一足早く脱落した3位のリバプールは、2015年途中から約9年続いたクロップ体制が終焉を迎えた。開幕前にMFヘンダーソン、MFファビーニョ、MFミルナー、FWフィルミノら長年チームを支えた主力が旅立ち、代わってMF遠藤航、MFマク・アリスター、MFソボスライと中盤を中心に大幅な刷新に踏み切った。シーズンを通しては王者シティに次ぐ4敗と大きな不調はなかったが、1試合平均1点以上の失点と守備面の問題を抱えた結果、10引き分けと勝ち切れなかった部分がライバルとの勝ち点差に繋がった。すでにアルネ・スロット新監督の就任が発表されている中、来季からのリスタートに期待したい。 第2グループでは大躍進のアストン・ビラがビッグ6崩しに成功し、4位フィニッシュで1982-83シーズン以来となるチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に成功した。エメリ監督の優れたマネジメントに加え、クラブの積極補強でヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)との二足の草鞋を履いたシーズンで常に安定したパフォーマンスを維持。とりわけ、19ゴール13アシストと圧巻のスタッツを叩き出した主砲ワトキンスがチームをけん引し、トッテナム、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスルらを退けた。 5位のトッテナムはポステコグルー新体制で序盤戦の主役を担ったが、度重なる負傷者や後半戦でのパフォーマンス低下によって目標のトップ4フィニッシュは叶わず。GKヴィカーリオ、DFファン・デ・フェン、DFウドジェと守備陣の新戦力の健闘が光ったが、セットプレー守備の拙さや守備のリスクを攻撃で上回ることができず。来季はオーストラリア人指揮官が望むスカッド刷新を経て、シーズン序盤のような躍動感あるスタイルを見せられるか。 トッテナム以上にシーズンを通して負傷者に悩まされた6位チェルシー、7位ニューカッスル、8位マンチェスター・ユナイテッドは厳しいシーズンを過ごした。 ポチェッティーノ監督を迎えた新生ブルーズは、ベーリー体制移行後の継続路線で若手逸材を乱獲。その代わりに経験豊富な多くのベテランや中堅選手を放出した。ただ、新キャプテンのDFリース・ジェームズら既存の主力に加え、新加入のFWエンクンクやMFラヴィアら複数の選手が長期離脱を強いられ、戦術の浸透が遅々として進まず。後半戦はMFパーマーの獅子奮迅の活躍やMFギャラガー、MFカイセド、DFグストら個人の奮闘によって6位フィニッシュでのECL出場権を確保。ただ、アルゼンチン人指揮官の退団によってレスターシティを1年でのプレミア復帰に導いたマレスカ新監督の下、再びまっさらな状態で来季に臨む。 7位のニューカッスルは、久々のチャンピオンズリーグ(CL)との二足の草鞋と多くの負傷者の影響で序盤に3連敗、年末年始の4連敗など浮き沈みが激しい1年に。カップ戦敗退の終盤戦で盛り返して7位フィニッシュも、ユナイテッドのFAカップ優勝に伴い欧州出場権を逃した。それでも、MFマイリーやMFアンダーソンら若手の台頭もあり、国内一本での戦いに集中できる新シーズンへの期待は大きい。 FAカップ優勝でのヨーロッパリーグ(EL)出場権確保で帳尻を合わせたユナイテッドだが、プレミアリーグではクラブワーストの8位フィニッシュ。前述のクラブ同様に異常な負傷者の多さに加え、テン・ハグ監督のマネジメントや一部選手のプロフェッショナリズムの欠如、クラブの経営権移譲の遅れなど様々な問題を抱えた末の最終結果だ。ラトクリフ卿主導で監督交代の可能性を含めた大刷新が予想される来季に巻き返しを期す。 中位やボトムハーフではMF三笘薫を擁する11位のブライトンや16位のブレントフォードらの苦戦が目立った一方、新体制で12位のボーンマスや監督交代で一気に流れを変えた10位のクリスタル・パレス辺りがポジティブなシーズンを過ごした。 PSR違反による勝ち点剥奪などでより複雑化した残留争いでは、DF橋岡大樹が今冬加入のルートン・タウンを含め、バーンリー、シェフィールド・ユナイテッドと昇格組3チームが1年での降格となった。 なお、来季に向けてはレスター、イプスウィッチ・タウン、サウサンプトンの3チームがプレミアリーグ復帰と昇格を決めている。 【最優秀選手&監督】 ★最優秀選手 ◆MFフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_100_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> シティズンズの至宝が完全覚醒。ファーストチームデビュー以降、稀代の名将の薫陶を受け続けてきた生え抜きMFは、左右のウイング、インサイドハーフ、時にセンターフォワードと様々なポジションを経験。着実にプレーの幅を広げ、同じく取り組んできたフィジカル面の向上によってコンプリートプレーヤーへの進化を遂げた。キャリアハイの19ゴールに8アシストと目に見える貢献だけでなく、デ・ブライネ不在時は崩しの担い手、ゲームメーカーとしても存在感を発揮した。さらに、個人として課題に挙げる守備の貢献に関してもベルナルド・シウバら良き手本を見習って大きな改善を示した。 ★最優秀監督 ◆ウナイ・エメリ(アストン・ビラ) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 41年ぶりの大舞台に導く。前人未踏の4連覇に導いたグアルディオラ監督の手腕も素晴らしかったが、やはり就任2年目でバーミンガムのクラブに1982-83シーズン以来となるチャンピオンズリーグ(CL)出場権をもたらしたスペイン人指揮官を最優秀監督に推したい。EL通算4度の優勝とカップ戦マスターとして知られる指揮官は長丁場のリーグ戦ではなかなか結果を残せずにいたが、昨季途中就任のアストン・ビラでは多士済々のタレントをうまく使い分けながら安定したパフォーマンスを維持。今季はクラブにとって久々のUEFAコンペティションとの掛け持ちで、ニューカッスルのように崩れる可能性もあったが、積極補強で後押ししたフロント陣との好連携もあって大崩れせず。ハイライン・ハイインテンシティのアグレッシブなスタイルと、上位対決では後ろ重心の割り切った戦い方を効果的に使い分けながら、大エースのワトキンスらの活躍もあってビッグ6相手に堂々と渡り合って見せた。 【期待以上】 ★チーム ◆クリスタル・パレス <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> グラスナー新体制移行で躍進。名伯楽ホジソン体制では6勝6分け12敗の15位と残留争いに巻き込まれたが、前フランクフルト指揮官のグラスナー新監督就任後は7勝3分け3敗と完全に立ち直って最終的に10位フィニッシュを決めた。[3-4-2-1]へのシステム変更や新たな戦術を浸透する移行期間ではトッテナム、マンチェスター・シティ相手に敗れるなど5戦未勝利の厳しい時期も経験したが、要塞アンフィールドを攻略したリバプール戦の勝利後はフルアム戦のドローを挟んだ2度の3連勝を含む7戦無敗でシーズンを終えた。この間にマンチェスター・ユナイテッド、アストン・ビラ、ニューカッスルらに完勝しており、内容面を見てもその戦いぶりは称賛に値するものだった。MFエゼ、MFオリーズの両エースに加え、FWマテタの覚醒に、今冬加入で一気にイングランド代表に上り詰めたMFウォートンら個々の活躍も光った。 ★選手 ◆MF遠藤航(リバプール) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 日本代表の主将がサプライズ起こす。若手ではMFパーマー、MFメイヌー、ウォートン、DFファン・デ・フェンらが大きなサプライズを起こしたが、30歳のオールドルーキーの活躍も多くのイングランドファンに驚きを与えた。日本代表やブンデスリーガを知る者以外ではほぼ無名と言っていい遠藤の獲得に対しては、“パニックバイ”と揶揄する声も多くリバプールファンを含めて加入時の評価は著しく低かった。また、加入直後はプレシーズンキャンプ不参加に初のビッグクラブ、初のリーグへの順応に戸惑ったが、ELやカップ戦での慣らしによって中盤戦から定期的にプレー機会を得ると、後半戦はブンデスリーガ時代のデュエルキングの異名通りの躍動をみせ、世界屈指の名門の中盤の底に君臨した。勤続疲労によってシーズン最終盤はパフォーマンスを落としたが、この男の存在がなければリバプールはもう少し早い段階でタイトルレースから後退していたはずだ。 【期待外れ】 ★チーム ◆マンチェスター・ユナイテッド <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> クラブワーストの8位フィニッシュ。開幕前の段階からある程度苦しい戦いが予想されたシーズンではあったが、その予想を上回る散々なシーズンとなった。クラブの買収交渉の停滞もあった中、昨夏はFWホイルンド、MFマウント、GKオナナ、MFアムラバトとセンターラインを補強。ただ、プレシーズン、シーズン序盤から度重なる負傷者に悩まされた上、柔軟性を欠くテン・ハグ監督と一部選手の衝突などピッチ内外でのネガティブな話題に振り回され、シーズンを通して不安定なパフォーマンスに終始。とりわけ、負傷者が続出した守備の問題は根深く、中盤以降にフィットしたGKオナナの奮闘によって大崩れはしなかったが、被シュートは下位クラブ並み。また、若手のパフォーマンスに波があった攻撃も上位クラブとは20点以上離された。FAカップ優勝で体裁を保ち、メイヌーやFWガルナチョら若手の台頭と来季に繋がる部分は間違いなくあったが、指揮官の去就を含め新たな首脳陣の下で臨む今夏の移籍市場の振る舞い次第では再び厳しいシーズンを過ごす可能性もある。 ★選手 ◆MFサンドロ・トナーリ(ニューカッスル) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_100_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> マウントやMFラヴィア、FWファティらケガの影響で期待を裏切った選手には情状酌量の余地はあるが、賭博違反による長期出場停止処分を科されたニューカッスルの目玉補強の選手には厳しい評価を下さざるを得ない。昨夏、推定7000万ユーロの巨額な移籍金でミランから加入したイタリア代表MFはアストン・ビラとの開幕戦でいきなりゴールを挙げる華々しいプレミアデビューを飾った。以降は10月半ばのクリスタル・パレス戦までほぼフル稼働し、上々のパフォーマンスを見せた。しかし、アッズーリの同僚ファジョーリを発端とした母国での違法賭博問題関与が発覚。母国で10カ月の出場停止処分、イングランドで2カ月の出場停止処分を科されて、早々にシーズン終了となった。そして、シーズンを通して深刻な負傷者に悩まされたニューカッスルは終盤戦の粘りで7位まで順位を上げたが、最終的に来季欧州出場権獲得はならず。トナーリにはギャンブル依存症克服と共に、フットボールに対して真摯に取り組み、来季こそはピッチ上でクラブ、ファン・サポーターのために献身したい。 2024.06.06 19:00 Thu

日本代表、ミャンマー代表戦の地上波テレビ放送、ネット配信の予定は? キックオフ時間、無料視聴方法を紹介

日本代表は6日、2026北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選兼2027アジアカップ予選でミャンマー代表と対戦する。 この記事では、サッカー日本代表の試合日程・キックオフ時間・テレビ放送予定・視聴方法をまとめた。 <span class="paragraph-subtitle">■日本代表vsミャンマー代表 試合日程・キックオフ時間</span> 2次予選では4連勝を飾った日本と1分け3敗で最下位のミャンマー。日本時間2024年6月6日(木)21:10にキックオフ予定となっている。 2023年11月にパナソニックスタジアム 吹田で行われた試合は、5-0で日本が勝利していた。 <span class="paragraph-subtitle">■日本代表vsミャンマー代表 放送・配信予定</span> 8大会連続8度目のW杯出場を懸けて戦う日本。すでに最終予選への進出は決定している中、今回の試合は、地上波では『日本テレビ』にて全国生中継される。 またインターネットでは『Tver』で同時配信となり、無料で視聴することが可能だ。 ◆2026北中米ワールドカップW杯アジア2次予選兼2027アジアカップ予選 ミャンマー代表戦詳細 日時:2024年6月6日(木)21:10キックオフ 会場:トゥウンナ・スタジアム(ミャンマー/ヤンゴン) 対戦国:ミャンマー代表 vs 日本代表 放送局:日本テレビ系列にて全国生中継、ネット配信は「Tver」 <span class="paragraph-subtitle">■日本代表vsミャンマー代表 無料視聴方法</span> 今回は地上波の「日本テレビ」と無料で楽しめるインターネットサービスの『Tver』で放送されるため、誰でも無料で視聴が可能となる。 <span class="paragraph-subtitle">■日本代表メンバー(vsミャンマー代表)</span> GK 前川黛也(ヴィッセル神戸) 大迫敬介(サンフレッチェ広島) 谷晃生(FC町田ゼルビア) DF 長友佑都(FC東京) 谷口彰悟(アル・ラーヤン/カタール) 板倉滉(ボルシアMG/ドイツ) 町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ/ベルギー) 冨安健洋(アーセナル/イングランド) 伊藤洋輝(シュツットガルト/ドイツ) 橋岡大樹(ルートン・タウン/イングランド) 菅原由勢(AZ/オランダ) MF/FW 遠藤航(リバプール/イングランド) 南野拓実(モナコ/フランス) 守田英正(スポルティングCP/ポルトガル) 鎌田大地(ラツィオ/イタリア) 相馬勇紀(カーザ・ピア/ポルトガル) 小川航基(NECナイメヘン/オランダ) 前田大然(セルティック/スコットランド) 旗手怜央(セルティック/スコットランド) 堂安律(フライブルク/ドイツ) 上田綺世(フェイエノールト/オランダ) 田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ) 川村拓夢(サンフレッチェ広島) 中村敬斗(スタッド・ランス/フランス) 久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン) 鈴木唯人(ブレンビー/デンマーク) 監督:森保一 <span class="paragraph-subtitle">■2026北中米ワールドカップW杯アジア2次予選兼2027アジアカップ予選</span> アジアの36カ国が4カ国ずつ9組に分かれ、ホーム・アンド・アウェイの2回総当たりで対戦。各組1位、2位のチームが、3次予選に進出すると同時に、アジアカップ2027の出場権を獲得することができる。 日本は2023年11月に行われたミャンマー代表戦(ホーム)とシリア代表戦(アウェイ)をどちらも5-0と快勝スタート。3月の2試合では、北朝鮮との連戦となった中、ホームゲームは1-0で勝利したものの、アウェイゲームは突如中止に。最終的には没収試合となり、日本の3-0での不戦勝となり、2次予選を突破した。 6月はミャンマー、シリアと連戦。9月から最終予選が始まる。 2024.06.06 13:30 Thu

遠藤航は苦しいシーズンに? 1年目で34試合先発もリバプールが守備的MFを最優先で獲得か

新体制で新シーズンを迎えることになるリバプール。日本代表MF遠藤航(31)にとっては、難しいシーズンになるかもしれない。 ユルゲン・クロップ監督の下、昨夏に電撃的にリバプールに加入した遠藤。MFモイセス・カイセド、MFロメオ・ラヴィアと補強したかった守備的MFの獲得に失敗し続けた結果、遠藤をシュツットガルトから獲得した。 チェルシーへと加入したカイセドとラヴィアだったが、カイセドはプレミアリーグで35試合に出場し1ゴール3アシストを記録。しかし、ケガに悩んだラヴィアは、プレミアリーグで1試合の出場に終わってしまった。 両者共に年齢を考えれば、まだまだこれから挽回できる状況。一方で、遠藤はプレミアリーグで29試合に出場するなど、公式戦43試合に出場し34試合で先発するなど、チームにとって重要な役割を担うことに。加入当初は年齢も含めて批判的な声が多かったが、パフォーマンスで黙らせ、クロップ監督からも高く評価されていた。 その遠藤だが、クロップ監督が2023-24シーズン限りで退任。アルネ・スロット監督を迎える中で、どのような評価が下されるかは不明。ただ、クラブとしては引き続き補強に動くという。 イギリス『フットボール・インサイダー』によれば、遠藤はあくまでもつなぎの補強だったとクラブは考えているとのこと。2023-24シーズンを乗り切るための補強だったと考え、今夏も補強の最優先事項は守備的MFだという。 年齢を考えても、遠藤にこの先10年を任せるつもりがないことは当然だろう。ただ、初挑戦のプレミアリーグでアンカーのポジションで一定のパフォーマンスを見せたことは事実。それ相応の選手を連れて来ない限りは難しそうだが、スロット監督の評価も気になるところだ。 2024.06.04 10:45 Tue

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パケタ売却による資金調達計画が頓挫、ウェストハムがクドゥスを1年で売却も?

ウェストハムがガーナ代表MFモハメド・クドゥス(23)を1年で売却か。イギリス『フットボール・インサイダー』が伝える。 22年カタールW杯で一躍脚光を浴び、今季開幕後にアヤックスからウェストハム入りしたクドゥス。プレミアリーグ1年目は33試合8得点6アシスト、公式戦全体で45試合14得点6アシストという数字を残している。 まごうことなきウェストハムの中心選手だが、今夏ブラジル代表MFルーカス・パケタで移籍金を稼ごうとしていたクラブは、同選手の違法賭博疑いでこれが事実上頓挫。フレン・ロペテギ新監督の求める新戦力を確保すべく、資金調達へクドゥスを売る可能性があるという。 元々パケタ売却で見込んでいたのは8500万ポンド(約169億円)前後。クドゥスの評価額は不明瞭だが、プレミア1年目で印象的な活躍を披露していただけに、リバプールらトップクラブからの大きな関心が伝えられる。 2024.06.07 12:40 Fri

マディソン&ジョーンズがイングランド代表キャンプから離脱…ユーロ2024出場がなくなる

ユーロ2024の開幕が迫る中、各国代表は調整中。登録メンバー26名の締め切りは7日に設定されている。 イングランド代表は8日にメンバーを発表する予定だったが、候補メンバーを含めて33名を招集。7名がチームから外れることになる。 そんな中、締め切りを前にメンバー外になる選手が発表。イングランドサッカー協会(FA)は、トッテナムのMFジェームズ・マディソン、初招集を受けたリバプールのMFカーティス・ジョーンズはメンバー外になることを発表した。 マディソンは3日に行われたボスニア・ヘルツェゴビナ代表との親善試合に出場。後半途中からピッチに立っていた。また、ジョーンズはベンチ入りにも出番がなかった。 その他、初招集となったリバプールのDFジャレル・クアンサーも外れる候補の1人だという。 マディソンとジョーンズは、7日に行われるアイスランド代表との親善試合を前に、イングランド代表のキャンプを離れたとされている。 なお、負傷した状態で招集を受けているDFルーク・ショー(マンチェスター・ユナイテッド)は5日にトレーニングに合流。状態を見た上で判断されることになりそうだ。DFハリー・マグワイア(マンチェスター・ユナイテッド)、DFルイス・ダンク(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)は別メニューで調整している。 マディソンはレスター・シティから今季トッテナムに加入。ケガにも悩まされた中、プレミアリーグで28試合に出場し4ゴール9アシストを記録していた。 2024.06.06 19:40 Thu

【2023-24 プレミアリーグベストイレブン】2季連続2位のアーセナルから最多5選手を選出

2023-24シーズンのプレミアリーグが終了しました。そこで本稿では今シーズンのベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 ◆プレミアリーグベストイレブン GK:ピックフォード DF:サリバ、ファン・ダイク、ガブリエウ MF:ウーデゴール、ロドリ、パーマー、ライス FW:サカ、ワトキンス、フォーデン GK ジョーダン・ピックフォード(30歳/エバートン) 出場試合数:38(先発:38)/失点数:51 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 残留の立役者に。最多クリーンシートのラヤやヴィカーリオ、マルティネスの活躍も光ったが、リーグ2位の13試合でクリーンシートを達成したトフィーズの守護神を選出。財務違反による勝ち点8剥奪で残留争いを強いられたチームはリーグワースト2位の深刻な得点力不足に喘いだが、タルコウスキ率いるディフェンスラインと共に再三の好守で失点を防いだイングランド代表GKの活躍によって残留を勝ち取った。 DF ウィリアム・サリバ(23歳/アーセナル) 出場試合数:38(先発:38)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のベストDF。実質プレミアリーグ2年目でその才能を完全に開花させた。若さを全く感じさせない余裕を持った守備対応で各クラブの一線級のアタッカーを封殺。また、痺れるビッグマッチにおいては傑出した集中力をみせ、攻守に研ぎ澄まされたプレーを披露。完全にワールドクラスの域に到達した。 DF ヴィルヒル・ファン・ダイク(32歳/リバプール) 出場試合数:36(先発:36)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 完全復活。過密日程を強いられた後半戦にややパフォーマンスを落としたが、全盛期に近いコンディションを取り戻した結果、再び世界最高峰のセンターバックに返り咲く。圧倒的なフィジカルとプレーリードによってピンチの芽を積み続け、新キャプテンとしてのリーダーシップや持ち味であるビルドアップ、セットプレー時のターゲット役としての存在感も抜群だった。 DF ガブリエウ・マガリャンイス(26歳/アーセナル) 出場試合数:36(先発:34)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> リーグ最少失点に貢献。判断、安定感の部分で昨季以上の進化を見せてサリバと共に鉄壁のセンターバックコンビを形勢。地対空の圧倒的な対人戦の強さで相手のエースを封じ込め、ビルドアップの部分でも大幅にミスが減った。攻撃時のセットプレーでは常に相手の脅威に。 MF マルティン・ウーデゴール(25歳/アーセナル) 出場試合数:35(先発:35)/得点数:8 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ガナーズ牽引のスキッパー。指揮官アルテタからピッチ上の指揮官として全幅の信頼を受け、ハイインテンシティとハイクオリティを両立させたパフォーマンスで攻守に安定をもたらした。8ゴール10アシストの数字に加え、キーパスや崩しの起点の仕事、プレッシングのスイッチ役と目に見えない貢献度が非常に高かった。 MF ロドリ(27歳/マンチェスター・シティ) 出場試合数:34(先発:34)/得点数:8 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 4連覇王者の心臓。シーズンMVPはフォーデンに譲る形となったが、その活躍と遜色ない圧巻のパフォーマンスでシティ優勝に大きく貢献。現時点で世界最高のホールディングMFという評価を確立しており、攻守両面での安定感は異次元のレベル。加えて、セットプレーやミドルシュートを武器に8ゴールを挙げる得点力、勝負強さは驚異的だ。 MF コール・パーマー(22歳/チェルシー) 出場試合数:33(先発:29)/得点数:22 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新天地で大爆発。期待の若手との評価にとどまったマンチェスター・シティを離れて加入したチェルシーでリーグ屈指のアタッカーに急成長。シーズン序盤は高精度の左足にPKの巧さにスポットライトが当たっていたが、中盤戦以降は試合ごとに進化を示し、組み立ての能力、局面打開力、アタッキングサードでの圧倒的なクオリティを示し、いずれもリーグトップクラスの22ゴール11アシストを記録。不調のブルーズを6位まで押し上げた原動力に。 MF デクラン・ライス(25歳/アーセナル) 出場試合数:38(先発:37)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> MVP級の輝き。最終結果によってMVPには選出しなかったが、パフォーマンスとチームへの影響力という部分ではフォーデン、ロドリと同等の評価だ。守備では傑出したデュエルの強さにカバーリング能力、攻撃では質の高い繋ぎに推進力で起点役を担い、後半戦はプレースキッカーとしても能力の高さを示した。さらに、7ゴールを挙げるという文句なしの活躍ぶりだった。 FW ブカヨ・サカ(22歳/アーセナル) 出場試合数:35(先発:35)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 安定感抜群のガナーズのエース。幾つかのビッグマッチで消えた試合もあったが、35試合ほぼフル稼働で常に攻撃の起点を担ってきたタフさと安定感は素晴らしかった。16ゴール9アシストというスコアポイントに加え、時にダブルチームで対応される中でも右サイドで質的優位を生み出し続け、周囲の味方に自由を与えるエースとしての仕事も光った。 FW オリー・ワトキンス(28歳/アストン・ビラ) 出場試合数:37(先発:37)/得点数:19 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のベストストライカー。リーグ4位タイの19ゴールにリーグ最多の13アシストと32ゴールに関与する驚異的なスタッツを記録。シーズンを通して多くの選手と前線でコンビを組みながら、チャンスメーカー、フィニッシャーとしてハイレベルのプレーを披露。得意のオフ・ザ・ボールの動き出しとシュート精度を武器に、例年通りにゴールを量産しつつ、磨きをかける個人での局面打開やラストパス、クロスで味方のゴールをお膳立てし、より万能型のプレースタイルに進化を遂げる1年となった。 FW フィル・フォーデン(24歳/マンチェスター・シティ) 出場試合数:35(先発:33)/得点数:19 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のMVP。キャリアハイの19ゴールに加え、8アシストを記録。左右のウイングにトップ下を主戦場にゲームメーカー、チャンスメーカー、フィニッシャーとマルチタスクをハイレベルでこなし、前人未踏の4連覇の立役者に。 2024.06.06 19:05 Thu

セカンドキャリアに向け準備着々 ジョタ、マティプ、アドリアンがUEFAのBライセンスを取得

プロサッカー選手協会(PFA)は5日、リバプールのポルトガル代表FWジオゴ・ジョタ、元カメルーン代表DFジョエル・マティプ、スペイン人GKアドリアンがUEFA B ライセンスを取得したと発表した。 UEFAの発行するBライセンスは、UEFA Aライセンスの下位に位置。ライセンス保有者は、アマチュアクラブ、16歳までのユースチームのヘッドコーチ、プロクラブのアシスタントコーチに就任することが可能だ。 今回、将来的なコーチ業を志す3名の選手をサポートしていたPFAは、公式X(旧ツイッター)にてライセンス取得を発表。選手の笑顔の写真を投稿しつつ、コーチ業への第一歩を称えている。 ジョタは2020年夏にリバプールへ加入すると、前線ならどこでもプレー可能なユーティリティ性の高さと、ここぞの場面で得点を決める勝負強さで主力に定着。今シーズンは度重なるケガに見舞われたが、それでも公式戦32試合15ゴール4アシストの成績を残した。 マティプは2016年夏にフリーでリバプールに加入すると、センターバックの主力として多くのタイトル獲得に貢献。時折見られるひょうきんな一面もファンから愛されていたが、契約最終年となる今シーズンは昨年12月の前十字じん帯断裂によって14試合の出場にとどまり、退団が決定した。 アドリアンは2019年夏にリバプールへフリーで加入。第3GKという立場ながらチームのまとめ役を請け負うなどベテランらしい立ち回りでチームに貢献しており、リバプールとの契約は今季で満了となるも現在は新契約をオファーされている。 いずれの選手もまだキャリア継続の意向ではあるが、このまま順調にライセンスを取得していけば将来的にトップチームを指揮する姿が見られるかもしれない。 <span class="paragraph-title">【画像】UEFA B ライセンス取得を喜ぶジョタたち</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">The PFA have been supporting three <a href="https://twitter.com/LFC?ref_src=twsrc%5Etfw">@LFC</a> players on their coaching journey, recently completing the <a href="https://twitter.com/UEFA?ref_src=twsrc%5Etfw">@UEFA</a> B Licence.<br><br>Congratulations <a href="https://twitter.com/AdriSanMiguel?ref_src=twsrc%5Etfw">@AdriSanMiguel</a>, Joel Matip and <a href="https://twitter.com/DiogoJota18?ref_src=twsrc%5Etfw">@DiogoJota18</a><a href="https://t.co/YGwAmUycTR">pic.twitter.com/YGwAmUycTR</a></p>&mdash; Professional Footballers’ Association (@PFA) <a href="https://twitter.com/PFA/status/1798316250516652290?ref_src=twsrc%5Etfw">June 5, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.06 16:30 Thu

リバプールの若手SBラムゼイがウィガンにシーズンローン

リバプールは5日、スコットランド代表DFカルヴァン・ラムゼイ(20)がウィガンにレンタル移籍することを発表した。レンタル期間は2024-25シーズンの1シーズンとなる。 ラムゼイは2022年夏にスコットランドのアバディーンからリバプールへ加入。しかし、プレシーズンから背中の問題によって欠場が続くと、2023年2月には左ヒザの負傷で手術を受けて長期離脱に。結局、プレミアリーグでの出場はなく、チャンピオンズリーグ(CL)とEFLカップ(カラバオカップ)1試合ずつの出場のみで加入1年目を終えた。 迎えた今シーズンは復活を期し、プレストンへレンタル移籍。しかし、またしてもヒザを負傷して長期離脱に陥ると、復帰後もポジションを確保できずチャンピオンシップ(イングランド2部)で2試合の出場にとどまっていた。これを受け、シーズン後半はボルトン・ワンダラーズにレンタル先を変更していた。 なお、ラムゼイが新シーズンにプレーするウィガンは、今シーズンのフットボールリーグ1(イングランド3部)を中位の12位で終えていた。 2024.06.06 08:15 Thu

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「あの感覚をもう渇望している」EFL杯決勝出場の若手MFクラーク、チャンスくれたクロップ監督のため「すべて勝ち取りたい」

リバプールのU-19イングランド代表MFボビー・クラークが、EFLカップ(カラバオカップ)決勝の興奮を振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。 リバプールに負傷者が続出していることもあり、1月から定期的にメンバー入りしているクラーク。25日に行われたチェルシーとのEFLカップ決勝でもベンチ入りすると、72分にDFコナー・ブラッドリーに代わってピッチへ。大舞台でありながら落ち着いたパフォーマンスを披露し、1-0での勝利とEFLカップ優勝に大きく貢献した。 クラブ公式のインタビューで決勝戦を振り返ったクラークはしばらく興奮が冷めなかったことを明かしつつ、同じくアカデミー出身であるMFジェームズ・マコーネル、FWジェイデン・ダンズと共にプレーした喜びやユルゲン・クロップ監督への感謝を語っている。 「ああいった勝利の感覚を、僕はすでに渇望しているよ。自分のキャリアの中で、もっと何度もそれを感じたいと思っているんだ。あの感覚に匹敵するものなんて、何もないからね」 「日曜日の決勝の前も、僕たちはすべてで勝ちたいと思っていたんだ。今は、もう一度そうした気分になりたいというハングリーさが貰えたよ。僕たちはボスのため、すべてを勝ち取りたいと思う」 「正直に言って、気持ちが落ち着くまでは時間がかかったよ。明らかに、信じられないような一日だったからね。あの日の夜はあまり眠れなかったけど、今はやっと現実に戻ってきた感じだ」 「アカデミーのチームメイト数名と一緒に決勝戦に出場できたのは、現実離れした出来事だった。出場して最初に数回のタッチがあった後、僕は試合に入れたんだ。そして周りを見たら、ジェームズとジェイデンが出場してくるのが見えて、『よし、今頑張らないと!』と思えた。アカデミーで一緒にプレーした僕たち3人が一緒にピッチに立てたのは、信じられない瞬間だったよ」 「監督が僕たち若手に与えてくれるチャンスの多さは、信じられないものだ。非常に多くの若手が、あの大きな舞台でチャンスを与えられたんだからね。たとえチームに疲労があっても先発の11人を残すほうが簡単だったかもしれないけど、彼は僕たちへの信頼を示してくれた。僕はそれに感謝しかない」 2024.02.28 18:25 Wed

「彼らには恐怖があった」EFL杯決勝敗北のチェルシー、辛辣批判のネビル氏は主張曲げず

元イングランド代表DFのギャリー・ネビル氏が、EFLカップ(カラバオカップ)決勝で敗れたチェルシーを改めて批判した。 チェルシーは25日のEFLカップ決勝でリバプールと対戦したが、FWモハメド・サラーやDFトレント・アレクサンダー=アーノルド、GKアリソン・ベッカーら多くの主力を欠いた相手に対して中々優位に立てず。延長戦に入るとファーストチームでの経験がほぼない若手が数多く出場したリバプールにむしろ主導権を握られると、最終的にCKからDFヴィルヒル・ファン・ダイクに決勝弾を決められ0-1で敗れた。 チェルシー側も主将であるDFリース・ジェームズを筆頭に主力数選手が欠場も、リバプールに比べFWクリストファー・エンクンクやFWミハイロ・ムドリクら主力選手をベンチから送り出す余裕はあったことから、試合後には不甲斐ないチームへの批判が集中。特にネビル氏が「blue billion-pound bottlejobs(青い10億ポンドのプレッシャーに弱い集団)」と呼んだことにはマウリシオ・ポチェッティーノ監督が「フェアではない」と反論するなど、大きな話題となった。 それでも、イギリス『スカイ・スポーツ』でネビル氏はこの表現を訂正するつもりはないと主張。チェルシーがリバプールを必要以上に怖がったことが、トロフィーを逃す原因になったのは確実だと述べている。 「あれが本能的なコメントの瞬間だったと言うつもりはない。延長戦の私の解説を聞いていたら、最初の1分から残り2分あたりまで、私がチェルシーに対して怒りを募らせていたとわかるだろう」 「私はチェルシーに恐怖の匂いを感じた。なぜ彼らは、リバプールの若者たちやユルゲン・クロップに自信をつけさせてしまったのだろう。リバプールファンから5分間ほど大合唱が起こったが、それは青いシャツの選手が恐怖の匂いを漂わせていたからだ」 「彼らは悔いなくピッチを去る必要があった。チェルシーはその瞬間をつかまなければならなかったが、縮こまってしまったんだ。“bottle”は非常に強い言葉かもしれないが、絶対的な恐怖を感じながらプレーしたり、固まってしまったり…どう表現しても良いが、それこそ延長戦でチェルシーに見られたものだろう。才能のある若手はたくさんいるから、このタグを固着させたくないはないがね」 「チェルシーがリバプールより若いチームだと主張する人がいるのは知っている。だが、リバプールが選手交代をしたとき、私はキャラガーに『どういうプレーをするかわからない選手が3、4人いる』と言わなければならなかった」 「嘘は一つもない。彼らはリバプールの控え選手と対戦しながら、優勝の瞬間を掴めなかった。私は彼らに腹を立てていたんだ。ピッチ上に3人くらいの少年たちがいて、これほど弱体化したリバプールと対戦する機会はあるだろうか。それなのに、彼らはなぜあんなプレーをしたのだろう」 「誤解しないでほしいが、私はリバプールにトロフィーを掲げてほしくなかったから、チェルシーに対して偏見を持っているというわけではないんだ」 2024.02.27 11:40 Tue

EFLカップ決勝敗戦のチェルシー、転換期を託された指揮官への不満が再び顕在化

一部のチェルシーファンは、どうしてもマウリシオ・ポチェッティーノ監督(51)を信任できないようだ。イギリス『ミラー』が伝えている。 チェルシーは25日、EFLカップ(カラバオカップ)決勝戦でリバプールに0-1と敗戦。延長戦の末に最後はセットプレーからヴィルヒル・ファン・ダイクのヘディング一発に沈んだ。 国内のカップ戦ファイナルで6試合連続敗戦=準優勝となったチェルシー。昨季より転換期に突入したチームにおいて、今季就任のポチェッティーノ監督としては、トッテナム時代を含め、未だイングランドでタイトルがない。 今季も昨季に続いてプレミアリーグで中位を彷徨うなか、ここでひとつリーグカップを獲れば潮目も変わったかもしれないが、それが叶わなかったことにより、ポチェッティーノ監督への不満も再び顕在化しているようだ。 SNS上で見受けられる現地ファンの意見としては、「(リバプールに)負けたから即解雇」「次の試合にいるべきではない」などなど、敗戦を受けての感情的なものが大半だが、中には前体制時代と比較する意見もある。 「ロマン・アブラモビッチなら、トッド・ベーリーよりも冷酷なアプローチを採ったはずだ」 一部のファンから矢面に立たされるポチェッティーノ監督は試合後、「今日の結果にイライラするべきではない。リバプールが良い例だ。CLはおろか、ELでも勝てない時代を乗り越え、彼らは今がある」と、自身が中・長期的視野に立って現職を担っていると改めて強調する。 チェルシーの今後を占うのは難しいところだが、少なくとも来季のCL復帰は今のところ非現実的。ファンはあと2〜3年、忍耐が必要かもしれない。 2024.02.26 14:40 Mon

優勝貢献の遠藤航が松葉杖姿!? 試合後の姿が話題に…ファン騒然「犠牲が大きすぎる」「これは笑えない」

出色のパフォーマンスでタイトル獲得に貢献したリバプールの日本代表MF遠藤航だが、試合後に不安な姿を見せていた。 25日、EFLカップ(カラバオカップ)決勝が行われ、リバプールはチェルシーと対戦。遠藤はアンカーとしてこの試合も先発出場した。 中盤に君臨し、チェルシーの攻撃を封じると、前半には決定的なピンチをシュートブロックするなどチームを救う活躍。また、効果的な縦パスやスルーパスを通すなど、攻撃面でも良さを出した。 試合はゴールレスのまま延長戦に入り、遠藤は120分間プレー。ヴィルヒル・ファン・ダイクのゴールでリバプールが見事に優勝を果たしていた。 遠藤のパフォーマンスはイギリス国内で称賛され、各メディアも高い評価を与えることに。ユルゲン・クロップ監督も「彼はマシーンだ」とパフォーマンスを称賛していた。 その遠藤だが『The Athletic』でリバプールを担当するリポーターのジェームズ・ピアース氏が自身のX(旧ツイッター)を更新。遠藤の写真と共に「松葉杖をつき、左足には保護ブーツを履く遠藤航」と投稿した。 激戦を戦い抜いた遠藤だが、左足を負傷した模様。ファンは「犠牲が大きすぎる」、「そんなことあるか?」、「マジで?」、「これは笑えない」、「喜びも半減だ」とコメント。一方で「あくまでも予防だろう」、「ちょっとした違和感のはず」と、楽観視するコメントも見られている。 離脱となればリバプールはもちろんのこと、3月に2026年北中米ワールドカップ予選を戦う日本代表にとっても痛手となるが、問題ないことを願うばかりだ。 <span class="paragraph-title">【写真】松葉杖をつき保護ブーツを履いている遠藤航</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Wataru Endo on crutches with his left foot in a protective boot. <a href="https://twitter.com/hashtag/LFC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#LFC</a> <a href="https://t.co/jLxBYnvfrs">pic.twitter.com/jLxBYnvfrs</a></p>&mdash; James Pearce (@JamesPearceLFC) <a href="https://twitter.com/JamesPearceLFC/status/1761831634200842520?ref_src=twsrc%5Etfw">February 25, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.02.26 14:10 Mon

殊勲のファン・ダイク「アメージング。リバプール主将として初のトロフィーはファンのためにあるのだから楽しもう」

リバプールのオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクが誇った。 今季のここまで4つのタイトルチャンスを残すリバプール。25日にはその1つ、カラバオカップ決勝のチェルシー戦に望み、延長戦の末に1-0で勝利した。 そんなリバプールだが、ケガ人が相次ぎ、モハメド・サラーら主力を欠いての戦いに。ベンチの顔ぶれも若手が多数を占めたが、総力戦で勝ち切った。 118分にCKからのヘッドで決勝ゴールの主将ファン・ダイクはイギリス『BBC』によると、大会最多を更新する10度目の優勝をこう振り返っている。 「とても素晴らしいね。延長戦では若い選手たちの全員がピッチに立った。信じられないし、このチームのことをとても誇りに思うよ」 「互いに激しい試合で、相手にも、僕らにもチャンスがあった。アメージングだ。リバプールのキャプテンとして初めてのトロフィーはすべてファンのためにあるのだから、楽しもう」 また、決勝点を問われると、「感動的なゴールだったし、選手たちを誇りに思う。今日、成し遂げたのは若い選手全員がそれぞれの役割を果たしたからで、信じられないよ」と語った。 そして、今季限りで退任するユルゲン・クロップ監督のもとで新たに迎えた歓喜の瞬間についても、改めてその喜びを噛みしめた。 「良い瞬間は常に味わうべきだし、これは間違いなくその1つだ」 「聞いてくれ。僕らは決して物事を当たり前だとは思っていない。今日、負ける可能性もあったけど、試合前に色々な問題があったにもかかわらず、仕事をやり遂げた」 「とても誇らしいよ。このクラブの一員であるのもだし、特に選手のことを誇らしく思う」 <span class="paragraph-title">【動画】リバプール主将ファン・ダイクが均衡破る決勝ヘッド!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>正真正銘のファン・ダイク‼<br>\<br><br>延長後半、CKからファン・ダイクのヘディングが<br>ゴールへ吸い込まれてリヴァプールが先制<br><br>壮絶な試合⚔<br>役者がついに均衡を破った!<br><br>カラバオカップ決勝<br>チェルシー×リヴァプール<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中 <a href="https://t.co/Jww3hUi9RP">pic.twitter.com/Jww3hUi9RP</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1761809377550287330?ref_src=twsrc%5Etfw">February 25, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.02.26 12:15 Mon

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