インテルがフィオレンティーナにリベンジ達成!首位ナポリとの勝ち点差を1に縮める【セリエA】

2025.02.11 06:50 Tue
Getty Images
インテルは10日、セリエA第24節でフィオレンティーナと対戦し2-1で勝利した。

ミッドウィークに行われたセリエA延期分でフィオレンティーナに完敗を喫した2位インテル(勝ち点51)は、その試合からスタメンを4人変更。フラッテージやダンフリース、デ・フライらに代えてバレッラやダルミアン、パヴァールらをスタメンで起用した。

インテル戦連勝を狙う6位フィオレンティーナ(勝ち点42)に対し、立ち上がりからボールを支配するインテルは24分にセットプレーから決定機。チャルハノールの左CKをラウタロが頭で合わせるも、これはクロスバーを直撃した。
その後、28分に足首を打撲したテュラムがアルナウトビッチと交代するアクシデントに見舞われたインテルだったが、直後のセットプレーからスコアが動く。チャルハノールの左CKをゴール前のラウタロが頭で合わせると、地面に叩きつけたシュートがクリアを試みたDFポングラチッチのオウンゴールを誘った。

前半半ば以降も主導権を握ったインテルだが、終了間際に失点する。ショートコーナーの流れからマンドラゴラの右クロスを走り込んだゴセンスに頭で合わせられると、このボールがDFダルミアンの左手に当たる。オンフィールドレビューの末にフィオレンティーナにPKが与えられると、これをマンドラゴラに決められた。
同点で迎えた後半、インテルはチャルハノールを下げてジエリンスキを投入。すると52分、バストーニのパスをボックス左で受けたカルロス・アウグストがダイレクトクロスを供給。これをゴール前のアルナウトビッチがヘディングでゴール右に流し込んだ。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、インテルは78分にジエリンスキのパスで左サイドを抜け出したザレフスキボックス左深くまで切り込み左足を振り抜いたが、シュートはゴール右に逸れた。

結局、試合はそのまま2-1でタイムアップ。フィオレンティーナにリベンジを果たしたインテルが首位ナポリとの勝ち点差を1に縮めている。

インテル 2-1 フィオレンティーナ
【インテル】
OG(前28)
マルコ・アルナウトビッチ(後7)
【フィオレンティーナ】
ロランド・マンドラゴラ(前44)【PK】

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インテルとミランがスタジアムと周辺地域の買収を正式オファー、323億円を提示か

セリエAの名門クラブであるインテルとミラン。共に本拠地として使用するスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァとその周辺地域に関して、買収を提案したようだ。 ミラノを二分する両者。1947年以来、同じスタジアムを本拠地とし、インテルの使用時は「ジュゼッペ・メアッツァ」、ミランの使用時は「サン・シーロ」という名前で知られている。 両クラブはスタジアムを含むサン・シーロ地区の権利を買収するオファーをミラノ市議会に提出している。 「インテルナツィオナーレ・ミラノとACミランは本日、スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァとその周辺地域の買収提案と、革新、持続可能性、アクセシビリティに重点を置いた土地再生プロジェクトの一環として、最先端のスタジアムを建設するための実現可能性調査を含む提案(DOCFAP)をミラノ市に提出した」 「トップクラブのプロフェッショナルと業界の専門家によって開発されたこの提案は、両クラブのオーナーの戦略的ビジョンの結果であり、ミラノ市とその住民に大きな利益をもたらすとともに、国際的なベンチマークとなるプロジェクトの実現の基盤を築くものだ」 「今後数カ月間、両クラブは市当局と協議し、提案の詳細と主要な側面についてさらに協議して精緻化し、2025年7月までに買収プロセスを完了することを目指す。最終的なコンセプトと実行プロジェクトは後の段階で提示されるため、本日提出された文書には含まれていない」 なお、このオファーの提示額は約2億ユーロ(約323億7000万円)と見られている。 インテルとミランのあスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァを買いたいし、新スタジアム建設を計画していたが、法的拘束力によりスタジアムの解体が不可能となり計画が中止。ただ、今回の提案が通り、買収が完了すれば、近隣に新スタジアムを建設することになるとされている。 2025.03.12 23:20 Wed
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ガスペリーニ監督はエデルソンを退場させた主審に憤慨「レッドカードで試合が台無しになった」

アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が16日にホームで行われ、0-2で敗れたセリエA第29節インテル戦を振り返った。 3ポイント差の首位インテルとの上位決戦。前半は拮抗した展開の中ゴールレスで終えると、後半序盤の54分に中断明けのCKから失点。 そして終盤の81分、MFエデルソンがダビデ・マッサ主審への抗議で立て続けにイエローカードを受けて退場となった。10人となったアタランタはFWラウタロ・マルティネスにダメ押し弾を浴びて0-2で敗れた。 ガスペリーニ監督はエデルソンを退場させた主審に憤慨している。 「レッドカードで試合が台無しになった。チームだけでなく対戦相手や観戦している全ての人にとって残念だった。あそこまでする必要はなかったし、まだ試合は20分以上残っていたから興味深い展開になっていたはずだ。審判はエデルソンに対してやり過ぎた。もちろん、エデルソンも皮肉を込めて拍手を送ったのは間違いだったが、審判がこの試合を台無しにした。拍手よりもずっとひどいプレーや言葉がある。審判の中には見過ごしてくれる人も居る。1位と3位の試合が退場によって台無しになったのは残念だ。両チーム、サッカーファン全員に不利益をもたらした」 一方で観客に体調不良者が出て後半早々に試合が約6分中断され、再開直後のCKで失点したことには集中力の欠如を自責した。 「我々にとっては不運だった。ファンが無事であることを願うが、我々はもっと集中すべきだった。試合が均衡している時、一瞬の差が勝敗を分けることがある。明らかにこのような瞬間でインテルが我々より優れている。試合のバランスを変えることができる。とは言ってもまだまだプレーする時間があったのにレッドカードで台無しにされたのは不条理だ」 苦手インテル相手に8連敗となったアタランタは残り9試合で6ポイント差を付けられた。 2025.03.17 11:00 Mon
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【CLラウンド16・2ndレグ・プレビュー①】敵地で先勝のリバプール逃げ切りか、内容で圧倒したPSGの逆転突破か

チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグが11日と12日に行われる。ここでは11日に行われる1日目の4試合の展望を紹介していく。 ◆CLラウンド16・2ndレグ① ▽3/11(火) 《26:45》 バルセロナvsベンフィカ 《29:00》 リバプールvsパリ・サンジェルマン レバークーゼンvsバイエルン インテルvsフェイエノールト ◆《リバプールvsパリ・サンジェルマン》 先週行われた1stレグでは大劣勢を強いられたリバプールが守護神アリソンの大活躍、途中出場MFエリオットの一撃で1-0の先勝とした。内容を考えれば望外と言える勝利を手にした中、アンフィールドに戻って戦える2ndレグは大きなアドバンテージを持って挑めることになった。そのリバプールはPSG戦後のサウサンプトン戦では主力を起用した中、後半の3発で逆転勝利とした。プレミアリーグ優勝へまた一歩近づいた中、大胆なターンオーバーを敢行しなかったツケを払わずに済むか。 一方、現在の欧州で最も力があると見られていたリバプール相手にホームで圧倒したPSG。結果こそ残念なものになったが、手応えを十分に得た試合となった。こちらは直近のスタッド・レンヌ戦ではターンオーバーを敢行して4発勝利。圧倒的アウェイの地アンフィールドでの戦いという点が気がかりではあるが、1stレグのように主導権を握りに行くスタイルで逆転突破を目指す。 ◆《レバークーゼンvsバイエルン》 ドイツ決戦初戦はホームのバイエルンが終始レバークーゼンを圧倒する展開として3-0の快勝劇とした。先月半ばの試合とは180度違う内容として先勝したバイエルンが大きなアドバンテージを持って2ndレグに臨むことになった。そのバイエルンは直近のボーフム戦ではターンオーバーを敢行した中、DF伊藤洋輝が2点に絡む活躍を見せたものの、MFパリーニャ退場も響いて3失点し敗戦。ただ、レバークーゼンもブレーメンに敗れたことで8ポイント差は変わらず助かっており、2ndレグに向けて支障はきたさないはず。1stレグの圧倒した良いイメージでドイツ決戦を制したい。 一方、本来のサッカーができず完敗に終わったレバークーゼンは前述のようにブレーメンにも敗れて公式戦連敗に。その試合で後半から出場したMFヴィルツが負傷と踏んだり蹴ったりの状況の中、3点差をひっくり返す気概を見せることはできるか。 ◆《バルセロナvsベンフィカ》 リーグフェーズでは計9発の打ち合いを演じた両チームの初戦はバルセロナが敵地で1-0と先勝する結果に。DFクバルシが22分に退場する苦しい展開の中、GKシュチェスニーの好守連発で凌いだバルセロナは相手のミスパスを突いたFWハフィーニャが値千金弾を決めて劇的勝利。直近のオサスナ戦がチームドクターの急死により延期となるイレギュラーがあり、選手たちのメンタルが気になるところだが、乗り越えられるか。 ◆《インテルvsフェイエノールト》 プレーオフでミランを下し、ミラノ勢立て続けの撃破を狙ったフェイエノールトだったが、セリエAで首位に立つインテルがFWテュラムとFWラウタロの2トップ揃い踏み弾で先勝とした。アウェイで先勝する大きなアドバンテージを得たインテルは直近のモンツァ戦では最下位相手に2点をリードされる苦しい展開も逆転勝利とし、力のあるところを示した。負傷者が相次いだ左サイドではDFカルロス・アウグストが復帰し、早速逆転弾となるオウンゴールを誘発するクロスで存在感を示した。良い流れが続く中、フェイエノールト撃破でベスト8進出となるか。1stレグで負傷から復帰したFW上田綺世が堅守インテルからゴールをこじ開けられるかにも注目だ。 ◆CLラウンド16・2ndレグ日程 ▽3/12(水) 《26:45》 リールvsドルトムント 《29:00》 アトレティコ・マドリーvsレアル・マドリー アーセナルvsPSV アストン・ビラvsクラブ・ブルージュ 2025.03.11 18:00 Tue

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