【THIS IS MY CLUB】片野坂監督との“二人三脚”で歩む榎徹社長、大分トリニータが描く未来

2020.07.03 18:30 Fri
◆「トリニータが「ハブ」になって」

──新型コロナウイルスによる今回の状況をどう感じていらっしゃいましたか

「よく「まさかという坂」があると色々な経営者の方から伺っていましたが、本当に「まさか」という坂があったんだなと実感していますし、厳しいということも実感しています」

「一方で、中断期間というのは、我々とスポンサーの皆様、ファン・サポーターの皆様、地域の方も含めて、関係性を考える良い機会になりましたし、良い機会として捉えたいと今は思っております」

──地域に長年根付いてお仕事をされてきましたが、この厳しい状況で地元、地域に対する想いをお聞かせください

「今まで我々は応援していただく立場、支援していただく立場というのが大きかったです。地域の方も、ファン・サポーターの方もそうです。これからは、トリニータが「ハブ」になってと言ったら大げさですが、トリニータを題材にして、地域を繋げる、会社と会社、スポンサー同士を繋げる、地域とスポンサーを繋げる、ファン・サポーターを繋げるという、そういった輪を作っていく。コミュニケーションの輪を広げていくことを、もっともっと行いたいと思っています」

「我々の方から逆にエールを送るといったことを、もっともっと増やしていく必要があると思っています。それが、新しい地域との関係にも繋がっていくのかなと思っております」

──プロスポーツの中でも影響力のあるサッカー、そのクラブチームの大きさを改めて感じられたのですね

「スポーツ自体に地域を元気にするとか、様々な関係者が、例えば我々「トリニータ」という共通言語でまとまっていくという力は元々持っていると思います。それをもっともっと身近なようにできる可能性があると思っております」



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得点ランク首位エジガル・ジュニオの決勝弾で2位長崎が4連勝! 土壇場逆転の秋田が6位浮上【明治安田J2第11節】

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