J2藤枝で発生した集団食中毒の原因が判明、3グループ63名に症状…当該飲食店には営業禁止命令

2025.03.04 12:25 Tue
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藤枝MYFCは4日、チーム内で発生した集団食中毒について経過報告。保健所による調査結果も公表されている。

藤枝は2月28日、同26日、27日にかけてチーム内で集団食中毒が発生したことを発表。トップチームの選手、スタッフの25名が感染し、下痢や嘔吐の症状があるとしていた。

静岡県中部保健所に報告し、原因について調査を依頼。その結果、飲食店の利用が原因だと判明した。
中部保健所の発表によると、2月25日に藤枝市内の飲食店「Caldera(カルデラ)」で喫食した3グループ130人のうち、63名が発症。患者の共通食が当該施設で調理された食事に限られること、患者の症状が類似していること、患者及び調理従事者の便からノロウイルスが検出されたこと、患者を診察した医師から食中毒の届出がなされたことから、当該施設が提供した食事を原因とする食中毒と断定したとのことだ。

入院患者も7名出ているとのこと。なお、当該施設は3日から当分の間、営業禁止処分が下されている。
摂取された食品は、ごはん、ポークチャップ、春雨サラダ、ゆで卵、ヒジキのサラダ、ミックスビーンズのポテトサラダとされている。

藤枝は選手、スタッフの状況について「全体としては回復傾向にありますが、自宅療養を続けている選手・スタッフもまだ数名います。引き続き保健所や医療機関等とも連携の上、クラブ関係者による経過観察を継続します」とし、コメントを発表している。

「この度、弊クラブトップチーム選手・スタッフ内において発生した集団食中毒に関して、保健所の調査結果が公表されました。弊クラブでは結果を精査するとともに、より一層の安全衛生管理、および再発防止に努めてまいります。あらためて、ファン・サポーターをはじめ、関係する皆様へご心配・ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」

「また、このような前例のない難しい状況下において、3月1日(土)のブラウブリッツ秋田戦でいただいた皆様からの応援は、弊クラブにとって決して忘れることのない大切なものとなりました。今シーズン初勝利に導く大きな力を私たちに与えていただいたことに対し、クラブ一同、心よりお礼を申し上げます」

「今後も藤枝MYFCは、ファン・サポーターをはじめ、関係する皆様とともに歩みを進めてまいります」

集団食中毒が発症した中で行われた1日の明治安田J2リーグ第3節では、藤枝はブラウブリッツ秋田をホームに迎え、終盤の前田翔茉のゴールで2-1と勝利を収めていた。

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