「得点しなければ勝てない」またも勝てないバルセロナ、謎の退席処分にクーマン監督「何もしなくても退場させられる」

2021.09.24 09:48 Fri
Getty Images
バルセロナロナルド・クーマン監督が、カディス戦を振り返った。スペイン『マルカ』が伝えた。
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バルセロナh23日、ラ・リーガ第6節でカディスと対戦した。9月に入り、チャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン戦では0-3の惨敗、20日にはグラナダ相手に1-1のドローと勝利がないバルセロナ。クーマン監督への風当たりが強くなり、去就も騒がしい中、カディス戦を迎えた。
ケガで数人の選手を欠いているバルセロナだが、カディスとの実力差はあったものの苦戦。ゴールが遠く、苦しい戦いを強いられると、後半にはフレンキー・デ・ヨングが2枚のイエローカードで退場した。

その後、トーンダウンしたバルセロナは再び勝利できずに終わった。
試合後の会見でクーマン監督は、チームのパフォーマンスについては評価したものの、ゴールがなければ勝てないとした。

「全体的にチームは良かったと思う。ボールを保持し、チャンスを作ることは難しかったが、最高のチャンスもあった。最後の最後まで戦った」

「姿勢に対しては全く文句がつけようなく、全てをやり切った。創造性を発揮しなければ難しい試合だった。ラストパスも足りなかった。得点しなければ勝てない」

また、後半については相手が落ちたことで盛り返せたとしたものの、フレンキー・デ・ヨングの退場が難しくしたと語った。

「相手が疲れていたため、我々に方が良かった。チャンスはあったが、モノにできなかった。相手はフィジカル面で劣っていた。フレンキーの2枚目のカードで、我々は苦しくなってしまった」

これで公式戦3試合勝利なし。リーグ戦では2戦連続ドローと、負けてはいないものの苦戦が続いている。クーマン監督は勝利が必要だとし、ラ・リーガでタイトルを争う上では離脱している選手がいることを忘れてはいけないと言い訳した。

「我々は勝つ必要がある。チームも勝利に値する。でも、それは今日ではなかった。日曜日だといいのだが」

「常に全ての試合に勝つように努力する必要がある。タイトルを勝ち取ろうとする必要があるが、現実的に、我々のチームに欠けている選手を確認する必要がある。あと7人だ」

また、試合終盤にはセルヒオ・ブスケッツがボールが2つピッチに入ったことで蹴り出すと、なぜか主審がイエローカードを提示しカディスにFKが与えられることに。これに激昂したクーマン監督は、不可解な退席処分を命じられていた。この点についても触れ、審判団への不満を口にした。

「この国では、何もしなくても退場にさせられる。審判以外の全員がピッチ上に2つのボールがあることを確認していた。これが物語っている」

「決してナーバスになっていたわけではない。私は第4審にボールが2つあることを伝えた。ただ、ここでは何もしなくても退場させられるものだ」

泣き面に蜂状態のクーマン監督。去就がどうなるのか、しばらく注目を集めることになりそうだ。



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ヤマルのゴラッソにダンフリースのドッピエッタ、ド派手な打ち合いは3-3ドローで決着は2ndレグへ【CL】

チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ、バルセロナvsインテルが4月30日に行われ、3-3で引き分けた。 準々決勝で昨季ファイナリストのドルトムントを2戦合計スコア5-3で下し、6季ぶりにベスト4進出を果たしたバルセロナは、4日前のコパ・デル・レイ決勝では宿敵レアル・マドリーを延長戦の末に撃破して今季1冠目を獲得。そのマドリー戦と同様のスタメンで臨んだ。 一方、準々決勝でバイエルンを2戦合計スコア4-3で競り勝ち、2季ぶりのベスト4進出としたインテルは、バルセロナ同様に3冠の可能性を残していたが、先週コッパ・イタリア準決勝でミランの前に敗退を強いられると、3日前のローマ戦を落としてセリエA首位陥落となった。公式戦3連敗で一転、無冠の危機に陥っている中、ローマ戦のスタメンから5選手を変更。負傷したパヴァールが欠場となった一方、テュラムが復帰しラウタロ・マルティネスと2トップを形成した。 試合は開始30秒に動く。右サイドから立て続けにダンフリースがクロスを入れると、テュラムがヒールでうまく流し込んだ。 最高の入りとしたインテルに対し、追う展開となったバルセロナが猛烈なハイプレスをかけると12分に同点の好機。ヤマルのパスをボックス中央で受けたフェラン・トーレスが際どいコントロールシュートを放った。 その後もハーフコートゲームとするバルセロナは19分、CKの流れからフェラン・トーレスがゴールに迫ったが、2分後にインテルに追加点。左CKをファーサイドのアチェルビがヘッドで落とし、ゴール前のダンフリースが豪快なバイシクルシュートで蹴り込んだ。 まさかの2点差とされたバルセロナだったが、24分にすかさず1点差とする。ヤマルがドリブルでカットインしボックス右へ。見事なコントロールシュートを決めきった。 さらに26分にも圧巻のプレーを続けるヤマルがカットインからのシュートでバーを直撃したバルセロナが圧倒すると、38分に同点弾。ペドリのフィードをボックス左のハフィーニャがヘッドで落とし、ゴール前に飛び込んだフェラン・トーレスが押し込んだ。 その後、クンデが負傷するアクシデントがあったバルセロナが2-2として前半を終えた。 迎えた後半、前半終盤にハムストリングを負傷したラウタロに代えてタレミを投入したインテルは開始4分に勝ち越しの好機。右サイドを上がったビセックの折り返しが流れたところ、ディマルコが右足で狙ったが枠を捉えきれなかった。 ヒヤリとしたバルセロナが引き続き押し込む展開で推移する中、63分にインテルがまたもCKからゴール。チャルハノールの右CKからファーサイドのダンフリースが頭で合わせにかかったシュートが肩に当たってうまくゴールに吸い込まれた。 またも追う展開となったバルセロナだったが、2分後にすかさず追いつく。CKのサインプレーから中央のハフィーニャが強烈な弾丸ミドル。バーに直撃したルーズボールがGKゾマーに当たってゴールに吸い込まれた。 75分にはインテルが三度勝ち越しかと思われたが、ダンフリースのアーリークロスにムヒタリアンが合わせてネットを揺らしたシュートはわずかにオフサイドでゴールならず。 終盤の87分にはヤマルのループシュートがバーに直撃し、追加タイムにはハフィーニャのミドルで逆転に迫ったバルセロナだったが、3-3でタイムアップ。ド派手な打ち合いとなった初戦は譲らずドローとなり、来週行われる2ndレグに決着が委ねられることになった。 バルセロナ 3-3 インテル 【バルセロナ】 ラミン・ヤマル(前24) フェラン・トーレス(前38) OG(後20) 【インテル】 マルクス・テュラム(前1) デンゼル・ダンフリース(前21) デンゼル・ダンフリース(後18) 2025.05.01 05:53 Thu

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