Fリーグ ディビジョン1
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【フットサル大賞選考会②ベスト5】「大阪を追い詰めた町田でブレイクした中井健介の活躍は、確かなもの」
▽国内の6つのフットサルメディアが立ち上げた「フットサル大賞」。2016-2017シーズンの「ベスト5」は、アルトゥール、チアゴ、中井健介、星龍太、西谷良介が受賞した。なぜ、FリーグでMVPを獲得した小曽戸允哉がいないのか、なぜ、ゴレイロから誰も選ばれていないのか、なぜ、中井や星龍太、西谷なのか。選考審査の模様を全4回にわたって掲載する第2回目は、ベスト5の選考過程に迫る。なぜ、この5人なのか──。 【フットサル大賞選考審査参加者】 菊地芳樹(ストライカーDX) ※審査委員長 太田武志(フットサルナビ) 河合拓(FutsalX) 川嶋正隆(超ワールドサッカー) 軍記ひろし(Futsalgraphic) 本田好伸(FutsalEDGE) 【ベスト5】 ◆結果で決める“真面目さ"よりも、“メディア目線"で選ぶ <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/fnews20170528_2_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> 菊地:ではベスト5の選考に移りましょう。ちなみに、Fリーグのベスト5は、ゴレイロがピレス・イゴール、フィールドプレーヤーが、小曽戸允哉、加藤未渚実、ヴィニシウス、アルトゥールというシュライカー大阪の4人。 太田:やっぱり、そうなっちゃいますよね。ただ今回はメディアが決めるものなので、リーグの外国人は2人までという規定は外しましょう。それに、数字の結果だけにこだわる必要もないですよね。 軍記:じゃあまずは、それぞれが5人ずつ発表しましょうか。 太田:アルトゥール、ヴィニシウス、中井健介、相井忍、イゴール。 軍記:アルトゥール、ヴィニシウス、チアゴ、中井健介、フィウーザ 河合:アルトゥール、チアゴ、小曽戸允哉、西谷良介、フィウーザ。 本田:アルトゥール、小曽戸允哉、星龍太、西谷良介、柿原総一朗。 川嶋:アルトゥール、ヴィニシウス、チアゴ、星龍太、イゴール。 菊地:アルトゥール、滝田学、星龍太、西谷良介、藤原潤。 本田:ちょっと思ったのは、ゴレイロがマストなのかどうか。正直、誰を選ぼうかなって。 河合:そこは悩んだよね。 菊地:僕の場合は、藤原がコンスタントに出ていたからって理由。その他は、ちょっと奇をてらってフィクソ3人が並んでいるけど、“コンスタント感"は意識したかな。でも、ゴレイロはそこが一番、大事ですよね。その意味では、フィウーザも途中加入だったしね。 太田:ゴレイロは帯に短したすきに長しといった感じで……。 河合:イゴールはケガをしながらも、ちょうど半分くらい出てたね。 本田:名古屋オーシャンズも、篠田龍馬と関口優志がちょうど半分ずつくらいです。 川嶋:安定感ということでは篠田だったけど、それをどこまで評価できるかは難しいですね。 太田:イゴールからしたら、フィウーザに負けたら、「あれ?」ってなりそう。 河合:でも10位の湘南ベルマーレの守備のなかで、あれだけ守ったフィウーザの貢献度は高いですね。 軍記:貢献度を考えるとまた評価が難しくなるけど、でも彼は見どころがありますよ。 太田:そうそう、キャノンシュートをよく打ってた(笑)。 軍記:それで、自分で持ち上がって奪われたり、ね。でもゴレイロとしての技術も高いほうですよ。 太田:でもベスト5ってなると、やっぱりアルトゥール、チアゴ、ヴィニシウスの牙城が強すぎて、大阪の枠をそこで使っちゃう感じだね。 本田:加藤なんかは、キャリアハイだったと思いますけどね。 軍記:そうそう、でもFリーグの新人賞には入れない年齢なんだよね(1993年4月2日以降に生まれた23歳以下の選手に権利があり、加藤は1992年生まれ)。 菊地:アルトゥールは全員が選んでますね。 河合:そこはもう確定的かな、と。 軍記:じゃあ一旦、ゴレイロは置いておくとして、前線の選手だと、ヴィニシウスとチアゴが争っていますね。 川嶋:得点ってことでは、終盤戦の印象が強いからチアゴかな。ヴィニシウスは第2PKで6点取ってるし。 本田:でもヴィニシウスのすごいところは、カットインシュートしかないのに、決めるシュート力。相手もみんな分かっているのに止められないのは不思議ですよね。それって、まるでバイエルンのロッベンみたい。あの選手も、右サイドで縦じゃなくて必ず中に入っていって、それで決める。 軍記:でも、プレーオフは調子が悪かった。点を取れば楽な展開にできたのに、勝負を決められなかった。 川嶋:そうなんですよ。やっぱり、疲労がかなり溜まっていたんだと思います。 軍記:あと余談だけど、日本語力も半端じゃないよね(笑)。もはや通訳がいらないから。 菊地:うーん、チアゴとヴィニシウスを両方、入れるのかどうかは悩ましいですね。 太田:でもそれで選んじゃうと、結局のところ結果を踏まえた選考基準みたい。 川嶋:ただそれだけ、大阪が圧倒的だったということでもあります。 太田:そうすると、小曽戸や加藤は?:って話になりますよ。 菊地:ポジションごとに決める必要もないしね。 本田:やっぱり、得票数とかではなくて、どうして選ぶのかが大事。昨シーズンの大阪のように、圧倒的な結果として突き付けられてしまうと、投票で選ぶ形式だと議論の余地がなくなっちゃいますから。 太田:そういう“真面目"なアワードはFリーグのベスト5で分かるからこそ、“メディア目線"を入れたい。 軍記:その意味では、フィウーザみたいな選手もアリですよね。 本田:ちなみに、上原拓也も悪くないですよね。 河合:実際、うまいよ。フィウーザよりも良いパフォーマンスをしている試合もあったし。 軍記:フィウーザが入る前は、彼が先発で出てたよね。 本田:それに、オールスターゲームのパフォーマンスが良かった。 川嶋:あのときは相当、躍動してましたよ。それで彼がゴールデングラブ賞を受賞したんですよね。 ◆タイトルを獲れなかった名古屋からアリなのか <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/fnews20170528_2_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>太田:Fリーグのベスト5に選ばれなかったチアゴには、ちゃんとスポットライトを当てたいですよね。 川嶋:選手たちは、「大阪のなかではチアゴが一番厄介」っていう意見がかなりあるんですよ。 本田:確かに、「チアゴからはボールを取れない」っていうのはホットな話題でしたね。 河合:大阪の助っ人外国人はみんなそうですけど、チアゴももちろん“費用対効果"が最高だった。 軍記:一説には、バルドラール浦安のケニーとチュスよりも給料をもらってなかったみたいで。 太田:それを言ったら、イゴールのコストパフォーマンスも決して良くないんじゃないかな。 軍記:このなかで一番の高給取りって誰?:星龍太?:西谷良介もプロみたいな契約でしょ? 太田:いや、彼の場合はクラブでスクールもやってますね。 本田:ただコスパの話をしたら、アルトゥールはもう決まりじゃないですか。 軍記:自分のなかでも、昨シーズンで一番ハマった選手だったかな。 菊地:アルトゥールが固いところだとすると、次はチアゴですかね? 川嶋:何度も言いますけど、「アルトゥール-チアゴライン」は鉄板でしたよ。 菊地:Fリーグの表彰は外国人枠に制限があって漏れてしまったのであれば、メディアとしては、彼のパフォーマンスをちゃんと評価してあげないといけない。 本田:そういう意味でも、チアゴも確定じゃないかなと。 太田:じゃあ次は、やっぱり僕は中井を推したいですね。 菊地:そうなると、残った西谷には、パワープレーのゴレイロということで……(笑)。 軍記:仮に西谷がパワープレーのゴレイロで、アルトゥールとチアゴがいて、中井健介がいたら、それは結構、面白そうなメンバーですけどね(笑)。 河合:ここに星龍太の名前があるけど、僕としては、タイトルを獲れなかった名古屋でアリなのか、とは思う。 軍記:でもそれを言ったら、中井や西谷だってそうでしょ? 河合:いや、これまでずっと優勝してきたチームだからこそ、です。 菊地:タイトルを逃した責任は重いってことだよね。 軍記:じゃあ、星龍太はなし? 太田:でも、強くはなかった名古屋で孤軍奮闘した選手でもありますからね。 川嶋:星龍太がいなかったら、きっともっと良くなかったと思います。 本田:名古屋が得点力不足で勝てなかったのであれば、守備で気を吐いた星龍太は評価されるべき。 軍記:最少失点の貢献度というか、守備で重要だったのは、GKよりもフィクソの存在だった、と。 河合:でも、名古屋がタイトルを獲れなかったシーズンだからこそ、振り返ったときに、「なんでベスト5に名古屋がいないの?:そうか、タイトルを逃した年だからか」ってなる。優勝できなかったんだな、って。 本田:逆に言えば、星龍太が選ばれたら、彼自身はきっと悔しいですよね。心から喜べないというか。 菊地:決選投票にしますか?:でもまだ他にも触れてない選手がいますね、相井忍とか。 川嶋:相井は確かに、良いパフォーマンスを続けていたんです。 太田:日本人得点王なのに、あまり話題になっていないのは惜しいですね……。でも、あれだけのプレーをしていたんだから、見てる人はちゃんと見てると思いますね。 河合:7位のデウソン神戸で28ゴールって、かなりすごいよ。 軍記:でも相井は、大阪でもっとパフォーマンスを上げるだろうって考えたら、今回ではないんじゃない? 太田:あの大阪のメンバーのなかで、コンスタントに出続けられるのかな。 軍記:それこそ、そこでちゃんと出て、結果を出してこそのベスト5じゃないかな。選手層はかなり厚いけど。 ◆なぜ、FリーグのMVPは小曽戸允哉だったのか? <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/fnews20170528_2_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>本田:それじゃあ、改めて決選投票します?:でも、投票よりも議論を交わしたほうが良いですよね。そういうことでは僕は、やっぱり星龍太と小曽戸を入れたいです。 軍記:議論で決めるほうがいいと思う。 本田:まず、プレースタイルは違っても、タイプが近い西谷と小曽戸を比較すると、やはり小曽戸のほうが評価されるべき。小曽戸はチームに欠かせない存在として勝利に貢献してきた一方で、西谷はパフォーマンスを落としてしまったことでチームに勝利をもたらせない時期があったので、シーズンを通して考えると小曽戸は外せないなと。 太田:小曽戸の活躍はもはや明らかだから、入っていてしかるべきだけど……。でも僕の場合は、各チームでの象徴的な選手やシーズンを通しての成長がすごくあった選手こそ、その年を代表する選手だと思えるっていう感覚で選びました。それで言うと、中井かな。今年、ブレイクした選手がベスト5に入っていることで、振り返ったときにも、「こういうシーズンだったな」って分かるから。その意味で、西谷はもうブレイクしていた選手で、逆に星龍太は今年ブレイクした感じがある。引退した北原亘の魂を継ぐ男でしたね。 河合:ブレイクってところは、もしかしたら別の賞をつくってもいいかも。 菊地:小曽戸の名前が挙がったからちょっと触れたいのが、みんなの感覚だとアルトゥールが圧倒的に目立っていたシーズンにもかかわらず、FリーグのMVPは小曽戸だった。 軍記:この選考については票数とかもオープンになってないから真相は分からないですね。日本人選手に取らせたいっていう、意思が反映されたりすることってあるのかな? 川嶋:でもそれを言ったら、過去にはヴィニシウスも取ってますよね。 河合:そこの理由は分からないよね。 本田:でも純粋に投票結果ってことも考えられます。最終的な票数は分からないですけど、それほど多くないのであれば特に、そういう割れ方をすることも十分ありえる。 河合:外国人枠が2人だから、それでチアゴとヴィニシウスを選んだ人がいて、アルトゥールの票数が思ったほど伸びなかったってことは考えられるね。 本田:そうです。それで逆に小曽戸は、日本人としては絶対的に入ってくるような選手だったので。 太田:リーグには票数とかを発表してもらいたいところですね。 河合:話を続けるけど、僕は西谷と小曽戸かな。中井は今年のFリーグを象徴するかというと、そこまでなのかなって部分があるから。プレーオフとか全日本選手権とか、シーズン終盤に掛けてだんだんと良くなっていったのは間違いないけど、Fリーグで安定してインパクトを残していたかどうか。 本田:僕も中井はまだ今じゃない気がします。町田にとってすごく大事な存在になって、プチブレイクもしたけど、もっと継続していって、チームを勝たせられる選手になってくれたら5人に入ってくるのかなと。 ◆ゴレイロ該当者なしという象徴的なシーズン 太田:ちなみに、新人賞っていうのは決めますか? 菊地:ここまでの話の流れだと、該当するような選手がいないですよね。このフットサル大賞は、あらかじめ賞を決めて、そこに人を当てはめていく必要もないし、ベスト5はあってしかるべきだけど、その他の賞に関しては、シーズンごとに決めていくってことで良いんじゃないかと思います。 本田:新人賞ではないですけど、ブレイク賞はつくりたいですね。 河合:それだったら、そこに加藤でしょう。 太田:確かに、加藤こそブレイク賞にふさわしい選手だと思います。 軍記:じゃあベスト5の話に戻るけど、中井って2位になったチームだから入ってもおかしくないんじゃないかと思います。それに、ここまで評価が上がってくると、本人もより強く日本代表を意識するんじゃないかな。 菊地:僕たちがそういうメッセージ性のある人選をすることで、選手を後押しできたら良いですよね。 軍記:それと、「活躍」というのがピッチに限らないなら、中井はピッチ外の発信も頑張ってるよね。 太田:確かにそうだけど、それを言うなら他の誰よりも小曽戸がすごいですよ。「会場へのアクセスはこちらです」って、そこまでやってるからね。 河合:しかも自分が出られない試合でもいつも丁寧にやってるから頭が下がる。 太田:たぶん、全試合やってるよね。 本田:それはそれで、別の賞をあげたいくらいです。 太田:SNS賞みたいなね。それで、中井はどうしようか? 菊地:ベスト5?:それとも別の賞? 軍記:2位になった町田で、大阪をあそこまで追い詰めた活躍は、確かなものですよ。 太田:そうだよね、プレーオフファイナルは、ちょっと別次元の選手だった。 河合:選考理由で、大事な場面で活躍できるかどうかも大事だよね、町田は誰のおかげで2位になったの? 軍記:中井の成長。 川嶋:それとも、滝田学? 河合:うーん、滝田学と金山友紀と森谷優太? 太田:森谷は本当に良い選手だった。オシム監督の言うところの「水を運ぶ選手」ですよ。 太田:やっぱり中井はブレイク賞? 軍記:いや、ベスト5で推したい。 太田:西谷と星龍太は両方、入るのかな? 本田:そうなるとゴレイロは? なしっていう選択肢もあると思いますが、「フットサル大賞」の第1回目として、それで良いのかどうかってところも気になります。 河合:でも、そういうシーズンだったとも言えるよね。 太田:確かに、該当者なしっていうことも、昨シーズンの一つの象徴的なこと。 河合:リーグのベスト5の投票でもそうだったけど、みんなゴレイロを誰にするかで悩んでいた。あれはポジションごとに選ぶから、必ず1人を記載しなきゃいけないし。毎年、この選手だなっていうのがあるけど、今年はそれがなかったというのが正直なところ。 川嶋:本当に、今までで一番、悩みました。 河合:例えばイゴールにしても、昨シーズンはベストパフォーマンスじゃなかったよね。 太田:そうそう、だから消去法で選んでいくような感じだった。 河合:それで無理やり選ぶなら、フィールドプレーヤーから選んで良いんじゃないかな。昨シーズンは本当に、目立っていた選手が多かったと思うし。 本田:では、該当者なしという結論ですね。 川嶋:ちなみに、フィウーザって点もそれなりに取ってますよね? 菊地:20試合で3得点。 軍記:え?:もっと取ってるかと思った。じゃあ、そのゴールは全部見てるかも(笑)。 太田:キャノンシュートから取っていた印象があるね。 河合:でも、大阪戦では、蹴れないほうに押し込まれて、無理やり、利き足じゃない左足で蹴って、それで枠を外しちゃうっていうシーンが目立っていた。 軍記:でも実はそれって最近、左に動かされたら、左足のトゥーキックというものを編み出した。 本田:編み出したんだ(笑)。 軍記:撮ってて気づいたんだけど、面白いなって。次元は違うけど、蹴れない足はトゥーキックにするって、まるで自分を見ているようだった(笑)。 河合:ブラジルではきっと、あんなに前に出てこなかったんだろうなって思いましたね。 菊地:でも、本当に、コンスタントに出場し続けたゴレイロが少なかった。それでいて、順位に貢献しているわけでもない。例えばこれで町田が優勝していれば、イゴールになっていた可能性も高いけど。 河合:そうですね、イゴールが戻ってきてチームの調子が上向いたって見方ができるから。 菊地:そうそう。でもまあ、ここではそういう選び方をしなくて良いってこと。Fリーグのベスト5じゃないから。 軍記:いろんな意味で活躍した人を選ぶってことだよね。 菊地:そう言えばフィウーザって、マイボールのときに、普通だったら「キーパー」って言うようなところで、「フィウーザ!」って言うよね(笑)。 河合:そうそう!(笑) 菊地:だからやっぱり、ちょっと面白いよね(笑)。ゴレイロは選ばないってことになったけど……。 本田:あとちなみに、河合さんの西谷推しの理由って何ですか? 河合:いやもう、前半戦は圧倒的だったから。あのプレーを見せてくれるんだったら、見に行きたいなって思わせてくれる選手だった。 本田:確かに、それくらいのプレーでした。ところで、府中や浦安の話題には全く触れてないですね……。 太田:本当だね。 本田:府中はプレーオフにも行きましたし、4位/5位決定戦ですみだに勝ちました。 菊地:皆本晃はどうだった? 太田:「ビッグマウス賞」があるのであれば。シーズン開幕前には、「ケガ明けくらいがちょうど良い」って湘南戦に向けて発言して、ちょっと話題になりましたよね。 河合:でもまあ、その試合ではちゃんと点を取って勝ったからね。 菊地:ただこの辺の順位の選手は、今までの話題よりも議論していくのが難しそうですね。 川嶋:浦安はその意味ではもっと……。 太田:星翔太が長期離脱から復帰しましたけど、プレーオフ進出争いに勝ち残れなくて、出来の良いシーズンだったとは言えないですよね。 菊地:そうですね。では議論はこれくらいにしましょう。ゴレイロは該当者なしで、リーグMVPの小曽戸の活躍は誰もが知るところという意味で、それ以外で推したい選手を選んだということですね。2016-2017シーズンのベスト5は、アルトゥール、チアゴ、中井健介、星龍太、西谷良介の5人に決定です! 【フットサル大賞2016-2017】 ■選考対象期間: 2016年4月1日(金)〜2017年3月31日(金) ■選考対象者: 国外で活動する日本人を含む、国内選手および指導者、スタッフなど ■表彰:※所属クラブは2016-2017シーズン 「マン・オブ・ザ・シーズン」 アルトゥール(シュライカー大阪) 「ベスト5」 アルトゥール(シュライカー大阪) チアゴ(シュライカー大阪) 中井健介(ペスカドーラ町田) 星龍太(名古屋オーシャンズ) 西谷良介(フウガドールすみだ) 「ベスト監督賞」 木暮賢一郎(シュライカー大阪) 「ブレイク賞」 加藤(シュライカー大阪) ■特別賞: 「広報活動賞」 小曽戸允哉(シュライカー大阪) 「未来賞」 Fリーグ育成組織の選手 「がっかり賞」 フットサル日本代表 2017.05.29 12:01 Mon2
元ムエタイ世界王者のシュライカー大阪GK宮竹晴紀が現役引退を発表《ゼビオFリーグ》
▽Fリーグのシュライカー大阪が2日、フットサル日本代表候補に選出された経験もあるGK宮竹晴紀(31)が今シーズン限りで現役を引退することを発表した。なお、3月に行われる全日本フットサル選手権まで出場する。 ▽埼玉県出身の宮竹は異色の経歴の持ち主。柏のジュニアユース出身で、成立学園高に進学するも中退してブラジルへサッカー留学。その後は、キックボクシングをはじめ、ムエタイの本場・タイでウェルター級世界チャンピオンになった経歴を持つ。その後、フットサルに出会い大洋薬品/BANFF TOKYOに所属。2010年にシュライカー大阪へ入団した。 ▽シュライカー大阪ではなかなかポジションを掴めなかったが、正守護神を務めていたGKイゴールがペスカドーラ町田に移籍したのを機に、出場機会を増やした。2013-14シーズンから正守護神となり、通算で143試合に出場。GKながら10得点を記録した。宮竹はクラブを通じて引退のコメントを残している。 「クラブからの発表の通り引退する決断を致しました。理由は様々ありますが今シーズンの怪我が一番の理由です。約6年の間に本当にたくさんの経験をさせてもらえました。叶えられた夢、叶えられなかった夢がありますが後悔は少しもありません」 「そして6年間たくさんの方々に支えてもらいここまで来れました。ファンの方々にはどんな時も本当に励ましてもらえました。友人や家族も常に一緒に戦ってくれてサポートしてくれて本当に感謝しています。そして最高のチームメイト達とプレーできた事が本当に幸せです」 「あと1カ月半悔いが残らないように、そして最後にタイトルが取れるように1日を大事に過ごたいと思います。今までありがとうございました。あと少し応援よろしくお願いいたします。 2016.02.02 14:58 Tue3
【プレビュー】シーズン最後の大会、全日本フットサル選手権の今大会で見るべき5つのポイントを紹介
▽フットサルの歴史あるカップ戦、全日本フットサル選手権の決勝ラウンドが9日に開幕する。 ▽23回目を迎える今大会の決勝ラウンドではFリーグで優勝した名古屋オーシャンズ(愛知県)と準優勝のペスカドーラ町田(東京都)に加え、予選ラウンドを勝ち上がったバルドラール浦安(千葉県/Fリーグ)、フウガドールすみだバッファローズ(東京都/関東地域第3代表)、湘南ベルマーレ(神奈川県/Fリーグ)、シュライカー大阪(大阪府/Fリーグ)、府中アスレティックFC(東京都/Fリーグ)、フウガドールすみだ(東京都/Fリーグ)の6チームが勝ち進んだ。 ▽シーズン最後のタイトル獲得に向けた大一番の注目ポイントを5つに絞って紹介していく。 ◆3年ぶりの国内3冠へ<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180307_24_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽絶対王者と言われた名古屋だが、昨シーズンは世代交代が進まずに大阪の前に初めてリーグタイトルを逃した。しかし、今シーズンはブラジル代表のFPラファとFPルイジーニョ、ブラジル人FPヴァルチーニョの“ブラジル人トリオ”に加え、日本代表FP吉川智貴がスペインから復帰。さらに日本代表FP西谷良介がすみだから加入ことも大きく、国内で無類の強さを見せつけて2年ぶり10度目の優勝を飾った。 ▽そんな名古屋は、シーズン前に行われたFリーグオーシャンカップ2017でも優勝を果たしており、全日本選手権を獲れば国内3冠達成となる。この国内3冠はこれまで名古屋しか達成していない記録(昨シーズンは大阪がFリーグと全日本選手権を獲得したが、オーシャンカップは開催されず)。しかし、そんな名古屋でも2014年以降は3冠を達成できていない難しい記録となる。 ▽特に名古屋にとって全日本選手権は“鬼門”だ。2007年に前身の大洋薬品BANFFが初優勝して以降、2013年から3連覇を果たすものの、10大会で4度の優勝に留まる。Fリーグでは絶対王者の地位を確立しているものの、一発勝負は別物。そんな苦手な全日本選手権で逆境を乗り越えて3年ぶりの国内3冠達成となるかに注目だ。 ◆前回王者大阪は新監督の下で新たなフットサルへ<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180307_24_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽前回大会の王者である大阪は、今シーズンのFリーグで苦しい戦いを強いられた。木暮賢一郎監督の下、2017シーズンはFリーグで初優勝。しかし初めて臨んだAFCフットサルクラブ選手権では、準々決勝でタイのチョンブリ・ブルーウェーブに敗れた。さらに、その後のリーグ戦では負傷者が相次ぎ、リーグ戦5位で臨んだプレーオフも1回戦で敗退した。 ▽挫折が多かったシーズンを終えた大阪は木暮監督の退任が発表され、全日本選手権では新監督に就任した比嘉リカルド監督(アルビレックス新潟やFC琉球でサッカー選手としてプレー)が指揮を執っている。先週まで行われていた予選ラウンドでは、格下の相手ばかりながらも3戦全勝、3試合で30ゴールを奪うなど指揮官交代が功を奏したのか“攻撃の大阪復活”を印象付けるパーフェクトな結果を残した。 ▽決勝ラウンドの準々決勝では、Fリーグプレーオフ1回戦で敗れた町田と再戦。昨シーズンの優勝を争った相手でもあり不足はない。果たして、新指揮官の下、新生大阪がどのようなフットサルを見せるのか。 ◆躍動の湘南が2003年以来の優勝を目指す<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180307_24_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽今シーズンのFリーグで最も話題をさらったのは、湘南で間違いない。今大会も台風の目となるだろう。昨シーズンまで指揮を執っていた横澤直樹はアナリストプレーヤーとして現役に電撃復帰。初のFリーガーとなった横澤は、ピッチ内で選手と試合を共有し、その場で戦術を伝える重要な役目を担っている。奥村敬人新監督と共に2頭体制で臨むと2016-17シーズンは10位だったチームが、2017シーズンは3位にジャンプアップ。プレーオフ準決勝では町田に敗れたものの、Fリーグ参戦後最高のシーズンを送った。 ▽今大会でも決勝ラウンドまで勝ち進んだ湘南にとって2003年以来の優勝に向けてモチベーションは高いところ。その大会では前進のP.S.T.C LONDRINAとして出場し、奥村監督も選手として活躍。当時は、今大会の会場の隣に併設されている駒沢体育館で優勝トロフィーを掲げた。同じ駒沢を舞台に、新たな歴史の1ページとなれるか。 ◆決勝での親子対決に向けて<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180307_24_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽今大会では、Fリーグの下部組織が3チーム予選ラウンドに出場。名古屋の下部組織である名古屋オーシャンズサテライト、湘南ベルマーレの下部組織であるP.S.T.C LONDRINAは健闘するもFリーグチームの前に決勝ラウンド進出を阻まれた。そんな中、すみだの下部組織であるフウガドールすみだバッファローズはバサジィ大分、アグレミーナ浜松と言ったFリーグチームと同居しながらもグループ1位で決勝ラウンドへと駒を進めている。 ▽トップチームのすみだも同じく決勝ラウンドに進出し、2009年以来の優勝を目指す。その大会では、当時は関東リーグに所属していた前身のFUGA MEGUROとして出場。今回のバッファローズと同様にFリーグチームをなぎ倒し、決勝では名古屋オーシャンズにも勝利するなど歴史に残るジャイアントキリングを見せた。 ▽すみだとバッファローズが対戦するのは決勝か3位決定戦。決勝の舞台で相見えることになれば、間違いなくフットサル界に語り継がれる名勝負となるだろう。 ◆現役最後に有終の美を<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180307_24_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽フットサルのシーズンはこの全日本選手権で幕を閉じる。そのため、この大会を最後に、現役を引退する選手も多く、最後の雄姿を見せられる舞台だ。現時点で、決勝ラウンドに勝ち残り、今大会限りで引退を発表している選手は浦安のFP岩本昌樹と大阪のFP佐藤亮だ。 ▽岩本は浦安の前身であるPREDATOR時代から活躍し、今年42歳を迎えた大ベテラン。しかし、そのテクニックは錆び付いておらず、少ない出場機会でも観客を魅了してくれる。引退発表のコメントでは「これまで応援していただいた方へ、少しでもプレーで恩返しできるように、そして最後の戦いの舞台で、選手、監督、スタッフ、ファンサポーター、すべての方が最高の笑顔になれるような結果を出せるよう、全力で臨みたい」と意気込み十分だ。 ▽日本代表としても活躍しスペイン1部でのプレー経験がある佐藤は、2016シーズンはキャプテンを務めて大阪を初のFリーグ優勝に導いた。32歳とまだ若いうちでの現役引退だけに惜しむ声も多い。そんな佐藤も最後の大会に向けて「優勝タイトルを目指して最後まで自分らしくチームの勝利に貢献できるよう気持ちを振り絞り全力で戦い抜きます」と連覇に向けて並々ならぬ決意を語った。 ▽彼ら以外にも、大会終了後に現役を退くと決めている選手は少なくないだろう。そんな彼らの最後の晴れ舞台を是非会場で見届けて欲しい。今シーズン最後の大会である全日本フットサル選手権は3月9日に駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で開幕する。 ◆大会スケジュール ▽3/9(金) 【準々決勝】 《11:00》 バルドラール浦安vsフウガドールすみだバッファローズ――[1] 《13:15》 フウガドールすみだvs湘南ベルマーレ――[2] 《15:30》 シュライカー大阪vsペスカドーラ町田――[3] 《17:45》 府中アスレティックFCvs名古屋オーシャンズ――[4] ▽3/10(土) 【準決勝】 《12:00》 [1]の勝者vs[3]の勝者――[5] 《15:00》 [2]の勝者vs[4]の勝者――[6] ▽3/11(日) 【3位決定戦】 《12:00》 [5]の敗者vs[6]の敗者 【決勝戦】 《15:00》 [5]の勝者vs[6]の勝者 2018.03.08 18:00 Thu試合日程
2018年1月13日(土)
ペスカドーラ町田 | 3 - 2 | シュライカー大阪 | ||
駒沢オリンピック公園総合運動場体育館 |
湘南ベルマーレ | 2 - 2 | |||
駒沢オリンピック公園総合運動場体育館 |
2018年1月14日(日)
4 - 9 | シュライカー大阪 | |||
駒沢オリンピック公園総合運動場体育館 |
ペスカドーラ町田 | 3 - 2 | 湘南ベルマーレ | ||
駒沢オリンピック公園総合運動場体育館 |
2018年1月20日(土)
名古屋オーシャンズ | 4 - 2 | ペスカドーラ町田 | ||
駒沢オリンピック公園総合運動場体育館 |
2018年1月21日(日)
名古屋オーシャンズ | 6 - 2 | ペスカドーラ町田 | ||
駒沢オリンピック公園総合運動場体育館 |
得点ランキング
順位 | 選手名 | チーム名 |
![]() |
![]() |
|
1 | 渡邉知晃 | 45 | 33 | ||
2 | ルイジーニョ | 名古屋オーシャンズ | 34 | 30 | |
3 | クレパウジ・ヴィニシウス | シュライカー大阪 | 31 | 31 | |
4 | ロドリゴ | 湘南ベルマーレ | 30 | 33 | |
5 | チアゴ | シュライカー大阪 | 26 | 26 |
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