ユベンティーノがルカクにノー…ピッチ大量侵入で「ルカクとサインするな!」の抗議活動

2023.08.10 15:31 Thu
Getty Images
ユベンティーノが獲得噂されるベルギー代表FWロメル・ルカク(30)にノーを突きつけた。クラブの財政問題もあって、セルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチ(23)の今夏流出が取り沙汰されるユベントス。これを受け、クラブはこれまで多くの新ストライカー候補をリストアップし、その中でチェルシーで構想外のベルギー代表FWの獲得に動いている。
一部では3年契約での個人間合意も伝えられ、直近ではチェルシーとの間でヴラホビッチとのトレードを含めた交渉の可能性も報じられている。

そういった中、ユベントスは9日に本拠地アリアンツ・スタジアムで開幕前恒例のファーストチームとユースチームによるトレーニングマッチを実施。同試合は渦中のヴラホビッチら攻撃陣爆発のファーストチームが8-0の勝利と、後輩相手にしっかりと貫録を見せたが、試合を通して注目を集めたのはユベンティーノによるルカク獲得反対の抗議活動だ。

インテル時代の対戦時の衝突や、ここ数年の去就を巡るルカクの再三の不義理などもあってベルギー代表FWに拒否反応を示すユベンティーノは、試合前から試合中を通してルカク獲得を拒否するチャントを歌い続けた。
また、クルヴァ・スッドのウルトラスは「ルカクはミラノに留まれ。我々にはすでに第2GKがいる」との横断幕をスタジアム前で掲げ、同選手が昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝で味方のゴールチャンスを阻止する形となったプレーを揶揄した。

極めつけは試合終了後に多くのユベンティーノがピッチに侵入し、「ルカクとサインするな!」とのシュプレヒコールを上げ、クラブ上層部に対して強い圧力をかけた。

移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、チェルシーはルカクの交渉にヴラホビッチを含めることを望んでおらず、現状ではユベントスが相手サイドが求める移籍金を支払うことが唯一の解決策だという。

ただ、今回のユベンティーノによる強烈な獲得反対の行動を見せられると、クラブとしても大きなリスクを抱えてまで元インテルFWの獲得に動く可能性は低そうだ。

こうなると、ルカク本人に多くの選択肢は残されておらず、乗り気ではないサウジアラビアが唯一の解決策となるかもしれない。

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ベルギー代表のテデスコ監督が25名でのユーロ参戦明言! キャンプ参加の若手2人は不参加に

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1年前に断ったサウジ行き…ルカクが疑念払拭で移籍も? 「考えるよりもレベルが高い」

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ストライカー探すチェルシー、キャルバート=ルーウィンも選択肢に…今季は1年通してプレー

チェルシーはエバートンのイングランド代表FWドミニク・キャルバート=ルーウィン(27)にも注目しているようだ。イギリス『デイリー・メール』が報じた。 今夏はセネガル代表FWニコラス・ジャクソンと争えるストライカーを探すチェルシー。筆頭にはRBライプツィヒのスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコ(21)が挙がっているが、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドも狙う人気銘柄だ。 また、シェシュコの契約には解除条項が存在するが、その額はパフォーマンス次第で5950万ポンド(約118億8000万円)程度に上るとのこと。そのため、チェルシーはエバートンとの契約が残り1年を切るキャルバート=ルーウィンをより安価な選択肢として考えているという。 一時はイングランド代表まで上り詰めながら、ケガに悩むキャリアを送るキャルバート=ルーウィンだが、今シーズンは1年を通してプレー。公式戦32試合で8ゴール3アシストを記録しており、エバートンは契約更新に着手している。 なお、チェルシーはベルギー代表FWロメル・ルカク(31)やアルバニア代表FWアルマンド・ブロヤ(22)を売却しての資金調達を視野に。プレミアリーグの利益と持続可能性に関する規則(PSR)の違反を避けるべく、イングランド代表MFコナー・ギャラガー(24)やイングランド人DFトレヴォ・チャロバー(24)の売却も取り沙汰されている。 2024.06.06 18:18 Thu

チェルシーがルカク巡って求むは完全移籍オファー…その額は73億円

チェルシーはベルギー代表FWロメル・ルカク(31)の完全売却を目指しているようだ。イギリス『BBC』が報じた。 ここ2シーズンにわたり、インテル、ローマといずれもローン移籍のルカク。今季も最終的に公式戦21ゴールを積み上げたストライカーだが、依然としてチェルシーに戻る道なく、来季も他で出番を求めるのが確実視されるところだ。 といっても、チェルシーは次のマーケットで売りたく、これまでのローン話を受けつけないスタンス。求める移籍金額はおよそ3700万ポンド(約73億7000万円)で、ローマは引き留めに興味ありだが、要求額に応じれないという。 また、恩師のアントニオ・コンテ監督を招へいしたナポリや、ミランも関心を示すと報じられるが、ローマを含め、イタリアのクラブは予算的に厳しく、チェルシーがスタンスを軟化させるか否かを見極めていく必要性があるそうだ。 ちなみに、2021年夏にチェルシーが連れ戻す際に投じた移籍金額は9750万ポンド(現レートで約194億3000万円)。今回の売却でその一部を取り戻したく、売れれば週給32万5000ポンド(約6000万円)の給与削減にもなる模様だ。 2024.06.06 12:00 Thu

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コンテ色さっそく全開? ナポリがCB補強へユナイテッドらとの争奪戦怯まず大金投入か

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ミランとフェイエノールトがコンタクトを取っているそうだ。 イタリア『カルチョメルカート』によると、ミランはフェイエノールトのオランダ代表MFマッツ・ヴァイファー(24)獲得へ本腰を入れる可能性が。”背番号9”問題が解決次第、こちらの協議を本格化させ、本腰を入れるか否か判断するという。 ヴァイファーは上田綺世が所属するフェイエノールトの主軸ボランチ。残念ながらケガでユーロ2024行きを逃すも、3月の代表ウィークまではオランダ代表に定着する実力者だ。 フェイエノールトはヴァイファーに関するミランの照会依頼に応じ、評価額を2500万ユーロ(約42.2億円)に設定。同時に、ミランのセルビア代表DFジャン=カルロ・シミッチ(18)を気に入っており、同選手が今後の交渉に含まれる可能性も排除できないとされる。 シミッチは昨年末のトップチームデビュー戦でいきなりゴールを決めたセンターバック。来季までとなっているミランとの契約の延長交渉が進行中だが、その裏では4月、フルアムとボーンマスからの接触も報じられている。 2024.06.14 12:55 Fri

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