「カルレスは常に特別な存在」 フリック監督が急逝のドクターを追悼、好調持続ペドリには「そのポジションで世界一」と絶賛

2025.03.12 11:30 Wed
Getty Images
バルセロナハンジ・フリック監督が11日にホームで行われ、3-1で快勝したチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグのベンフィカ戦後、会見でコメントした。

先週敵地で行われた1stレグをDFパウ・クバルシの退場により10人での戦いを強いられるも1-0の先勝を収めていたバルセロナ。直近のオサスナ戦がチームドクターのカルレス・ミニャロ・ガルシア医師の急逝によって延期となった中、11分にFWラミン・ヤマルの絶妙アシストからFWハフィーニャが決めて先制した。

直後にCKからDFニコラス・オタメンディに同点弾を許したバルセロナだったが、27分にカットインからヤマルのゴラッソ、42分にロングカウンターからハフィーニャが決めて前半のうちに勝ち越すと、後半はスコアを維持して3-1で快勝。2戦合計スコア4-1で勝ち上がった。
フリック監督は急逝したガルシア医師について「カルレスは常に我々のチームにおいて特別な存在であり続ける」とコメントした中、公式戦7試合ぶりのゴールとなったヤマルに言及した。

「彼の活躍を嬉しく思うよ。長くゴールを決めていなかったから。我々にとって重要なゴールだったし、彼も喜んだ。自信に満ち溢れたプレーをしていた中、ゴールは良いタイミングで決まった」
また、好調を持続するMFペドリにも触れた。

「彼は100%の状態。ボールを持っていても持っていなくても彼のプレーは信じられないくらい素晴らしい。最も適したポジションでプレーしている。彼はそのポジションで世界一だ」

ハンジ・フリックの関連記事

バルセロナは17日、スペイン代表MFマルク・カサドが右ヒザの外側側副靭帯を損傷したことを発表した。 カサドは16日に行われたラ・リーガ第28節アトレティコ・マドリー戦に先発。試合中には痛みを見せる様子なく67分に交代していた。 離脱期間に関しては今後数日以内の再検査で判明するとしたバルセロナだが、スペイン『 2025.03.18 10:00 Tue
バルセロナのハンジ・フリック監督が16日にアウェイで行われ、4-2で逆転勝利したラ・リーガ第28節アトレティコ・マドリー戦を振り返った。 1ポイント差の3位アトレティコとの上位決戦。バルセロナはハーフタイム間際の45分に先制を許すと、後半半ばに追加点を献上。厳しい展開を強いられたが、72分にFWロベルト・レヴァン 2025.03.17 09:30 Mon
バルセロナのハンジ・フリック監督が、リーグ優勝の行方を占う大一番に向けてコメントした。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 レアル・マドリー、アトレティコ・マドリーと熾烈な首位争いを繰り広げているバルセロナ。8日に行われるはずだったラ・リーガ第27節のオサスナ戦は、メディカルスタッフのカルレス・ミニャロ・ガ 2025.03.16 21:57 Sun
バルセロナがオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング(27)との契約延長に向けて動いているようだ。スペイン『スポルト』が報じている。 2019年夏にアヤックスからバルセロナへと加わり、在籍6年目を迎えているデ・ヨング。チャビ・エルナンデス前監督時代は絶大な信頼を得ていたが、今季は足首のケガで出遅れると、スペイン代 2025.03.15 11:30 Sat
バルセロナのハンジ・フリック監督が、チームドクターの突然の訃報から中2日で行われるベンフィカ戦に向けて、チームが戦える状況にあると主張した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が会見コメントを伝えている。 4日にアウェイで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・1stレグのベンフィカ戦では、DFパウ・クバ 2025.03.11 19:36 Tue

バルセロナの関連記事

元ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーが、バルセロナでの充実した日々に幸せを感じている。 2023-24シーズン限りでユベントスを退団し、一時は現役引退を決断したシュチェスニー。しかし、ドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが長期離脱となったバルセロナが白羽の矢を立て、引退から約1カ月でのス 2025.03.18 20:30 Tue
ニューカッスルはビッグクラブからの関心が報じられ続けるスウェーデン代表FWアレクサンダー・イサク(25)について、改めて売却を拒否する方針を固めたようだ。 今シーズンはプレミアリーグで上位争いに加わるニューカッスル。また、先週末に行われたEFLカップ(カラバオカップ)決勝ではリバプールを破り、悲願となるタイトル獲 2025.03.18 13:25 Tue
バルセロナは17日、スペイン代表MFマルク・カサドが右ヒザの外側側副靭帯を損傷したことを発表した。 カサドは16日に行われたラ・リーガ第28節アトレティコ・マドリー戦に先発。試合中には痛みを見せる様子なく67分に交代していた。 離脱期間に関しては今後数日以内の再検査で判明するとしたバルセロナだが、スペイン『 2025.03.18 10:00 Tue
アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が16日にホームで行われ、2-4で逆転負けしたラ・リーガ第28節バルセロナ戦を振り返った。 1ポイント差の首位バルセロナとの上位決戦。アトレティコはハーフタイム間際の45分にゴールキックの流れからFWフリアン・アルバレスのゴールで先制。さらに後半半ばの70分に途中出場 2025.03.17 10:00 Mon
バルセロナのハンジ・フリック監督が16日にアウェイで行われ、4-2で逆転勝利したラ・リーガ第28節アトレティコ・マドリー戦を振り返った。 1ポイント差の3位アトレティコとの上位決戦。バルセロナはハーフタイム間際の45分に先制を許すと、後半半ばに追加点を献上。厳しい展開を強いられたが、72分にFWロベルト・レヴァン 2025.03.17 09:30 Mon

UEFAチャンピオンズリーグの関連記事

アーセナルで長期離脱中のイングランド代表FWブカヨ・サカだが、大一番を前に復帰できる可能性があるようだ。 サカは昨年12月に行われたプレミアリーグ第17節のクリスタル・パレス戦で右ハムストリングを負傷。状態は深刻なものであり手術が実施されたことから、これまで長期離脱が続いていた。 チームの攻撃の柱だったサカ 2025.03.18 15:20 Tue
「早く気持ちを切り替えなくちゃいけないのよね」そんな風に私が自分を奮い立たせていたのは金曜日、リーガ28節のビジャレアル戦前記者会見でアンチェロッティ監督が話しているのをお昼のニュースで見た時のことでした。いやあ、またしてもアトレティコが悲劇的な結末に終わったCL16強対決マドリーダービー2ndレグの後、もちろん、選手 2025.03.15 23:30 Sat
欧州サッカー連盟(UEFA)は13日、チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグのアトレティコ・マドリーvsレアル・マドリーで発生したVARの判定について声明を発表した。 12日、アトレティコはCLラウンド16・2ndレグでマドリーと対戦。開始直後の先制ゴールで2戦合計追いつくも、その後が続かず。PK戦 2025.03.13 23:55 Thu
物議を醸しているアトレティコ・マドリーのPKだが、蹴った本人のアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスもミスを犯した自覚はなかったようだ。 12日、アトレティコはチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・2ndレグでレアル・マドリーと対戦。開始直後の先制点で2戦合計スコアをイーブンに戻したが、その後はマドリーの 2025.03.13 21:05 Thu
レアル・マドリーのベルギー代表GKティボー・クルトワが疑惑のPK失敗について言及した。 レアル・マドリーは12日にアウェイで行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグのアトレティコ・マドリー戦をPK戦に持ち込まれた中、4-2で勝利した。このPK戦では2番手のキッカーを務めたアトレティコFWフリア 2025.03.13 13:30 Thu

記事をさがす

ハンジ・フリックの人気記事ランキング

1

悲しみを乗り越えCLベスト8進出を目指すバルセロナ、フリック監督「彼のためにプレーし、彼のために勝つことがとても重要」

バルセロナのハンジ・フリック監督が、チームドクターの突然の訃報から中2日で行われるベンフィカ戦に向けて、チームが戦える状況にあると主張した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が会見コメントを伝えている。 4日にアウェイで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・1stレグのベンフィカ戦では、DFパウ・クバルシの前半退場がありながらも、FWハフィーニャのゴールを守り抜いて1-0の先勝を収めたバルセロナ。 しかし、クラブは8日に突然の悲しい報せを受け取ることになった。ラ・リーガ第27節のオサスナとのホームゲームの直前に滞在先のホテルでクラブのメディカルスタッフであるカルレス・ミニャロ・ガルシア医師(享年40)が体調を崩して急逝。 この訃報を受け、選手たちはオサスナ戦でのプレーが不可能だと主張し、試合開始20分前に延期が発表されていた。 その後、クラブでは欧州サッカー連盟(UEFA)に対して、通常は選手1名の出席が義務付けられる前日の公式会見免除を要請し、これが受理された。さらに、11日の午前に行われた同医師の葬儀には選手数名が参列した。 今回の前日会見に一人で出席したフリック監督は、会見の冒頭でミニャロ医師との突然の別れに言及。クラブ全体が悲しみにくれていることを認めながらも、愛する仲間のために勝利を捧げる準備はできていると語った。 「チームはこの状況をうまくコントロールしていると思う。試合に非常に集中している。リスボンでの1stレグの後、これはまだ最初の試合だとすでに言った」 「我々にとって大きな損失だ。彼は素晴らしい人物であり、素晴らしい医師だった。チームとクラブにとって信じられないほどの存在だった。リカルドと作り上げたチームにとって、彼は我々の成功のパズルのピースだった」 「彼がいなくなるのは寂しいが、人生とはそういうものだ。彼のためにプレーしたいし、この状況では彼のために勝つことがとても重要だ。我々はその準備ができている。我々は続けなければならない。それが我々の仕事だ。これはクラブにとって重要な状況であり、我々はうまくやりたい」 「我々としては、まだ2ndレグが残っており、誰も仕事が終わったとは思っていない。明日は正しい姿勢で臨みたいと思うし、それが必要だ」 また、リーグフェーズの対戦では5-4、前回対戦は1-0といずれも勝利を収めながらも、相手のハイプレスや徹底したラインブレイクに苦しめられたバルセロナ。2ndレグに向けてドイツ人指揮官は対戦相手の異なるアプローチの可能性は低いと考え、ポジショナルプレーが勝敗のカギを握ると語った。 「彼らはハイプレスに慣れていて、ほぼすべての試合でそれをやっている。チャンピオンズリーグではアウェイでも非常に良い成績を残している」 「彼らは自分たちのプレーの仕方を明確に理解していると思うし、我々もそれをどうやるかわかっている。サプライズはな​​いと思う」 「すべてはポジショニング次第だ。攻撃でも守備でも、ボールをうまく保持できれば大いに役立つ。ボールを持っていないときのポジショニングも重要だ。我々は毎回それについて話し合っているし、明日はそれをうまくやりたい」 2025.03.11 19:36 Tue
2

バルセロナ、フレンキー・デ・ヨングとの契約延長に向け本格始動か

バルセロナがオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング(27)との契約延長に向けて動いているようだ。スペイン『スポルト』が報じている。 2019年夏にアヤックスからバルセロナへと加わり、在籍6年目を迎えているデ・ヨング。チャビ・エルナンデス前監督時代は絶大な信頼を得ていたが、今季は足首のケガで出遅れると、スペイン代表のMFぺドリやMFマルク・カサド、MFガビといった若手が台頭。ここまで公式戦29試合に出場しているが、先発出場は12試合にとどまっていた。 それでも先発した試合ではゲームキャプテンを務めるなど、ハンジ・フリック監督からも厚い信頼を得ており、クラブは契約延長を打診しているとのこと。 『スポルト』によれば、バルセロナは現行契約の年俸は2480万ユーロ(約39億9000万円)から減額した年俸1800~2000万ユーロ(約30~32億円)の1年契約でオファーしているという。 過去には資金難やサラリーキャップの問題を抱えるクラブの現状に失望し、退団の可能性が噂されていたデ・ヨングだが、ここ数年の不安定な状況からチームを立ち直らせてくれた監督に感謝しており、現在はバルセロナに留まることを前向きに検討しているという。 2025.03.15 11:30 Sat
3

今季2度の対戦は「集中力を欠いた」とフリック監督、正念場となるアトレティコ戦へ「もし勝てば当然大きな自信に」

バルセロナのハンジ・フリック監督が、リーグ優勝の行方を占う大一番に向けてコメントした。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 レアル・マドリー、アトレティコ・マドリーと熾烈な首位争いを繰り広げているバルセロナ。8日に行われるはずだったラ・リーガ第27節のオサスナ戦は、メディカルスタッフのカルレス・ミニャロ・ガルシア医師の急逝により延期に。その後のチャンピオンズリーグ(CL)ではベンフィカを下し、ベスト8進出を決めた。 そんななか16日に迎えるのが、ラ・リーガ第28節のアトレティコ戦。前日会見では、勝てなかった今シーズン2度の対戦を活かしたいとフリック監督が語っている。 「我々は非常に集中しているし、タフな試合に臨む意欲に満ちている。これまでの試合から学ばなければならない。だが、チームはとても意欲的だ」 「(アトレティコに対して)2試合とも素晴らしいプレーをしたが、最初から最後まで集中しなければならない。最初の試合では序盤の集中力が欠けていたし、2試合目は序盤も終盤も集中力を欠いた。そこから学ばなければならない」 また、残り10試合を切ろうとしているリーグ戦の行方にも言及。今節勝利し、優勝へ勢いづくことを期待している。 「リーグ優勝まではまだ長い道のりだが、未消化分が1試合ある。もし勝てば当然大きな自信になるだろう」 「だが、レアル・マドリーやアスレティック・ビルバオなど非常に優れたチームがいる。このリーグは簡単ではない。とても強い相手がいる」 「それでも集中し、チームがポテンシャルを最大限発揮するなら、それだけで幸せに感じる」 さらに、DFイニゴ・マルティネスが久々にスペイン代表に招集されたことについては、「監督(ルイス・デ・ラ・フエンテ)はとてもうまくやっているし、イニゴがどれだけ優れているかを理解している」とのこと。一方、代表に選ばれなかったMFガビに関しては「深刻なケガから復帰したばかり」と前置きしつつ、「間違いなく2026年のワールドカップでプレーするだろう」といずれの代表復帰を予想している。 2025.03.16 21:57 Sun
4

2点差をひっくり返しての劇的逆転勝利、フリック監督は選手たちのメンタルを絶賛「諦めることがない」

バルセロナのハンジ・フリック監督が16日にアウェイで行われ、4-2で逆転勝利したラ・リーガ第28節アトレティコ・マドリー戦を振り返った。 1ポイント差の3位アトレティコとの上位決戦。バルセロナはハーフタイム間際の45分に先制を許すと、後半半ばに追加点を献上。厳しい展開を強いられたが、72分にFWロベルト・レヴァンドフスキが反撃の狼煙を上げるゴールを奪うと、78分に途中出場のFWフェラン・トーレスが同点弾を奪取した。 そして後半追加タイム2分にFWラミン・ヤマルが逆転弾を挙げ、同8分にフェラン・トーレスがドブレーテを決め4-2で逆転勝利とした。 2点差をひっくり返して首位をキープしたフリック監督は喜びを爆発させている。 「前半は良いプレーができていたと思う。ただミスを幾つかして2点を許した。それでもそこから素晴らしい精神力を発揮した。信じられないほどのチャンスを作ったね。2点を奪われた後の反応は信じられないものだった。20分で4点を決めたのだからね。私はこのチームに満足し、興奮している。選手たちは諦めることがない。とても誇りに思う。自分たちのスタイル、強さを信じている証拠だ。ピッチでもロッカールームでも素晴らしい関係が築かれている。全員が同じ方向を向いて取り組んでいる。我々は家族だ。監督としてこのクラブで働くのは本当に楽しいよ」 2025.03.17 09:30 Mon
5

トーマス・ミュラーがニコ・コバチ体制時代の不遇を簡潔に回想「移籍したかった」

バイエルンの元ドイツ代表MFトーマス・ミュラー(35)が、ドイツ紙『Spiegel』でニコ・コバチ監督時代の不遇を簡潔に振り返った。 バイエルンは2018-19シーズンから翌19-20シーズンの序盤まで、元クロアチア代表MFのニコ・コバチ氏(現ドルトムント)が指揮。18-19シーズンは国内2冠も、指揮官がミュラーやGKマヌエル・ノイアーら重鎮選手を掌握できていないと当時頻繁に報じられていた。 ミュラーは当時まだ30歳前後でプレーヤーとして脂が乗っており、ドイツ代表からも退けられてバイエルンに集中できていた時期。しかし、19-20シーズンに入ると、ニコ・コバチ監督からベンチスタートの命令が急増した。 また、指揮官は当時、ミュラーについて「緊急時に出場機会を伸ばすだろう」とメディア向けにコメント。“保険扱い”が波紋を呼んで各方面へ謝罪行脚も、やはりミュラーらとの関係性に問題があることを自ら露呈していた。 ミュラーは『Spiegel』のインタビューでこの頃を回想し、「クラブに対して『状況が変わらないなら冬に移籍する』と伝えた。クラブには『12月になったら話し合おう』と言われたが、実際に協議はしなかったよ。あの監督が去ったからね」と簡潔にコメント。 ニコ・コバチ監督は2019年11月のフランクフルト戦で1-5というショッキングな大敗を喫し、直後に解任。ミュラーは後任となったハンジ・フリック監督(現バルセロナ)のもとで序列を回復し、最終的にこのシーズンのバイエルンはCL優勝を含む3冠“トレブル”を達成した。 2025.02.28 17:50 Fri

バルセロナの人気記事ランキング

1

CLベスト8出揃う! 準々決勝でアーセナルvsマドリー、バイエルンvsインテルら激戦必至の好カード

チャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16が12日に終了。この結果、準々決勝に進出する8チームが決定した。 リーグフェーズ上位に入ったストレートインの8チームと、プレーオフを制した8チームによって争われたラウンド16。 リーグフェーズ首位のリバプールがパリ・サンジェルマン(PSG)にPK戦の末に敗れたものの、バルセロナやアーセナル、インテルのリーグフェーズ上位チームが順当に8強入りを決めた。 また、スペインとドイツの同国勢対決はレアル・マドリーがアトレティコを、バイエルンがレバークーゼンを下している。 国別ではイングランド、スペイン、ドイツが2クラブずつ、そこにフランスのPSG、イタリアのインテルが加わる形に。日本人選手は伊藤洋輝(バイエルン)、冨安健洋(アーセナル)の2選手が勝ち上がった。 なお、準々決勝は1stレグが4月8.9日、2ndレグが同15.16日に開催予定だ。 ◆CL準々決勝 対戦カード パリ・サンジェルマン vs アストン・ビラ アーセナル vs レアル・マドリー バルセロナ vs ドルトムント バイエルン vs インテル 2025.03.13 08:00 Thu
2

バルセロナとの決戦に臨むシメオネ監督 「誰もがフラストレーションや怒り、不公平さを感じているが…」

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が16日にホームで行われるラ・リーガ第28節バルセロナ戦に向けた前日会見に臨んだ。 1ポイント差のバルセロナとの上位決戦。今季のラ・リーガ優勝の行方を占う大一番を前に、アトレティコは4日前のチャンピオンズリーグではレアル・マドリーとの死闘の末、PK戦の末に敗退に終わっていた。 FWフリアン・アルバレスの二度蹴りという微妙な判定が下されたこともあって敗れた中、シメオネ監督は試合直後にその判定に不満を露わにしていたが、バルセロナ戦に集中している。 「私にできる唯一の力はチームが競争を続けられるように努力することだ。ファンの気持ちを理解しているし、誰もがフラストレーションや怒り、不公平さを感じている。しかし前回の試合についてこれ以上はコメントしない。次の試合に集中する必要がある。非常に良いプレーをするチームとの対戦だ。我々は自分たちに集中し、ファンに対して戦い続けられることを示さなければならない。シーズンが進むにつれて順位表と適切な距離を保つことが重要になる。この試合を勝利し、差を縮めることが大事だ。勝てばタイトル獲得に近づくことになる。彼らは非常に完成されたチーム。この1週間をうまく乗り切ってきた」 2025.03.16 14:00 Sun
3

【CLラウンド16・2ndレグ・プレビュー①】敵地で先勝のリバプール逃げ切りか、内容で圧倒したPSGの逆転突破か

チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグが11日と12日に行われる。ここでは11日に行われる1日目の4試合の展望を紹介していく。 ◆CLラウンド16・2ndレグ① ▽3/11(火) 《26:45》 バルセロナvsベンフィカ 《29:00》 リバプールvsパリ・サンジェルマン レバークーゼンvsバイエルン インテルvsフェイエノールト ◆《リバプールvsパリ・サンジェルマン》 先週行われた1stレグでは大劣勢を強いられたリバプールが守護神アリソンの大活躍、途中出場MFエリオットの一撃で1-0の先勝とした。内容を考えれば望外と言える勝利を手にした中、アンフィールドに戻って戦える2ndレグは大きなアドバンテージを持って挑めることになった。そのリバプールはPSG戦後のサウサンプトン戦では主力を起用した中、後半の3発で逆転勝利とした。プレミアリーグ優勝へまた一歩近づいた中、大胆なターンオーバーを敢行しなかったツケを払わずに済むか。 一方、現在の欧州で最も力があると見られていたリバプール相手にホームで圧倒したPSG。結果こそ残念なものになったが、手応えを十分に得た試合となった。こちらは直近のスタッド・レンヌ戦ではターンオーバーを敢行して4発勝利。圧倒的アウェイの地アンフィールドでの戦いという点が気がかりではあるが、1stレグのように主導権を握りに行くスタイルで逆転突破を目指す。 ◆《レバークーゼンvsバイエルン》 ドイツ決戦初戦はホームのバイエルンが終始レバークーゼンを圧倒する展開として3-0の快勝劇とした。先月半ばの試合とは180度違う内容として先勝したバイエルンが大きなアドバンテージを持って2ndレグに臨むことになった。そのバイエルンは直近のボーフム戦ではターンオーバーを敢行した中、DF伊藤洋輝が2点に絡む活躍を見せたものの、MFパリーニャ退場も響いて3失点し敗戦。ただ、レバークーゼンもブレーメンに敗れたことで8ポイント差は変わらず助かっており、2ndレグに向けて支障はきたさないはず。1stレグの圧倒した良いイメージでドイツ決戦を制したい。 一方、本来のサッカーができず完敗に終わったレバークーゼンは前述のようにブレーメンにも敗れて公式戦連敗に。その試合で後半から出場したMFヴィルツが負傷と踏んだり蹴ったりの状況の中、3点差をひっくり返す気概を見せることはできるか。 ◆《バルセロナvsベンフィカ》 リーグフェーズでは計9発の打ち合いを演じた両チームの初戦はバルセロナが敵地で1-0と先勝する結果に。DFクバルシが22分に退場する苦しい展開の中、GKシュチェスニーの好守連発で凌いだバルセロナは相手のミスパスを突いたFWハフィーニャが値千金弾を決めて劇的勝利。直近のオサスナ戦がチームドクターの急死により延期となるイレギュラーがあり、選手たちのメンタルが気になるところだが、乗り越えられるか。 ◆《インテルvsフェイエノールト》 プレーオフでミランを下し、ミラノ勢立て続けの撃破を狙ったフェイエノールトだったが、セリエAで首位に立つインテルがFWテュラムとFWラウタロの2トップ揃い踏み弾で先勝とした。アウェイで先勝する大きなアドバンテージを得たインテルは直近のモンツァ戦では最下位相手に2点をリードされる苦しい展開も逆転勝利とし、力のあるところを示した。負傷者が相次いだ左サイドではDFカルロス・アウグストが復帰し、早速逆転弾となるオウンゴールを誘発するクロスで存在感を示した。良い流れが続く中、フェイエノールト撃破でベスト8進出となるか。1stレグで負傷から復帰したFW上田綺世が堅守インテルからゴールをこじ開けられるかにも注目だ。 ◆CLラウンド16・2ndレグ日程 ▽3/12(水) 《26:45》 リールvsドルトムント 《29:00》 アトレティコ・マドリーvsレアル・マドリー アーセナルvsPSV アストン・ビラvsクラブ・ブルージュ 2025.03.11 18:00 Tue
4

悲しみを乗り越えCLベスト8進出を目指すバルセロナ、フリック監督「彼のためにプレーし、彼のために勝つことがとても重要」

バルセロナのハンジ・フリック監督が、チームドクターの突然の訃報から中2日で行われるベンフィカ戦に向けて、チームが戦える状況にあると主張した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が会見コメントを伝えている。 4日にアウェイで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・1stレグのベンフィカ戦では、DFパウ・クバルシの前半退場がありながらも、FWハフィーニャのゴールを守り抜いて1-0の先勝を収めたバルセロナ。 しかし、クラブは8日に突然の悲しい報せを受け取ることになった。ラ・リーガ第27節のオサスナとのホームゲームの直前に滞在先のホテルでクラブのメディカルスタッフであるカルレス・ミニャロ・ガルシア医師(享年40)が体調を崩して急逝。 この訃報を受け、選手たちはオサスナ戦でのプレーが不可能だと主張し、試合開始20分前に延期が発表されていた。 その後、クラブでは欧州サッカー連盟(UEFA)に対して、通常は選手1名の出席が義務付けられる前日の公式会見免除を要請し、これが受理された。さらに、11日の午前に行われた同医師の葬儀には選手数名が参列した。 今回の前日会見に一人で出席したフリック監督は、会見の冒頭でミニャロ医師との突然の別れに言及。クラブ全体が悲しみにくれていることを認めながらも、愛する仲間のために勝利を捧げる準備はできていると語った。 「チームはこの状況をうまくコントロールしていると思う。試合に非常に集中している。リスボンでの1stレグの後、これはまだ最初の試合だとすでに言った」 「我々にとって大きな損失だ。彼は素晴らしい人物であり、素晴らしい医師だった。チームとクラブにとって信じられないほどの存在だった。リカルドと作り上げたチームにとって、彼は我々の成功のパズルのピースだった」 「彼がいなくなるのは寂しいが、人生とはそういうものだ。彼のためにプレーしたいし、この状況では彼のために勝つことがとても重要だ。我々はその準備ができている。我々は続けなければならない。それが我々の仕事だ。これはクラブにとって重要な状況であり、我々はうまくやりたい」 「我々としては、まだ2ndレグが残っており、誰も仕事が終わったとは思っていない。明日は正しい姿勢で臨みたいと思うし、それが必要だ」 また、リーグフェーズの対戦では5-4、前回対戦は1-0といずれも勝利を収めながらも、相手のハイプレスや徹底したラインブレイクに苦しめられたバルセロナ。2ndレグに向けてドイツ人指揮官は対戦相手の異なるアプローチの可能性は低いと考え、ポジショナルプレーが勝敗のカギを握ると語った。 「彼らはハイプレスに慣れていて、ほぼすべての試合でそれをやっている。チャンピオンズリーグではアウェイでも非常に良い成績を残している」 「彼らは自分たちのプレーの仕方を明確に理解していると思うし、我々もそれをどうやるかわかっている。サプライズはな​​いと思う」 「すべてはポジショニング次第だ。攻撃でも守備でも、ボールをうまく保持できれば大いに役立つ。ボールを持っていないときのポジショニングも重要だ。我々は毎回それについて話し合っているし、明日はそれをうまくやりたい」 2025.03.11 19:36 Tue
5

バルセロナ、フレンキー・デ・ヨングとの契約延長に向け本格始動か

バルセロナがオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング(27)との契約延長に向けて動いているようだ。スペイン『スポルト』が報じている。 2019年夏にアヤックスからバルセロナへと加わり、在籍6年目を迎えているデ・ヨング。チャビ・エルナンデス前監督時代は絶大な信頼を得ていたが、今季は足首のケガで出遅れると、スペイン代表のMFぺドリやMFマルク・カサド、MFガビといった若手が台頭。ここまで公式戦29試合に出場しているが、先発出場は12試合にとどまっていた。 それでも先発した試合ではゲームキャプテンを務めるなど、ハンジ・フリック監督からも厚い信頼を得ており、クラブは契約延長を打診しているとのこと。 『スポルト』によれば、バルセロナは現行契約の年俸は2480万ユーロ(約39億9000万円)から減額した年俸1800~2000万ユーロ(約30~32億円)の1年契約でオファーしているという。 過去には資金難やサラリーキャップの問題を抱えるクラブの現状に失望し、退団の可能性が噂されていたデ・ヨングだが、ここ数年の不安定な状況からチームを立ち直らせてくれた監督に感謝しており、現在はバルセロナに留まることを前向きに検討しているという。 2025.03.15 11:30 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly