「整理するのに数日かかった」引退を決断したアグエロ、キャリアやゴール、そして病気についても語る「サッカーとのつながりを継続する」
2021.12.15 22:50 Wed
33歳での現役引退を決断した、バルセロナのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが、キャリアへの想いを語った。
プレミアリーグでも圧倒的な得点力を見せ、強豪への仲間入りを果たして行ったクラブを支えると、今夏バルセロナへと移籍。ふくらはぎのケガで出遅れるも、10月のレアル・マドリーとの“エル・クラシコ”で初ゴールを記録。しかし、その後行われた10月30日のアラベス戦の試合中に心臓の異常を訴えて交代。検査の結果、不整脈を診断され、療養生活に入っていた。
しかし、医師の判断は現役引退という辛いもの。命に関わるだけにプレーの続行を止められたアグエロは引退を決断。15日に記者会見で、自らの口で引退を発表した。
「医者には、『プレーするのを辞めるのが一番良い』と言われた。10日前に決断した」
「何か希望はないかとできる限りのことをしたが、あまり希望はなかった」
「僕はキャリアをとても誇りに思っているし、とても幸せだった。5歳の時からボールに触れて、サッカーをすることを夢見ていた。夢は1部リーグでプレーすることだったけど、ヨーロッパにまでやって来れるとは思ってもみなかった」
「インデペンディエンテのおかげで、僕はそこで訓練を受けた。18歳の時、僕にかけてくれたアトレティコ、僕の気持ちを知ってくれているシティ、ベストを尽くし、とても良くしてくれたバルサの人々、連絡をくれたジョアン(・ラポルタ)にもとても感謝している」
「世界最高のクラブの1つに来ることは分かっていたし、とても良くしてもらった。そして、僕が一番愛しているのはアルゼンチン代表だ」
インデペンディエンテ、アトレティコ、シティ、バルサと4つのクラブでプレーしたアグエロ。数多くのタイトルを獲得してきたが、自身のキャリアには誇りを持っているという。
「僕は勝つために最善を尽くしたと思う。頭を高くあげ、とても幸せな気持ちで去りたいと思う。別の人生で何が僕を待っているか分からないけど、僕を愛し、僕の幸せを願ってくれる人たちがいる」
「そしてジャーナリストの方々にも感謝する。僕に良くしてくれた人、そうでなかった人。大丈夫だ。僕がプレーしたクラブの全てのファンに感謝し、僕が経験した美しいものを守る」
引退を決断したアグエロだったが、心臓の問題が発覚した時は苦しんでいたと告白。現在は問題ないものの、医者に引退を勧められた時の心境を赤裸々に語った。
「今は気分が良い。最初の2週間は大変だったけど、何もなかった。クリニックで最初のメディカルチェックを受けた時、医師は続けられない可能性が高いと言ってくれた。少し、気持ちに余裕が生まれたけど、簡単ではなかった」
「そして、彼らが決定的だと言った時、それを整理するのに数日かかった。でも、まだ希望があった。でも、寒くなってきたら、そうもいかなくなった。今は元気だけど、大変だった」
「僕は33歳の時に起きたことであり、それ以前にはなかった。でも、自分のキャリアを誇りに思う一方で、それが以前ではなく、今になって起こったことに感謝している」
輝かしいキャリアを築いた後での病気の発覚をポジティブに考えているアグエロ。これまでのキャリアではクラブのために、全てを捧げてきたと語った。
「より多くのものを獲得したいと常に思っていた。でも、獲得したタイトルはとても幸せなことだと思うし、これからもずっと自分の力を発揮していきた買った。ただ、自分のため、クラブのためにベストを尽くしたつもりだ」
「なぜなら、いつだって最終的には選手はチームの一員であり、僕がしてきたことは全てチームとクラブを助けるためだったからだ」
そのアグエロは、クラブレベルでは663試合に出場し379ゴール118アシスト。アルゼンチン代表では101試合で41ゴールを記録するなど、数多くのゴールを記録した。
ゴール数では、260ゴールを挙げたシティでは、クラブ史上圧倒的な差で1位に君臨。プレミアリーグでも外国人選手としての最多ゴール記録を樹立している。
キャリアを通じて400ゴール以上を決めたアグエロ。自身のゴールを振り返った。
「インデペンディエンテでのとても美しいゴール、それは僕のキャリアの中で、ラシン・クラブに対してとても美しい瞬間だった。裸身に対しては何もないけど、17歳でそれは僕の中での最も美しい最初のゴールだった」
「そしてヨーロッパに来て、アトレティコでも幸せな瞬間があった。誰もが知っているように、シティではQPR戦のゴール、僕の最初のプレミアリーグタイトルであり、シティにとっても数年ぶりだった」
「そしてコパ・アメリカの最後の瞬間。僕はほとんどプレーしていなかったけど、選手たちと共に戦った。僕はとても幸せだった。そして最後のマドリー戦も、ラストゴールとしては悪くなかったんじゃないかな?」
奇跡の逆転を呼び込み、シティへとプレミアリーグ優勝のタイトルをもたらせたQPR戦の後半アディショナルタイムでのゴール、そしてキャリアのラストゴールはバルサでの唯一のゴールであり、レアル・マドリーとの“エル・クラシコ”で決めるという節目で記録したアグエロ。全ての物事には理由があり、今回の心臓の問題が発覚したことも理由があるとコメント。プロサッカー選手への想いを口にするとともに、今後の動きについても語った。
「これは今僕に起きたことだ。何かのために物事が起こり、僕がここでそのことを話しているからこそ、ポジティブだ。しかし、彼らが今この問題を今発見したことは、ポジティブなことだ」
「サッカー以外でも幸せであろうとすること。そして、サッカー選手なら恋しく思うと分かっている全ての瞬間を楽しむことだ。サッカー選手になることは簡単ではない。毎日のトレーニング、プレー、遠征。選手は高く評価されるべきだ。僕はサッカーとのつながりを継続する。もっと人生を楽しむことができるようになる」
「今は落ち着いて、しばらくは何もしないつもりだ。みんなが僕をどのように覚えて欲しいかは言えない。みんなが、僕に相応しいことを言ったり、好きな名前をつけたりすることを望んでいるよ」
類まれな得点感覚を持ち、記録に残る数多くのゴールを積み上げ、タイトルも獲得したアグエロ。望んでいた形でのキャリア終了ではなかったはずだが、第二の人生も幸せに過ごしてもらいたい。
PR
15日、バルセロナは緊急会見を実施。アグエロが現役を引退することを発表した。母国のインデペンディエンテでキャリアをスタートさせたアグエロは、すぐにアトレティコ・マドリーへと完全移籍。長らくプレーした後、マンチェスター・シティへと移籍した。しかし、医師の判断は現役引退という辛いもの。命に関わるだけにプレーの続行を止められたアグエロは引退を決断。15日に記者会見で、自らの口で引退を発表した。
「この会見は、僕がプロサッカー選手を辞めることにしたことを知らせするものだ。これはとても辛い瞬間ですが、僕が下した決断には非常に満足しています。まず、1カ月前に抱えていた問題で、体調が良くないということです」
「医者には、『プレーするのを辞めるのが一番良い』と言われた。10日前に決断した」
「何か希望はないかとできる限りのことをしたが、あまり希望はなかった」
「僕はキャリアをとても誇りに思っているし、とても幸せだった。5歳の時からボールに触れて、サッカーをすることを夢見ていた。夢は1部リーグでプレーすることだったけど、ヨーロッパにまでやって来れるとは思ってもみなかった」
「インデペンディエンテのおかげで、僕はそこで訓練を受けた。18歳の時、僕にかけてくれたアトレティコ、僕の気持ちを知ってくれているシティ、ベストを尽くし、とても良くしてくれたバルサの人々、連絡をくれたジョアン(・ラポルタ)にもとても感謝している」
「世界最高のクラブの1つに来ることは分かっていたし、とても良くしてもらった。そして、僕が一番愛しているのはアルゼンチン代表だ」
インデペンディエンテ、アトレティコ、シティ、バルサと4つのクラブでプレーしたアグエロ。数多くのタイトルを獲得してきたが、自身のキャリアには誇りを持っているという。
「僕は勝つために最善を尽くしたと思う。頭を高くあげ、とても幸せな気持ちで去りたいと思う。別の人生で何が僕を待っているか分からないけど、僕を愛し、僕の幸せを願ってくれる人たちがいる」
「そしてジャーナリストの方々にも感謝する。僕に良くしてくれた人、そうでなかった人。大丈夫だ。僕がプレーしたクラブの全てのファンに感謝し、僕が経験した美しいものを守る」
引退を決断したアグエロだったが、心臓の問題が発覚した時は苦しんでいたと告白。現在は問題ないものの、医者に引退を勧められた時の心境を赤裸々に語った。
「今は気分が良い。最初の2週間は大変だったけど、何もなかった。クリニックで最初のメディカルチェックを受けた時、医師は続けられない可能性が高いと言ってくれた。少し、気持ちに余裕が生まれたけど、簡単ではなかった」
「そして、彼らが決定的だと言った時、それを整理するのに数日かかった。でも、まだ希望があった。でも、寒くなってきたら、そうもいかなくなった。今は元気だけど、大変だった」
「僕は33歳の時に起きたことであり、それ以前にはなかった。でも、自分のキャリアを誇りに思う一方で、それが以前ではなく、今になって起こったことに感謝している」
輝かしいキャリアを築いた後での病気の発覚をポジティブに考えているアグエロ。これまでのキャリアではクラブのために、全てを捧げてきたと語った。
「より多くのものを獲得したいと常に思っていた。でも、獲得したタイトルはとても幸せなことだと思うし、これからもずっと自分の力を発揮していきた買った。ただ、自分のため、クラブのためにベストを尽くしたつもりだ」
「なぜなら、いつだって最終的には選手はチームの一員であり、僕がしてきたことは全てチームとクラブを助けるためだったからだ」
そのアグエロは、クラブレベルでは663試合に出場し379ゴール118アシスト。アルゼンチン代表では101試合で41ゴールを記録するなど、数多くのゴールを記録した。
ゴール数では、260ゴールを挙げたシティでは、クラブ史上圧倒的な差で1位に君臨。プレミアリーグでも外国人選手としての最多ゴール記録を樹立している。
キャリアを通じて400ゴール以上を決めたアグエロ。自身のゴールを振り返った。
「インデペンディエンテでのとても美しいゴール、それは僕のキャリアの中で、ラシン・クラブに対してとても美しい瞬間だった。裸身に対しては何もないけど、17歳でそれは僕の中での最も美しい最初のゴールだった」
「そしてヨーロッパに来て、アトレティコでも幸せな瞬間があった。誰もが知っているように、シティではQPR戦のゴール、僕の最初のプレミアリーグタイトルであり、シティにとっても数年ぶりだった」
「そしてコパ・アメリカの最後の瞬間。僕はほとんどプレーしていなかったけど、選手たちと共に戦った。僕はとても幸せだった。そして最後のマドリー戦も、ラストゴールとしては悪くなかったんじゃないかな?」
奇跡の逆転を呼び込み、シティへとプレミアリーグ優勝のタイトルをもたらせたQPR戦の後半アディショナルタイムでのゴール、そしてキャリアのラストゴールはバルサでの唯一のゴールであり、レアル・マドリーとの“エル・クラシコ”で決めるという節目で記録したアグエロ。全ての物事には理由があり、今回の心臓の問題が発覚したことも理由があるとコメント。プロサッカー選手への想いを口にするとともに、今後の動きについても語った。
「これは今僕に起きたことだ。何かのために物事が起こり、僕がここでそのことを話しているからこそ、ポジティブだ。しかし、彼らが今この問題を今発見したことは、ポジティブなことだ」
「サッカー以外でも幸せであろうとすること。そして、サッカー選手なら恋しく思うと分かっている全ての瞬間を楽しむことだ。サッカー選手になることは簡単ではない。毎日のトレーニング、プレー、遠征。選手は高く評価されるべきだ。僕はサッカーとのつながりを継続する。もっと人生を楽しむことができるようになる」
「今は落ち着いて、しばらくは何もしないつもりだ。みんなが僕をどのように覚えて欲しいかは言えない。みんなが、僕に相応しいことを言ったり、好きな名前をつけたりすることを望んでいるよ」
類まれな得点感覚を持ち、記録に残る数多くのゴールを積み上げ、タイトルも獲得したアグエロ。望んでいた形でのキャリア終了ではなかったはずだが、第二の人生も幸せに過ごしてもらいたい。
PR
1
2
セルヒオ・アグエロの関連記事
バルセロナの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
セルヒオ・アグエロの人気記事ランキング
1
プレミア連覇のシティ、トロフィー落下破損事件の結末は…
最終節にまで及ぶリバプールとの熾烈な争いに競り勝ち、見事にプレミアリーグ連覇を果たしたマンチェスター・シティ。その優勝をファンと喜ぶイベントで事件は起きた。 優勝を祝うパレードが行われる前、シティのクラブハウスにファンが招かれたイベント。そこには、プレミアリーグで21ゴールを挙げ、優勝の立役者となったアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロと、ケガで満足いくシーズンを過ごせなかったベルギー代表MFケビン・デ・ブライネが待ち構えていた。 オープンテラスに招かれたファンの前には、プレミアリーグ優勝の象徴でもあるトロフィーが。アグエロ、デ・ブライネとともにトロフィーを掲げて記念撮影をしている最中、事件が発生した。 アグエロ、デ・ブライネが掲げていたトロフィーが、その手から滑り落ち、数m下の地面に落下。トロフィーは見るも無残に大破し、その場に居合わせたファンは顔面蒼白。一瞬何がおきたかわからなかったが、下を見下ろして頭を抱えるファンもいた。 さらに、隣のオフィスから、シティ・フットボール・グループのフェラン・ソリアーノ氏も登場。「何が起きたんだ?」と窓を開けて声をかけると、デ・ブライネは「俺じゃない。みんなが押したんだ」とファンのせいに。そして2人は引き上げていった。 実は、これはシティが配信する『City TV』のドッキリ企画。プレミアリーグトロフィーを精巧に再現した偽物を地面に落とし、ファンを驚かせるというものだった。 引き上げたデ・ブライネとアグエロは笑いをこらえるのに必死で、本物を持って再登場。ファンはホッと胸をなでおろし、本物のトロフィーと対面した。 <div style="text-align:center;"> <blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja"><p lang="en" dir="ltr">After SHOCKING FOOTAGE emerged of a broken <a href="https://twitter.com/premierleague?ref_src=twsrc%5Etfw">@premierleague</a> trophy yesterday, we thought it time we put the record straight...<br><br> <a href="https://twitter.com/hashtag/mancity?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#mancity</a> <a href="https://t.co/cq13j7rrjY">pic.twitter.com/cq13j7rrjY</a></p>— Manchester City (@ManCity) <a href="https://twitter.com/ManCity/status/1130916586095808512?ref_src=twsrc%5Etfw">2019年5月21日</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> </div> まんまと騙されたファンだが、一生忘れられない日となっただろう。プレミアを連覇したシティだが、アグエロやデ・ブライネの迫真の演技はさすが。見事な100点満点のドッキリとなった。 2019.05.23 09:50 Thu2
プレミアの選手じゃないのに…メッシがビッグ6得点数で上位
バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの対プレミアリーグビッグ6成績が異常だ。イギリス『デイリー・メール』が報じた。 メッシは1日にホームで行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのリバプール戦(3-0でバルセロナが勝利)で2ゴール。この試合2得点目は相手GKノーチャンスの直接FKからのものであり、自身のクラブキャリア通算600ゴール目となるメモリアルな一撃だった。 この2得点により、メッシはプレミアリーグビッグ6相手の通算得点数を「26」に。これは2011-12シーズン以降の現役選手による対プレミアリーグビッグ6の得点ランキングにおいて、ベルギー代表MFエデン・アザールに並ぶ3位タイの好記録だという。 ランキングの顔ぶれを見ると、アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ)や元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディ(レスター・シティ)らプレミアリーグの錚々たる点取り屋がずらり。同リーグ外の選手はメッシだけだ。 なお、内訳で見ると、最多は対アーセナル戦の9得点。普段、プレミアリーグを主戦場にしておらず、基本的に相対する機会がヨーロッパ主要大会しかない状況を踏まえば、メッシの同ランキング上位入りはより凄みを増す。 ◆2011-12以降の対PLビッグ6通算得点ランキング 【43】 セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ) 【31】 ジェイミー・ヴァーディ(レスター・シティ) 【26】 エデン・アザール(チェルシー) リオネル・メッシ(バルセロナ) 【22】 ハリー・ケイン(トッテナム) 【21】 ウェイン・ルーニー(DCユナイテッド) ※過去、マンチェスター・ユナイテッド/エバートンでプレー 【18】 ロビン・ファン・ペルシ(フェイエノールト) ※過去、アーセナル/マンチェスター・ユナイテッドでプレー 2019.05.03 11:15 Fri3
アグエロがシティの歴史に名を刻んだ瞬間、プレミア初優勝を決めた93:20の熱狂
15日に行われた会見で不整脈を理由に33歳で現役を引退することを発表したバルセロナのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ。キャリアを通じて400ゴール以上を決めてきたストライカーが最も多くのゴールを決めたのが、10年間に渡ってプレーしたマンチェスター・シティ時代だ。 2011年夏にアトレティコ・マドリーから加入したアグエロは、デビュー戦となったスウォンジー・シティ戦で2ゴール1アシストの圧巻の活躍を披露。以降は絶対的なエースとして公式戦384試合に出場し、クラブ歴代最多となる257ゴールを記録。4度のプレミアリーグ制覇を含む、通算13個のトロフィー獲得の立役者となり、個人としても2014-15シーズンに自身唯一のリーグ得点王を獲得した。 その257ゴールの中で最も重要だったと言っても過言ではないのが、2011-12シーズンのプレミアリーグ最終節のQPR戦での決勝ゴールだ。 試合前の時点で、マンチェスター・ユナイテッドと勝ち点84で並んでいたシティだが、残留争いに身を置いていたQPR相手にまさかの苦戦。90分を終えた段階で1点ビハインドの展開となる。 しかし、最後まで諦めないシティはアディショナルタイム2分にMFダビド・シルバの右CKをFWエディン・ジェコが頭で叩き込み、2-2の同点に追いつく。 優勝まであと1点が必要な状況だったが、残り時間もほんとんどないという状況。シティが最後の猛攻を仕掛けると、下がってボールを受けたアグエロがFWマリオ・バロテッリへと縦パス。バロテッリは潰されながらもアグエロへリターンを返すと、そのままボックス右に抜け出したアグエロがニアサイドに右足のシュートを突き刺し、勝ち越しゴールが決まった。 現地実況の「アグエロォォォォォォォ」の絶叫でお馴染みのこのゴール。時計の針は93:20を指しており、その直後にはタイムアップのホイッスルが鳴り、劇的過ぎるプレミアリーグ初優勝となった。 シティ退団時には、このタイトルが最も重要だったと語ったアグエロ。引退会見でも触れていたゴールは、キャリアを通じても思い出深いものとなっているようで、急速に発展を遂げたシティの歴史に名を刻む瞬間だった。 <span class="paragraph-title">【動画】あの興奮をもう一度…!実況も思わず大絶叫したアグエロの劇的ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJEejZpckhIMSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.12.16 19:10 Thu4
2011~2020年の世界ベストイレブンが発表!イニエスタとともに中盤に入ったのは相棒チャビではなく…
IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)は25日、2011~2020年の男子サッカー界のベストイレブンを発表した。 世界のリーグランキングやクラブランキングなどサッカーに関する様々な歴史や記録などを扱っている組織であるIFFHSだが、今回は過去10年間の成績に基づいて世界でのベストイレブンを組んでいる。 11人の中で、唯一現役でプレーしていないのが、右サイドバックで選出された元ドイツ代表DFのフィリップ・ラーム氏だ。このポジションではブラジル代表DFダニエウ・アウベス(現サンパウロ)も候補にいるはずだが、現役を引退した2016-17シーズンにドイツ年間最優秀選手にも選出されたラーム氏が選ばれている。 また、やや波紋を呼んでいるのはセンターバックだ。スペイン代表DFセルヒオ・ラモスは確定として、その相方にはオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクが選ばれている。ここ10年の実績を考慮すると、元スペイン代表DFジェラール・ピケが入ってきてもおかしくはないが、リバプール加入以降強烈な活躍を見せたファン・ダイクのインパクトが勝ったというところか。 中盤には、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの他、レアル・マドリーの2選手が選出。イニエスタとバルセロナで中盤を構成した元スペイン代表MFチャビ・エルナンデス氏は2015年にアル・サッドに移籍しており、ここ10年ではベストイレブン外となった。 そして、3トップには近年のサッカー界を引っ張り続けてきたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの2人が入り、残す一枠には、今や世界最高のセンターフォワードと言っても過言ではないポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが入っている。 そのため、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表FWネイマール、元スウェーデン代表ズラタン・イブラヒモビッチ、ウェールズ代表FWガレス・ベイル、アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ、元オランダ代表FWアリエン・ロッベン、元フランス代表FWフランク・リベリといった名手たちは選外となっている。 ◆IFFHS発表の2011~2020年ベストイレブン GK マヌエル・ノイアー(ドイツ) DF フィリップ・ラーム(ドイツ) セルヒオ・ラモス(スペイン) ヴィルヒル・ファン・ダイク(オランダ) マルセロ(ブラジル) MF トニ・クロース(ドイツ) アンドレス・イニエスタ(スペイン) ルカ・モドリッチ(クロアチア) FW クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド) リオネル・メッシ(アルゼンチン) 2021.01.29 18:45 Fri5
マンチェスター・シティがユニフォームを発表!退団したアグエロへの敬意溢れるデザインに
マンチェスター・シティとサプライヤーのプーマは14日、2021-22シーズンのホームユニフォームを発表した。 新ユニフォームはシティがプレミアリーグ初優勝を果たした2011-12シーズンに触発されたデザインとなっており、襟の内側には、「93:20」の文字が記されている。これはシティが初のプレミアリーグ優勝を決めた2011-12シーズンの最終節QPR戦でアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが劇的な決勝ゴールを決めた時間を示している。 さらに、「20」の数字の一部は、アグエロの背番号であった「10」が浮かび上がる仕組みになっている。アグエロは2020-21シーズン限りでシティを退団しバルセロナへと移籍したが、クラブ躍進の立役者への敬意を表した形だ。 ユニフォームのカラーはスカイブルーのベースにボディの側面が白色の組み合わせで、シャツ全体に、襟の内側に記された「93:20」と同じデジタル時計の数字のようなフォントのパターンが描かれ、胸には引き続きエティハド航空のロゴが入っている。 ソックスとショーツに関してもスカイブルーのベースに白がアクセントになっている。シティのユニフォームデザインは4月頃にリークされ、先日にはその実物と見られるユニフォームの写真が出回っていたが、その情報通りのデザインとなった。 <span class="paragraph-title">【写真】マンチェスター・シティの2021-22シーズンホームユニフォーム</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/city1.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/city2.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/city3.jpg" style="max-width:100%;"></div> 【動画】実況も思わず「アグエロォォォォォォォ」の大絶叫!QPR戦の決勝ゴール <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJEejZpckhIMSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/city4.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/city5.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/city6.jpg" style="max-width:100%;"></div> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Down to the last detail <br><br>SHOP NOW! <br><br> <a href="https://twitter.com/hashtag/ManCity?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ManCity</a> | <a href="https://t.co/axa0klD5re">https://t.co/axa0klD5re</a></p>— Manchester City (@ManCity) <a href="https://twitter.com/ManCity/status/1415227088458690562?ref_src=twsrc%5Etfw">July 14, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/city7.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/city8.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/city9.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2021.07.14 18:40 Wedバルセロナの人気記事ランキング
1
バルセロナがライバルからGKを補強か? 契約解除金48.8億円、引く手数多の23歳
バルセロナが、今夏の移籍市場で守護神の補強を考えているとのこと。その候補は、ライバルクラブからになるようだ。 今シーズンのバルセロナは、コパ・デル・レイで優勝を果たし、ラ・リーガ、チャンピオンズリーグ(CL)との3冠の可能性を残している。 今シーズンはマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン、ヴォイチェフ・シュチェスニー、イニャキ・ペーニャが務めた中で、テア・シュテーゲンは32歳、シュチェスニーは35歳となり、後継者の獲得が必要となる。 カンテラにも有望なGKとしてアンデル・アストララガやディエゴ・コッヘンがいるものの、任せるには不安しかない状況。より実績のある選手を獲得し、テア・シュテーゲンとポジションを争える選手を探しているという。 その中で浮上している候補は、同じ街のライバルであるエスパニョールのGKジョアン・ガルシア(23)。スペイン代表デビューは果たしていないものの、ラ・リーガで32試合に出場し、その実力は十分に発揮している。 アーセナルやレアル・マドリーも獲得に動いているとされるガルシア。ただ、ライバルであるバルセロナも獲得に動いているというが、難しい情勢だ。 スペイン『Relevo』によれば、3000万ユーロ(約48億8000万円)の契約解除金が設定されているが、バルセロナは払う気があるとのこと。ただ、他のポジションほど優先度が高くないと見られており、先に他のクラブが獲得する可能性が高いという。 スペインを離れると見られているガルシア。バルセロナは後手を踏むこととなるだろうか。 2025.04.28 23:35 Mon2
S・インザーギ監督は幻の4点目が認められず疑問も敵地でのドローを評価、ヤマルには「8~9年見ていなかったクオリティの選手」とベタ褒め
インテルのシモーネ・インザーギ監督が4月30日にアウェイで行われ、3-3で引き分けたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのバルセロナ戦を振り返った。 3冠から一転無冠の危機が迫る中で迎えたバルセロナとの初戦。開始30秒に負傷明けのFWマルクス・テュラムのゴールで先制したインテルは、21分にCKからDFデンゼル・ダンフリースが豪快なバイシクルシュートで加点。 最高の序盤としたが、FWラミン・ヤマルにゴラッソをすかさず決められると、38分にも失点して2-2で前半を終えた。 それでも迎えた後半、63分にまたもCKからダンフリースがドッピエッタとして勝ち越し。だが、2分後にCKのサインプレーから追いつかれた中、75分には三度勝ち越しかと思われたが、ダンフリースのアーリークロスにMFヘンリク・ムヒタリアンが合わせてネットを揺らしたシュートはわずかにオフサイドでゴールならず。ド派手な打ち合いを3-3で終えた。 S・インザーギ監督はムヒタリアンのゴールがオフサイドとなった判定に疑問を抱きつつ、敵地で素晴らしいパフォーマンスを発揮した選手たちを称えた。 「我々は素晴らしい試合をした。2-0とリードすることができたしね。ただ、なぜあのゴールが取り消されたのかまだ理解できないし、後悔もしている。それでも、現時点で私が考える世界最高のチームを相手に我々が素晴らしいパフォーマンスを発揮したことはわかっている」 一方で対応に苦慮したヤマルについては「8~9年見ていなかったクオリティの選手」とベタ褒めし、脅威となっていたことを明かした。 「ヤマルは少なくとも8~9年見ていなかったクオリティの選手。彼は我々に大きな問題を引き起こした。毎回、マークを2人付かせなければならなかったが、それでも十分ではなかった。3人付かせると他の場所にスペースができ、より深い位置で守らざるを得なくなった。幸い、バルセロナも今季多くの試合をこなしていたことから時間の経過とともに彼の集中力が失われていった。後半はうまく守れたと思う」 そしてハムストリングを痛めた様子で前半で交代となったFWラウタロ・マルティネスに関しては「痛みを感じた様子だった。8試合連続で先発していてケガのリスクは高まっていた。深刻でないことを祈っているが、少し不安もある」と2ndレグの出場が微妙であることを明かした。 決勝進出を懸けた2ndレグは6日に行われる。 2025.05.01 08:45 Thu3
3冠目指すバルサに援軍、インテル戦に向け今季40ゴールのレヴァンドフスキが復帰!
今シーズンの3冠を目指すバルセロナに大きな援護が待っていた。 6日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグでインテルと対戦するバルセロナ。1stレグは打ち合いの末に3-3のドローに終わり、2ndレグで決着をつけることとなる。 アウェイでの大一番に向かうバルセロナだが、ハンジ・フリック監督が選出した遠征メンバーにポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが復帰。2週間前に負傷し4試合を欠場していた中でついにエースが復活する。 今シーズンのレヴァンドフスキは、公式戦48試合で40ゴール3アシストを記録。ラ・リーガで25ゴール、CLで11ゴールを記録している。 バルセロナに残された道はアウェイでの勝利のみ。どこまで状態が回復しているかは不明だが、チームのトレーニングをこなしての遠征メンバー入りというだけに、万全の状態であると思われる。 なお、DFアレハンドロ・バルデとDFジュール・クンデはケガによりメンバー外に。レヴァンドフスキが3冠へと導けるか注目だ。 <h3>◆インテル戦メンバー</h3> GK イニャキ・ペーニャ ヴォイチェフ・シュチェスニー アンデル・アストララガ DF パウ・クバルシ ロナルド・アラウホ イニゴ・マルティネス アンドレアス・クリステンセン エリック・ガルシア エクトル・フォルト ジェラール・マルティン ランドリー・ファレ MF ガビ ペドリ フェルミン・ロペス ダニ・オルモ フレンキー・デ・ヨング ノア・ダルヴィッチ FW フェラン・トーレス ロベルト・レヴァンドフスキ アンス・ファティ ハフィーニャ パウ・ビクトル ラミン・ヤマル 2025.05.05 23:25 Mon4
リュディガーに6試合の出場停止処分、ベリンガムのレッドカードは取り消し
スペインサッカー連盟(RFEF)の懲戒委員会は29日、レアル・マドリーのドイツ代表DFアントニオ・リュディガーに対し、6試合の出場停止処分を科した。 またスペイン代表DFルーカス・バスケスにはコパ・デル・レイ2試合の出場停止処分を科した一方、イングランド代表MFジュード・ベリンガムへのレッドカードを取り消している。 リュディガーは26日に行われたコパ・デル・レイ決勝バルセロナ戦の延長後半アディショナルタイム。ベンチに下がっていた中、FWキリアン・ムバッペの偶発的に振り払った手がDFエリック・ガルシアの顔面に直撃すると、リカルド・デ・ブルゴス・ベンゴエチェア主審がマドリー側のファウルを宣告。すると、この微妙な判定に激高したリュディガーはアイシングしていた氷嚢の氷と思われる物体を投擲する危険行為を働いていた。 翌日には自身の行為を謝罪していたリュディガーだが、重い処分となった。なお、慢性的なヒザの痛みを抱えていたリュディガーは手術を敢行して6~8週間の離脱となっており、いずれにしろ今季中のラ・リーガ復帰は不可能となっていた。なお、出場停止処分は今季のラ・リーガ残り5試合と来季のラ・リーガ開幕節まで適用される。 一方、試合終了後のレッドカードが取り消されたベリンガムに関してはRFEF懲戒委員会のビデオ検証により審判への攻撃的な態度は見受けられなかったと報告書の誤りを認め、処分を覆したと発表した。 2025.04.30 07:00 Wed5