レオン弾で先制もミラン、敵地でのボローニャ戦23年ぶり敗戦で痛い連敗【セリエA】

2025.02.28 06:47 Fri
Getty Images
ミランは27日、セリエA第9節延期分でボローニャとのアウェイ戦に臨み、1-2で逆転負けした。

昨年10月26日に行われる予定だったものの悪天候により延期となっていた一戦。

5日前のトリノ戦を1-2で競り負けた7位ミラン(勝ち点41)は、トリノ戦のスタメンからプリシックに代えてフォファナのみを変更して臨んだ。
同勝ち点で並ぶ8位ボローニャに対し、開始20秒にS・ヒメネスに決定機のあったミランだったがこれを生かせず、守勢の入りとなる。そんな中16分にはショートカウンターからムサがGK強襲のシュートで牽制。

しかし前半半ば以降もボローニャに押し込まれると、25分にはエンドイエにディフェンスライン裏を突かれて際どいシュートを打たれた中、38分にもピンチ。ボックス左でドミンゲスの突破を許しGKと一対一の局面を作られたが、メニャンが阻止した。
その後も守勢のミランだったが、43分に先制する。GKメニャンのロングフィードが流れたところ、レオンがDFとうまく入れ替わってGKと一対一に。これを確実に仕留めた。

しかし迎えた後半、開始3分に追いつかれる。FKの流れからファビアンに当たったボールがゴール前にこぼれ、カストロに蹴り込まれた。

その後半も守勢を強いられる中、61分にはフェリックスに代えてプリシックを投入。すると64分、ロングカウンターからムサが長い距離を持ち上がってボックス右に侵入、GKスコルプスキ強襲のシュートを浴びせた。

ここから圧力を強めたミランは78分、直前に投入されていたヨビッチのヘディングシュートでゴールに迫った。

その後、CKからカザーレのヘディングシュートがポストに直撃するピンチのあったミランは、82分に失点。左サイドからのカンビアギのクロスをエンドイエに合わせられた。

逆転されたミランはエイブラハムを投入するも、古巣対決となるカラブリアを投入してきたボローニャに1-2で敗戦。敵地レナト・ダッラーラで23年ぶりの黒星を喫し、痛い連敗となった。

ボローニャ 2-1 ミラン
【ボローニャ】
サンティアゴ・カストロ(後3)
ダン・エンドイエ(後37)
【ミラン】
ラファエル・レオン(前43)

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ミランは今夏の移籍市場で、イングランド代表DFカイル・ウォーカー(34)の買い取り及びブラジル代表DFエメルソン・ロイヤル(26)の放出を計画しているようだ。 今シーズンは期待外れのシーズンとなってしまっているミラン。昨夏に就任したパウロ・フォンセカ監督がチームの掌握に失敗して昨年12月に解任され、新たにセルジオ・コンセイソン監督を迎えるもセリエAでは9位に低迷している。 シーズン終了後にコンセイソン監督と袂を分かつ可能性が高いミランは、今夏の移籍市場でスカッドが刷新される可能性も。その中で右サイドバックについては、すでにいくつかの方針を決めているようだ。 イタリア『トゥットスポルト』によると、今冬マンチェスター・シティから買い取りオプションの付随した半年ローンで加入したウォーカーについては、そのまま買い取る意向とのこと。ただし、500万ユーロ(約8億円)の買い取り金額については、減額の交渉を行う可能性もある。 また、今冬の売却を計画していながら、ふくらはぎの負傷によって移籍が頓挫したエメルソンについては、引き続き売却を進める模様。今季公式戦26試合に出場する右サイドバックに対しては、ガラタサライやラ・リーガのクラブが関心を示しているという。 最後に、元イタリア代表DFアレッサンドロ・フロレンツィ(34)については今季で契約が切れるが、大幅な減給を受け入れるのであれば残留もあり得る様子。クラブはロッカールームで存在感を発揮しているベテランサイドバックを、チームに残す可能性も排除していないようだ。 2025.03.19 13:40 Wed
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2戦連続逆転勝利のミラン、コンセイソン監督は1G1Aのラインデルスを絶賛「試合次第でどこでも良いプレーができる」

ミランのセルジオ・コンセイソン監督が15日に行われ、2-1で逆転勝利したセリエA第29節コモ戦を振り返った。 前節のレッチェ戦を逆転勝利として連敗を3で止めた9位ミランが連勝を目指した13位のコモをホームに迎えた一戦。 前半にビハインドを負ったミランは迎えた後半、53分にMFタイアニ・ラインデルスのスルーパスからFWクリスチャン・プリシックが同点弾を奪取。 そして75分にFWタミー・エイブラハムのスルーパスを受けたラインデルスが逆転弾を奪って2戦連続の逆転勝利とした。 コンセイソン監督は2点に絡んだラインデルスに言及した。 「試合次第でどこでも良いプレーができる。今日は彼を複数のポジションで起用することになった。彼は非常に頭が良く、様々な役割を理解しているからね」 一方で前半の戦いぶりには不満を持っている。 「守備でも攻撃でも幾つか難点があった。前がかり過ぎていたし、プレスのタイミングも間違っていた。だからコモはとても楽だったことだろう。ハーフタイムに修正して準備してきたことを始めた。素晴らしいパフォーマンスではなかったが、勝利に値した」 そしてここ5試合ゴールから見放されているFWサンティアゴ・ヒメネスについては以下のように話した。 「イタリアのチームは守備が非常によく組織されていて、FWにとっては簡単ではない。適応するのに時間がかかるのは当然だ。それでも彼が今季残りの期間、とても重要な存在になると私は確信している」 2025.03.16 10:15 Sun

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