町田戦で初勝利期す東京V、木村勇大「チームにいい効果を生めるように」、綱島悠斗「自分たちが背負って戦うしかない」ファンに勝ち点3誓う
2025.02.25 18:00 Tue
町田戦で初白星狙う木村勇大(左)と綱島悠斗(右)
東京ヴェルディは26日、町田GIONスタジアムで明治安田J1リーグ第3節のFC町田ゼルビア戦を戦う。ダービーマッチでの今シーズン初勝利を期すFW木村勇大、MF綱島悠斗が意気込みを語った。
東京Vは前節、鹿島アントラーズとアウェイで対戦し、0-4の完敗を喫した。0-1で敗れた清水エスパルスとの開幕戦での不甲斐ない戦いを払拭すべく臨んだものの、同じく黒星発進でホーム開幕戦に臨んだ鹿島の圧力、開幕戦からの変化に対応し切れず。FWレオ・セアラとFW鈴木優磨の両エースストライカーに2点ずつを奪われた上、攻撃では前半こそ決定機を作ったもののシュート5本に終わり、2試合連続無得点での黒星となった。
京都サンガF.C.から完全移籍に移行し、今季は10番を背負いエースストライカーの重責を担う木村。キャリアハイの10得点を記録した昨季を超えるべく意気込んで臨んだ開幕だったが、ここまでは対戦相手の徹底した対策に加え、チームのビルドアップの機能不全もあって持ち味を発揮できず。
「うまく繋げていないぶん、みんながボールを受けるために低い位置に下りる状況や前だけ行って剥がされて分断してというのがすごく多い。それが取ったときの距離の遠さとかにも繋がっている」と、前線の選手として難しい状況を認める。
それとともに、「現状ではあまり多くのチャンスを作れていないので、ああいう1本を決められるようにしないとダメ。少ないチャンスで決めるか、決めないかで変わると思うので、次は決められるようにしたい」と、現状のチーム状況においてはチャンスで確実に仕留める必要があると、そのベクトルを自身に向けている。
「ギリギリの状況の縦パスはディフェンスもあまり準備できないというか、取った瞬間とかは特に。ゆったり回して狙ってばかりだと相手もボールを奪いに行きやすいので、そういう取った瞬間とかにもっと前を見てほしいですし、そこで受けられる準備を常にし続けたいです」
「前の選手は10回動いて10回来ることはないので、今後それを5回でも3回でも来たときにいい状況で前を向けるようにしたい。前を向けないと、攻撃で自分のよさも出ないので、そういう状況をもっと作りたい」
「前線としてもっと回数を増やさないとダメですし、『パスを出せばフリーだよ』という動きをやり続けることで、自然と後ろも見るようになると思うので、後ろからの視界を広げてあげるためにも、もっと動き出しを増やさないとダメだと思うので、そこは意識したいです」
また、ハイライン・ハイプレスを志向するスタイルでありながらも、開幕からの2試合は後ろへの重さや後方からのビルドアップの詰まりが全体に影響している部分は否めないが、「前がもっと引き出して結果を残せば、後ろもより守備に力が入ると思いますし、逆もしかり。そこはチームとして戦っているので、いい効果を生めるようにやりたいです」と、攻守一体を強調してあくまでチームとして良い方向に改善していきたいと語った。
一方の綱島は開幕から2試合連続で3バックの右で先発し、鹿島戦ではディフェンスラインの一員として悔しい大量失点も経験。個人としてはリハビリからの今季始動という部分もあり、コンディションや試合勘という部分で状態を上げながらと試行錯誤の段階だ。
その鹿島戦については「4失点してしまった理由というのはすごくわかりやすいと思いますし、ああやって個の力で負けてしまうと、相手に点を取れるフォワードはたくさんいると思うので、そこのバトルというのは負けてはいけない」と自身を含め反省を口にした。
“へそ”と形容する中盤の底を使ったビルドアップの部分では「相手の圧力というのは去年以上に感じますし、自分たちが使いたいゾーンを先に潰されている」と2年目での相手の対策を感じつつも、「逆境があるからこそ自分たちが成長できると思っているので、本当に成長するためだけに、自分たちにフォーカスしてやっていきたい」と、現状を乗り越えることが個人・チームとしてレベルアップに繋がると、あくまで前向きだ。
「相手の目線を変えることはすごく大事だと思いますし、自分たちがへそを使いたいからといって相手が来ているにもかかわらず、へそを使うとああいった失点にも繋がると思います。ただ、来ているから使わないというわけでもないですし、来ていても勇気を持って繋いで、その後のリカバリーだったりとか、自分たちのポジションを修正することによって、逆に相手を食いつかせるというのもできると思うので、そこは相手を見てというか、時間帯を見て判断しなければいけないと思います」
「逆に、自分たちが怖がってへそを使えなくなったら、たぶんこのチームは勝てなくなると思うので、そこはやっぱり自信持ってやっていきたい。自分たちが変化して、よりそこの時間をどう使うのかとか、どこのポジションでボールを回すというのは相手の状況を見て変化させていけたらなと思っています」
木村同様に「3連敗というのはあり得ない」と強い覚悟で臨む次節の町田戦。黒田剛監督の就任以降は、いずれも無得点でシーズンダブルを喫した昨季を含め1分け3敗と分が悪い。
「メンバーはあまり去年から変わっていないなかで、また新しい選手が入ってきて去年よりも強いチームになっていると思います」とライバルの力を認めた上で綱島は「それは自分たちも同じで、そこに対して絶対負けてはいけないというプライドがある」と一歩も引く気はない。
さらに、「彼らのためにも何としても次に勝ち点3をつかみたい」と開幕連敗スタートも、力強い応援でチームを鼓舞する緑の12番目の戦士の思いも背負って戦い、今季初白星を分かち合いたいと力強く語った。
「前回の試合内容で自分たちが下を向いてしまいそうなときでも、ああやってサポーターの方が顔を上げさせてくれたというのはすごく感謝しかないですし、本当に彼らのためにも何としても次に勝ち点3をつかみたい。町田に来てくれるサポーターもそうですし、来られないサポーターのぶんも自分たちが背負って戦うしかないと思うので、必ず勝ち点3をつかみ取って帰れるようにしたいなと思っています」
東京Vは前節、鹿島アントラーズとアウェイで対戦し、0-4の完敗を喫した。0-1で敗れた清水エスパルスとの開幕戦での不甲斐ない戦いを払拭すべく臨んだものの、同じく黒星発進でホーム開幕戦に臨んだ鹿島の圧力、開幕戦からの変化に対応し切れず。FWレオ・セアラとFW鈴木優磨の両エースストライカーに2点ずつを奪われた上、攻撃では前半こそ決定機を作ったもののシュート5本に終わり、2試合連続無得点での黒星となった。
京都サンガF.C.から完全移籍に移行し、今季は10番を背負いエースストライカーの重責を担う木村。キャリアハイの10得点を記録した昨季を超えるべく意気込んで臨んだ開幕だったが、ここまでは対戦相手の徹底した対策に加え、チームのビルドアップの機能不全もあって持ち味を発揮できず。
それとともに、「現状ではあまり多くのチャンスを作れていないので、ああいう1本を決められるようにしないとダメ。少ないチャンスで決めるか、決めないかで変わると思うので、次は決められるようにしたい」と、現状のチーム状況においてはチャンスで確実に仕留める必要があると、そのベクトルを自身に向けている。
「去年に比べて観ている人もわくわく感がないと思う」と躍動感を欠く攻撃の部分では鹿島戦での対戦相手のアプローチを引き合いに出し、チームメイトに対してより自身へのチャレンジのパスを要求。その上で個人としても味方のチャレンジを促すべく、動き出しの量や質で出し手をサポートする意識を強める。
「ギリギリの状況の縦パスはディフェンスもあまり準備できないというか、取った瞬間とかは特に。ゆったり回して狙ってばかりだと相手もボールを奪いに行きやすいので、そういう取った瞬間とかにもっと前を見てほしいですし、そこで受けられる準備を常にし続けたいです」
「前の選手は10回動いて10回来ることはないので、今後それを5回でも3回でも来たときにいい状況で前を向けるようにしたい。前を向けないと、攻撃で自分のよさも出ないので、そういう状況をもっと作りたい」
「前線としてもっと回数を増やさないとダメですし、『パスを出せばフリーだよ』という動きをやり続けることで、自然と後ろも見るようになると思うので、後ろからの視界を広げてあげるためにも、もっと動き出しを増やさないとダメだと思うので、そこは意識したいです」
また、ハイライン・ハイプレスを志向するスタイルでありながらも、開幕からの2試合は後ろへの重さや後方からのビルドアップの詰まりが全体に影響している部分は否めないが、「前がもっと引き出して結果を残せば、後ろもより守備に力が入ると思いますし、逆もしかり。そこはチームとして戦っているので、いい効果を生めるようにやりたいです」と、攻守一体を強調してあくまでチームとして良い方向に改善していきたいと語った。
一方の綱島は開幕から2試合連続で3バックの右で先発し、鹿島戦ではディフェンスラインの一員として悔しい大量失点も経験。個人としてはリハビリからの今季始動という部分もあり、コンディションや試合勘という部分で状態を上げながらと試行錯誤の段階だ。
その鹿島戦については「4失点してしまった理由というのはすごくわかりやすいと思いますし、ああやって個の力で負けてしまうと、相手に点を取れるフォワードはたくさんいると思うので、そこのバトルというのは負けてはいけない」と自身を含め反省を口にした。
“へそ”と形容する中盤の底を使ったビルドアップの部分では「相手の圧力というのは去年以上に感じますし、自分たちが使いたいゾーンを先に潰されている」と2年目での相手の対策を感じつつも、「逆境があるからこそ自分たちが成長できると思っているので、本当に成長するためだけに、自分たちにフォーカスしてやっていきたい」と、現状を乗り越えることが個人・チームとしてレベルアップに繋がると、あくまで前向きだ。
「相手の目線を変えることはすごく大事だと思いますし、自分たちがへそを使いたいからといって相手が来ているにもかかわらず、へそを使うとああいった失点にも繋がると思います。ただ、来ているから使わないというわけでもないですし、来ていても勇気を持って繋いで、その後のリカバリーだったりとか、自分たちのポジションを修正することによって、逆に相手を食いつかせるというのもできると思うので、そこは相手を見てというか、時間帯を見て判断しなければいけないと思います」
「逆に、自分たちが怖がってへそを使えなくなったら、たぶんこのチームは勝てなくなると思うので、そこはやっぱり自信持ってやっていきたい。自分たちが変化して、よりそこの時間をどう使うのかとか、どこのポジションでボールを回すというのは相手の状況を見て変化させていけたらなと思っています」
木村同様に「3連敗というのはあり得ない」と強い覚悟で臨む次節の町田戦。黒田剛監督の就任以降は、いずれも無得点でシーズンダブルを喫した昨季を含め1分け3敗と分が悪い。
「メンバーはあまり去年から変わっていないなかで、また新しい選手が入ってきて去年よりも強いチームになっていると思います」とライバルの力を認めた上で綱島は「それは自分たちも同じで、そこに対して絶対負けてはいけないというプライドがある」と一歩も引く気はない。
さらに、「彼らのためにも何としても次に勝ち点3をつかみたい」と開幕連敗スタートも、力強い応援でチームを鼓舞する緑の12番目の戦士の思いも背負って戦い、今季初白星を分かち合いたいと力強く語った。
「前回の試合内容で自分たちが下を向いてしまいそうなときでも、ああやってサポーターの方が顔を上げさせてくれたというのはすごく感謝しかないですし、本当に彼らのためにも何としても次に勝ち点3をつかみたい。町田に来てくれるサポーターもそうですし、来られないサポーターのぶんも自分たちが背負って戦うしかないと思うので、必ず勝ち点3をつかみ取って帰れるようにしたいなと思っています」
木村勇大の関連記事
東京ヴェルディの関連記事
J1の関連記事

記事をさがす
|
木村勇大の人気記事ランキング
1
東京Vが日大とのTM実施、城福監督「試合をやれたから良かっただけではない」結果に不満も「可能性のありそうなことを試したかった」
東京ヴェルディは12日、ヴェルディグラウンドで日本大学とのトレーニングマッチ(45分×2)を戦い、2-3で敗れた。 前日にホームで行われた湘南ベルマーレ戦に0-2で敗れた東京V。リーグ次節のサンフレッチェ広島戦(17日)、YBCルヴァンカップ3回戦のアルビレックス新潟戦(21日)の連戦も意識するなか、出場機会の少ない選手に実戦経験を与えつつ新たな力の台頭を期待し、試合翌日にトレーニングマッチを行った。 関東大学サッカーリーグ戦1部で5位に位置する日大がほぼ主力に近いメンバーを起用したなか、東京Vは1本目にGK長沢祐弥、鈴木海音、山本丈偉、稲見哲行。宮原和也、平川怜、松橋優安、川村楽人。熊取谷一星、白井亮丞、山見大登を起用。前日の試合に途中出場した選手とベンチ入りメンバー中心の構成で臨んだ。 勢いを持って入った序盤の11分には左サイド深くで川村が折り返したボールがファーへ流れると、ボックス手前右で反応した宮原が抑えの利いた見事な左足ミドルシュートをゴール左隅に突き刺して先制した。 だが、時間の経過とともに可変を使って後方からボールを動かす相手に前からの守備が嵌らず、背後へのランニングも織り交ぜた日大の攻撃に苦戦。28分には阿部水帆の左からのアーリークロスを長谷川皓哉に頭で左隅に流し込まれて失点。 その後も守勢が続いたなか、前半アディショナルタイムには左CKの場面でキッカーの阿部水帆のクロスをゴール前に飛び込んだ白濵聡二郎にダイビングヘッドで押し込まれ、1本目を1-2のスコアで終える形となった。 2本目は馬渡洋樹と中村圭佑と2人のGKに出場時間を与えつつ、木村勇大、佐古真礼、川崎修平を新たに起用。さらに、ユース所属の中村宗士朗、今井健人、練習生も起用する布陣で各自の立ち位置も変えながら、より急造の布陣での戦いとなった。 立ち上がりの12分には自分たちのセットプレーを撥ね返されてのロングカウンターから左サイドを持ち上がった阿部水帆のラストパスに抜け出した平尾勇人にGKとの一対一を決められて先に失点。この直後には熊取谷がボックス内で倒されてPKを獲得。これをキッカーの木村がきっちり右隅に蹴り込んで1点を返す。 以降は川村の右からの仕掛けや木村の個人技、白井の決定的なヘディングシュートでゴールに迫った一方、幾度かのピンチをGK中村の好守で凌ぐ場面もあり、やや劣勢のまま2本目は1-1で終了となった。 試合後に囲み取材に対応した城福浩監督は「ルヴァンも控えているので、いろんなポジションを試してみたいのもあり、ゲーム感覚を保ってもらいたいというのもあり、ユースからも選手を借りてギリギリでもやれたことはまず良かった」と、連戦を控えるなかで当初の目的は達成できたと総括。 一方で、前日の湘南戦も含めこの試合でも出たチームの明確な課題についても言及。プレーの連続性の中での精度・判断の改善を改めて求めた。 「こういう試合でも勝つことにこだわって両ゴール前(守備も攻撃)のところをやらなければいけないと思うので、誰が出ていたとしても、彼らも悔しいでしょうけど、(試合を)やれたから良かっただけではない」 「チーム全体が上げていかなければいけないのは、いい守備をした直後のプレーの雑さによってもう一回守備をし直す。それが自陣の近くなのか、中盤のエリアなのかはケースによって違うと思いますが、簡単に相手に渡してしまうところ」 「もちろん守備をした連続性のなかで、息が上がった時のスキルというか、それは難しいことをやるのではなく、シンプルにそこを失わないような状況。そこの局面を打開していくような2本、3本の丁寧なパスというところは、このチームが1個克服しなければいけないというか、それは昨日のゲームにも通じていること」 「立ち位置はよく取りました。我々の望むようなボール回しで相手を動かすというようなところから、その先というのはもっとインテンシティの高い場面になるわけで、そこで奪い合いがあって、奪った瞬間の次のプレーというようなところは、昨日も今日も同じような課題が出たのかなと思います」 また、新たなオプション構築へあえてチャレンジした部分では山見の最前線起用と、湘南戦でもトライした松橋と川崎のボランチ起用。いずれもあくまで有事やオプションの域は出ないものの、その狙いについて説明している。 いずれも180cmを超える木村や染野唯月に対して、166㎝の山見にの1トップ起用に関してはセットプレーの局面におけるディスアドバンテージのリスクを考慮する必要があるとしながらも、「攻撃の可能性としてより得点のチャンスを作り出していく」という部分でトライする価値があると判断している。 「彼の引き出す動きは後ろから見ていて非常にわかりやすい。それは裏も引いてくるところもです。じゃあ長いボールに対しての競り合いがどうかというと、頑張ってほしいものはあるけれども、彼のそういうボールを引き出す力と、オン・ザ・ボールになった時の推進力というのは、そこのポジションも試してみるべきかなと。今日はだいたいイメージ通りの動き出しをしてくれたかなと思います」 一方、川崎に関しては「全員が揃っている状況であれば、彼のオリジナルのポジションは2列目」と断言。それでも、湘南戦同様にビハインドで点を奪う際に、より前線に攻撃的な選手を送り込む“超攻撃的”仕様に移行した際のオプションとして、選手が持つ特徴を踏まえて試したという。また、限られた選手層でチームとして最大値を出すことを目指すなか、その他の選手に関しても“新たな可能性”を見いだしていく構えだ。 「いろんな状況で(ボランチが)揃っていない時に、ゲームのなかでボールを集められる。集めたなかで前に供給して出ていくという意味では、そういうものも経験しておかなければいけないと」 「ゲーム状況のなかで超攻撃的になった時に、さらに前線に選手を投入した時に、誰かが1つポジションが下がるということはあり得るので、昨日も彼は最後にバイタルエリアに戻れずに2点目を取られている。そこは自分が0-1のまま我慢する選択をすれば、もうちょっと違うことができたと思います。そこは自分の責任でもありますけれども、他の選手たちにも誰がどういうバージョンで、どういう状況で、どういうポジションになったとしても、何をしなければいけないかという意味では、可能性のありそうなことというのは、今日の練習試合で試したかったです」 湘南戦の敗戦を受け、直近でチャンスを得たDF深澤大輝らに続く新たな力の台頭も期待されたなか、ポジション争いの序列を変えるようなアピールには乏しい一戦となった。だが、今後のオプション構築に向けた幾つかのトライも行った指揮官は、今後も辛抱強くチームの成長を促し、選手層の底上げを図っていくはずだ。 東京ヴェルディ 2-3 日本大学 ▽1本目 1-2 得点者 11分 宮原和也(東京V) 28分 長谷川皓哉(日大) 45分+1 白濵聡二郎(日大) ▽2本目 1-1 得点者 12分 平尾勇人(日大) 15分 木村勇大(東京V) 2025.05.12 15:45 Mon2
山田新が後半AT劇的弾でパーフェクトハット! 川崎Fが9G生まれる壮絶打ち合い制す! 東京VはCBの谷口栄斗ハットもホーム最終戦飾れず…【明治安田J1第37節】
明治安田J1リーグ第37節の東京ヴェルディvs川崎フロンターレが30日に味の素スタジアムで行われ、アウェイの川崎Fが4-5で勝利した。 東京Vは前節、ヴィッセル神戸とのホームゲームを1-1のドローで終えた。リーグ3連勝を逃したものの、6位をキープしたチームは逆転でのトップ4フィニッシュへの望みを繋いだ。インターナショナルマッチウィークの中断の影響などで約20日の試合間隔が空いたなか、その前節からは先発1人を変更。山田剛綺に代えて山見大登を起用した。 一方、13位の川崎Fは先週末に行われた浦和レッズとの“45分勝負”の延期試合を追いついて1-1のドロー。リーグ戦では4戦未勝利も、直近のACLエリートではタイのブリーラムに3-0で完勝。そのアウェイゲームから中3日で臨んだ一戦では先発5人を変更。サスペンションで欠場していたマルシーニョ、家長昭博が復帰し、前線は山田新、遠野大弥が縦関係でコンビを組んだ。 互いに勢いを持って試合に入ったが、テンポよく後方からボールを動かすアウェイチームがやや優勢に進めていく。開始直後には左のポケットを取ったマルシーニョの折り返し、4分には右クロスに反応したマルシーニョがゴール前でダイレクトシュートを試みるが、開始早々の先制点には至らず。 時間の経過とともにエンジンがかかってきたホームチームが押し返したが、相手のミスを突いた川崎Fがゴールをこじ開ける。 ディフェンスラインからのロングフィードに対して、DF綱島悠斗のGKマテウスへのヘディングでのバックパスが短くなると、これをカットした山田新がマテウスを左にかわす。一度ゴールライン際で勢いを止められたが、うまく入れ替わった際に綱島に足をかけられてPKを獲得。これを自らゴール左隅に突き刺した。 敵地で幸先よく先制に成功した川崎Fは攻守にミスが目立つ相手に対して、リズム良く試合を進めていく。22分には右サイドでの崩しからファンウェルメスケルケン際のファーを狙った正確なクロスに反応した山田新が、打点の高いヘディングシュートをゴール右へ叩き込んだ。 試合勘の欠如も影響したか、ここまでなすすべない東京Vは30分を過ぎてテコ入れ。34分、綱島を下げて染野唯月を投入し、木村勇大と染野を最前線に配した[4-4-2]に変更した。すると、この交代策が反撃に繋がる。 42分、中盤での繋ぎからハーフウェイライン付近で森田晃樹が左サイドのスペースへ流したスルーパスに染野がオフサイドラインぎりぎりで抜け出してボックス左からクロスを供給。DFにブロックされてこぼれたところを回収した見木友哉がボックス中央に切り込んで右足シュートをゴール右隅へ突き刺し、前半のうちに1点を返した。 このゴールによって完全に息を吹き返したホームチームは、後半開始早々に試合を振り出しに戻す。49分、左CKの場面で山見のクロスをファーで競り勝った千田海人がヘディングシュート。これはDFにブロックされるが、こぼれ球に詰めた谷口栄斗が蹴り込んだ。 2点差を追いついてスタジアムのボルテージが一気に上がると、前半の劣勢がまるで嘘かのように球際の勝負、切り替えの速さで圧倒するホームチームは続けざまにボックス内で際どいシーンを作り出す。 一方、厳しい展開となった川崎Fは57分に2枚替えを敢行。佐々木と山本悠樹を下げてジェジエウ、河原創を同時投入。すると、この交代直後には左サイドからのスローインを山田新が強靭なフィジカルで収めてマイナスの折り返しを入れると、フリーのファンウェルメスケルケンの抑えの利いた右足対角シュートがゴール左隅に突き刺さり、値千金のJ1初ゴールとなった。 これで勝ち越したアウェイチームは前がかる相手をカウンターで引っくり返していくと、65分にはその形からボックス中央で山田新が放ったシュートのこぼれに反応したマルシーニョがゴール左から押し込んで一気に点差を広げた。 痛恨の連続失点も志気が衰えることないタフな東京Vは71分、相手陣内左サイドの深い位置で得たFKの場面で山見のファーを狙ったクロスにGKチョン・ソンリョンが被ると、ファーに走り込んだ谷口が今度はヘディングで叩き込んだ。 互いに10分以上を残して交代カードを使い切ったなか、壮絶な打ち合いはまだまだ終わらない。直前に松村優太の完璧な右クロスに反応した山田剛のダイビングヘッドをGKチョン・ソンリョンにビッグセーブで阻まれた東京Vだったが、このプレーで得た右CKの流れでゴール前の混戦を制した谷口が見事な右足ボレーシュートを左隅に突き刺し、生え抜きのセンターバックがセットプレーからまさかのハットトリックを達成した。 4-4のスコアで突入した後半最終盤の攻防。互いにドロー決着を望むことなく、リスクを冒して攻め合う。ホームの大歓声を後押しに東京Vがよりゴールに迫ったが、激闘に決着を付けたのは川崎Fの若きエースだった。 94分、前線でロングボールを競り勝ったエリソンが背後へ流したボールに抜け出した山田新がGKとDFに寄せられる寸前で左足ボレーシュートをゴールネットに突き刺し、右足、ヘディング、左足でのパーフェクトハットトリックを達成した。 そして、9ゴールが生まれる壮絶な打ち合いを制した川崎Fが好調の東京Vを撃破し、リーグ5試合ぶりの勝利を手にした。 東京ヴェルディ 4-5 川崎フロンターレ 【東京V】 見木友哉(前42) 谷口栄斗(後4、後26、後38) 【川崎F】 山田新(前16、前22、後45+4) ファンウェルメスケルケン際(後12) マルシーニョ(後20) <span class="paragraph-title">【動画】劇的結末!山田新がハットトリックで乱打戦勝利に貢献!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ABr_b_D3650";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.30 16:10 Sat3
東京Vの城福監督、離脱者・日程面の不利はね返しての勝利に手応え「彼の期する思いが全員に伝播した」今季初出場で奮闘の生え抜きDFを称賛
東京ヴェルディの城福浩監督が、“総緑戦”で掴んだ勝利を誇った。 6日、東京Vは味の素スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第15節で横浜FCと対戦し2-0で勝利した。 前節、浦和レッズとのアウェイゲームで4試合ぶり失点と敗戦を喫した東京V。結果・内容共にダメージが残る敗戦となり、中2日での指揮官の立て直しに注目が集まったなかでの今回の一戦となった。 4連戦ラストマッチでの中2日での対戦ということもあり、城福浩監督は先発6人を変更。浦和戦の退場でサスペンションとなったDF谷口栄斗、負傷のDF千田海人に加え、主力数名を外し、いずれも今シーズンリーグ戦初スタメンとなるDF深澤大輝、MF稲見哲行の2選手やMF松橋優安といった先発機会の少ない選手を抜擢した。 ベンチに主力アタッカーを残し後半勝負を窺わせるスタートを切ったなか、前半は無失点を最優先とするような試合運びとなった。互いに得点を奪えていないチーム同士という局面の攻防が続いたが、36分には右サイドで見事な局面打開を見せた松橋のドリブルを起点にMF森田晃樹を経由したボールがボックス左の齋藤功佑に繋がると、古巣初対戦のMFのクロスをFW染野唯月が頭で合わせて先制に成功。 0-0でもベターという状況でベストに近い1-0のスコアで折り返すと、後半は終始押し込まれる展開ながらも要所を締める守備で、DF福森晃斗の高精度のキックを活かしたセットプレー以外で決定機まで持ち込ませず。 すると、最少得点差で迎えた後半アディショナルタイムには長らくベンチからも遠ざかっていたFW熊取谷一星が右サイドからのカットインで左足を振り抜くと、DFンドカ・ボニフェイスにディフレクトしてコースが変わってゴール左隅に突き刺さり、大卒ルーキーの値千金の一発で追加点。急造布陣での厳しい戦いとなったが、今季初の複数得点差での勝利となった。 中3日で臨んだ浦和戦では相手が中7日、中2日で臨んだ横浜FC戦は相手が中6日という異例の状況での連戦を前に「だからこそ『勝ってやる』という思いでやる。だからこそ『走ってやる』と」と意気込んでいた指揮官。 今回の一戦ではその指揮官の檄に応えるかのように、走行距離とスプリント回数では休養十分の相手を完全に凌駕。内容面では少なくない課題も見受けられたが、チームの姿勢や戦うという部分では間違いなく満足のいく内容だったはずだ。 試合後会見の冒頭で城福監督は「日程のディスアドバンテージを一緒に戦おうと、背中を押そうという、そういう空気を感じました。彼らと一緒に喜び合えてよかったなと思います」と、12番目の選手として“総緑戦”の一員となったファン・サポーターへの感謝を口に。 試合内容に関してはセットプレーの対応で苦戦を強いられたものの、チーム全体で共通意識を持ちながら粘り強く戦えたとそのパフォーマンスを評価した。 「セットプレーでは少し危ない場面がありましたけれど、流れのなかでは20分、25分ぐらいまでそこまで危ないシーンは作らせなかった。それがあったからこそ、自分たちの時間をしっかり手繰り寄せて1点目を取れたと思います」 「最終ラインも中盤も急造のなかで、よくお互いのよさを出しながら辛抱強く、我慢するところは我慢して耐えたことで、最後に追加点が取れた。ずっとここのところメンバーにも入れなかった熊取谷一星がそれを取ったことは、このチームにとって非常に大きなことだなと思っています」 熊取谷同様にチームにとって大きかったのは、FW木村勇大同様にファーストディフェンダーとして守備面でハードワークをこなしながら得点を奪うという難しいタスクのなかで苦戦を強いられている染野に今季2点目が生まれた点だ。 指揮官は今のヴェルディに求められるストライカー像について改めて説明するとともに、そのタスクを担ったなかで結果を残した染野のゴールに「本当に喜ばしい」と目を細めた。 「我々はご承知の通り、外国籍の選手というのはゴールキーパーのマテウスしかおらず、他のJ1のクラブと比べて、誰かにボールを預けておけば、チャンスが作れるというメンバー構成ではない。じゃあいかにしてJ1で戦っていくかとなった時に、チーム一体となって全員で前線から守備をする。チーム一体となって全員で攻撃をするということを貫かない限り、誰かに頼ったサッカーをしたら、おそらくJ1にはいられないです」 「それはもう火を見るより明らかで、それをみんなが深く理解しながら、ただストライカーというのは点を取りたいですし、点を取るためにエネルギーを貯めたいのがストライカーなので、かなり葛藤があったはずです」 「ただ、自分のやり方は曲げないし、このクラブがJ1に居続けたいならば、そこを妥協してはいけないので、そのなかで得点を取るにはどうしたらいいかというのを、ずっとコンディションを上げていくことを含めて葛藤し続けた彼が、彼らしいヘディングで点を取ったということは本当に喜ばしいです。守備からスタートして攻撃もやり続けていればボールが来るんだということを実感してくれたとしたら、またこのチームのコンセプトにそってプレーする後押しになったのではないかなと思います」 染野が攻撃面の主役とすれば、守備面の主役は文句なしで背番号2だ。2度のケガを乗り越え、直近数試合でベンチ入りしていた深澤は、この試合が今季リーグ初先発だけでなく公式戦初出場となった。 アカデミー時代や中央大学ではセンターバックでプレーしていたものの、174cmのDFの東京Vでの主戦場はサイドバックやウイングバック。今季はトレーニングマッチで3バックの中央を務めていたが、急造布陣でぶっつけ本番での今回の一戦を迎える上でプレッシャーは相当なものがあったはずだ。 しかし、不退転の覚悟で臨んだ生え抜きDFはFWルキアン、FW鈴木武蔵らフィジカル能力に長けたストライカーに一歩も引くことなく見事な対人対応で封殺。さらに、持ち味のライン統率、コーチングで味方を動かしながらクリーンシートの立役者となった。 戦前から背番号2の起用に含みを見せていた城福監督は、「今回出られないメンバーが決まった時から、もう彼しかないというふうに思っていた」と今回の起用に一切の迷いはなかったとコメント。 その上で重責を果たした深澤の働きを称賛している。 「深澤大輝は去年もクローザーとして出てきて、何度か悔しい思いをしていましたし、J1のピッチに立って結果を出すという思いは、彼だけじゃないですけど非常に強かったと思います。ケガで出遅れたなかで、それが治ってもベンチメンバーに入れる時と入れない時があり、ベンチメンバーに入っても試合に出られないという状況が続いた」 「そのなかでも、残り組というかメンバー外の練習であったり、2日前、3日前というのは、まだメンバーがはっきりしないなかで、エクストラをやっているなかでも、彼は常に高いレベルを示していました。もちろん、彼のなかで課題はありつつも、グループとして力を出すという意味においては、今回こうなった瞬間に、僕は深澤大輝しかいないなと思いました」 「もちろん相手の個のフィジカル的なものは非常に強烈ですけれども、我々はグループで守ると。グループの最大値を出すのであれば、ひょっとしたら深澤大輝はこのチームのなかでも1、2を争うような選手であることをずっと示し続けていたので、今回出られないメンバーが決まった時から、もう彼しかないというふうに思っていました。本当に期待に応えてくれたと思うし、彼の期する思いというのはチーム全員に伝播したんじゃないかなと思います」 2025.05.06 23:45 Tue4
「6位は誰もが驚く結果」東京Vの江尻強化部長が躍進の今季総括…レンタル組の去就や来季展望に言及
東京ヴェルディの江尻篤彦強化部長が、9日に2024シーズンの総括会見を実施した。 就任2年目となった城福浩監督の下、昨シーズンは16年ぶりのJ1昇格という悲願を果たした緑の名門。今シーズンはJ1残留を至上命令に臨んだなか、開幕時点で“20番目のチーム”と目された下馬評を痛快に覆す快進撃で、4節を残して残留を確定。さらに、クラブとしての予算規模、スカッドの経験値で上回る多くのクラブを退け、最終的に東京移転後では最高位となる6位で2024シーズンの明治安田J1リーグの戦いを締めくくった。 2020年に東京V入りした江尻強化部長は、自身の出身である明治大学の選手を中心に、近年のクラブにはルートや選択肢としてなかった大卒の有望株の獲得、2022シーズン途中に招へいした城福監督との二人三脚によって、限られた予算のなかで的確な補強でJ1昇格、今季の6位フィニッシュを成し遂げた。 今回の会見では城福監督の手腕への評価を含めた、今季の振り返りとともに、さらなる躍進を目指す来シーズンに向けた展望を語った。 「昨年の12月2日に染野選手のPKで我々が16年ぶりのJ1を獲得できた」という昇格プレーオフを制してのJ1昇格決定からスタートした今シーズンの戦い。 昇格の可能性がある昨年の終盤の段階から「J1バージョンとJ2バージョンの両方を考えながら進めていた」と語る補強責任者は、開幕前の段階で降格候補の最有力と目されたなか、指揮官とともに「2024シーズンはサプライズを起こせるようなチームになりたい」とチーム作りを進めた。 そのなかで「チームとしてどういう色で戦うのか」、「そのなかで質の高い選手がいないと勝てない」という2つのポイントを重視。ハイインテンシティのアグレッシブな城福監督の明確なスタイルを体現する“質の高い選手”という部分ではJ2昇格に貢献した現有戦力に加え、「J1リーグでも若い選手がチームの考え方とか、監督の戦う戦術で少し試合時間に恵まれてない選手をピックアップ」。 いずれも京都サンガF.Cから期限付き移籍で加入したFW木村勇大とMF山田楓喜、ガンバ大阪から期限付き移籍で加入したFW山見大登が攻撃の主軸として覚醒した。 一方で、江尻強化部長は「夏以降に成長した」とディフェンスラインで活躍したMF綱島悠斗、DF千田海人の2人に言及。改めて編成の責任者として気付かされる部分があったという。 「今年でいうと、綱島悠斗、千田海人とかディフェンスの選手が夏以降に成長し、千田はベテランと呼ばれてもおかしくない年齢の選手で、J2のときに秋田から取ってきて、J2時代はあまりフィットしなかったですが、このJ1に向けて彼自身が成長した。彼の例を挙げると、年齢はあまり関係ないんだなと、いかに我々のやりたい、目指しているところと、あとは何よりも城福監督が目指しているようなサッカーにフィットするかしないかというところが、改めて編成の責任者をしている側としたら、すごく大切なところだなというのは思いました」 また、今季のスカッドはDF宮原和也を除き多くの選手がJ1初挑戦やJ1で出場経験が少ない選手で構成された点が大きな特徴だった。百戦錬磨の指揮官を含め、経験豊富なコーチ陣の存在はあるとはいえ、J1で経験豊富な選手を“メンター”や“ロールモデル”として若きスカッドに組み込む選択肢も当然あり得たはずだ。 その点について江尻強化部長は「あるときにはそういう選択をするかもしれない」、「これが来年も続くかといえば、これは本当にわからない」としながらも、クラブの哲学や自身の考え方として、今季のチーム作りが適したものだったと感じているという。 「当然経験が少ない選手ばかりのチームでしたけど、そこに何を見いだして我々が戦いを挑んだというところが大きなポイント。城福監督が求めるサプライズを起こせるようなチーム。本当にひたむきにアグレッシブに戦うチームというのが作れれば、そういうところに挑めるということを、今年は証明できたのかなと思っています」 「今年は選手も少なくとも同じ考えを持って、こういうメンバーでもやり遂げられると、同じ方向へ向いたということを考えると、経験がある選手がいるのといないのとで、ダメなところをうまくいい方向に、みんなの意識が向いた結果かなと思っているので、そこは大事にしていきたいです。20チームのJ1のクラブのなかで、こういうチームもあってもいいのではないかなと思っています」 「僕らヴェルディの哲学としたら育てるチームというのが大きなキーワードになる。城福監督は基準をぶれずにチーム作りをしてくれたというのと、僕も基準をぶれずに、育てることを貫き通せているというのも、ぶれてない部分だと思っています。そういう若い選手をエージェントさんが紹介してくれたりとか、高校生、大学生がここへ来れば試合に使ってもらえそうだというところを、ひとつブランドとして作れている部分もあると思っている。このクラブの哲学として、そこはぶらしたくないというのはあるので、基本そっちの方をその哲学を大事にしながらチーム作りをしていこうかなと思っています」 その結果が「今シーズンの6位という順位は、誰もが驚くびっくりするような結果」に繋がった。 「今年1年はクラブ全体で、本当にみんなで力を合わせた結果がこういう結果になった。我々もこれまで支援していただいているスポンサー様、自治体の方々が本当にJ1の16年ぶりの舞台で皆さんが後押しをしてくれた。何よりも苦しいときもわかってくれているサポーターの皆さんが、また味スタのスタジアムに戻ってきてくれた。私は2020年から来ましたけど、あのときのゴール裏と今のゴール裏とでは、もう比べようがないぐらいお客さんが入っていて、それに応えるために、我々が一生懸命努力したということが、本当に良かったと思います」 ただ、J1での戦いが甘いものではないことを知る江尻強化部長は「これを中長期的にどういうふうに継続していくかというところが、このヴェルディの未来にも繋がると思いますし、いま頭を悩ましているところ。動いている足を止めるわけにはいかないので、これからが本当の意味でのヴェルディになっていくというふうに思っているので、大変かもしれないですけど、やっていこうかなと思います」と、早くも来季以降の厳しい戦いへ気を引き締め直した。 2022シーズンの途中から名門再建へ二人三脚で取り組んできた城福監督については、「結果も含めて我々が目指している、育てながら、勝ち点を積み上げていくということの体現をできる監督であり、何よりも経験とチームのマネジメント力の部分は、本当に日本でも指折りの監督だと思っている」と、クラブのフィロソフィーを体現できる監督だとその手腕を評価。 とりわけ、元ジェフユナイテッド千葉の指揮官はオフ明けの振り返りのミーティングを含め、卓越したマネジメント能力を称賛している。 「オフ明けの振り返りのミーティング。ここは本当に素晴らしいミーティングを毎回している。自分がチームとして作った基準に達していなければ、それはダメだというところをしっかり持っていらっしゃる監督で、これは僕も監督をやったからよくわかりますが、どこかしら何かに忖度してしまう場面が多々ある。忖度が起こってしまうというのが、一番マネジメントに影響してくる。城福さんは、そこは絶対に誰が何であろうが、自分らが築き上げた、その基準に達しなければ、みんなに平等に話をする」 「個でもチーム全体でもしっかりとしたハードルがあるので、そこは本当にぶれずに話をするというのは、素晴らしい監督。これをやらなかったらダメだという基準をしっかり示し、誰もがその基準に達しないとピッチに立てない、試合に使ってもらえないというところがあり、トレーニングがその象徴であって、トレーニングでやれない選手は出られないというところの基準をしっかり作れる方だと思っています」 その上で「今はいいお話もできていますし、そういうものが近々発表されればいいかなと。ただ城福さんも妥協なき方なので、来年の補強はしっかり見たいというのも、オーダーとしてありますので、僕の補強次第なのかなと。ただ苦戦しています(笑)」と、近日中の来季続投発表を示唆した。 今季の6位という順位を踏まえると、来季はJ1定着という当初からの目標に加え、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権獲得、そしてリーグ、天皇杯、ルヴァンカップでのタイトル獲得も視野に入ってくる。 江尻強化部長はそういった野心を理解しつつも、「それができるような補強ができないと、高い目標を設定すぎて全く違う形になるというのが多い。そこはプロフェッショナルとしてしっかりとしたところは定めたい」と自らの仕事に直結する補強の結果を鑑みて、来年の新体制発表の際に目標を発表したいと慎重な姿勢を示した。 その補強の進捗状況については「我々の選手で他クラブから評価されているのも現実で、なおかつ我々も残ってもらえる努力はしながら、補強のポイントを、よそから取ってくるなりをしなければいけないところの苦しさはあります」とコメント。 補強戦略の部分では「全ポジション」を対象に、外国籍選手の獲得の可能性を含め、“活きがいい若手”を軸に、パーソナリティを含め現スタイルに合致した選手を獲得していきたいと語る。 「(求める特徴は)戦える選手。そのなかで走れるとかスピードがあるとか、強いとか、そこはポジションによって変わってくるし、求めているものによって変わってきます。ただ、満遍なく全部持っているよりは、特徴がある選手をそのポジションに配置してチーム作りをしてきたつもりで、ポジションによってそういうものを変えていけたらなと思います」 「我々はここまで何年か僕と城福監督を中心に積み上げた若い選手が成長するというのは、ひとつの売りやブランドになり始めてきていると思うので、求人募集ではないですけど、若くて活きのいい選手に対して、ターゲットはもちろん絞ってますけど『ここなら試合出れて、やれるぞ』という、求人募集したいぐらいです(笑)」 新戦力補強とともに重要なのが、今季の躍進に貢献したレンタル組の去就。今季は前述した木村、山田楓、山見の3選手に加え、鹿島アントラーズから2シーズン連続期限付き移籍で加入したDF林尚輝、FW染野唯月が主力としてプレーし、MF松村優太も鹿島から今季途中に加入している。 江尻強化部長はそのレンタル組の完全移籍での買い取り、来季のレンタル移籍を用いた補強プランについて言及。交渉の進捗に関して明言を避けながらも、クラブとして「全力を尽くしている」と説明した。 「レンタル選手の買い取りは考えています。ただ、あくまでも考えているところで成立するかどうかはわからないですけど、クラブには(資金面のバックアップを)頑張っていただけているとは思っていますし、そこと買い取りには全力を尽くします」 「ただ、クラブがものすごく急にお金をかけて何かできるというようなことはないとは思いますので、引き続きレンタル選手を視野にも入れて編成しているのも事実。僕らがもらっている予算、バジェットのなかでどういう編成をできるかというのは、すごく大切なことだと思っているので、少しずつ自分たち保有の選手にしていけたらなと思っていますし、今年の例で言うと、そういうレンタルで借りた選手の価値も上げられていると思うので、育てるところも含めていい流れで来ているかなと思います」 2024.12.10 17:26 Tue5
全員守備・全員攻撃の体現者、東京VのFW染野唯月「自分たちはもっとゴールを狙っていきたい」
東京ヴェルディは11日、味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第16節で湘南ベルマーレと対戦する。FW染野唯月が自身の2試合連発とともに今季2度目の連勝へ静かに闘志を燃やす。 現在、11位の東京Vは前節の横浜FC戦を2-0で勝利し、厳しい4連戦を3勝1敗の上々の戦績で終えた。 その横浜FC戦では中2日の過密日程と主力数名に離脱者が重なったなか、先発6人を入れ替えてスクランブルで臨んだが、出番に飢えていた選手たちの気迫のプレーによって今季初の複数得点差での勝利を飾った。 自身も5試合ぶりのスタメン且つ、本職である[3-4-2-1]の最前線でプレーし、前半の36分にはMF齋藤功佑がボックス左で上げたクロスを、絶妙なプルアウェイの動きでセンターバックとウイングバックの間に入り打点の高いヘディングシュートを叩き込み、スタメン起用に応える今季2点目を挙げた。 得点場面以外でも再三の競り合いの勝利、献身性・ハードワーク、気の利いた守備でファーストディフェンダーとしてチームが志向するコンパクトな守備を牽引。セットプレー以外で決定機を作らせなかった堅守に一役買った。 ストライカーに対して守備面のハードワークを大前提に、その上でゴールという結果も要求する城福浩監督も、「葛藤し続けた彼が、彼らしいヘディングで点を取ったということは、本当に喜ばしい。守備からスタートして攻撃もやり続けていればボールが来るということを実感してくれたとしたら、このチームのコンセプトにそってプレーする後押しになる」と称賛の言葉を送っていた。 その横浜FC戦について染野は「背後を取りつつ、しっかり相手を裏返すというところは意識していましたし、自分から守備はスタートするので、そこのスイッチというところは心がけてプレーをしていました。守備から入って、いい感じで試合に入れたのはよかったです」と、攻守両面で準備してきたものをある程度出すことができたとポジティブに振り返った。 以前からチームではクロスの入り方、とりわけ前線のアタッカーに対しては動き直しの重要性を口酸っぱく要求。今回の染野の得点はまさに狙い通りの形だった。 染野自身も「練習からチーム全体として共通意識を持ってやっていることではあります。相手の裏というところは常に狙っているところなので、そこの位置取りであったりは意識してやっています。何回も動き直してボールを要求することが結果というか、ゴールに繋がったのかなと思います」と手応えを口にしている。 チームは5試合ぶりのスタメン起用となった染野を含め、久々にプレー機会を得た選手たちがいずれも好パフォーマンスを披露し、ポジション争いという部分でも今後に繋がる結果となった。 どちらの立場も経験している背番号9も「誰が出てもスタメンが定着するというわけでもないので、本当にいい選手、練習からいいパフォーマンスを出した選手が試合に出ていくというのは当たり前。そこはプロとしてチャンスをもらった試合で結果を出す。守備であればゼロで抑えるとかというところは大事だなと思いました」と、深澤らの活躍を称えつつ、チーム内で良い競争が生まれている感覚を得ている。 今季2度目の連勝とともに勝てば、今季初めてシーズン成績で勝ち越しとなる重要な一戦に向けては「マンツーマンというか、相手も似たようなシステムのなかで、自分たちがまず個の力で負けないように、相手に押し込まれないで、自分たちの時間帯を増やせればいいかなと思います」と、横浜FC戦同様にミラーゲームではより重要となる局面での戦いを勝負のポイントに挙げた。 リーグ最多タイの7試合クリーンシートと守備面に安定感が出てきた一方、得点力は引き続き明確な課題となるなか、2試合連発も期待されるストライカーはへそを使ったビルドアップの改善を含め、チームとしてより貪欲にゴールを奪いたいとその決意を語った。 「自分たちは後ろから繋ぐというところをチャレンジしているので、そこを放棄せずに自分たちがしっかり顔を出して動いて、ボールに関わる人数を増やしていきながら、ゴール前に人数をかけていくというところ。それがおのずと個人個人の走行距離にも繋がっていきますし、無駄走りという言い方が正しいかはわからないですけど、そういうところが大事なのかなと思います」 「ゼロに抑えてくれるぶん、攻撃陣はやっぱり点を取らなきゃいけないですし、そこはプラスに捉えながら、自分たちはもっとゴールというところを狙っていきたい。個人としても常にゴールは狙っているので、そこは意識して試合に臨めればなと思います」 ストライカーとしてゴール前での攻撃の仕事により注力したい葛藤を常に抱えながらも、FW木村勇大とともに常にチームのために前線からのハードワークで全員守備・全員攻撃の体現者の一人として奮闘が続く染野。 前節はその献身に対する報酬を自ら手繰り寄せたが、連勝を狙う今回の一戦でも引き続きのハードワークとともにゴールという最高の報酬を得るためピッチの上で戦い続ける。 2025.05.10 14:30 Sat東京ヴェルディの人気記事ランキング
1
「Jリーグチップス」が復刻! 「Jリーグの日」特別企画で実現、220種のカードから1枚付き、試合会場で合計3万3000袋配布
Jリーグは14日、5月15日の「Jリーグの日」を記念し、開幕当時に多くのファンに親しまれた「Jリーグチップス」を特別に復刻することを発表した。 1993年の開幕とともに人気を博した「Jリーグチップス(選手カード付)」が、32周年を迎えるJリーグに帰ってくることに。復刻版では、J1、J2、J3の全60クラブから各3名の合計180名に加え、1990年台の黎明期を支えたレジェンド35名、またJリーグ公認番組の特別カードも加えた、全220種のカードを制作している。 特別版の「Jリーグチップス」は、5月17日(土)、18日(日)に行われる試合を対象とし、来場者へ無料配布。配布される「Jリーグチップス」には、220種のカードのうち1枚がついてくることとなる。 また、「Jリーグチップス」の復刻をアピールする特別動画には、1993年のJリーグMVPである三浦知良の伝説的な受賞シーンを活用し、復刻のインパクトを表現。ナレーションは三浦本人が行っている。 なお、17日、18日にホームゲームが行われないクラブは、次のホームゲームにて配布されることとなる。その他、SNSキャンペーンでもプレゼントが予定されている。 復刻するレジェンド選手は、1993年のオールスター選出選手を中心に、1993年ベストイレブンや、1990年代の記録保持者の中から35名がカード化。Jリーグ公認の5つの番組の出演者がカードとなった特別カード5種も加わっている。 また、各クラブ1名と三浦知良はキラカードもあるとのこと。久々に楽しめる「Jリーグチップス」を、ぜひ会場で手にしてもらいたい。 特別動画に出演した三浦は、ファン・サポーターへメッセージを送っている。 「Jリーグ32周年ということで、僕から見てもJリーグは大変盛り上がっていると思いますし、J1・J2・J3あわせて60チームまで増え、全国各地にクラブが存在しています。地域の方々とサッカーを通じた交流も深まっており、お年寄りから子どもまでがみんな一緒となってサッカーというものを通じてコミュニケーションを取れている場がJリーグということで、Jリーグが32年前に理想としていた地域密着型にどんどん近づいているじゃないかなと思います」 「そういう意味ではやはりファン・サポーターの皆さんの応援、お力添えが本当に大切だなと思って、いつも感謝の気持ちでいます。これからもJリーグを応援してもらいたいですし、選手たちはもちろん全力で戦うことに集中し、いいサッカーを見せてもらえたらなと思いますし、みんなでJリーグを今後も盛り上げていってもらいたいなと思います。いつもありがとうございます」 <h3>■「復刻版Jリーグチップス」をスタジアムで来場者に無料配布!</h3> 2025年5月17日(土)・18日(日)にホーム試合を開催する全30クラブのスタジアムにて、合計33,000袋を配布いたします。当日アウェイ側のクラブにつきましては、次節以降のホーム開催試合での配布を予定しております。 ・対象:5月17日(土)・18日(日)に開催されるJリーグ公式戦(J1・J2・J3)の来場者 ・配布数:合計33,000袋(J1:各2,000袋、J2:各1,000袋、J3:各300袋) ※一般販売はございません ※配布方法はスタジアムによって異なります。詳細は各クラブ公式サイトをご参照ください ※現役選手カードは各スタジアムで同一のカテゴリーに所属する選手のみが封入されております(例:J1会場ではJ1選手のみが封入)。レジェンド選手カード、公認番組カードはランダムとなります <h3>◆「復刻版Jリーグチップスカード 全220種コンプリートセット」などが当たる!SNSキャンペーンも実施</h3> 「復刻版Jリーグチップス」の配布期間中、どうしてもスタジアム観戦に行けない・・・そんな方も「Jリーグの日」を一緒にお楽しみいただけるよう、「復刻版Jリーグチップス」や、「復刻版Jリーグチップスカード 全220種コンプリートセット」が当たるSNSキャンペーンを実施します。 ①「復刻版Jリーグチップス」が100名様に当たる!フォロー&リポスト キャンペーン 参加条件:Jリーグの公式Xアカウントをフォロー キャンペーン投稿をリポストまたは引用リポスト 応募期間:5月31日(土)23:59まで ②「復刻版Jリーグチップスカード 全220種コンプリートセット」が3名様に当たる投稿キャンペーン 参加条件:Jリーグの公式Xアカウントをフォロー 「#Jリーグの日 #一生一喜一憂しようぜ」をつけて、Jリーグで心を揺さぶられた思い出・記憶を投稿 応募期間:5月31日(土)23:59まで <span class="paragraph-title">【動画】Jリーグチップス、復刻。 懐かしの映像をオマージュ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5UIgs_DMGO0";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【リスト】「復刻」したJリーグチップスのカード220名</span> <span data-other-div="movie2"></span> <h3>【J1】</h3> ◆鹿島アントラーズ 鈴木優磨(キラあり)、柴崎岳、レオ・セアラ ◆浦和レッズ 関根貴大(キラあり)、西川周作、渡邊凌磨 ◆柏レイソル 細谷真大(キラあり)、古賀太陽、小泉佳穂 ◆FC東京 長友佑都(キラあり)、森重真人、安斎颯馬 ◆東京ヴェルディ 森田晃樹(キラあり)、谷口栄斗、宮原和也 ◆FC町田ゼルビア 昌子源(キラあり)、谷晃生、相馬勇紀 ◆川崎フロンターレ 高井幸大(キラあり)、山田新、脇坂泰斗 ◆横浜F・マリノス アンデルソン・ロペス(キラあり)、永戸勝也、山根陸 ◆横浜FC ンドカ・ボニフェイス(キラあり)、福森晃斗、新井瑞希 ◆湘南ベルマーレ 福田翔生(キラあり)、鈴木章斗、石井久継 ◆アルビレックス新潟 稲村隼翔(キラあり)、長谷川元希、藤原奏哉 ◆清水エスパルス 乾貴士(キラあり)、北川航也、山原怜音 ◆名古屋グランパス マテウス・カストロ(キラあり)、和泉竜司、森島司 ◆京都サンガF.C. 川﨑颯太(キラあり)、ラファエル・エリアス、鈴木義宜 ◆ガンバ大阪 宇佐美貴史(キラあり)、中谷進之介、黒川圭介 ◆セレッソ大阪 香川真司(キラあり)、北野颯太、キム・ジンヒョン ◆ヴィッセル神戸 武藤嘉紀(キラあり)、山川哲史、大迫勇也 ◆ファジアーノ岡山 江坂任(キラあり)、スベンド・ブローダーセン、木村太哉 ◆サンフレッチェ広島 佐々木翔(キラあり)、大迫敬介、東俊希 ◆アビスパ福岡 紺野和也(キラあり)、岩崎悠人、松岡大起 <h3>【J2】</h3> ◆北海道コンサドーレ札幌 高嶺朋樹(キラあり)、宮澤裕樹、近藤友喜 ◆ベガルタ仙台 郷家友太(キラあり)、相良竜之介、林彰宏 ◆ブラウブリッツ秋田 小松蓮(キラあり)、山田元気、諸岡裕人 ◆モンテディオ山形 土居聖真(キラあり)、ディサロ燦シルヴァーノ、山田拓巳 ◆いわきFC 遠藤凌(キラあり)、谷村海那、山口大輝 ◆水戸ホーリーホック 渡邉新太(キラあり)、飯田貴敬、松原修平 ◆RB大宮アルディージャ 杉本健勇(キラあり)、市原吏音、泉柊椰 ◆ジェフユナイテッド千葉 田中和樹(キラあり)、鳥海晃司、鈴木大輔 ◆ヴァンフォーレ甲府 三平和司(キラあり)、小出悠太、河田晃兵 ◆カターレ富山 碓井聖生(キラあり)、松田力、田川知樹 ◆ジュビロ磐田 渡邊りょう(キラあり)、川島永嗣、倍井謙 ◆藤枝MYFC 浅倉廉(キラあり)、金子翔太、千葉寛汰 ◆レノファ山口FC 亀川諒史(キラあり)、有田稜、ニック・マルスマン ◆徳島ヴォルティス 渡大生(キラあり)、児玉駿斗、ルーカス・バルセロス ◆愛媛FC 石浦大雅(キラあり)、甲田英將、谷岡昌 ◆FC今治 マルクス・ヴィニシウス(キラあり)、梅木怜、近藤高虎 ◆サガン鳥栖 ヴィキンタス・スリヴカ(キラあり)、西川潤、堺屋佳介 ◆V・ファーレン長崎 マテウス・ジェズス(キラあり)、山口蛍、増山朝陽 ◆ロアッソ熊本 岩下航(キラあり)、古長谷千博、上村周平 ◆大分トリニータ 清武弘嗣(キラあり)、野村直輝、ペレイラ <h3>【J3】</h3> ◆ヴァンラーレ八戸 音泉翔眞(キラあり)、蓑田広大、永田一真 ◆福島ユナイテッドFC 森晃太(キラあり)、針谷岳晃、城定幹大 ◆栃木SC 五十嵐太陽(キラあり)、矢野貴章、福森健太 ◆栃木シティ 田中パウロ淳一(キラあり)、都倉賢、マテイ・ヨニッチ ◆ザスパ群馬 青木翔大(キラあり)、米原秀亮、山中惇希 ◆SC相模原 島川俊郎(キラあり)、武藤雄樹、福井和樹 ◆松本山雅FC 菊井悠介(キラあり)、大内一生、山本康裕 ◆AC長野パルセイロ 浮田健誠(キラあり)、山中麗央、忽那喬司 ◆ツエーゲン金沢 パトリック(キラあり)、西谷優希、西谷和希 ◆アスルクラロ沼津 齋藤学(キラあり)、川又堅碁、柳町魁耀 ◆FC岐阜 山田直輝(キラあり)、荒木大吾、外山凌 ◆FC大阪 久保吏久斗(キラあり)、橋本陸、山本透衣 ◆奈良クラブ 鈴木大誠(キラあり)、生駒稀生、岡田優希 ◆ガイナーレ鳥取 田中恵太(キラあり)、普光院誠、温井駿斗 ◆カマタマーレ讃岐 森川裕基(キラあり)、後藤優介、左合修土 ◆高知ユナイテッドSC 小林心(キラあり)、福宮弘乃介、佐々木敦河 ◆ギラヴァンツ北九州 永井龍(キラあり)、樺山諒乃介、井澤春輝 ◆テゲバジャーロ宮崎 阿野真拓(キラあり)、橋本啓吾、井上怜 ◆鹿児島ユナイテッドFC 福田望久斗(キラあり)、山口卓己、武星弥 ◆FC琉球 富所悠(キラあり)、藤春廣輝、鈴木順也 <h3>【選手OB】</h3> 真田雅則(93年オールスター/WEST) 大嶽直人(93年オールスター/WEST) モネール(93年オールスター/WEST) 堀池巧(93年オールスター/WEST) 森保一(93年オールスター/WEST) 澤登正朗(93年オールスター/WEST) ジョルジーニョ(93年オールスター/WEST) 向島建(93年オールスター/WEST) 長谷川健太(93年オールスター/WEST) 永島昭浩(93年オールスター/WEST) ディド・ハーフナー(93年オールスター/WEST) 和田昌裕(93年オールスター/WEST) 三浦泰年(93年オールスター/WEST) 前田治(93年オールスター/WEST) 松永成立(93年オールスター/EAST) 勝矢寿延(93年オールスター/EAST) 中西永輔(93年オールスター/EAST) 井原正巳(93年オールスター/EAST) 加藤久(93年オールスター/EAST) 木村和司(93年オールスター/EAST) ラモス瑠偉(93年オールスター/EAST) リトバルスキー(93年オールスター/EAST) サントス(93年オールスター/EAST) 三浦知良(93年オールスター/EAST) 菊池新吉(93年オールスター/EAST) 北澤豪(93年オールスター/EAST) 柱谷哲二(93年オールスター/EAST) 柱谷幸一(93年オールスター/EAST) 大野俊三(93年ベストイレブン) 本田泰人(93年ベストイレブン) 風間八宏(日本人選手第一号ゴール) ジーコ(初代ハットトリック) 福田正博(日本人初得点王/1995) 本並健治(93年のオールスターに選出されていたが大怪我で出場せず) 城彰二(高卒ルーキーデビュー戦ゴール第1号) <h3>【公認番組】</h3> ◆KICK OFF!J 増嶋竜也、安田理大、福田正博、中澤佑二 ◆ラブ!!Jリーグ りんたロー。、せいや ◆FOOT×BRAIN+ 勝村政信、中根舞美 ◆MONDAY FOOTBALL みんなのJ 小野伸二 ◆オフ・ザ・ピッチ 小木博明 2025.05.14 15:55 Wed2
【J1注目プレビュー|第14節:浦和vs東京V】5連勝目指す浦和と3連勝目指す東京V、勝って笑うのは!?
【明治安田J1リーグ第14節】 2025年5月3日(土) 15:00キックオフ 浦和レッズ(4位/22pt) vs 東京ヴェルディ(13位/17pt) [埼玉スタジアム2002] <h3>◆勢いそのままに5連勝を【浦和レッズ】</h3> 開幕から苦しんでいた浦和だったが、ここにきて4連勝。不調がウソかのようなV字回復で、上位に食い込んでいる。 ホームでの5連戦のうちの4試合目。しっかりと浦和のサポーターの大声援を受けて結果を残し、勢いづいているチームにとっては、この先に待ち受けるクラブ・ワールドカップまで良い状態を保ちたいところだろう。 前節はサンフレッチェ広島に1-0で辛勝。この4連勝中は攻守のバランスも取れており、良いサイクルに入っていることが窺える。 5連勝となれば2016年以来。今の強さが本物かどうか、1つの判断材料になりそうだ。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:西川周作 DF:石原広教、ダニーロ・ボザ、マリウス・ホイブラーテン、長沼洋一 MF:安居海渡、サミュエル・グスタフソン MF:金子拓郎、渡邊凌磨、マテウス・サヴィオ FW:松尾佑介 監督:マチェイ・スコルジャ <h3>◆このまま浮上していきたい【東京ヴェルディ】</h3> 開幕連敗スタート、その後も5戦未勝利と苦しい2年目のJ1だったが、直近2試合は1-0で連勝と徐々に復調を見せている。 昨シーズンと大きくやり方は変わっていないものの、選手の入れ替えや負傷などもあり上手く機能せず。それでも、直近3試合連続でクリーンシートとらしさが戻っている。 今シーズンの課題は攻撃面。複数失点はわずかに3試合、クリーンシートも6試合を記録しているが4勝に終わっていることからも見てとれる。 相手も連勝中の浦和。アウェイでの戦いは厳しいものになりそうだが、ここで勝利すれば一気に勢い付くことになりそうだ。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:マテウス DF:綱島悠斗、千田海人、谷口栄斗 MF:宮原和也、平川怜、齋藤功佑、翁長聖 FW:染野唯月、新井悠太 FW:木村勇大 監督:城福浩 2025.05.03 12:20 Sat3
J1昇格の明暗を分けたシーン、主審のジャッジは妥当と審判委員会が見解…あくまでもVARの介入は「明白な間違い」と「見逃された重大な事象」
日本サッカー協会(JFA)は8日、第10回レフェリーブリーフィングを開催した。 2023シーズンも、Jリーグは全ての日程が終了。残すは、9日に行われる天皇杯の決勝のみとなった中、2023シーズンのレフェリングの総括を行った。 ブリーフィングには、扇谷健司 JFA審判委員会 委員長、東城穣 JFA審判マネジャー Jリーグ担当統括、佐藤隆治 JFA審判マネジャー VAR担当の3名が出席。様々なデータや事象を共有した。 その中で、事象についての質問が飛び、注目された1つは2023J1昇格プレーオフ決勝の東京ヴェルディvs清水エスパルスの最後のシーン。清水の高橋祐治が東京Vの染野唯月にスライディングタックルをして東京VにPKが与えられ、これが決まり1-1の同点に。東京Vが16年ぶりのJ1昇格を掴んでいた。 このシーンは多くの議論を生み、SNS上ではPKが妥当という見方と、ファウルではないという見方が混在。ただ、通常VARが導入されていないJ2の試合で、この試合はVARも導入されていた中でのジャッジとなった。 特に話題となったのは、このシーンにVARが介入しなかったという点。ただ、あくまでもVARが介入するのは、「得点」、「PKの有無」、「退場」、「警告の人間違い」に限られている。 このシーンはPKの有無ではあるが、そもそもVARは上記のシーンにおいて「はっきりとした、明白な間違い」、「見逃された重大な事象」とされており、すぐにPKのジャッジを下した池内明彦主審のジャッジは「明白な間違い」でも、「見逃された重大な事象」でもないと判断されたということだ。 佐藤氏は「染野選手が体を入れているという意見があるが、スローで見ればそう見える」と語り、「不自然な動きかと言われるとどちらとも言えない」と見解。また「攻撃側のボールでありアドバンテージがあった」と、あのボールは染野が持ち出したボールであり、イーブンなボールやルーズボールではなかったとして、「接触があったことも事実」と高橋のスライディングがボールに行っているとは言え、足にも接触していることは明白。「PKではないないというジャッジだったとしても、VARは介入はしなかったと思う」と、どちらとも取れるシーンだったため、池内主審のジャッジを尊重する結果となったと説明した。 なお、VARは介入せずとも、全てのゴールやPKのシーンのチェックは行っていることは忘れてはいけない。ジャッジが間違っていると見受けられた場合にのみ介入するが、VARが見逃したというわけではなく、主審のジャッジを妥当だと考えたに過ぎないということだ。 染野が攻撃側のボールをキープしに行くことは自然であり、高橋にぶつかりに行ってファウルをもらいに行っているとは言い切れないシーン。池内主審がしっかりと素早くジャッジできたということになる。 <span class="paragraph-title">【動画】後半ATに痛恨のPKとなった高橋祐治のプレー、主審のジャッジは正当</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="sNd2tmUnkXk";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.12.08 22:45 Fri4
Jリーグが理念強化配分金とファン指標配分金の支給額を発表! 「DAZN」ベースのファン指標分配金の1位は浦和、最下位はYSCCに…連覇神戸は5.5億円
Jリーグは25日、2025年度理念強化配分金の支給対象候補クラブ、2024年度ファン指標配分金支給対象クラブを発表した。 理念強化配分金は、2023年の明治安田生命J1リーグで1位から10位に対して送られるもの。20チーム制に変更となったために1チーム増えることとなった。また、2024シーズン年間ファン指標順位(DAZN視聴者数等1~10位)に基づいても支給される。 競技面では連覇を達成したヴィッセル神戸から10位のセレッソ大阪までに支給され、神戸は2025年、2024年にそれぞれ2億5000万円ずつを手にする。なお、2023年も優勝したため、その分の2億5000万も今回支給される。また、2位のサンフレッチェ広島には2年間で1億8000万円ずつ、3位のFC町田ゼルビアは、1億5000万円(2025年)と7000万円(2026年)を手にする。なお、2023年2位の横浜F・マリノスには1億8000万円、3位の広島には7000万円がしキュされる。 また、ファン指標順位は1位は2024年も浦和レッズとなり1億7000万円。2位が鹿島アントラーズで1億2000万円、3位が横浜FMで7000万円と続き、10位は名古屋グランパスで1000万円となった。なお、競技順位で10位以内に入っていないクラブでは、1位の浦和、10位の名古屋に加え、8位に北海道コンサドーレ札幌が入り2000万円となった。 さらに、「ファン指標配分金」として、13億6000万円をJリーグの全60クラブに分配。これは、2024シーズンのDAZN視聴者数やDAZNシーズンパス販売実績等で配分され、1位が浦和で8921万5930円。2位が横浜FMで7945万2984円、3位が川崎フロンターレで6648万1993円となっている。なお、最下位はY.S.C.C.横浜となり182万4625円が分配される。 <h3>◆理念強化配分金(競技)/総額11億2000万円</h3> 1位:ヴィッセル神戸 1年目ー2億5000万円、2年目ー2億5000万円 2位:サンフレッチェ広島 1年目ー1億8000万円、2年目ー1億8000万円 3位:FC町田ゼルビア 1年目ー1億5000万円、2年目ー7000万円 4位:ガンバ大阪 1年目ー1億5000万円、2年目ーなし 5位:鹿島アントラーズ 1年目ー1億2000万円、2年目ーなし 6位:東京ヴェルディ 1年目ー9000万円、2年目ーなし 7位:FC東京 1年目ー6000万円、2年目ーなし 8位:川崎フロンターレ 1年目ー5000万円、2年目ーなし 9位:横浜F・マリノス 1年目ー4000万円、2年目ーなし 10位:セレッソ大阪 1年目ー3000万円、2年目ーなし <h3>◆理念強化配分金(人気)</h3> 1位:浦和レッズ/1億7000万円 2位:鹿島アントラーズ/1億2000万円 3位:横浜F・マリノス/7000万円 4位:ヴィッセル神戸/5000万円 5位:川崎フロンターレ/4000万円 6位:サンフレッチェ広島/3000万円 7位:ガンバ大阪/2000万円 8位:北海道コンサドーレ札幌/2000万円 9位:FC町田ゼルビア/1000万円 10位:名古屋グランパス/1000万円 <h3>◆ファン指標配分金</h3>(昨年との金額比較) 1位:浦和レッズ/8921万5930円(↑) 2位:横浜F・マリノス/7945万2984円(↑) 3位:川崎フロンターレ/6648万1993円(↓) 4位:鹿島アントラーズ/6598万4095円(↓) 5位:ヴィッセル神戸/6491万8131円(↑) 6位:ガンバ大阪/5864万8883円(↑) 7位:名古屋グランパス/5851万4812円(↓) 8位:北海道コンサドーレ札幌/5315万3249円(↑) 9位:FC東京/4924万9886円(↑) 10位:サンフレッチェ広島/4572万5356円(↑) 11位:FC町田ゼルビア/4558万3908円(↑) 12位:アルビレックス新潟/4466万3143円(↓) 13位:ジュビロ磐田/4426万2918円(↑) 14位:セレッソ大阪/3988万8434円(↓) 15位:サガン鳥栖/3834万3648円(↑) 16位:柏レイソル/3695万3904円(↓) 17位:湘南ベルマーレ/3554万5920円(↓) 18位:東京ヴェルディ/3459万9966円(↑) 19位:京都サンガF.C./3438万1632円(↑) 20位:清水エスパルス/3362万962円(↓) 21位:アビスパ福岡/3259万3587円(↓) 22位:ベガルタ仙台/2298万6246円(↑) 23位:V・ファーレン長崎/1758万2571円(↑) 24位:大分トリニータ/1716万3388円(↑) 25位:ファジアーノ岡山/1704万1315円(↑) 26位:横浜FC/1664万9981円(↓) 27位:ジェフユナイテッド千葉/1608万1426円(↓) 28位:モンテディオ山形/1442万3396円(↓) 29位:ヴァンフォーレ甲府/1362万8966円(↓) 30位:松本山雅FC/1324万9873円(↑) 31位:ロアッソ熊本/1008万4227円(↓) 32位:栃木SC/983万8888円(↓) 33位:徳島ヴォルティス/934万7583円(↓) 34位:RB大宮アルディージャ/925万5971円(↓) 35位:ザスパ群馬/888万8344円(↓) 36位:レノファ山口FC/886万2864円(↓) 37位:いわきFC/878万641円(↓) 38位:鹿児島ユナイテッドFC/825万2572円(↑) 39位:愛媛FC/768万2897円(↑) 40位:水戸ホーリーホック/718万9579円(↓) 41位:藤枝MYFC/708万1435円(↓) 42位:ツエーゲン金沢/622万6288円(↓) 43位:ブラウブリッツ秋田/619万6520円(↓) 44位:カターレ富山/481万4398円(↑) 45位:ギラヴァンツ北九州/459万264円(↓) 46位:FC岐阜/396万9504円(↓) 47位:SC相模原/341万1253円(↓) 48位:FC今治/327万7554円(↓) 49位:AC長野パルセイロ/317万8338円(↓) 50位:カマタマーレ讃岐/313万7389円(↓) 51位:FC琉球/309万4569円(↓) 52位:福島ユナイテッドFC/288万7440円(↑) 53位:ガイナーレ鳥取/282万3403円(↓) 54位:ヴァンラーレ八戸/265万6822円(↓) 55位:いわてグルージャ盛岡/261万6733円(↓) 56位:アスルクラロ沼津/251万5766円(↓) 57位:テゲバジャーロ宮崎/237万4594円(↑) 58位:FC大阪/226万1536円(↑) 59位:奈良クラブ/223万1534円(↓) 60位:Y.S.C.C.横浜/182万4625円(↓) 2025.02.25 17:40 Tue5