東京VのMF新井悠太、待望のJ1初弾は喜び“倍増”のゴールに…「結果で恩返しできれば」有言実行の形に
2025.04.26 20:30 Sat
待望のJ1初ゴールを決めた新井悠太
東京ヴェルディのMF新井悠太が待望のJ1初ゴールで苦境のチームを6戦ぶりの白星に導いた。東京Vは25日、味の素スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第12節でセレッソ大阪と対戦し、1-0で勝利した。
リーグ3戦連続無得点で5試合未勝利で苦境に陥るチームを救ったのは、大卒1年目ながらJリーグでのプレーは3年目となる22歳MFの右足だった。
33分、MF福田湧矢との連携で右サイドの深い位置を取ったMF翁長聖が浮き球のクロスを供給。1トップのFW木村勇大と左シャドーに入ったFW山見大登がニアへのランニングで相手DFを引っ張ると、左ウイングバックの背番号40が4枚の守備に対してプラスワンとしてボックス左にフリーで走り込み、ハーフバウンドの難しいボールを右足ダイレクトで合わせ、プロ初ゴールとなるJ1初ゴールを奪った。
傑出したアジリティと細かいステップを駆使したドリブル、カットインからパンチのあるシュートを得意の形として持つアタッカーだが、J1での初ゴールは課題として取り組んできた部分が実ったファインゴールとなった。
城福浩監督は[3-4-2-1]の布陣を採用するなか、理想的として攻撃時にはウイングバック2枚を含めた“5トップ”の形を求めており、右ウイングバックの翁長のクロスから左ウイングバックの新井が仕留めた“ワイド・ワイド”の崩しはまさに狙い通りの形。とりわけ、シュート3本に終わった前節の川崎フロンターレ戦を含め4バックの相手に対して、クロスからの攻撃はチームとして重点的に取り組んできたものだった。
また、今シーズンは左のシャドー、ウイングバックで併用される新井は、シャドーとしてプレーした前節の反省とともに、試合序盤の2つのシーンを踏まえた修正によってこのゴールを手繰り寄せた。
川崎F戦後に新井は「逆サイドから入ってくるクロスに対しての動きや、前が3枚になったときのストライカーの動きというのは、自分の中で改善するべきポイント」、「(福田)湧矢くんから2本くらいいボールが入ってきましたが、自分のタイミングでは一歩遅いということをフロンターレ戦で感じましたし、そこに入っていく技術や駆け引きはまだまだ足りない部分」と自身の明確な課題として言及していた。
さらに、「ヒジ君(翁長聖)が高い位置を取って、そこからツナくん(綱島悠斗)に落として、そこからクロスというのも2回くらいありましたし、そこで自分は中に入ってファーで余りを作れなかったというのもあったので、得点のシーンではちょっと遅れてファーで余る形でうまく点を取ることができました」と、“アドリブ”が奏功した。
東洋大学からの特別指定選手として2023シーズンから東京Vでプレーする新井は、J2時代の1年目にV・ファーレン長崎戦でのデビューゴールを含め2ゴールを記録し、チームの16年ぶりのJ1昇格に貢献。ただ、その2ゴールはいずれもチームがビハインドの状況で決めたゴールで、決勝点はこれが初めて。
それだけに「最高です。何回でも味わいたいですね。勝利に貢献できる得点というのは、本当にうれしいです」と試合後もホクホク顔だった。
加えて、C大阪戦翌日にチームは母校の東洋大学とのトレーニングマッチを戦う予定となっており、試合前の取材では「お世話になったチームと練習試合するという機会がありますし、後輩たちもそうですけど、監督とかスタッフの方々には本当にお世話になったので、そういった人たちに結果で恩返しできれば」と話していた。その流れでの有言実行にこちらも「最高ですね」と二倍の喜びとなった。
「本当に悔しい思いをした」と振り返った直近2試合を経て「自分の特長が何なのか」と再確認して臨んだこの一戦では、得点以外でもチャンスがあれば足を振り、福田の決定機を正確なクロスで演出するなど、攻撃面でも持ち味を遺憾なく発揮した。
しかし、試合後の会見で城福浩監督が最も評価した点は、豊富な運動量とスプリント能力、大学途中までボランチを主戦場としてプレーしてきた守備の部分。
ウイングバックとしての出場機会が増え始めた第7節の柏レイソル辺りからは対人での力強さを含め、パフォーマンスレベルが1段階上がっており、アタッカーにもハードワークを要求する指揮官もその成長を評価している。
「彼は攻撃的な選手ですけれどもウイングバックとしてレギュラーで出るとい部分で大事なのは守備。彼は何度も裏を取られかけながら追いついてカバーもしましたし、一対一のところでも粘り強くやりました。前のプレッシャーと最終ラインに戻るところもいま学んでいる最中」
「それをやり続けられるからこそ、いまはピッチに立ち続けられていますし、ピッチに立てれば、彼のドリブルとシュート力と運動量というのは間違いなくJ1で通用すると思っています。いまの守備を続けること。そしてさらにカットインからのシュートやクロス。縦と中に入る選択肢の判断というところを磨いていってくれれば、伸びしろは多いです」
その守備面の自己評価は試合終盤に足が攣ったこともあって及第点にとどまったが、自信を深めていることは間違いない。
ただ、指揮官同様に妥協や慢心なく自身の成長にフォーカスする若武者は「これを継続的に発揮することができないと、トップカテゴリーには入っていけない。この試合がきっかけと言えるように、自分もこれから積極的に練習からやっていきたい。ゴールをまずは優先順位に。その上でいろんなオプションを持ちながら自分の幅を広げていきたい」と、攻守両面でのさらなる真価を自身に課している。
リーグ3戦連続無得点で5試合未勝利で苦境に陥るチームを救ったのは、大卒1年目ながらJリーグでのプレーは3年目となる22歳MFの右足だった。
傑出したアジリティと細かいステップを駆使したドリブル、カットインからパンチのあるシュートを得意の形として持つアタッカーだが、J1での初ゴールは課題として取り組んできた部分が実ったファインゴールとなった。
「自分のなかでも、ここまでボールが来るのかというのがうまく判断できなかったなかで、本当にうまくミートすることができました。感触はよかったですし、点が入って本当にホッとしています」
城福浩監督は[3-4-2-1]の布陣を採用するなか、理想的として攻撃時にはウイングバック2枚を含めた“5トップ”の形を求めており、右ウイングバックの翁長のクロスから左ウイングバックの新井が仕留めた“ワイド・ワイド”の崩しはまさに狙い通りの形。とりわけ、シュート3本に終わった前節の川崎フロンターレ戦を含め4バックの相手に対して、クロスからの攻撃はチームとして重点的に取り組んできたものだった。
また、今シーズンは左のシャドー、ウイングバックで併用される新井は、シャドーとしてプレーした前節の反省とともに、試合序盤の2つのシーンを踏まえた修正によってこのゴールを手繰り寄せた。
川崎F戦後に新井は「逆サイドから入ってくるクロスに対しての動きや、前が3枚になったときのストライカーの動きというのは、自分の中で改善するべきポイント」、「(福田)湧矢くんから2本くらいいボールが入ってきましたが、自分のタイミングでは一歩遅いということをフロンターレ戦で感じましたし、そこに入っていく技術や駆け引きはまだまだ足りない部分」と自身の明確な課題として言及していた。
さらに、「ヒジ君(翁長聖)が高い位置を取って、そこからツナくん(綱島悠斗)に落として、そこからクロスというのも2回くらいありましたし、そこで自分は中に入ってファーで余りを作れなかったというのもあったので、得点のシーンではちょっと遅れてファーで余る形でうまく点を取ることができました」と、“アドリブ”が奏功した。
東洋大学からの特別指定選手として2023シーズンから東京Vでプレーする新井は、J2時代の1年目にV・ファーレン長崎戦でのデビューゴールを含め2ゴールを記録し、チームの16年ぶりのJ1昇格に貢献。ただ、その2ゴールはいずれもチームがビハインドの状況で決めたゴールで、決勝点はこれが初めて。
それだけに「最高です。何回でも味わいたいですね。勝利に貢献できる得点というのは、本当にうれしいです」と試合後もホクホク顔だった。
加えて、C大阪戦翌日にチームは母校の東洋大学とのトレーニングマッチを戦う予定となっており、試合前の取材では「お世話になったチームと練習試合するという機会がありますし、後輩たちもそうですけど、監督とかスタッフの方々には本当にお世話になったので、そういった人たちに結果で恩返しできれば」と話していた。その流れでの有言実行にこちらも「最高ですね」と二倍の喜びとなった。
「本当に悔しい思いをした」と振り返った直近2試合を経て「自分の特長が何なのか」と再確認して臨んだこの一戦では、得点以外でもチャンスがあれば足を振り、福田の決定機を正確なクロスで演出するなど、攻撃面でも持ち味を遺憾なく発揮した。
しかし、試合後の会見で城福浩監督が最も評価した点は、豊富な運動量とスプリント能力、大学途中までボランチを主戦場としてプレーしてきた守備の部分。
ウイングバックとしての出場機会が増え始めた第7節の柏レイソル辺りからは対人での力強さを含め、パフォーマンスレベルが1段階上がっており、アタッカーにもハードワークを要求する指揮官もその成長を評価している。
「彼は攻撃的な選手ですけれどもウイングバックとしてレギュラーで出るとい部分で大事なのは守備。彼は何度も裏を取られかけながら追いついてカバーもしましたし、一対一のところでも粘り強くやりました。前のプレッシャーと最終ラインに戻るところもいま学んでいる最中」
「それをやり続けられるからこそ、いまはピッチに立ち続けられていますし、ピッチに立てれば、彼のドリブルとシュート力と運動量というのは間違いなくJ1で通用すると思っています。いまの守備を続けること。そしてさらにカットインからのシュートやクロス。縦と中に入る選択肢の判断というところを磨いていってくれれば、伸びしろは多いです」
その守備面の自己評価は試合終盤に足が攣ったこともあって及第点にとどまったが、自信を深めていることは間違いない。
ただ、指揮官同様に妥協や慢心なく自身の成長にフォーカスする若武者は「これを継続的に発揮することができないと、トップカテゴリーには入っていけない。この試合がきっかけと言えるように、自分もこれから積極的に練習からやっていきたい。ゴールをまずは優先順位に。その上でいろんなオプションを持ちながら自分の幅を広げていきたい」と、攻守両面でのさらなる真価を自身に課している。
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東京ヴェルディのFW熊取谷一星が試行錯誤が続くプロ1年目序盤戦でブレイクへの契機を探っている。 浜松開誠館高校から明治大に進学し、昨年度の関東大学サッカーリーグ戦1部ではFW中村草太(サンフレッチェ広島)とともに強力な攻撃陣を牽引してきた熊取谷。当然のことながらプロ入りへ多くの選択肢があったなか、チームメイトのDF内田陽介とともに若手の躍進光る昨季のJ1リーグ6位チームへ加入した。 その新天地ではプレシーズンの段階で上々のアピールをみせ、清水エスパルスとの開幕戦でベンチ入り。第2節の鹿島アントラーズ戦では先発でJリーグデビューを飾り、第4節のガンバ大阪戦でも後半終盤に途中出場した。 ただ、その出場2試合でインパクトを残せず、直近のリーグ2試合ではベンチ外に。さらに、YBCルヴァンカップのAC長野パルセイロ戦もベンチ外とここに来てポジション争いの序列を下げている。 明治大学での実績や昨年のレアル・ソシエダとのフレンドリーマッチ、東京Vとの練習試合での鮮烈な活躍を見てきたファン・サポーター同様に、熊取谷自身も中村や同期入団のMF新井悠太といったライバルが定位置を確保している現状に焦りや苛立ちがあることは想像に難くないが、「課題が明確なので、そこに向き合ってやっていくということが、今は大事。練習で日々意識していかないといけないなと思っています」と自身の課題や現状に真摯に向き合っている。 城福浩監督は「戦いながら悔しい思いをしながら成長していくという意味で、彼もそのプロセスにある選手」とその熊取谷の現状について説明。 「攻守においていろんな面で向き合ってくれているがゆえに、自分の足りないところというのに今はすごく意識が行っている」と、真面目に課題に取り組む選手にありがちな“壁”にぶつかっている段階にあると語る。その上でコーチングスタッフとともにサポートしつつも、自らその“壁”を乗り越えることを期待している。 「これはよくありがちですけど、課題に向き合う意識が高いですけど、自分の長所が何なのかを見逃しがちになりますし、そこへのアグレッシブさがちょっと薄れているようなプレーも見受けられる」 「そこはコーチと話しながら、常に彼の良さというものを引き出してやりながらも、試合に絡んでいけるには何を埋めていかなければいけないか。そのアプローチのバランスを我々も考えたいと思うし、彼も必死でやってくれているので、チャンスがあればしっかりピッチで表現してもらいたいなと思います」 熊取谷自身も「守備のより細かな部分のところというのは言われていますし、あとは攻撃でもっと良さを出すというところ」という自身の課題にフォーカス。「楽しめていますし、自分的にはいい感触」と語る“エクストラ”のトレーニングを含め少しずつ改善の実感を得ているという。 守備面に関しては『球際・切り替え・運動量』の3原則をテーマに掲げる明治大学出身だけに、ポジショニングや周囲との連携など細かい部分の修正が進めば、アジャストにそう多くの時間は必要としないはずだ。 攻撃面に関しても指揮官が常々語る「なにゆえにプロになれたか」という自身の長所を出しつつ、「量が一番大事ですけど、量の次に質とタイミングにもっとこだわっていかないといけない」と熊取谷自身が伸びしろと語る部分を伸ばせれば、おのずとチャンスは確実に増えていくはずだ。 ここ最近はメンタル面で少し難しい日々を過ごしていたが、今週に行われたファン・サポーターとの触れあいでは、直接の応援の声掛けや自身に対する大きな期待を実感。より強い責任感とともに新たな力を得た。 東京Vは26日、ホームタウンである多摩市の支援によって練習場として使用する、多摩市立陸上競技場使用について日頃の支援と協力に感謝し、多摩市永山の商業施設グリナード永山にて、『東京ヴェルディ選手サイン会&リヴェルングッズ販売会』を実施。 そのサイン会にはJリーグ新人研修の一環で、熊取谷と内田、新井の大卒3選手が参加。約450人を集めた盛況のイベントで、背番号25はまだまだ慣れないサインに悪戦苦闘しながらも充実した時間を過ごしたという。 「自分が思っている以上に応援してくれているというか、注目度というのは高くてびっくりしました。よりその自覚が芽生えました」と語った熊取谷は、「いつチャンスが回ってくるかわからないですけど、日々やることは変わらないと思うので、そこにフォーカスしてやっていきたい」と、ここからの連戦に向けて新たな決意を示した。 2025.03.28 13:20 Fri4
ヴェルディらしさ全開で手にした6戦ぶり白星…屈辱乗り越えた背番号11も指揮官の起用に応える奮闘
ヴェルディらしさ全開のパフォーマンスで接戦を制し待望のリーグ6戦ぶりの白星を挙げた。 東京ヴェルディは25日、味の素スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第12節でセレッソ大阪と対戦し、1-0で勝利した。 前節の川崎フロンターレ戦では前々節のヴィッセル神戸戦で出た“戦う”部分をしっかりと示すプレーをみせ、敵地でリーグ最多得点を挙げる上位チームの攻撃を完封。一方で、シュート3本に終わるなど、大胆さやアタッキングサードでの質を欠いて3試合連続無得点。手応えも課題も感じるゴールレスドローに終わった。 その川崎F戦から主に攻撃面の課題にフォーカスして臨んだC大阪戦。立ち上がりは強度とパスワークで上回る相手の勢いを受け、FWチアゴ・アンドラーデにあわやという場面も作られる難しい入りに。 それでも、前半半ばを過ぎて徐々に自分たちのリズムを掴むと、33分にはMF福田湧矢との連携で右サイドの深い位置を取ったMF翁長聖の浮き球のクロスを、ファーに走り込んだMF新井悠太がハーフバウンドの難しいボールを右足ダイレクトシュートで合わせ、プロ初ゴールとなるJ1初ゴールでチームにリーグ4戦ぶりのゴールをもたらした。 1点リードで折り返した後半は立ち上がりに相手GKを潰してのショートカウンターなどで2点目に迫ったが、このチャンスで仕留め切れず。以降は守勢の展開のなかで20分近くを残して交代枠をすべて使って逃げ切り態勢に。FW北野颯太やMF阪田澪哉らに再三の決定的なシュートを打たれたが、守護神マテウスの再三のビッグセーブとピッチ上の11人の献身によってウノゼロで勝ち点3を掴み取った。 引き続き最後の質に課題は残しながらも、シュート意識やゴールへ向かう矢印の大きさを含め攻撃面の意識の変化は顕著だった。 また、昨季好調時に比べてスタメンから交代選手の完璧なバトンリレーには至らずも、指揮官が今季は出し切ってバトンを渡す試合がほぼないと指摘していたなか、この試合ではアクシデンタルな形で早めの交代となったMF齋藤功佑を除き前線を中心にスタメンの選手が持てるものを出し切って仲間に引き継ぐ、際の部分で泥臭く戦うという部分でヴェルディらしさ全開の一戦となった。 同試合後、城福浩監督は追加点を奪い切れなかった課題を口にしながらも、チーム全体で想定していたゲーム展開のなかで、各自がやるべき仕事をこなし狙い通りの形で奪った久々の得点を含め手応えを得た一戦だったと振り返った。 「最初の15分ぐらいはおそらく圧力をかけられるだろうと、ボールを握られる可能性もあると、これは選手とも共有をしていました。インテンシティの高い時間帯のセレッソというのは、圧力のかけ方も収める技術も含めて非常に高いレベルを示していた。できることならば相手陣でやる時間をもう少し増やしたかったですけど、途中から自分たちの時間になることも含めて想定内でした」 「押されているときに失点しなかったというのは非常に大きかった。自分たちの時間がある程度できたなかで、我々が突き詰めている攻撃のやり方で点を取れたということは、非常に大きかった。できることならば、後半の決定的なシーンで2点目を取れれば、もう少し落ち着いた展開になったと思います。非常に個のレベルの高いセレッソさん相手に終盤まで1点リードで最後に何が起こるかわからないような状況になったというのは、自分たちがそうしてしまったこと。反省点としたらいくつかありますけれども、よく最後まで選手が体を張ってゴールを防いでくれたというふうに思います」 また、試合前の時点で注目を集めたのは、川崎F戦で途中出場選手として求めたチームプレーヤーとしてのハードワークを怠り、インアウトという厳しい決断を下したFW山見大登のスタメン起用だった。試合2日後の公開練習では目の色を変えて一つひとつのメニューに懸命に取り組む姿が印象的だったが、日々各選手の機微を見逃さないように意識する指揮官はそのポジティブな変化をやはり見逃さなかった。 山見のスタメン起用の決断に至った流れについて問われた城福監督は、「この前のインアウトだから彼が出たわけではない」と明言。もちろんリバウンドメンタリティに期待した部分はあったものの、常々自身の目で公平に見極めるという部分で背番号11がスタメンに相応しいパフォーマンスを見せていたと説明した。 「彼にとってインアウトというのは本当に屈辱的なことですし、それは彼だけじゃなくて選手にとっては公衆の面前で本当に屈辱を味わうようなことなんだと思います。その視点で見れば、とてもじゃないけど、その決断はなかなかできない。しかも彼はインアウトが初めてではないので」 「ただ、何故に彼にそれをやるかといえば、やはり彼に期待しているからです。いろんなやり方があるかと思いますけれども、期待を寄せる選手の方法論はいろいろあれど、言うべきときや、やるべきときにはしっかりとそれを伝えること。本人がそれをどう受け取って、リバウンドメンタリティをどう示すかと。そこがまた次の伸びしろに、積み重なった土台になっていくというふうに思っています」 「次の日の練習がものすごく大事だというのは、彼にも伝えていましたし、彼は本当に悔しい思いのなかでそれを実行してくれた。この前のインアウトだから彼が出たのではなくて、オフ明けのトレーニングを見たら、誰しも彼が先発と言ってもおかしくないというふうに感じたと思いますしそれこそが大事」 「人間の成長なんていうのは、三歩進んで二歩下がるものなので、願わくば下がってほしくはないですけれども、彼はまたひとつベースが上がってくれたとしたら、このチームにとって非常に大きな戦力になるんじゃないかなというふうに思います」 その指揮官の期待通り、この試合の山見は決定機になりそうな場面でやや力む場面が目立って決定的な仕事には至らなかった一方、70分過ぎにFW染野唯月と交代でピッチを後にするまでチームプレーヤーとして奮闘。 前線からのアグレッシブなプレスや味方を助けるプレスバック、「誰のボールでもないときにアクションを起こす」という課題の部分でも常にアラートにプレー。守備時には新井やMF食野壮磨ら周囲の選手への声掛けも怠らず、ピッチを去る際には体力面も頭の消耗も相当に見えたが、周囲に促されて向かった前節とは異なり、やり切った様子でコーチングエリアの指揮官のもとを訪れてハイタッチをかわし、城福監督もその献身を労った。 決勝点を決めた新井とともに再三のビッグセーブで勝利の立役者となったのは守護神マテウス。 指揮官は会見で「マテウスのビッグセーブが多いというのを我々は望んではいない」と、守護神の仕事が多い展開を歓迎すべきではないとしながらも、「シュートを打つ体勢に入る相手選手のスピードと角度と、自分が出ていく間合いというのはマテウスが持っている真骨頂」。「シュートストップだけではなくて、ゴールから飛び出してアングルを狭くする。あるいはシュートを体に当てるという感覚は、本当に高いレベル。彼の判断力というのは非常に頼もしいものがあります」と、その献身を称えた。 常々、チームに対して多くを要求するブラジル人GKは今季に入って攻撃陣を叱咤激励し続けてきたなか、今回の試合ではチームが奪った虎の子の1点を見事に守り抜くさすがの活躍を披露した。 「チャンスを作った機会というのが多々あったなかで、決め切ることができなかったというところは、もう一度振り返らないといけないですし、このレベルを続けているようだと、J1では勝ち切れない試合というのは増えてくる」と、引き続き攻撃陣の奮起を促す。 その一方で、「11人がしっかり走り切って、ディフェンスのところでも貢献した結果、こういう1-0というゲームで終われた。シュート数のところでいえば、川崎戦と比べれば増えましたし、もちろん1点目のユウタ(新井悠太)のゴールもそうですけど、いいクロスからの得点だったと思うので、そういった部分はポジティブに捉えていい」と、チームのポジティブな部分にも言及。前向きな形で改善に取り組んでいく。 ここ数試合では勝てそうな内容の試合で引き分けに終わるケースが少なくなかったなか、勝ち切った点は今後に向けた好材料だ。 マテウスも「今日の勝利はここからよくなっていく一歩だと思うので、この勝利を意味があるものにするには、ここから勝ち続けないといけない。そういった意味でも次の試合だったり、この先の試合というのは大事になってくるのかなと思います」と、苦しみながらも手にした6試合ぶりの勝ち点3を浮上のきっかけにしたいと語った。 2025.04.26 13:20 Sat5
今季初連勝懸けて臨む岡山戦、昇格組との対戦へ東京V・城福監督「すべての試合においてチャレンジャーでなければいけない」
東京ヴェルディの城福浩監督が、29日にJFE晴れの国スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第13節のファジアーノ岡山戦に向けた会見を実施した。 前節のセレッソ大阪戦をリーグ4戦ぶりの得点とともにウノゼロで勝利し、6戦ぶりの白星を挙げた13位の東京V。団子状態が続く混戦のJ1で、上位浮上を目指すチームは今季初の連勝を懸け、初昇格ながら8位に躍進する岡山とのアウェイゲームに臨む。 3試合連続無得点という状況で臨んだ前節は、試合を通してチャンスが少なくなかったなかで追加点こそ奪えなかったが、シュート3本に終わった川崎フロンターレ戦(0-0△)の反省を踏まえて攻撃面によりフォーカスし、目に見える改善を示した。 とりわけ、33分の得点シーンは右シャドーに入ったMF福田湧矢と右ウイングバックのMF翁長聖の連携でサイドを崩し上げたクロスに対して、ボックス内のFW木村勇大、FW山見大登の前線2枚のニアへ引っ張る動きで空けたファーのスペースに飛び込んだ左ウイングバックのMF新井悠太がダイレクトシュートで仕留めるファインゴール。 “ワイド・ワイド”でのフィニッシュは、攻撃時に5トップ化を理想とする城福監督が志向するスタイルにおいて、まさに狙い通りの形。それだけに手応えも大きかったと推測したが、指揮官は得点シーンの形を評価しながらも、それ以外の場面で見受けられた課題により目を向け、選手たちに「習慣化」を求めている。 「前半のところで我々がペースを握っていい形を作れているシーンを見ると、前線の3枚が裏に引き出そうとしているなかで、相手を広げてへそと幅を使っている。クロスを上げればいいという状況まで作れている前段階で、まず裏への動き出しというのが前線にあると。これを使うか使わないかというのは、ボールを持っている選手が決める権利があり、それがサッカーだと思うので、このバランスを我々は大事にしています」 「この前の得点は素晴らしい入りがあって、いいクロスがあって、そのまま点になりましたけれど、実はその前のシーンで山見が折り返したシーンがある。そのままクロスが入るだけではなくて、サッカーのなかではクロスが折り返しになったり、スクランブルになるということはリスタートを含めてたくさんあるわけで、その時の動き直しがこのチームの課題で、いまは習慣化するプロセスにある」 「実は得点にはなっていないけれども、動き直しているシーンもある。だから、これをどう続けていくかだと思います。ボールがスクランブルになった時とか折り返しになりそうだなと思った時に、どういう動き直しができるか、体が反応できているかと。動き直さなきゃいけないとわかった瞬間は、相手も動き直している。その前に動けるかどうかという部分で、このチームがそれを習慣化できるかというところはいま積み上げている最中なので、やれているシーンもあれば、やれなかったシーンもあります」 そのクロスに対する入り方や動き直しを含め、チームはさまざまな課題の克服に取り組むなか、ここ数試合では城福監督が就任時から盛んに使用する「牛歩のごとき歩み」で着実に改善を示しつつある。 その点について指揮官は「モグラ叩き」という表現を用い、引き続き辛抱強く取り組む必要があると語る。その上で、各項目を少しずつベースアップすることが重要だと考えている。 「ここにフォーカスすれば、違うところがおろそかになるというか、薄れる。我々はよく時計の針の12時という言い方をしていますけども、ある意味でモグラ叩きの作業のようでもある。これは選手とかチームの成長において、こういうことは普通にあると思っています」 「違うことを意識することで薄まるけれども、以前よりは後戻りが少なくならなければいけない。3歩進んで2歩下がるところを1.5にとどめる。そこまでやって、また次に薄まったところを強調していくというふうに強めていけば、どんどん土台の上積みが出てくると思っています」 「1、2試合の反省でクリアできるのであれば、それは課題ではない。課題というのは辛抱強く、何度も何度も痛い思いをしながら習慣化していくということ。気がついたら後ろに下がったとしても、以前よりは高いところからスタートしているという状況の繰り返しになると思うので、球際やバトンを渡すというところが下がることがないように願いたいですけれども、それがあったとしても、今までのスタンダードよりはちょっと上がっている。最高ではないけれども、どの項目も今までの平均より上だという状況にはしたいなと考えています」 自分たちの成長にフォーカスしつつ、連勝を目指す次節は昨季の東京V同様にJ1昇格プレーオフを制し、初の昇格を果たした岡山が相手。 その対戦相手については「チャレンジャーの意識を全員が持っていて、一つひとつのプレーをサボらないとか、競り合いや足を止めないというベースのところは、本当に高いレベルを示している。全員のハードワークのところだけではなくて、個で見ても足元に受けられる選手がいますし、一対一であれば簡単にパワーで剥がしていけるような選手もいるので、個としても特徴的でもある」とハードワークに加え、FWルカオ、MF江坂任の攻撃陣を中心に各ポジションに特徴的な有する難しい相手だと、そのイメージを語る城福監督。 今季開幕戦では2023シーズンの昇格プレーオフで明暗分かれた因縁が大きく影響した部分はあったものの、より挑戦者としての意識が強かった清水エスパルスに敗れた経緯もあり、今回の一戦ではメンタル面を含め自ら持てるすべてを出し切った上で相手を上回るような戦いを見せたいと意気込んだ。 「相手の対策の部分で特徴的な選手がいるし、チームとしても岡山さんのストロングというのがあるので、そこを頭に入れますけれども、我々はすべての試合においてチャレンジャーでなければいけない。それはもう相手は関係ないです」 「システム含めて4バックのチームもあれば、3バックのチームもありますし、今回で言えばミラーゲームになる可能性がある。そういう意味では、この前のセレッソ戦が非常にオープンな戦いを仕掛けてくるチームで、そこに我々が相対して上回ろうとしたところもあると思いますが、それで我々のGPS上の数字も、我々の印象も非常にハードワークをして、持てるものを出し切ってバトンを渡していくというそんな状況が作れた」 「ただ、これをセレッソさんに引き出されるのではなくて、相手が岡山であろうがどこであろうが、我々が自分たちのすべてを出し切って、バトンを渡していくというような姿勢がすごく大事になる。相手のサッカーでそれを引き出されるようでは、まだまだ我々のサッカーということは確立できていないということになると思うので、セレッソ戦は出し切ったけれども、岡山戦はそうではなかったという状況にはならないようにしたいですし、そこが一番の肝かなと思っています」 直近の公式戦5試合では4バック相手にアンマッチの優位性をテーマに試行錯誤の戦いが続いたが、[3-4-2-1]のミラーゲームが想定される今回の一戦では局面での攻防でホームチームを上回り、今季初の連勝へ繋げられるか。 2025.04.28 19:30 Mon東京ヴェルディの人気記事ランキング
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Jリーグが理念強化配分金とファン指標配分金の支給額を発表! 「DAZN」ベースのファン指標分配金の1位は浦和、最下位はYSCCに…連覇神戸は5.5億円
Jリーグは25日、2025年度理念強化配分金の支給対象候補クラブ、2024年度ファン指標配分金支給対象クラブを発表した。 理念強化配分金は、2023年の明治安田生命J1リーグで1位から10位に対して送られるもの。20チーム制に変更となったために1チーム増えることとなった。また、2024シーズン年間ファン指標順位(DAZN視聴者数等1~10位)に基づいても支給される。 競技面では連覇を達成したヴィッセル神戸から10位のセレッソ大阪までに支給され、神戸は2025年、2024年にそれぞれ2億5000万円ずつを手にする。なお、2023年も優勝したため、その分の2億5000万も今回支給される。また、2位のサンフレッチェ広島には2年間で1億8000万円ずつ、3位のFC町田ゼルビアは、1億5000万円(2025年)と7000万円(2026年)を手にする。なお、2023年2位の横浜F・マリノスには1億8000万円、3位の広島には7000万円がしキュされる。 また、ファン指標順位は1位は2024年も浦和レッズとなり1億7000万円。2位が鹿島アントラーズで1億2000万円、3位が横浜FMで7000万円と続き、10位は名古屋グランパスで1000万円となった。なお、競技順位で10位以内に入っていないクラブでは、1位の浦和、10位の名古屋に加え、8位に北海道コンサドーレ札幌が入り2000万円となった。 さらに、「ファン指標配分金」として、13億6000万円をJリーグの全60クラブに分配。これは、2024シーズンのDAZN視聴者数やDAZNシーズンパス販売実績等で配分され、1位が浦和で8921万5930円。2位が横浜FMで7945万2984円、3位が川崎フロンターレで6648万1993円となっている。なお、最下位はY.S.C.C.横浜となり182万4625円が分配される。 <h3>◆理念強化配分金(競技)/総額11億2000万円</h3> 1位:ヴィッセル神戸 1年目ー2億5000万円、2年目ー2億5000万円 2位:サンフレッチェ広島 1年目ー1億8000万円、2年目ー1億8000万円 3位:FC町田ゼルビア 1年目ー1億5000万円、2年目ー7000万円 4位:ガンバ大阪 1年目ー1億5000万円、2年目ーなし 5位:鹿島アントラーズ 1年目ー1億2000万円、2年目ーなし 6位:東京ヴェルディ 1年目ー9000万円、2年目ーなし 7位:FC東京 1年目ー6000万円、2年目ーなし 8位:川崎フロンターレ 1年目ー5000万円、2年目ーなし 9位:横浜F・マリノス 1年目ー4000万円、2年目ーなし 10位:セレッソ大阪 1年目ー3000万円、2年目ーなし <h3>◆理念強化配分金(人気)</h3> 1位:浦和レッズ/1億7000万円 2位:鹿島アントラーズ/1億2000万円 3位:横浜F・マリノス/7000万円 4位:ヴィッセル神戸/5000万円 5位:川崎フロンターレ/4000万円 6位:サンフレッチェ広島/3000万円 7位:ガンバ大阪/2000万円 8位:北海道コンサドーレ札幌/2000万円 9位:FC町田ゼルビア/1000万円 10位:名古屋グランパス/1000万円 <h3>◆ファン指標配分金</h3>(昨年との金額比較) 1位:浦和レッズ/8921万5930円(↑) 2位:横浜F・マリノス/7945万2984円(↑) 3位:川崎フロンターレ/6648万1993円(↓) 4位:鹿島アントラーズ/6598万4095円(↓) 5位:ヴィッセル神戸/6491万8131円(↑) 6位:ガンバ大阪/5864万8883円(↑) 7位:名古屋グランパス/5851万4812円(↓) 8位:北海道コンサドーレ札幌/5315万3249円(↑) 9位:FC東京/4924万9886円(↑) 10位:サンフレッチェ広島/4572万5356円(↑) 11位:FC町田ゼルビア/4558万3908円(↑) 12位:アルビレックス新潟/4466万3143円(↓) 13位:ジュビロ磐田/4426万2918円(↑) 14位:セレッソ大阪/3988万8434円(↓) 15位:サガン鳥栖/3834万3648円(↑) 16位:柏レイソル/3695万3904円(↓) 17位:湘南ベルマーレ/3554万5920円(↓) 18位:東京ヴェルディ/3459万9966円(↑) 19位:京都サンガF.C./3438万1632円(↑) 20位:清水エスパルス/3362万962円(↓) 21位:アビスパ福岡/3259万3587円(↓) 22位:ベガルタ仙台/2298万6246円(↑) 23位:V・ファーレン長崎/1758万2571円(↑) 24位:大分トリニータ/1716万3388円(↑) 25位:ファジアーノ岡山/1704万1315円(↑) 26位:横浜FC/1664万9981円(↓) 27位:ジェフユナイテッド千葉/1608万1426円(↓) 28位:モンテディオ山形/1442万3396円(↓) 29位:ヴァンフォーレ甲府/1362万8966円(↓) 30位:松本山雅FC/1324万9873円(↑) 31位:ロアッソ熊本/1008万4227円(↓) 32位:栃木SC/983万8888円(↓) 33位:徳島ヴォルティス/934万7583円(↓) 34位:RB大宮アルディージャ/925万5971円(↓) 35位:ザスパ群馬/888万8344円(↓) 36位:レノファ山口FC/886万2864円(↓) 37位:いわきFC/878万641円(↓) 38位:鹿児島ユナイテッドFC/825万2572円(↑) 39位:愛媛FC/768万2897円(↑) 40位:水戸ホーリーホック/718万9579円(↓) 41位:藤枝MYFC/708万1435円(↓) 42位:ツエーゲン金沢/622万6288円(↓) 43位:ブラウブリッツ秋田/619万6520円(↓) 44位:カターレ富山/481万4398円(↑) 45位:ギラヴァンツ北九州/459万264円(↓) 46位:FC岐阜/396万9504円(↓) 47位:SC相模原/341万1253円(↓) 48位:FC今治/327万7554円(↓) 49位:AC長野パルセイロ/317万8338円(↓) 50位:カマタマーレ讃岐/313万7389円(↓) 51位:FC琉球/309万4569円(↓) 52位:福島ユナイテッドFC/288万7440円(↑) 53位:ガイナーレ鳥取/282万3403円(↓) 54位:ヴァンラーレ八戸/265万6822円(↓) 55位:いわてグルージャ盛岡/261万6733円(↓) 56位:アスルクラロ沼津/251万5766円(↓) 57位:テゲバジャーロ宮崎/237万4594円(↑) 58位:FC大阪/226万1536円(↑) 59位:奈良クラブ/223万1534円(↓) 60位:Y.S.C.C.横浜/182万4625円(↓) 2025.02.25 17:40 Tue2
2025シーズンのホームグロウン制度、14クラブが不遵守も罰則なし…最多はFC東京の15名
Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue
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東京VのFW南秀仁、昨年の交通事故で禁固10カ月、執行猶予3年の判決 今季中の公式戦出場自粛処分へ
▽東京ヴェルディは11日、FW南秀仁が昨年9月18日に起こした交通事故により、過失運転致傷で禁固10カ月、執行猶予3年の判決が言い渡されたことを発表した。これを受け、南に対して、今シーズン中の公式戦出場自粛処分を科すことも併せて伝えている。 ▽南は昨年9月18日、自動車を運転中に前方で対向車に車線を譲るために停車中だった自動車と追突事故。その後、南本人は今月11日に横浜地方裁判所川崎支部で行われた裁判に被告人として出廷していた。南はクラブの公式サイトで以下のようにコメントしている。 「まず何より、今回の交通事故で怪我をされた被害者の方及びご家族の皆様に対して、ご迷惑をお掛けして誠に申し訳ありませんでした。また、日頃から応援してくださっている皆様に、ご心配とご迷惑をお掛けして、申し訳なく思っています。今回の判決の内容をしっかりと受け止めて、反省いたします」 ▽なお、クラブは「所属選手に対して非常に重い判決が下されたことを真摯に受け止め、日頃より弊クラブ並びにJリーグを応援してくださる皆様に対して、信用を棄損する事実が認定されましたことをお詫び申し上げます」と謝罪。今後、社内外での交通安全の啓蒙に努めるとしている。 ▽南は昨シーズン、明治安田生命J2リーグの41試合に出場し、チームトップの10ゴールを記録。今シーズンはここまで17試合出場している。 2016.10.11 18:07 Tue4
「最高の写真」「奥様可愛い!!」東京Vのキャプテン森田晃樹が2ショットで入籍報告、ファンは16年ぶりJ1昇格も期待「人生最高の年にしよう」
東京ヴェルディは3日、MF森田晃樹の入籍を発表。お相手は一般女性とされていたが、その姿が話題を呼んでいる。 森田は東京都出身で、ジュニア時代から東京Vでプレー。ジュニアユース、ユースと昇格し、2018年にトップチームに2種登録。2019年から正式昇格を果たした。 プロ1年目から明治安田生命J2リーグで24試合に出場し3得点を記録するなど中心として活躍。現在も主軸としてプレーし、チームのキャプテンも務め、今シーズンはここまでJ2で32試合に出場。J1昇格を争うチームを支えている。 その森田は自身のインスタグラムを更新。奥さんとの2ショットと共に入籍を報告した。 「私事ですがリリースにありました通り、入籍いたしました。公私共に充実した日々を送れるよう精進して参ります。いつも応援して下さっている皆様、改めてありがとうございます」 背番号「7」の森田のユニフォームをお揃いで着用した2人。横顔しか見えないショットではあるが、これが話題を呼んでいる。 チームメイトのマテウスやアルハンなどからも祝福された中、ファンは「おめでとう」のコメントで祝福。また、「素敵すぎる」、「最高の写真」、「横顔だけど奥様可愛い!!」、「可愛い笑顔」とコメント。微かに見える横顔だが、奥さんへのコメントも集まった。 また「人生最高の年にしよう」、「あとは昇格するだけ」、「嫁さん連れて、皆んなでJ1行こうぜ」、「あとは昇格するだけ」とコメントも集まり、この勢いで2008年以来となる16年ぶりのJ1昇格を掴めるか注目だ。 <span class="paragraph-title">【写真】森田晃樹が入籍を発表!話題の妻との2ショット</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CwxJ31iPM5m/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); 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