【ブンデス第25節プレビュー】ラスト10試合、CLブンデス決戦狭間の2強は格下と対戦

2025.03.07 18:01 Fri
Getty Images
前節はチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16でドイツ決戦が開催される直前に行われた中、首位バイエルンがシュツットガルトに、2位レバークーゼンがフランクフルトにそれぞれ快勝し、8ポイント差に変動はなかった。迎える第25節、2ndレグを火曜に控える中、首位バイエルン(勝ち点61)は16位ボーフム(勝ち点17)と、2位レバークーゼン(勝ち点53)は12位ブレーメン(勝ち点30)と対戦する。

バイエルンは前節シュツットガルト戦、MFキミッヒを負傷で欠いたものの、危なげなく3-1で快勝。そして水曜に行われたCLレバークーゼンとの1stレグでは3発圧勝とした。充実の内容でドイツ最大のライバルを下して勢いに乗る中、残留を争うボーフムを下せるか。前節4試合ぶりに登場したMF三好康児の出場はあるか。

一方、レバークーゼンは前節フランクフルト戦を4発完勝としてバイエルン戦に挑んだ。しかし先月圧倒した試合とは真逆の劣勢の展開を強いられ、0-3で完敗。GKコヴァルのミス、DFムキエレの退場も響いて厳しい敗戦となった。立ち直るのが難しいような試合となった中、何とか切り替えてブレーメンを下し、2ndレグに向かえるか。
そして金曜にはDF板倉滉の8位ボルシアMG(勝ち点37)とMF佐野海舟の4位マインツ(勝ち点41)による日本人対決が行われる。ボルシアMGは前節ハイデンハイム戦を3-0で快勝し、バウンスバックとした。4ポイント差のマインツとの欧州カップ戦出場を争うシックスポインターを制すことはできるか。

一方、前節ライプツィヒとの上位対決を2-1で逆転勝利したマインツ。力のあるところを示した中、攻撃面でも大きな存在感を見せた佐野の攻守に渡る活躍に引き続き期待が懸かる。
前節アウグスブルクにゴールレスドローに終わって連勝が4で止まった5位フライブルク(勝ち点40)は6位ライプツィヒ(勝ち点38)との上位対決に臨む。アウグスブルク戦では膠着した試合展開の中で見せ場を作り切れなかった堂安だが、ライプツィヒ相手に存在感発揮となるか。

前節ウニオン・ベルリン戦ではFW町野修斗が決勝点をアシストして7試合ぶりの勝利とした17位ホルシュタイン・キール(勝ち点16)は9位シュツットガルト(勝ち点36)と対戦。最下位を脱出する活躍を見せた町野のゴールに絡むプレーに引き続き期待だ。

そしてCLリール戦をホームで引き分けた10位ドルトムント(勝ち点35)は11位アウグスブルク(勝ち点32)との中位対決に臨む。

◆ブンデスリーガ第25節
▽3/7(金)
《28:30》
ボルシアMGvsマインツ

▽3/8(土)
《23:30》
レバークーゼンvsブレーメン
バイエルンvsボーフム
ドルトムントvsアウグスブルク
ヴォルフスブルクvsザンクト・パウリ
ホルシュタイン・キールvsシュツットガルト
《26:30》
フライブルクvsライプツィヒ

▽3/9(日)
《23:30》
フランクフルトvsウニオン・ベルリン
《25:30》
ホッフェンハイムvsハイデンハイム

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「アジアで圧倒できるように」長い離脱期間を経て復活した伊藤洋輝、絶対王者・バイエルンで学んだ勝者のメンタリティ「常に勝ち方を求められている」

日本代表のDF伊藤洋輝(バイエルン)が、長いリハビリからの復帰を振り返った。 17日、日本代表は2026年北中米W杯アジア最終予選に向けて活動を開始した。 伊藤は初日のトレーニングから合流。バイエルンへ今シーズンから加入も、シーズン開幕前に負傷。その後手術を受けるなどし、予想以上の長期離脱となったが、2月についにデビューを果たした。 復帰後は出番をもらい、チャンピオンズリーグ(CL)で2試合、ブンデスリーガで5試合に出場。フランクフルトとの試合では、移籍後初ゴールも記録した。 レギュラーポジションを掴んだとは言えないものの、出番を着実にもらっている伊藤は日本代表にも復帰。離脱期間について「1回目のオペをした後にうまくいかなかった部分はありましたけど、過去は振り返らずに前だけ向いてきました。焦らずにチームも戻してくれたので無事に復帰できて、ここまでできているので良かったです」と、しっかりと治して復帰ができたことを喜んだ。 また「みんなが積み上げてきてくれたものを、勝ってW杯出場を決めたいです」と、自身がいない間にしっかりとここまで勝ってきた仲間に感謝し、最後はしっかりと決め切りたいとした。 シュツットガルトからバイエルンへの移籍。指揮を執るヴァンサン・コンパニ監督はベルギー代表やマンチェスター・シティでトップレベルでプレーを続け、同じDFとして多くの教えを受けているようだ。 「トップレベルでDFとして活躍してきた方で、特に守備の部分に関しては個の部分に関しても、チームとしても守り方を日々のミーティングなどで学ばせてくれています。そういうところで学びながら、守備だけでなく攻撃でも幅を広げていければと思います」 圧倒的な常勝軍団でもあるバイエルンでの日々は、全てがハイレベルであると感じている伊藤。「ファンを含めて、勝つだけじゃなく常に勝ち方を求められているクラブです。勝つことは当たり前であって、国内リーグ戦では圧倒して勝つというところは常に求められているところ。そういったところが他のクラブとの違いだと思います」と、勝者のメンタリティーを含め、ピッチ内外で勝つこと、タイトルを獲ることの重みも感じているようだ。 そして、当然ピッチ上でも多くの刺激を受けている伊藤は、復帰したばかりではあるものの、それまでの間も多くの刺激を受けたという。 「国内で見てもヨーロッパ内で見ても、練習でマッチアップする相手は常にレベルが高いです。そこが自分の成長につながっていると思うし、練習で高いクオリティでやることによって週末の試合に自信を持って挑めていて、すごく刺激になっています」 その刺激はアジアでの戦いにおける日本でも必要なものだという。「自分たちが圧倒して勝つことによって、自分たちが目指す部分もより明確になります。まずはしっかりアジアで圧倒できるように戦っていきたいです」とコメント。真の常勝軍団になるメンタリティを、日本代表にもしっかりと持ち込んでもらいたいものだ。 2025.03.17 23:40 Mon
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「エキサイティングな年」バイエルンでのレギュラー奪取にドイツ代表入り、不運もあった激動の2024年をパブロビッチが回想

バイエルンのドイツ代表MFアレクサンダル・パブロビッチが、紆余曲折あった2024年を振り返った。 ミュンヘン生まれで9歳の頃からバイエルンでプレーする20歳のゲームメーカー。2023年10月にファーストチームデビューを飾ると、そのままレギュラー格となり、2024年6月にはドイツ代表でもデビューした。 さらに6月にはクラブとの契約を2029年まで延長。しかし、代表の最終メンバーに入ったユーロ2024は扁桃炎を患ったことで欠場し、2024-25シーズン突入後は10月に鎖骨骨折と憂き目にも遭っている。 パブロビッチは、ドイツ『Abendzeitung』のインタビューで激動の2024年を回想。「間違いなくエキサイティングな年だった」と述べつつ、ケガからの復帰を振り返った。 「ケガからすぐに回復し、再びプレーできるようになったことをとても嬉しく思うよ。2024年という年にはとても感謝しているよ」 また、決勝戦がバイエルンの本拠地フースバル・アレーナ・ミュンヘンで行われるチャンピオンズリーグ(CL)にも言及。リーグフェーズを第6節まで戦い、決勝トーナメントへストレートインとなる8位以内まであと一歩の10位につけているなか、ファンの夢を叶えたいと意気込む。 「ホームでのファイナルはもちろんクレイジーだ。僕らは決勝に到達し、優勝するために全力を尽くすよ」 「だけど道のりはまだ長い。パリ(・サンジェルマン)戦と(シャフタール・)ドネツク戦の勝利は非常に重要だったね」 さらに、ケガの影響によって遠ざかっているドイツ代表にも触れた20歳。ユリアン・ナーゲルスマン監督の手腕を称えつつ、来年3月の招集を待ちわびている。 「代表チームを取り巻く高揚感を見れば、監督がチームとムードをいかに変えたかがわかるよ」 「代表チームに行くのはいつだってとても楽しい。そして、招集される度に大いに感謝しているよ」 2024.12.25 23:38 Wed

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