「自分でも成長を感じる」プレミアでインパクト残しつつある三笘薫、先発へ意欲「監督のプランに入っていきたい」

2022.10.14 14:12 Fri
Getty Images
ブライトン&ホーヴ・アルビオン日本代表MF三笘薫が、これまでの戦いについて語った。クラブ公式サイトが伝えた。
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三笘は川崎フロンターレの下部組織で育ち、筑波大学から2020年2月に川崎Fに入団。プロ入りを果たした。プロ1年目から圧倒的な活躍を見せ、J1で新人最多タイとなる13得点を記録。ベストイレブンにも選ばれると、2年目も躍動。東京オリンピックにも出場しゴールを決めるなど活躍すると、2021年8月にプロ入りから1年半でヨーロッパへの挑戦権を手にした。
ブライトンへと完全移籍した三笘だったが、ビザの関係でロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへとレンタル移籍。ベルギーでヨーロッパでのキャリアをスタートさせると、ここでも躍動。左ウイングバックという新たなポジションでプレーし、公式戦通算29試合で8ゴール4アシストを記録した。

今シーズンからブライトンへと戻り、プレミアリーグデビュー。これまで6試合プレーし、欠場したのは2試合のみ。ただ、全てベンチスタートとなり、出場時間も30分に満たない状況だ。
スーパーサブという川崎F、サン=ジロワーズでも加入当初に任された役割をブライトンでも得ている三笘。ゴールやアシストはないものの、持ち前のドリブルスキルを見せつけ、ファンからも認められている。

三笘は、現状についてコメント。自分の役割を理解しているとし、先発を目指しながらも、今の成長や役割には満足しているとした。

「僕は自分の役割を知っています。それを果たすことに喜びがあります」

「しかし、僕は常に先発メンバーになりたいという願望を持っています。チームも今はとても調子が良いので、それをキープできるように頑張りたいです」

「これまでプレミアリーグでプレーするのはとても楽しかったです。選手としての自分自身の成長を感じており、とても満足しています」

「ブライトンでプレーしたいという僕の願いが叶ったことも嬉しく思います。ベンチから試合の流れを変えることができるのは、確かに素晴らしいことです」

また、グレアム・ポッター監督がチェルシーに引き抜かれる形で退団。加入から短い期間で指揮官交代となり、ロベルト・デ・ゼルビ監督の下でプレーしている。

サッスオーロやシャフタール・ドネツクなどで指揮を執り、戦術家として知られるデ・ゼルビ監督だが、三笘は良い印象を持っているとコメント。トレーニングも楽しいとし、監督のプランに入っていきたいとした。

「彼に会ってすぐに、彼が素晴らしい人間であることはわかりました。とても明るく、チーム全体の雰囲気を常に考えていると思います」

「とても戦力的でもあるので、戦略ベースのトレーニングがたくさんあります。ビルドアップのプレーなどは、彼が強調していることの良い例です」

「個人的には、次にどんなタイプのプレーを展開するのかを見るのが楽しみですし、適応できるようにして、彼のプランにも入っていきたいと思います」



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アジア2次予選を全勝で通過した日本代表の、W杯本大会へ向けたアジア最終予選がスタートした。 5日に行われた中国代表との初戦。過去2大会の最終予選初戦は敗れているだけに、この試合の結果に注目が集まった中、中国相手に実力差を見せつけることに成功。衝撃の7ゴールを奪い、完璧なスタートを切った。 各グループの上位2カ国のみがこの最終予選で本大会の切符をつかめるという中、オーストラリア、サウジアラビアは勝利できず。日本は初戦で勝利したバーレーン代表相手に2連勝を収め、差を広げたいところだ。 <span class="paragraph-subtitle">◆難敵を相手に連勝スタートで優位に立つ</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240910_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad" class="desc">©︎超ワールドサッカー<hr></div> 期待以上の結果に終わった中国代表戦。後半は効果的にゴールを重ね、大量7ゴールを記録し勝利を収めた。 力の差を見せつけた形となったが、課題がないわけではない。前半は引いた相手に対し、チャンスをしっかり作ったものの、得点は伸びず。決定機を活かせない形となり、チャンスが少なくなることを想定すると、より精度を上げたい。 森保一監督も試合後に「我々も決して気を緩めてはいけないなと思っています」とコメント。オーストラリアを下したバーレーン戦を前に「我々にとってアウェイでの戦いという部分で厳しい戦いになるということを、まずは気持ちの部分で覚悟を持って戦いに挑むことが大切だと思います」と、アウェイでの戦いに気を引き締めた。 選手個々が高いレベルで日々プレーしていることもあり、慢心という言葉はこのチームには存在しない。ただ、完全アウェイの空気の中ではなんでも起こる状況。それは誰もが知るところであり、しっかりと日本の強さをこの2試合で見せつけたいところだ。 <span class="paragraph-subtitle">◆虎視眈々と連勝を狙うバーレーン</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240910_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad" class="desc">Getty Images<hr></div> 対するバーレーンはクロアチア人指揮官のドラガン・タライッチ監督が指揮。前述の通り、オーストラリア代表相手にオウンゴールとはいえ、0-1で勝利。グループCでは日本と共に初戦で勝利を収めている。 日本とは2023年のアジアカップで対戦。当時とは体制が変わっているが、3-1で日本が勝利。ただ、簡単に勝てたわけではなく、中東勢のいやらしさを見せてきた。特にセットプレーやロングボールで日本を苦しめており、今回の戦いでもそのあたりを出してくると予想できる。 タライッチ監督は「明日は非常に厳しい試合になることは理解している」と日本戦についてコメント。ただ「我々は明日勝つために戦う。ベストを尽くす。1ポイントでも取れれば嬉しい」と、勝利を目指しつつ、とにかく勝ち点を目指すとした。 試合展開によっては守備を固め、ロングボールやカウンター一発で試合を仕留めにくる可能性もあるだろう。オーストラリアが負けているだけに、日本も苦しめられる可能性が十分にあるといえる。 <span class="paragraph-title">◆予想スタメン[3-4-2-1]</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240910_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad" class="desc">©︎超ワールドサッカー<hr></div> GK:鈴木彩艶 DF:板倉滉、谷口彰悟、町田浩樹 MF:伊東純也、遠藤航、田中碧、中村敬斗 MF:堂安律、鎌田大地 FW:小川航基 監督:森保一 中国戦が終わり、深夜に出発した日本代表。バーレーンに入り、しっかりとトレーニングを積んで準備は万端だ。3年前はコンディション調整に時間を要したことで、チームとしてのまとまりを欠いたことを森保監督は反省していたが、今のチームにその不安要素は感じない。 システムは[3-4-2-1]を継続すると考えて良いだろう。日本が新たなステージに上がり、選手たちの特性を活かすことを考えれば、最適なシステムと言える。 GKは鈴木彩艶(パルマ)が継続するはずだ。中国戦では多くのプレー機会があったわけではないが、安定したプレーとパルマで培っている落ち着きが見てとれた。 最終ラインの3人も変更はないと考えて良いだろう。右から板倉滉(ボルシアMG)、谷口彰悟(シント=トロイデン)、町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)が並ぶはずだ。安定感もあり、攻撃面でも落ち着いたプレーが出せる3名。終盤にハイボールを蹴り込まれれば、高井幸大(川崎フロンターレ)もここに加わって守りを固めることもあるかもしれない。 中盤もボランチには遠藤航(リバプール)が継続して先発。相棒は田中碧(リーズ・ユナイテッド)と予想する。遠藤は中国戦で途中で交代しており、バーレーン戦に備えたと考えて良さそう。一方で守田英正(スポルティングCP)はフル出場で躍動しており、代わりに田中が起用されると予想する。守田以上に攻撃に絡むプレーを見せていきたい。 ウイングバックは右は伊東純也(スタッド・ランス)と予想。中国戦は後半途中から出場し1ゴール2アシスト。キレの良さを日本のファンの前で見せ、気持ちも上がっているはずだ。左は中村敬斗(スタッド・ランス)と予想する。クラブチームでも伊東と両ウイングでコンビを形成しており、代表でも見せつけたいところ。仕掛けでサイドを制圧したい。 シャドーには、堂安律(フライブルク)と鎌田大地(クリスタル・パレス)が入ると予想する。堂安はウイングバックとして中国戦で先発し、三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)のゴールをアシスト。よりゴールに近い位置で、自らゴールも狙いたいはずだ。そして中国戦はプレーしなかった鎌田。南野拓実(モナコ)が高パフォーマンスを見せただけに、燃えるものもあるはずだ。 1トップは難しいところだが、小川航基(NECナイメヘン)と予想する。中国戦ではクロスバー直撃のシュートと、短い時間でもゴールを匂わせた。一方で、先発した上田綺世(フェイエノールト)はシュートゼロ。その他の貢献はあったが、クラブでもゴールはないだけに、結果が出ている小川を試したいところだ。 日本もバーレーンも連勝を目指す一戦。バーレーン代表戦は10日(火)の25時にキックオフ。DAZNが独占ライブ配信する。 <span class="paragraph-title">【動画】バーレーン戦へ、日本代表が最後の調整</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="robHdhYruaU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.10 12:55 Tue

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「チームのアイコンですなぁ」 ブライトン本拠地で三笘薫のビッグフラッグ! 現地サポーター掲げる姿に「愛されてるな」

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