東京Vの城福監督、新たな覚悟とともに臨む横浜FMとのクラシコへ「難しい戦いになることは間違いない」

2025.04.04 20:10 Fri
横浜FMとのクラシコに臨む城福監督
©超ワールドサッカー
横浜FMとのクラシコに臨む城福監督
東京ヴェルディ城福浩監督が、5日に日産スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第9節の横浜F・マリノス戦に向けた会見を実施した。
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東京Vは2日にホームで行われた前節のFC東京戦を2-2のドローで終えた。東京Vの指揮官就任後4戦目での東京ダービー初勝利を目指した重要な一戦では前半と後半に2度のリードを得たものの、いずれも前後半の終盤の失点によって追いつかれ、昨季のリーグ戦2度の対戦同様に勝ち点2を失った感が強い痛恨の結果となった。そのダービー翌日に行われた会見で指揮官は、古巣との一戦について改めて言及。
「我々は強度の高い毎日を過ごしているので、後半になれば上回れるという自信もあり、トータルとしたら良い前半を過ごせば、後半も押し返されることはないというような感覚は持てた」と、手応えを含め試合運びの課題克服へ前向きにコメント。

一方で、「このチームの宿命でもあり、選手を育てる、育成クラブと言われますが、それは簡単ではないと。それを改めて感じています」と、経験不足の若手選手を育てながらもJ1で結果を残すという、育成クラブとしての難しさを再認識したという。
反骨精神あふれる64歳の指揮官は「J1にいると、そうではないやり方でチームを作っているチームが多いので、余計に燃えますし自分としては合っている」とギラギラ感は失わずも、経験不足の若手選手の育成と結果を両立する上で、より高いレベルで天秤のバランスを取る必要があると主張している。

「育成クラブと謳うときに、それに対して勝ち点を代償として差し出すわけにはいかない。勝ち点が代償になり続けて、『でも我々は育成クラブです』とは言えるはずがない。これがまだJ2であればと言えば、語弊がありますけど、若い選手がなんとか戦力になりながら公式戦を経験していくということが、まだやり得るカテゴリーだと思います」

「ただ、J1になってくると、その悠長さは激減する。もちろん『絶対に失敗は許されない』なんて言うと、育成クラブなんてものは成り立たない。ただ、勝ち点が代償であり続けるということは許されない。それは最少でなければいけないし、最短でなければいけない」

「昨日の教訓を次にどう活かすかという意味では、昨日の途中から出た選手というのは、J1の経験で言えば、相手チームと比べればはるかに違うわけで、昨日に関しては勝ち点2の代償を我々が払ったと思っています」

その上で指揮官は「そのことを後悔しているということではなくて、これを最小限にしながらも選手を育てていくというのが、このクラブ。その覚悟を改めて昨日持った」。“日本一のトレーニング”を掲げるなか、昨季同様に日々の取り組みのレベルを向上させ、チームを底上げしていきたいと新たな決意を示す。

若手の奮起を促しつつ、中2日の総力戦で挑む3連戦の最終戦。

FC東京戦で待望の今季初ゴールを挙げながらも、相手GKとの接触プレーで痛めて途中交代となったFW染野唯月の状態を含め、選手選考の部分ではより繊細な決断が求められるところ。

城福監督は「昨日よりも今日の方が良くなっているので、負傷箇所の治療というべきか、体の回復と自然治癒のところも含めてベストを尽くせば、次の試合も間に合うのではないかと期待しています」と、染野の状態に言及。

メンバリングに関しては各自の状態をギリギリまで見極めつつも、「ターンオーバーをすることありきということは考えていない。準備できている選手。コンディション的に優位であろうと思われる選手。あるいはチャンスを掴みたいと思っている選手を、どういう形で送り出していくかというのはこれから考えたい」と語っている。

1993年のJリーグ開幕カードであり、16年ぶりに復帰した昨季J1での開幕戦でも激突した横浜FMとの対戦は、“クラシコ”と称される往年のJリーグファンにとっては特別なカードとなる。

城福監督自身も、連綿と受け継がれる両クラブの歴史への敬意に加え、近年は『シティ・フットボール・グループ』との提携によって大きく変革を遂げたトリコロールについて「マリノスがどうやって変革をしてきたかということにすごく注目している。ヴェルディのやり方で、そういう変革をもたらすことが不可能ではないのではないかという思いにさせてくれるチーム」と特別な想いを抱いていることを認めている。

その対戦相手は今季からスティーブ・ホーランド新監督を招へいし、AFCチャンピオンズリーグエリートではベスト8進出と結果を残す一方、リーグ戦では1試合未消化ながら1勝3分け3敗の19位に低迷。

指揮官は「マリノスはここ数年で改革を推し進めて、確たるスタイルを築いてきたチーム。そのスタイルからまた違うスタイルに、チームとして新しいチームづくりに挑戦している最中だと思うので、それが簡単ではないことは想像できます」と、生みの苦しみと向き合っている段階にあると分析。

それでも、「経験豊富な選手、レベルの高い選手たちが揃っている。もともと力のあるチームなので、あとは監督が志向するものと、選手がどういうふうに理解して表現していくかというのが合ってくればというところ」、「選手自身がいろんなことをピッチの上でも判断でき、この状況を脱しようとするエネルギーもさらに増してきていると思うので、難しい戦いになることは間違いない。マリノスの個とかグループの良さというのは明らかなので、ここを発揮されるような試合にはしたくない」と相手の地力を警戒した。

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【明治安田J1第8節まとめ】浦和はマテウス・サヴィオの初ゴールで清水に勝利! 今季苦戦中の神戸、C大阪が名古屋が勝利も横浜FMが降格圏転落

2日、明治安田J1リーグ第8節の10試合が各地で行われた。 首位に立つ鹿島アントラーズ(勝ち点16)はアウェイで勝ち点差「5」で追いかける7位のサンフレッチェ広島(勝ち点11)と対戦した。 共にここまで1敗で迎えた上位対決。首位を走りたい鹿島は立ち上がりこそペースを握るも、すぐにホームの広島ペースに。途中加入の前田直輝を中心に攻め込んでいく広島は、22分にジャーメイン良のクロスに反応した前田がシュート。これはGK早川友基がセーブするも、こぼれ球を拾ったヴァレール・ジェルマンのパスを受けた前田が決め切り、広島が先制する。 追いつきたい鹿島は前半の終盤にかけてペースを握っていくが、後半も広島が支配。ボール保持こそ鹿島が上回るも、シュート数では広島が上回る形となり、GK早川のセーブでなんとか凌ぐ形となる。 鹿島は後半の終盤も積極的にシュートを放っていくが、最後までゴールを奪えず。試合をしっかりと支配しながらも、1-0で広島が首位を下した。 2位のFC町田ゼルビア(勝ち点13)は11位のガンバ大阪(勝ち点10)とアウェイで対戦した。昨シーズンは互いに激しい試合となった中、試合は堅い展開に。それでも43分にボックス手前でFKを得ると、町田は相馬勇紀が直接叩き込み先制。数少ないチャンスをゴールにつなげた町田が0-1で勝利を収め、首位の鹿島に勝ち点で並ぶこととなった。 試合前、かつて所属したレアンドロ・ダミアンの訃報が入った3位の柏レイソル(勝ち点12)はアウェイで8位の京都サンガF.C.(勝ち点11)と対戦。試合は久保藤次郎のミドルシュートで柏が先制。京都が押し込む展開が続く中、最後まで失点せず、勝利目前となった中で、ゴール前の混戦をラファエル・エリアスに押し込まれ1-1のドロー。レドミに捧げる白星とはならなかった。 そのほか、上位では4位の川崎フロンターレ(勝ち点11)が9位の湘南ベルマーレ(勝ち点11)と対戦し、脇坂泰斗と宮城天のゴールで2-0と勝利。川崎Fは連勝、湘南は3連敗となってしまった。 12位の東京ヴェルディ(勝ち点8)と15位のFC東京(勝ち点7)の“東京ダービー”は壮絶な展開に。東京Vが林尚輝のゴールで先制すると、前半のうちに佐藤恵允のゴールでFC東京が同点に。東京Vは後半早々に染野唯月のゴールで勝ち越すも、FC東京は89分にエンリケ・トレヴィザンのゴールが決まり、2-2のドローに終わった。 降格圏に沈む19位の名古屋グランパス(勝ち点5)と、16位の横浜F・マリノス(勝ち点6)の戦いは、互いに譲らない展開に。それでもホームの名古屋は後半に河面旺成、佐藤瑶大とCBが2点を奪い、2-0で勝利し降格圏を脱出。横浜FMは降格圏の19位に転落した。 また、同じく降格圏の18位に位置する王者・ヴィッセル神戸(勝ち点6)はアウェイで14位の横浜FC(勝ち点7)と対戦。今季の戦いを象徴するように王者らしくない低調な戦いとなる中、後半途中出場のエリキが74分に決勝ゴール。なんとか勝利を収め、降格圏を脱出した。 17位のセレッソ大阪(勝ち点6)は、初のJ1を戦う6位のファジアーノ岡山(勝ち点11)と対戦。3分にチアゴ・アンドラーデのゴールでC大阪が先制すると、44分に岡山の佐藤龍之介がJリーグ初ゴールを決めて同点に。それでも前半アディショナルタイムにラファエル・ハットンが決めてC大阪が勝ち越すと、そのまま2-1で勝利を収めた。 なお、最下位のアルビレックス新潟(勝ち点4)はホームに10位のアビスパ福岡(勝ち点10)を迎えた中、田代雅也にゴールを奪われ、0-1で敗戦。最下位からの脱出とはならなかった。 また、1試合だけ遅れて行われた13位の浦和レッズ(勝ち点7)と5位の清水エスパルス(勝ち点11)の試合は、2-1で浦和が勝利。開始4分に渡邊凌磨の2試合連続ゴールで先制すると、59分にマテウス・サヴィオが移籍後初ゴール。清水は79分に高木践が1点を返すも、2-1で浦和が勝利を収めた。 <h3>◆明治安田J1リーグ第8節</h3> 東京ヴェルディ 2-2 FC東京 【東京V】 林尚輝(前20) 染野唯月(後7) 【FC東京】 佐藤恵允(前43) エンリケ・トレヴィザン(後44) 川崎フロンターレ 2-0 湘南ベルマーレ 【川崎F】 脇坂泰斗(後5) 宮城天(後47)【PK】 横浜FC 0-1 ヴィッセル神戸 【神戸】 エリキ(後29) アルビレックス新潟 0-1 アビスパ福岡 【福岡】 田代雅也(後15) 名古屋グランパス 2-0 横浜F・マリノス 【名古屋】 河面旺成(後6) 佐藤瑶大(後39) 京都サンガF.C. 1-1 柏レイソル 【京都】 オウンゴール(後45+8) 【柏】 久保藤次郎(前12) ガンバ大阪 0-1 FC町田ゼルビア 【町田】 相馬勇紀(前43) セレッソ大阪 2-1 ファジアーノ岡山 【C大阪】 チアゴ・アンドラーデ(前3) ラファエル・ハットン(前45+3) 【岡山】 佐藤龍之介(前44) サンフレッチェ広島 1-0 鹿島アントラーズ 【広島】 前田直輝(前22) 浦和レッズ 2-1 清水エスパルス 【浦和】 渡邊凌磨(前4) マテウス・サヴィオ(後14) 【清水】 高木践(後34) <span class="paragraph-title">【動画】マテウス・サヴィオの初ゴールは圧巻の左足ボレー</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1907401557139698163?ref_src=twsrc%5Etfw">April 2, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.04.02 22:25 Wed
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「本当に大切な3連戦」東京Vの守備に安定もたらすDF林尚輝、柏撃破に向けた攻守のカギは…

東京ヴェルディは29日、三協フロンテア柏スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第7節で柏レイソルと対戦する。DF林尚輝が今季初の連勝に向けて意気込む。 東京Vはインターナショナルマッチウィーク前に行われた名古屋グランパス戦を2-1で逆転勝利。待望のホーム初白星を挙げた。続くJリーグYBCルヴァンカップ 1stラウンド第1回戦ではJ3のAC長野パルセイロを相手に攻めあぐねたが、PK戦を制して2回戦進出を決めた。 2試合連続で課題を残しながらも勝負強く結果を残してきたなか、中断明けからは4位に位置する柏戦を皮切りに、FC東京とのダービー、横浜F・マリノスとのクラシコと重要な3連戦に挑む。 鹿島アントラーズから2シーズン連続の期限付き移籍で東京Vの16年ぶりのJ1昇格、昨季のJ1リーグ6位フィニッシュに貢献した林は、完全移籍移行によって今季から正式に緑の名門の一員に。 強い覚悟を持って今季に臨んだが、沖縄キャンプ終盤での負傷によって開幕からの4試合を欠場。それでも、DF千田海人との負傷離脱を受けて第5節のアルビレックス新潟戦で今季初出場を果たすと、以降の公式戦3試合連続でフル出場している。 前節の名古屋戦の試合終了直後のピッチでは城福浩監督を彷彿とさせる会心のガッツポーズが印象的だった林。 「特に考えてなかった」とあくまで無意識の振る舞いだったというが、復帰後初勝利に加え、フル出場での勝利は昨年7月20日のアビスパ福岡戦(1-0〇)まで遡るという状況が歓喜の咆哮に繋がった側面もあったという。 「振り返ってみれば、去年から自分が90分間出て勝った試合というのは、かなり遡らないとなくて、そういった意味でも自分が出た試合でチームを勝ちに導きたいという思いがすごく強かったので、試合が終わったときに達成感みたいなのが、ああいうふうに出たのかなと思っています」 長野戦での120分のプレーを含めた自身のコンディションに関しては「最初はうまく調整できなかったところから試合に関われて、今はこうやって試合に出ながら調整できているというのはいいこと。自分自身も90分しっかり戦えたり、このあいだは120分できたことというのは、リーグ戦の連戦に向けても良かったと思っています」と徐々に状態が上がりつつある。 個人のパフォーマンスではチーム同様に攻撃面で伸びしろを感じさせる一方、守備では持ち味の出足鋭い潰しに加え、コーチングや戻りながらの数的不利あるいは同数での対応の部分で安定感を増している。 その点については指揮官も「彼の持ち味である守備と醸し出す雰囲気というのはすごく安定している。守備の人らしく常にチームの守備がどういう状況かというのを考えながらプレーし、チームに精神的な安定感というのをもたらしてくれている」と評価。 林自身も「背後の対応を含め、自分が最終ラインになることが多いので、そこの対応は意識しているのと、入れ替わったりしてしまうと失点に直結してしまうので、そこを遅らせたりしながら、チームが守備しやすい環境というのを整えるのが自分の役割。対人で負けないというのもそうですけど、遅らせるというのも自分の判断として持ちながらやっています」と、より意識を高めている部分だ。 昨季は1勝1分けの無敗だった柏との対戦のいずれにも先発出場した林。リカルド・ロドリゲス新監督の下、大きく変貌を遂げたなかで上々の滑り出しを見せている次節の対戦相手については「すごく多彩なチーム」と、より対応が難しい相手と見ている。 「いいサッカーをしているという評価を受けていると思いますし、流動的に動いていきながら攻撃してきますし、ポゼッションでもボールを握ってしっかりやってくるチーム。もちろん受け渡しであったり、落ちてくる選手も背後を狙ってくる選手もいるという中では、すごく多彩なチームだと思っています」 その対戦相手のスタイルを踏まえた上で臨む一戦では、攻撃面では引き続き背後と“へそ”を使い分けるバランス。守備面に関してはショートカウンターでの得点も念頭に置いたアグレッシブな守備は意識しながらも、状況に応じてセットした対応も重要になると考えている。 「もっと点を決めたいという思いはすごく強いですし、自分たち自身もへそを意識しながらプレーしていますけど、それに固執して前がなくなるとやっぱりダメなので、背後とそういったところのバランスというのは自分たちのカギになる」 「(守備では)自分たちで縦ズレ、横ズレしながら、前からやりたいというのはありますけど、1個待たないといけないときもある。中途半端というのが一番良くないと思っているので、しっかり行くときは行き切るし、行けないときは全員で待つというか、構えてから行くという、そういう姿勢が大事なのかなと」 「城福さんも言っていますけど、コーチングで守れるシーンはいっぱいあるというのはあって、自分たちもこういうスタイルで、こうやってやりたいというのはありますけど、緊急事態ではないですけど、そういうときには声を出して、1個待てるというのも自分たちの良さになっていけば、より強固なチームになれると思っています」 ここまで2勝1分け3敗の14位で臨むシーズン序盤の3連戦に向けては「この連戦を勝って次に行けるのか、負けてとなると、チームの流れというのも変わる。勝ち点的にも目に見える形で順位が変わってくると思うので、本当に大切な3連戦だと思います」と、気を引き締めた。 2025.03.28 18:30 Fri
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東京VがポルティモネンセからFW川﨑修平を期限付きで獲得、2023年には神戸でプレー「勝利のために全力で戦います!」

東京ヴェルディは31日、ポルティモネンセからFW川﨑修平(23)を期限付き移籍で獲得したことを発表した。移籍期間は2025年12月31日までとなる。 川﨑は大阪府出身で、ガンバ大阪の下部組織育ち。2020年にトップチームに昇格すると、J1で18試合に出場。2021年夏にポルティモネンセに完全移籍した。 ポルティモネンセではファーストチームでの出番はなく、2023年にヴィッセル神戸に期限付き移籍。J1で4試合に出場し1得点、YBCルヴァンカップで5試合、天皇杯で4試合2得点を記録していた。 2024年7月からはラトビアのヴァルミエラFCに期限付き移籍。公式戦13試合に出場し1アシストを記録していた。 東京Vには同じG大阪下部組織出身の同期であるMF食野壮磨やG大阪時代の先輩であるFW山見大登、MF福田湧矢らも所属している。Jリーグに戻ってくる川崎はクラブを通じてコメントしている。 「東京ヴェルディに関わる全ての皆様、はじめまして。このたびポルティモネンセSCから期限付き移籍で加入することになりました川﨑修平です。東京ヴェルディという歴史ある素晴らしいクラブでプレーできることに感謝しています」 「勝利のために全力で戦います!応援よろしくお願いします」 2025.03.31 18:17 Mon
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東京Vで再起図るFW川﨑修平が意気込み「どん底に一回落ちたので、ここからもう一回はい上がる」

東京ヴェルディにポルティモネンセから期限付き移籍で加入したFW川﨑修平(23)が新天地での再起へ意気込む。 川﨑は大阪府出身で、ガンバ大阪の下部組織育ち。2020年にトップチームに昇格し、2021年夏にポルティモネンセへ完全移籍した。 ポルティモネンセではファーストチームでの出番はなく、2023年にヴィッセル神戸に期限付き移籍。2024年7月からはラトビア1部のヴァルミエラFCに期限付き移籍。トップチームでは公式戦12試合に出場し1アシストを記録していた。 その後、昨年末のタイミングでポルティモネンセへローンバックしたが、保有元のクラブで居場所はなく去就は不透明な状況に。 そんななか、ガンバ大阪U-23時代に指導を受け、現在は東京Vでコーチを務める森下仁志コーチの存在などもあり、今年3月初旬に東京Vに練習参加。10日に行われた清水エスパルスとのトレーニングマッチでは1アシストも記録。同試合後に一度チームを離れたものの再合流し、3月31日付けで期限付き加入が発表された。 なお、Jリーグの第1登録期間(~2025年3月26日)を過ぎての加入発表となったが、クラブ間・個人間の合意に加えて、諸々の申請手続きは期限内に完了し、Jリーグの選手登録も承認。国際移籍証明書(ITC)の問題によって発表のタイミングだけが遅れていた。 晴れて東京Vの一員となった川﨑は2日のトレーニング後に初めて囲み取材に応じ、「僕自身なかなか去年はあまりいいとは言えない環境というか立場でした。ヴェルディでチャンスをもらえるということで、今はすごく向上心というか、野心を持ってやっていきたいなという気持ちでいっぱいです」と新天地での意気込みをまずは語った。 移籍の経緯に関しては同日に行われたクラブハウスの会見にて、城福浩監督がより詳細について以下のように触れている。 「まず彼が非常に難しい立場にいるというのは、我々の人脈の中で掴んでいました。プロ選手としてサッカーに没頭できるような環境というのを探しているという言い方がいいか、そこが非常に不安定な状況だったので、これはもう海外のクラブに所属している以上、そこのルールに逸脱しないようにしっかり確認を取りながら、練習に参加してもらったというのが最初です」 「我々はあくまでも彼の力量をまず見極めたい。このチームで戦力となり得るかどうかをしっかり見極める。そういう時間が欲しかったですし、もちろんそれには彼が何年単位で90分の試合をやっていないとか、直近でどういう体の動かし方をしていたかというのは承知の上で、そのコンディションを見ながら加味しながら、彼がこのチームの戦力となり得る。その素養を持った選手かどうかというのを見極める期間がありました」 「我々の足りないピースを埋めてくれる1人になり得るというふうに判断したので、あとは海外のクラブとの交渉になるので、これは非常に難しい交渉だったと思いますが、強化部がいろいろと奔走してくれて、このチームに登録をするに至った。これはクラブ全体が努力してくれた結果だなと思っています」 また、指揮官は獲得を決断した理由について、「あくまでも大事なのは彼がこのチームの戦力となり得るかどうか。そこはフラットに我々が見たと。コンディションが上がっていくことを前提としてですけれども、十分になり得るという判断をしたということが一番大きい」と純粋にチームの戦力になり得ると判断した。 「(評価しているポイントは)技術。特にゴール前のアタッキングサードの技術は形を持っていますし、簡単にはボールを失わない。フィニッシュも枠を捉えられる力を持っている。アタッキングサードで冷静な判断ができる。そのためのジャストなコントロールができる。そういう技術を持ち合わせているという意味では、なかなか教えられないものを持っているので、早くコンディションを上げてもらって、我々が得点の必要なシチュエーションの時には、すぐにアジャストしてくれるのではないかなと思います」 「ただ、ご存知のように、このチームは交代選手がどういう状況であっても守備をしなくていいということではないので、そこをクリアさえすれば彼の良さというのはチームに活かせると思います」 それに加えて、昨季フィールドプレーヤー序列の最後尾から最終的に重要な戦力の一人となったMF松橋優安を例に挙げて、苦しい日々のなかでサッカー選手としてのハングリーさを前面に押し出す23歳の姿勢がチームにとって良い刺激になると考えている。 「おそらくは去年の松橋優安よりもはるかに難しい立場で、サッカーをやって生活をするということが、どれだけありがたいかを思い知るという言い方がいいか。それを痛感しながらピッチに立つような状況になっている選手の1人。このチームにとっては原点を思い出すのに非常にありがたいです」 「別にそれを利用するわけではないけれども、彼は本当に心底ボールを追いかけられる。それで生活ができることのありがたさを感じていると思いますし、まさにはい上がっていこうというメンタリティを持っている。スタート位置は去年の松橋優安よりも難しい状況だったと認識していますけれども、まさに彼がそういう姿勢を見せてくれることで周りが常に自分たちの原点に立ち返える。それを思い出させてくれる選手の1人になるであろうということも、我々は確信を持てたので、契約する方向でクラブにお願いしました」 初の海外移籍となったポルトガル、昨年の約半年間プレーしたラトビアでは度重なる負傷を含め多くの苦難を経験した川﨑だが、「すべて自分自身の問題。ただ、それを無駄にはしたくないですしそういうのも経験なので、これからですね」と、単なる苦労と受け取ることなく、それを糧に再起へ前を向く。 「海外に行って1年2カ月ぐらいで鎖骨を骨折してヒザもやってしまい、ポルトガルでは1年ぐらいプレーできなかったです。それでも、やるべきことをずっと折れずにやってきました。去年もなかなかいい立場ではなくても諦めずにやっていたというのは、諦めずにやっていれば何かがあるなと思っていたからです。ヴェルディでやらせてもらうチャンスもいただけましたし、そういうどん底に一回落ちたので、ここからもう一回はい上がるという気持ちはずっと持っています」 覚悟を持って加入した新天地では「僕は全然自分からいかないですね」と人見知りではあるものの、森下コーチに加え、G大阪下部組織出身の同期であるMF食野壮磨やG大阪時代の先輩であるMF福田湧矢、中学生の時代から知るFW木村勇大と旧知の存在。コミュニケーション能力に優れる若手の“ガツガツさ”にも救われ、すんなりと馴染めているという。 そして、「僕の一番の出発地点」と語る森下コーチの指導の下、本来の自分を取り戻しつつ、東京Vで自身が足りないと感じる課題を克服したい考えだ。 「そこ(G大阪時代)が僕の一番の出発地点というか、一番そこでやっていたものが、今の自分を作り上げてきたので、また初心に戻って、森下さんのもとでやれるということで、すごくワクワクしています」 「あのときはすごく練習量が多かったですし、あのときをもう一回ここで思い出すというか、ここでやれれば、僕自身また成長につながると思います」 「成長できる部分では走るところでも僕自身はまだまだ足りないと思いますし、そこを伸ばしていきたい。守備の強度であったり、球際でガツンと行くところは自分のものにできる。それも技術だと思うので、巧さや戦う部分は全然足りないなと思うので、伸ばしていけるなと思います」 最後の公式戦はヴァルミエラでプレーした昨年11月が最後。約4カ月ぶりの実戦となった清水とのトレーニングマッチでは1アシストを記録した一方、「あの時は久しぶりのサッカーだったので、あまり僕自身は全く満足いってなかった」と振り返る。 それでも、「ここ最近はやっと練習ができてコンディションも上がってきています。ヴェルディではすごく強度が高くてやれているので、いい感じになっています」と、プレーできる準備は整っている。 現状ではシャドーを主戦場に、ビハインドや同点の状況での途中投入という限定的な起用が見込まれるが、指揮官が新たな攻撃オプションとして期待するアタッカーはサッカーができることの感謝、再起への野心を胸に新天地での活躍を誓った。 「ヴェルディは戦うという基準がすごく高くあるので、そこにプラスして僕が攻撃の良さをチームに加えられたらなと思っています」 「やっぱりゴールやアシスト。結果にこだわってやりたいなと思います」 チームは5日、中2日で行われる3連戦最後の明治安田J1リーグ第9節の横浜F・マリノス戦に臨むが、再起に燃える23歳FWのデビューとなるか。 2025.04.04 18:42 Fri
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平川怜が東京Vの一員として初めて臨む東京ダービーで古巣撃破誓う「見返したい思いは常に持っている」

緑のユニフォームをまとって初めて古巣対戦に挑む24歳MFが東京ダービーでの勝利を誓う。 東京ヴェルディから2年連続のラブコールを受け、ジュビロ磐田から今季加入となったMF平川怜。昨季の6位躍進に貢献したMF森田晃樹、MF齋藤功佑の鉄板ボランチコンビの壁は高く、開幕からしばらくはバックアッパーに甘んじたが、森田の負傷によって出番を得た名古屋グランパス戦で逆転勝利に繋がる活躍を見せると、以降の公式戦2試合はいずれも先発フル出場。 前節の柏レイソル戦では0-0のドローに終わったものの、攻守両面で傑出したパフォーマンスを披露し、新天地でその真価を発揮し始めている。 そして、「もちろんそこはスタメンで出たい試合でもありましたし、それまでに自分もいい状況で臨みたいという気持ちもありました」と日程発表の段階から目標に定めてきた、味の素スタジアムで2日に行われる明治安田J1リーグ第8節では古巣であるFC東京とのダービーマッチに臨む。 味スタのおひざ元である東京都調布市出身で2013年にFC東京U-15むさしへ加入し、アカデミー時代からその才能を高く評価されていたMFは、当時のクラブ日本人史上最年少記録(17歳215日)でJ1デビューも経験。 だが、以降はトップチームで定位置を確保できず、武者修行を経て2022年8月にロアッソ熊本に完全移籍。その新天地での活躍後に磐田を経て、FC東京のライバルクラブである東京Vへ大きな覚悟を持って完全移籍した。 自身の恩返しゴールによって2-0で勝利した熊本時代の天皇杯、磐田時代の昨季も2度のリーグ戦で対峙しているが、「今回は全く違うことになる」と東京Vの一員として臨む古巣対戦への想いを語る平川。 「温かい対応でした」と振り返るこれまでの対戦とは一変して、試合を通して古巣サポーターからブーイングを浴びる状況が想定されるが、その覚悟はできている。 「もう今はヴェルディの選手ですし、ヴェルディのサポーターのためにプレーしたい思いがあるので、それだけですね。しかもホームゲームなので、さらに勝たないといけないと思います」 「自分がFC東京から完全移籍で出たときは、そういう覚悟を持って移籍しましたし、どちらかというと、切られるまではいかないですけど、そういう側の立場だったので、見返したい思いは常に自分の中で持っています」 「まずはチームの勝利のためにプレーしたいですし、そこで自分が中心となれるようなプレーができたら、さらにいいかなと思います」 これまでは個人ダービーという形だったが、今回は東京Vの一員として臨む正真正銘のダービーマッチ。アカデミー出身の選手を中心に「みんなが熱い思いを持っている」とチーム全体の昂ぶりを感じる背番号16。 一方で、同じ青赤出身で獲得時にも「お前の気持ちは誰よりもわかる」と語っていた城福浩監督は、東京Vの指揮官就任から4戦目での東京ダービー初勝利へ並々ならぬ想いを抱いているはずだ。 試合2日前の段階では「まだ出してなかったですね」と指揮官の様子に触れた平川だが、「たぶん僕よりも強い思いがあるのではないと思うので、自分もそれに乗っかってしっかり倒しに行きたい」と、闘将の気合いも背負って戦う覚悟だ。 東京Vは公式戦2試合無得点、FC東京はリーグ戦4試合無得点と、いずれも得点力に問題を抱えるなか、負けたくない意識が強く働く可能性もある。 だが、平川は「自分たちの入りは迷いがないですし、こっちから仕掛けてというバトルになる。自分がここに来た以上、負けられない相手ですし、FC東京の選手もそれは同じ熱量で向かってくると思うので、しっかり自分たちからアクションを起こせるような試合にしたい」と、手応えを掴んだ柏戦同様に入りから相手を圧倒して勝ち切りたいと意気込んだ。 2025.04.01 19:00 Tue

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