【THIS IS MY CLUB】最下位からのJ3優勝、“昇格請負人”小林伸二監督が北九州にもたらせた変化、若手とベテランの融合
2020.06.24 19:00 Wed
◆「チーム内競争も激しくなった」
──中・長期の計画を立て、再スタートとなった2019シーズンで見事にJ3優勝、J2昇格を勝ち取りました。改めて昨シーズンを振り返ってください
「90分戦えるチームを目指しました。足が止まるとか、後半最後に失点があるというのが、積極的だけど、どちらかというと(ゴールを)取りに行かなくてはいけないというときに取られたり、逃げ切れずに取られたりという原因をクリアするには、90分戦えるということと、積極的にサッカーをするというところで、サッカーを通してフィジカルを上げていくということをさせました」
「どうしてもイメージが受けのイメージがあるので、積極的にサッカーをやるという意味では、思い切って攻撃的になろうということで、攻撃的なカードを切るということと、攻撃的な選手をうまく配置するということと、サイドバックにも攻撃的な選手を入れつつ、攻撃的なサッカーをしていくということをしました。ただ、そうなると前からのディフェンスがとても重要になります」
「逆に前にいるので、後ろから持ち出す力というのが難しいですけど大事で、そこさえ上手くいけば、選手が前にいるというのが、我々にとっても課題ですけど、多くのチームにとっても課題かなとは思います。ただ、そこに積極的にトライしていって、それが上手くシーズンに入って開幕から4連勝できて、力強く入れたことと、(中断からの)再開後、9月のアウェイの4連戦で4勝しましたが、移行期もうまくトレーニングをしっかり積めました」
「入りが良かったことと、選手もモチベーションが高く、トレーニングゲームで良い選手をできるだけ出すように心掛けました。チーム内競争も激しくなったというところも考えると、前年度が厳しいシーズンでしたが、選手のモチベーションをプラスに持っていき、戦い方の整理が上手くできたということで、上手くいったシーズンだったと思っています」
──若い選手や期限付き移籍の選手が多い中で、最初に自信を持てたことはシーズンを進める上では大きかったということですね
「若い選手が一生懸命やるというところに、中盤に元々いた選手、ベテランの池元(友樹選手)が上手く絡むことができて、シーズンも上手くいったと思います。元々いた選手との融合も上手くいったと思いますね」
──夏にも3選手を期限付きと育成型期限付き移籍で獲得しました。所属チームでの出場機会がない若い選手をチームに取り込むことの難しさやその効果はどう感じられましたか
「3人とも前の選手を獲りました。攻撃的であるということと、前からプレスをかけるということで、前に機動力のある選手を獲りました。あとは、選手にも上手く表現しないと使わないといいました。元所属していたクラブで出場機会がなくて、試合に出たいということで来ていますから、トレーニングをちゃんとやって、トレーニングで表現できれば使うということは言っていました。そういったところがより明確になって、トレーニングやトレーニングマッチでパフォーマンスを上げてくれた部分が、すんなりとチームに入り込めた要因かなと思います」
「上のカテゴリーにいたからということよりも、トレーニングをちゃんとやったということを他の選手も認めたと思います。そういったところで上手く元々いた選手も受け入れたと思いますし、新しく入った選手も無我夢中で頑張ったというのも1つだと思います」
──中・長期の計画を立て、再スタートとなった2019シーズンで見事にJ3優勝、J2昇格を勝ち取りました。改めて昨シーズンを振り返ってください
「90分戦えるチームを目指しました。足が止まるとか、後半最後に失点があるというのが、積極的だけど、どちらかというと(ゴールを)取りに行かなくてはいけないというときに取られたり、逃げ切れずに取られたりという原因をクリアするには、90分戦えるということと、積極的にサッカーをするというところで、サッカーを通してフィジカルを上げていくということをさせました」
「どうしてもイメージが受けのイメージがあるので、積極的にサッカーをやるという意味では、思い切って攻撃的になろうということで、攻撃的なカードを切るということと、攻撃的な選手をうまく配置するということと、サイドバックにも攻撃的な選手を入れつつ、攻撃的なサッカーをしていくということをしました。ただ、そうなると前からのディフェンスがとても重要になります」
「逆に前にいるので、後ろから持ち出す力というのが難しいですけど大事で、そこさえ上手くいけば、選手が前にいるというのが、我々にとっても課題ですけど、多くのチームにとっても課題かなとは思います。ただ、そこに積極的にトライしていって、それが上手くシーズンに入って開幕から4連勝できて、力強く入れたことと、(中断からの)再開後、9月のアウェイの4連戦で4勝しましたが、移行期もうまくトレーニングをしっかり積めました」
「入りが良かったことと、選手もモチベーションが高く、トレーニングゲームで良い選手をできるだけ出すように心掛けました。チーム内競争も激しくなったというところも考えると、前年度が厳しいシーズンでしたが、選手のモチベーションをプラスに持っていき、戦い方の整理が上手くできたということで、上手くいったシーズンだったと思っています」
──若い選手や期限付き移籍の選手が多い中で、最初に自信を持てたことはシーズンを進める上では大きかったということですね
「若い選手が一生懸命やるというところに、中盤に元々いた選手、ベテランの池元(友樹選手)が上手く絡むことができて、シーズンも上手くいったと思います。元々いた選手との融合も上手くいったと思いますね」
──夏にも3選手を期限付きと育成型期限付き移籍で獲得しました。所属チームでの出場機会がない若い選手をチームに取り込むことの難しさやその効果はどう感じられましたか
「3人とも前の選手を獲りました。攻撃的であるということと、前からプレスをかけるということで、前に機動力のある選手を獲りました。あとは、選手にも上手く表現しないと使わないといいました。元所属していたクラブで出場機会がなくて、試合に出たいということで来ていますから、トレーニングをちゃんとやって、トレーニングで表現できれば使うということは言っていました。そういったところがより明確になって、トレーニングやトレーニングマッチでパフォーマンスを上げてくれた部分が、すんなりとチームに入り込めた要因かなと思います」
「上のカテゴリーにいたからということよりも、トレーニングをちゃんとやったということを他の選手も認めたと思います。そういったところで上手く元々いた選手も受け入れたと思いますし、新しく入った選手も無我夢中で頑張ったというのも1つだと思います」
小林伸二の関連記事
ギラヴァンツ北九州の関連記事
J2の関連記事
|
小林伸二の人気記事ランキング
1
J3降格の栃木、5月から指揮した小林伸二監督が来季も続投「この責任どう取るべきかをずっと考えてきました」
栃木SCは13日、小林伸二監督(64)が2025シーズンも指揮を執ることを発表した。 小林監督は、サンフレッチェ広島のユースやアビスパ福岡、大分トリニータのサテライトで監督を務めた中、2001年に大分のトップチームの監督に就任。以降、セレッソ大阪、モンテディオ山形、徳島ヴォルティス、清水エスパルス、ギラヴァンツ北九州で監督を歴任。昨シーズンは北九州でスポーツダイレクターを務めていたが、2023年9月から監督を牽引し、シーズン終了後に退団していた。 シーズン序盤から低迷していた栃木は、5月14日に田中誠監督との契約を解除。小林監督が就任していたが、23試合を指揮して4勝10分け9敗の成績となり、18位でフィニッシュ。J3への降格が決定していた。 チームは降格したものの、小林監督は続投を決断。クラブを通じてコメントしている。 「まずはじめに、今シーズン支えていただいた皆さまにおかれましては、1年間素晴らしい力をいただき、ありがとうございました」 「今年の5月から監督を務めさせていただいてから、一生懸命やってくれた選手に対し、私自身の戦術の落としこみ方やあと一歩選手を理解して指導することが足りないということを痛感したシーズンでした」 「この責任どう取るべきかというのをずっと考えてきましたが、来季も栃木SCの監督として栃木の為に戦っていくことを決めました。終盤戦の上位チームとの対戦や最終戦で選手たちの素晴らしさを改めて感じ、戦術をさらに徹底して落とし込むことができれば、今シーズンの負けを引き分けに、引き分けのゲームを勝利にもっていくことができるのではないかなと思っています」 「短い期間ではありましたが、このチームがすごく好きになり、ここまできたチームをもっと強くしていきたい、皆さんと一緒に喜び、県民の歌を歌いたいと思っています」 「選手がもっと躍動してサッカーができるように、そして栃木をもっと愛せるように。来年はJ3という舞台となりますが、今シーズンの悔しさを忘れずに日々の取り組みから目標の達成へ向けて前進していきたいと思います」 「ファン、サポーター、ホームタウン、そしてスポンサー企業の皆様におかれましては、目標達成へ向けて、引き続き共に戦っていただけますよう宜しくお願いいたします」 2024.11.13 12:55 Wed2
J3降格の栃木、山口慶SD兼強化部長が辞任「責任を重く受け止め決断」
栃木SCは19日、山口慶スポーツダイレクター兼強化部長(41)の辞任を発表した。 山口氏は現役時代、名古屋グランパスやジェフユナイテッド千葉でプレー。2014シーズン限りで引退し、2019年から栃木でスカウト担当となった。 2019年7月からは強化部長代理を務め、2020年には強化部長に。2022年以降はスポーツダイレクターも兼任した。 栃木は2024シーズン、明治安田J2リーグを18位でフィニッシュ。2018年以来J2の舞台で戦ってきたが、2度目のJ3降格となった。 13日には小林伸二監督(64)の続投を発表した栃木だが、山口氏は辞任を決意。クラブを通じてコメントしている。 「このたび、クラブが今シーズン降格という結果に至った責任を重く受け止め、スポーツダイレクターならびに強化部長の職を辞することを決断しました。これは私自身の判断であり、クラブの将来を考えた上での結論です」 「この6年間、クラブのさらなる発展と競技力向上を目指し、全力を尽くしてきました。しかしながら、監督人事、選手補強、現場との連携といった多くの面で成果を出すことができず、最終的に降格という結果を招いてしまいました。クラブをさらに高みへと押し上げたいという強い想いで臨んだ中で、逆にクラブを苦境に立たせる結果となり、深くお詫び申し上げます」 「特に、『強度の高い守備からボール奪取後、素早く得点を奪いにいく』という栃木SCらしいスタイルの構築、そして若い選手たちをいかに成長させ引き上げるかに取り組んでまいりました。しかし、これらの目標に対する課題を十分に改善することができず、解決策を見出せなかったのは私自身の力不足です。また、若い選手たちを次のステージへ送り出すという使命を果たせなかったことを、非常に悔しく思っています」 「この場を借りて、経営陣、スタッフ、選手の皆さんに心より感謝申し上げます。また、6年間にわたり支え続けてくださったファンや地域の皆さま、どんな時もクラブを応援してくださったすべての方々に深く御礼申し上げます。皆さまの応援は常に私たちの力となり、日々の活動を支えてくれるものでした」 「この経験を今後に活かし、私自身もさらに成長し続けたいと考えています。そして、栃木SCが未来に向かってさらなる成長を遂げ、ファンの皆さまにとって誇れる存在であり続けることを心から願っています」 「最後になりますが、クラブ関係者の皆さま、そして地域の皆さまに改めて深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました」 2024.11.19 20:45 Tue3
J3最下位の北九州、途中就任で今季鳥取を復活させた増本浩平氏を新監督に招へい
ギラヴァンツ北九州は15日、増本浩平氏(41)が新監督に就任することを発表した。 増本氏は、ガイナーレ鳥取で2008年まで現役でプレー。その後は、横河武蔵野FC(現:東京武蔵野シティ)で育成年代のコーチや監督を務め、2017年からは松本山雅FCでU-15コーチ、監督、トップチームコーチなどを歴任した。 2021年に古巣の鳥取に戻り、ヘッドコーチに就任。今年6月からは解任された金鍾成監督の後任として式。18位と残留争い真っ只中のチームを率い第15節から指揮を執ると、11勝8分け5敗で勝ち点を積み上げ、チームも6位まで浮上させていたが退任が決定していた。 増本氏はクラブを通じてコメントしている。 「ギラヴァンツ北九州に関わる全ての皆様。2024シーズン監督に就任する事になりました、増本浩平です。新しいチャレンジに参加させていただける事に、クラブ関係者の皆様、スポンサー企業の皆様には大変感謝しております」 「チーム名の由来である、ひまわりの様に常に顔をあげ、前向きに、1試合1試合を勝利に向かって直向きに戦うチームを目指し、日々を全力で覚悟を持って前進してまいります」 「そして、いつも熱く愛のあるファン、サポーターの皆様。対戦相手としては脅威でしたが、今年は皆様と共に戦えると思うと頼もしく、また楽しみで仕方ありません。2024シーズンも共に戦って下さい!よろしくお願いします」 北九州は田坂和昭監督が指揮を執っていたが、成績不振によりシーズン途中に小林伸二監督に交代。シーズン終了後に退任していた。 2023.12.15 10:10 Fri4
2017年以来のJ3降格の栃木「心よりお詫び申し上げます」、1年でのJ2復帰誓う「昇格できるよう全力を」
栃木SCは27日、明治安田J3リーグ降格決定に伴い声明を発表した。 J2で18位の栃木は27日、明治安田J2リーグ第36節で清水エスパルスと対戦。立ち上がりにネットを揺らしたがオフサイドでノーゴール判定となり、50分には失点。終盤には相手の退場により数的優位を得たが、反撃は叶わず、ホームで0-1の敗戦を喫した。 残留ボーダーラインにいた17位大分トリニータは今節勝利し、勝ち点が「37」から「40」に。勝ち点「32」の栃木は残り2試合での逆転が不可能となり、J3降格圏の18位以下が確定した。 5月に田中誠監督から小林伸二監督に指揮官を交代したなか、2018年から戦い続けたJ2の舞台を去ることに。代表取締役社長の橋本大輔氏はクラブを通じてコメントしている。 「いつも温かいご支援とご声援をいただき、誠にありがとうございます。2024年10月27日に行われた明治安田J2リーグ第36節において、今シーズンの最終順位が18位以下となり、J3降格が確定いたしました」 「いつも選手たちを後押ししてくださるファン・サポーターの皆さま、クラブを信じて支援を続けていただいている株主の皆さま、パートナー企業の皆さま、ホームタウンである宇都宮市、栃木県をはじめとする地域支援パートナーの皆さま、栃木県サッカー協会、後援会の皆さま、そしてボランティアスタッフの皆さまなど、栃木SCの歴史を共に築いてきてくださったすべての皆さまに、心よりお詫び申し上げます。このような結果になってしまい、誠に申し訳ございません」 「2018年のJ2昇格後、クラブ経営の安定を図りながらチームとクラブの成長に努め、皆さまの期待に応えることを最も重要な目標としてまいりました。しかし、今シーズンは開幕から思うような結果を出せず、途中で監督交代に踏み切りチームの再建を図ってきました。監督交代後には、栃木SCらしい戦いを取り戻しつつありましたが、残留に必要な勝点を積み上げることができず、今回の結果となりました」 「私たちは2016年と2017年のJ3での厳しい経験を深く心に刻んでおり、リーグそのものが成長し、一層困難な戦いが待つ場であることも理解しています。来シーズンは今シーズンの悔しさとこれまで皆さまと共に戦ってきた経験を活かし、強く逞しく戦えるチームとしてJ2に昇格できるよう、全力を尽くしてまいります」 「最後に、これまで栃木SCを支えてくださった皆さまに、改めて深くお詫び申し上げます。このような事態に至ったことを真摯に受け止め、今シーズンを振り返りながら、2025シーズンには皆さまと共にJ2昇格を目指し、準備を進めてまいります。今後も変わらぬご支援、ご協力、そして温かいご声援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」 2024.10.27 21:30 Sun5
田中誠監督と契約解除の栃木、小林伸二氏が新監督に就任! 昨季終盤は北九州を指揮「逞しく、一体感のあるチームを再び作り上げていきたい」
栃木SCは15日、小林伸二氏(63)が新監督に就任することを発表した。 今シーズンは明治安田J2を戦い現在19位。9試合未勝利、5連敗と苦しい状況の中、14日に田中誠監督との契約を解除していた。 新たに就任する小林監督は、これまで大分トリニータ、セレッソ大阪、モンテディオ山形、徳島ヴォルティス、清水エスパルス、ギラヴァンツ北九州で監督を歴任。昨シーズンはスポーツダイレクターを務めていたが、2023年9月から監督を牽引し、シーズン終了後に退団していた。 新監督に就任する小林氏はクラブを通じてコメントしている。 「この度、栃木SCの監督に就任しました、小林伸二です」 「現在、チームは厳しい状況にありますが、この環境のなかで挑戦をさせてもらえることを嬉しく思いますし、オファーをいただいたことに感謝しております」 「皆さんのご支援、ご声援がなによりも力になります。逞しく、一体感のあるチームを再び作り上げていきたいと思っておりますので、全員で力を合わせて共に戦い、前進しましょう!」 2024.05.15 09:40 Wedギラヴァンツ北九州の人気記事ランキング
1
J2昇格PO圏内の松本が逃げ切り勝ちで4位キープ! 6位手前の北九州は残留に執念の長野と土壇場ドロー、11位岐阜はPO進出の可能性が消滅【明治安田J3第37節】
16日、明治安田J3リーグ第37節の4試合が各地で行われた。 J2昇格プレーオフ圏内を死守したい4位松本山雅FC(勝ち点54)は、13位FC琉球(勝ち点47)とのホームゲーム。先手を取ったのは16分。ゴールキックを前線で収めた安藤翼が自らボックス内に侵入すると、右ポケットから右足を振り抜き、シュートがゴールラインを割った。 さらに31分、自陣内でボールを奪うと最終ラインの裏へ抜け出した村越凱光が落ち着いて追加点。後半終盤に富所悠のPKで1点を返されたが、2-1で逃げ切り4位の座をキープした。 一方、PO圏内浮上を狙う8位ギラヴァンツ北九州(勝ち点52)は、J3残留を争う17位AC長野パルセイロ(勝ち点36)とホームで対戦。前半は長野が攻勢もゴールレスで終えると、北九州が高吉正真のゴールで81分に先制。ボックス内でのパス回しから落としを受け、ゴール右下にミドルを突き刺した。 北九州の勝利蟹思われたが、試合終了間際に長野が執念。ボックス内に畳み掛けると、左ポケットでフリーの田中康介にボールが渡り、対角にシュート。土壇場で1-1のドローに終わり、勝ち点「1」を分け合った。 わずかに昇格PO進出の可能性を残す11位FC岐阜(勝ち点49)は、すでに優勝を決めている首位大宮アルディージャ(勝ち点84)をホームに迎えた一戦。序盤からオリオラ・サンデー、杉本健勇の幻のゴールがあった大宮は26分に正真正銘の先制点。左サイドから崩すと、杉本の折り返しをサンデーが押し込んだ。 1点ビハインドで後半を迎えた岐阜だったが、55分には藤岡浩介の難易度の高いボレーで同点に。追いつかれた大宮は報復行為による杉本の一発退場もあったが、富山貴光が自ら持ち込んで決めきり、74分に再び勝ち越す。 しかし82分、諦めない岐阜は横山智也が素早く振り抜いて再度振り出しに。2-2のドローで決着し、勝利が絶対だった岐阜は昇格PO進出の可能性が消滅した。 J3残留を決めている16位カマタマーレ讃岐(勝ち点40)と2位フィニッシュを確定させているFC今治(勝ち点67)の一戦は、得点ランクトップを走るマルクス・ヴィニシウスのゴールで今治が6分に先手。エースの今シーズン19点目を最後まで守りきり、アウェイの今治が0-1で勝利している。 ◆明治安田J3リーグ第37節 ▽11月16日(土) 松本山雅FC 2-1 FC琉球 カマタマーレ讃岐 0-1 FC今治 ギラヴァンツ北九州 1-1 AC長野パルセイロ FC岐阜 2-2 大宮アルディージャ ▽11月17日(日) 《13:00》 ガイナーレ鳥取 vs ツエーゲン金沢 《13:05》 カターレ富山 vs ヴァンラーレ八戸 《14:00》 福島ユナイテッドFC vs アスルクラロ沼津 奈良クラブ vs いわてグルージャ盛岡 テゲバジャーロ宮崎 vs Y.S.C.C.横浜 ▽11月15日(金) FC大阪 1-0 SC相模原 2024.11.16 17:38 Sat2
今治が大宮に続くJ2自動昇格! 3位富山&4位沼津が白星逃しPO圏争いの大混戦続く、18位奈良は残留へ大きな14試合ぶり白星【明治安田J3第36節】
10日、明治安田J3リーグ第36節の7試合が各地で行われた。 勝てばJ2初昇格が決まる2位FC今治(勝ち点64)は、13位ガイナーレ鳥取(勝ち点47)と運命のアウェイゲーム。今治は7分、加藤潤也が獲得したPKをマルクス・ヴィニシウスが決めて先制。その後も主導権を握るが追加点はなく試合を折り返す。 66分にはヴィニシウスが圧巻のミドルを決め、70分には加藤が流し込んで決定的な3点目。終盤にヴィニシウスがハットトリックを達成すると、後半アディショナルタイムには梅木怜がダメ押しし、2試合を残しての2位フィニッシュが確定。2020年のJ3参戦から5シーズン目でのJ2昇格を決めた。 大混戦のJ2昇格プレーオフ圏争いをリードする3位カターレ富山(勝ち点57)は、10位FC岐阜(勝ち点48)とのホームゲーム。富山は10分、神山京右が左CKからヘディングで先制ゴール。しかし27分、岐阜がFKから甲斐健太郎が同点弾を決めると、36分にはまたもFKから遠藤元一のゴールが決まる。 逆転を許した富山だったが、執念を見せたのは後半アディショナルタイム。左クロスから吉平翼が押し込み、土壇場で同点に。逆転でのJ2自動昇格は叶わなかったが、3位フィニッシュに向けた貴重な勝ち点「1」を掴んでいる。 富山を追う4位アスルクラロ沼津(勝ち点52)は、16位テゲバジャーロ宮崎(勝ち点40)をホームに迎えた一戦。先手を取ったのは4分の宮崎。ワンツーでゴールに迫った武颯が冷静にGKをかわすシュートでネットを揺らす。 沼津は追いつけないまま終盤を迎えるも、90分に齋藤学がカットインシュートで同点弾。しかし、後半アディショナルタイムに吉澤柊のゴールが決まり、宮崎が再び勝ち越し。痛恨の敗戦で7位に後退した。 昇格PO圏一歩手前の7位福島ユナイテッドFC(勝ち点50)は、まだPOに手が届く12位ツエーゲン金沢(勝ち点47)と対戦。樋口寛規の序盤のゴールで先制するも、69分には金沢の西谷和希が同点ボレーを決める。 追いつかれた福島だったが、後半アディショナルタイムに清水一雅がポストに当てながら決勝点。勝ち点「3」をもぎ取った福島がPO圏内の6位に浮上した。 その他、9位ギラヴァンツ北九州(勝ち点49)が15位カマタマーレ讃岐(勝ち点40)相手に逃げ切り、8位に上昇。残留を争う18位奈良クラブ(勝ち点33)は8位SC相模原(勝ち点50)に2-1の勝利を収め、残留に前進の14試合ぶり白星。すでにJ3優勝を決めている首位大宮アルディージャ(勝ち点83)は14位FC琉球(勝ち点46)との一戦をドローで終えている。 ◆明治安田J3第36節 ▽11/10(日) ガイナーレ鳥取 0-5 FC今治 ツエーゲン金沢 1-2 福島ユナイテッドFC SC相模原 1-2 奈良クラブ カマタマーレ讃岐 1-2 ギラヴァンツ北九州 アスルクラロ沼津 1-2 テゲバジャーロ宮崎 カターレ富山 2-2 FC岐阜 FC琉球 1-1 大宮アルディージャ ▽11/9(土) FC大阪 5-0 Y.S.C.C.横浜 いわてグルージャ盛岡 1-6 松本山雅FC AC長野パルセイロ 0-1 ヴァンラーレ八戸 2024.11.10 19:36 Sun3
そりゃ日本代表も大切なんですけど日本国内でもアツアツのゲームがここに?!の巻/倉井史也のJリーグ
ということでね、今週はやっぱりJ3をちゃんと取り上げるべきだと思うんです。残り2試合はJ1と同じ。そのうち1節が今週行われるんですよね。 自動昇格は大宮と今治で決まったんですけど、熾烈なのがプレーオフ圏内争い。富山が勝点58、松本とFC大阪が54、福島53、沼津と北九州が52、八戸51、相模原50、岐阜49って、一応8チームを調べなきゃいけない。(第36節終了時点) それぞれのチームの対戦相手って、こうなってます。括弧の中は今の勝点。 富山(58)/H 八戸(51)・A 大宮(84) 松本(54)/H 琉球(47)・A 沼津(52) FC大阪(54)/H 相模原(50)・A 八戸(51) 福島(53)/H 沼津(52)・A 岩手(22) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 沼津(52)/A 福島(53)・H 松本(54) 北九州(52)/H 長野(36)・A YS横浜(32) 八戸(51)/A 富山(58)・H FC大阪(54) 相模原(50)/A FC大阪(54)・H 鳥取(47) 岐阜(49)/H 大宮(84)・A 琉球(47) とまぁ、潰し合いに続く潰し合い。ここまでのそれぞれのチームのホームとアウェイの勝率は、こんな感じ。 富山(58)/H 55.6%・A 22.2% 松本(54)/H 38.9%・A 38.9% FC大阪(54)/H 38.9%・A 38.9% 福島(53)/H 44.4%・A 44.4% 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 沼津(52)/H 61.1%・A 22.2% 北九州(52)/H 38.9%・A 38.9% 八戸(51)/H 44.4%・A 27.8% 相模原(50)/H 44.4%・A 27.8% 岐阜(49)/H 44.4%・A 33.3% いや、これホームで安心していいのは富山と沼津だけ。富山は次に勝てば3位確定だし、沼津は最後ホームゲームが計算できるってのが有利でしょ。 さて、じゃあ後半戦だけを考えるとこんな表になるんです。 順 :チーム/点/ 差 1位:大宮/38 / 17 2位:今治/37 /22 3位:富山/29/ 10 4位:鳥取/ 29/ -1 5位:八戸 /28 /6 6位:松本 /27 /9 7位:宮崎 /27 /5 8位:北九州 / 26 /-1 9位:讃岐 /25/ 3 10位: 福島 /24/2 11位:岐阜/23/4 12位: FC大阪/ 23 /2 13位:沼津/ 21/ -2 14位:相模原/21/ -5 15位:琉球 /20/ -7 16位:金沢 /17 /-6 17位:奈良 /16/ -7 18位:長野 /12 /-11 19位:YS横浜 / 12 /-18 20位:岩手/ 9 /-22 おお、こうやってみると鳥取、八戸あたりがググッときてもおかしくないじゃないですか。ってことで、今週末はJ3もめっちゃ見所ありますよ。ところで、冒頭の「ということで」って何にかけたんだっけ? えっと……。 2024.11.16 11:50 Sat4
強すぎ大宮、8戦連続クリーンシートでPO圏の北九州に3発快勝…2位・今治はドロー、6位・金沢は敗戦でPO圏争いが混沌【明治安田J3第28節】
14日、明治安田J3リーグ第28節の7試合が各地で行われた。 首位を独走する大宮アルディージャ(勝ち点63)は昇格プレーオフ圏内の5位・ギラヴァンツ北九州(勝ち点42)を迎えた。 この試合に勝利すれば20勝目となる大宮。直近7試合は負けなしで5勝2分け。全て無失点と圧倒的なパフォーマンス。11日にはおよそ15分の試合をAC長野パルセイロと戦い、疑惑のゴール取り消しもあったなか0-0で終えていた。 上位対決となった試合。開始2分、右から茂木力也がクロスを入れると、ファーサイドで石川俊輝が合わせるもゴールならず。北九州は6分、ボックス内でパスを受けた永井龍が切り返しからシュート。枠に飛ぶが、Gk笠原昂史が横っ飛びでゴールを許さない。 北九州は28分にもビッグチャンス。ボックス左から乾貴哉がクロスを入れると、永井がダイレクトシュート。しかし、GK笠原が再び立ちはだかり、鋭い反応でセーブする。 守護神の活躍もありゴールを許さなかった大宮は、終盤にかけて北九州ゴールに迫ることに。杉本健勇、アルトゥール・シルバとゴールに迫るがネットは揺れない。それでも、43分にスコアを動かす。北九州のCKを大きくクリアすると、相手のトラップミスを見逃さなかった泉柊椰がボールを奪いスルーパス。これをオリオラ・サンデーが運んでシュート。これはGK田中悠也がセーブするも、跳ね返りを泉が蹴り込んだ。 粘りを見せて先制した大宮。後半早々もアルトゥール・シルバのヘッドが決まりかけたが追加点を奪えず。北九州も攻め込んでくるが、堅い大宮の守備の前にゴールを奪えない。すると大宮は86分、左CKから小島幹敏がクロスを上げると、U-19日本代表の市原吏音がヘッドで合わせて追加点。さらに後半アディショナルタイムにはファビアン・ゴンザレスがカウンターから倒されるも粘ると、逆サイドに展開すると関口凱心がボックス内から蹴り込みプロ初ゴール。3-0で大宮が勝利を収め、無敗を「8」とし、無失点も継続した。 2位のFC今治(勝ち点52)は、10位の松本山雅FC(勝ち点38)と対戦。首位の大宮の背中は遠いものの、プレーオフ圏は近い今治はしっかりと勝利したいところだった。 試合は開始13分に米原秀亮がネットを揺らして松本が先制。しかし、19分にウェズレイ・タンキがゴールを決め、今治が追いつく。しかし、その後にゴールは生まれず、1-1のドロー。どちらにとっても手痛い引き分けとなった。 3位のカターレ富山(勝ち点46)はホームに17位Y.S.C.C.横浜(勝ち点27)を迎えた一戦。試合は予想外の打ち合いとなり、富山が8分に安光将作のゴールで先制すると、後半にも吉平翼、マテウス・レイリアのゴールで3-0とする。しかし、62分にYS横浜は菊谷篤資のゴールで1点を返すと、64分に奥村晃司もゴールを決めて1点差に。それでも富山がリードを守り切り勝ち点を49に伸ばして2位に迫った。 また、PO圏内の6位・ツエーゲン金沢(勝ち点41)は、16位・カマタマーレ讃岐(勝ち点28)と対戦し、1-3の惨敗。15日に試合のある、7位・福島ユナイテッドFC、8位・FC琉球、9位・FC大阪は勝利すればPO圏に入ることとなる。 ◆明治安田J3リーグ第28節 ▽9/14(土) いわてグルージャ盛岡 1-2 ヴァンラーレ八戸 FC岐阜 1-2 SC相模原 カターレ富山 3-2 Y.S.C.C.横浜 ツエーゲン金沢 1-3 カマタマーレ讃岐 大宮アルディージャ 3-0 ギラヴァンツ北九州 AC長野パルセイロ 1-1 奈良クラブ FC今治 1-1 松本山雅FC ▽9/15(日) 福島ユナイテッドFC vs ガイナーレ鳥取 アスルクラロ沼津 vs FC大阪 テゲバジャーロ宮崎 vs FC琉球 <span class="paragraph-title">【動画】大宮のU-19日本代表DF市原吏音が豪快ヘッド!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> を観るなら <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a>!<a href="https://t.co/gfOE3csFK8">https://t.co/gfOE3csFK8</a><a href="https://t.co/nYFK1whmLx">pic.twitter.com/nYFK1whmLx</a></p>— 大宮アルディージャ (@Ardija_Official) <a href="https://twitter.com/Ardija_Official/status/1834939556329931054?ref_src=twsrc%5Etfw">September 14, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.14 22:15 Sat5