EL制覇し名実ともにレジェンドとなった長谷部誠、しかしフランクフルト市長が名前を間違える失態…
2022.05.20 21:59 Fri
フランクフルト・アム・マインの市長が選手の名前を間違えてしまった。
会場となったスペインのサンチェス・ピスファンからドイツに帰国し、レーマー広場で祝賀会を行ったフランクフルト。街を埋め尽くすほどのサポーターが大挙する大盛り上がりとなった。
その舞台裏では市長のペーター・フェルトマンが凡ミスを犯していたようだ。あろうことか長谷部の発音を間違えてしまい、「Makoto Hasabe」とアナウンスしてしまった。
ただ、シャルケを2カ月で解任されたグロス監督と異なり、フェルトマン市長は2期目に突入。2024年までの延べ12年の任期を予定している。
ファンからは「気まずい!」との声が上がっているが、大会制覇と比較すれば、些細な問題なのかもしれない。
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元日本代表MF長谷部誠と日本代表MF鎌田大地を擁するフランクフルトは18日、ヨーロッパリーグ(EL)決勝でレンジャーズと対戦。PK戦の末に勝利を収め、前身であるUEFAカップ時代の1979–80シーズン以来2度目となる大会制覇を果たした。また、長谷部と鎌田にとってもこれが初のヨーロッパコンペティションのタイトル獲得となった。その舞台裏では市長のペーター・フェルトマンが凡ミスを犯していたようだ。あろうことか長谷部の発音を間違えてしまい、「Makoto Hasabe」とアナウンスしてしまった。
ドイツ『エルフ・フロインデ』はこの失態を、2020-21シーズンのシャルケを指揮したクリスティアン・グロス監督の不振になぞらえ、「グロス監督はいつからフランクフルトの市長になったんだ?」と揶揄した。
ただ、シャルケを2カ月で解任されたグロス監督と異なり、フェルトマン市長は2期目に突入。2024年までの延べ12年の任期を予定している。
ファンからは「気まずい!」との声が上がっているが、大会制覇と比較すれば、些細な問題なのかもしれない。
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