インテルがフィオレンティーナにリベンジ達成!首位ナポリとの勝ち点差を1に縮める【セリエA】
2025.02.11 06:50 Tue
インテルは10日、セリエA第24節でフィオレンティーナと対戦し2-1で勝利した。
その後、28分に足首を打撲したテュラムがアルナウトビッチと交代するアクシデントに見舞われたインテルだったが、直後のセットプレーからスコアが動く。チャルハノールの左CKをゴール前のラウタロが頭で合わせると、地面に叩きつけたシュートがクリアを試みたDFポングラチッチのオウンゴールを誘った。
前半半ば以降も主導権を握ったインテルだが、終了間際に失点する。ショートコーナーの流れからマンドラゴラの右クロスを走り込んだゴセンスに頭で合わせられると、このボールがDFダルミアンの左手に当たる。オンフィールドレビューの末にフィオレンティーナにPKが与えられると、これをマンドラゴラに決められた。
その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、インテルは78分にジエリンスキのパスで左サイドを抜け出したザレフスキボックス左深くまで切り込み左足を振り抜いたが、シュートはゴール右に逸れた。
結局、試合はそのまま2-1でタイムアップ。フィオレンティーナにリベンジを果たしたインテルが首位ナポリとの勝ち点差を1に縮めている。
インテル 2-1 フィオレンティーナ
【インテル】
OG(前28)
マルコ・アルナウトビッチ(後7)
【フィオレンティーナ】
ロランド・マンドラゴラ(前44)【PK】
PR
ミッドウィークに行われたセリエA延期分でフィオレンティーナに完敗を喫した2位インテル(勝ち点51)は、その試合からスタメンを4人変更。フラッテージやダンフリース、デ・フライらに代えてバレッラやダルミアン、パヴァールらをスタメンで起用した。インテル戦連勝を狙う6位フィオレンティーナ(勝ち点42)に対し、立ち上がりからボールを支配するインテルは24分にセットプレーから決定機。チャルハノールの左CKをラウタロが頭で合わせるも、これはクロスバーを直撃した。前半半ば以降も主導権を握ったインテルだが、終了間際に失点する。ショートコーナーの流れからマンドラゴラの右クロスを走り込んだゴセンスに頭で合わせられると、このボールがDFダルミアンの左手に当たる。オンフィールドレビューの末にフィオレンティーナにPKが与えられると、これをマンドラゴラに決められた。
同点で迎えた後半、インテルはチャルハノールを下げてジエリンスキを投入。すると52分、バストーニのパスをボックス左で受けたカルロス・アウグストがダイレクトクロスを供給。これをゴール前のアルナウトビッチがヘディングでゴール右に流し込んだ。
その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、インテルは78分にジエリンスキのパスで左サイドを抜け出したザレフスキボックス左深くまで切り込み左足を振り抜いたが、シュートはゴール右に逸れた。
結局、試合はそのまま2-1でタイムアップ。フィオレンティーナにリベンジを果たしたインテルが首位ナポリとの勝ち点差を1に縮めている。
インテル 2-1 フィオレンティーナ
【インテル】
OG(前28)
マルコ・アルナウトビッチ(後7)
【フィオレンティーナ】
ロランド・マンドラゴラ(前44)【PK】
PR
テュラムの関連記事
インテルの関連記事
セリエAの関連記事
記事をさがす
|
テュラムの人気記事ランキング
1
土壇場で追いついた不屈インテル、S・インザーギ監督は「不運もあったが選手たちは素晴らしかった」と労う
インテルのシモーネ・インザーギ監督が2日に行われ、1-1で引き分けたセリエA第23節ミランとのダービーを振り返った。 首位ナポリを3ポイント差で追走する2位インテルが、7位ミランを押し込む展開でスタートしたダービー。しかしオフサイドに阻まれるなどしてゴールをこじ開けられずにいると、ハーフタイム間際の45分にMFタイアニ・ラインデルスに先制点を許してしまう。 後半も攻め立てたインテルはポストに3度嫌われる不運があった中、後半追加タイム3分にDFステファン・デ・フライが同点弾を押し込んでドローに持ち込んだ。 S・インザーギ監督は不運にもめげず追いつく気概を見せた選手たちを労った。 「選手たちは素晴らしかった。彼らは義務以上の働きをしてくれた。我々にとっては不運が大きかった。3つのゴールが認められず、3度シュートがポストに当たった。そしてテュラムには明らかなPKが与えられなかった。それでも93分に追いつくことができた。ミランも称賛に値する。彼らには激しさがあり、カウンターでは常に危険だった。良いパフォーマンスを見せていた。もちろん、勝ちたかったから後悔はある。しかしあれだけの出来事があっても我々は落ち込むことなく頑張り続けることができたんだ」 2025.02.03 09:40 Mon2
ラウタロ弾で一時逆転もインテル、ボローニャに追いつかれ連勝が6でストップ【セリエA】
インテルは15日、セリエA第19節延期分でボローニャをホームに迎え、2-2で引き分けた。 インテルがスーペル・コッパに参戦していたことで延期となっていた一戦。 3日前の前節ヴェネツィア戦をウノゼロ勝利として6連勝とした2位インテル(勝ち点43/1試合未消化)はヴェネツィア戦のスタメンからタレミとカルロス・アウグストに代えてテュラムとディマルコを起用した。 8位ボローニャ(勝ち点29)に対し、守勢の入りとなったインテルは9分、モロのミドルシュートがGKゾマーのセーブの末にポストに直撃するピンチ。 しかし15分に押し切られる。モロのボレーシュートをゴール前のカストロにコースを変えられてネットを揺らされた。 それでも19分にすかさずインテルが追いつく。ショートカウンターの流れからテュラムが持ち上がってボックス左のディマルコがシュート。GKが弾いたルーズボールをダンフリースが押し込んだ。 その後もディマルコのボレーシュートで逆転に迫ったインテルは、30分にテュラムのお膳立てからラウタロがシュートと圧力を強めていく。 その後、38分のピンチでGKゾマーがオドゴールの強烈なヘディングシュートをビッグセーブで凌ぐと、追加タイム1分に逆転弾。 ジエリンスキのフィードで左サイドを抜け出したディマルコのクロスをラウタロが合わせた。 前半のうちに逆転に成功したインテルは迎えた後半、ボローニャの圧力をいなすと、55分にはディマルコがFKからのコントロールシュートで牽制。 しかし64分に追いつかれる。スローインの流れからオルソリーニのラストパスをホルムに蹴り込まれた。 失点後、3枚替えを敢行したインテルは、さらに74分にラウタロに代えてタレミを投入。すると80分、そのタレミに好機もテュラムのラストパスをゴール前で収めきれずシュートには持ち込めなかった。 終盤にかけても好機を作れなかったインテルは2-2のままタイムアップ。連勝が6で止まった。 インテル 2-2 ボローニャ 【インテル】 デンゼル・ダンフリース(前19) ラウタロ・マルティネス(前46) 【ボローニャ】 サンティアゴ・カストロ(前15) エミール・ホルム(後19) 2025.01.16 06:45 Thu3
劇的逆転勝利でインテルとの打ち合いを制したミランが8度目の優勝を飾る!【スーペル・コッパ】
6日、スーペル・コッパ決勝のインテルvsミランの“ミラノ・ダービー”がサウジアラビアのキングサウード・ユニバーシティスタジアムで行われ、2-3で勝利したミランが、8年ぶり8度目の優勝を果たした。 セリエA王者インテルは準決勝でコッパ・イタリア準優勝のアタランタと対戦し、2-0で勝利しファイナル進出を決めた。4連覇を目指すインザーギ監督は、その試合から先発を1人変更。負傷したテュラムに代えてタレミを先発で起用した。 一方、準決勝でコッパ・イタリア王者のユベントスを下し、セルジオ・コンセイソン新監督の初陣を飾ったミラン。コンセイソン監督は古巣相手の大一番で先発1人を変更。ベナセルに代えてユヌス・ムサを先発で起用した。 立ち上がりから一進一退の展開が続くなか、インテルは34分にアクシデント。プレー中のケガで続行不可能となったチャルハノールに代えてアスラニが緊急投入された。 不運な形で交代カードを切ったインテルだったが、前半終了間際にチャンスを迎える。追加タイム1分、スローインで左サイドを抜け出したムヒタリアンの折り返しをボックス手前で受けたタレミが繋ぐと、最後はボックス右のラウタロが切り返しでDFをかわしゴール右隅にシュートを流し込んだ。 1点リードで前半を終えたインテルは、後半開始早々の47分にもデ・フライのロングフィードからDFの裏に抜け出したタレミがペナルティアーク右からシュート。これがゴール右隅に吸い込まれた。 2点を追う展開となったミランは、50分にアレックス・ヒメネスを下げてラファエル・レオンを投入。すると52分、ペナルティアーク手前でラファエル・レオンが倒されて獲得したFKをテオ・エルナンデスが直接ゴール左隅に突き刺し、1点を返した。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すと、ミランが再びスコアを動かす。80分、ラファエル・レオンのロングスルーパスでボックス左横まで駆け上がったテオ・エルナンデスの折り返しをゴール前のプリシックが流し込み、試合を振り出しに戻した。 同点のまま最終盤に差し掛かり、このまま後半終了かと思われたが、アディショナルタイムにドラマが生まれる。93分、プリシックの絶妙なロングスルーパスからボックス右深くまで駆け上がったラファエル・レオンのダイレクトクロスをエイブラハムが流し込んだ。 結局、これが決勝点となり、劇的逆転勝利を飾ったミランが8年ぶり8度目のスーペル・コッパ優勝を果たした。 インテル 2-3 ミラン 【インテル】 ラウタロ・マルティネス(前46) メフディ・タレミ(後2) 【ミラン】 テオ・エルナンデス(後7) クリスチャン・プリシック(後35) タミー・エイブラハム(後48) 2025.01.07 07:11 Tue4
インテルがラウタロのトリプレッタで快勝4位フィニッシュ、南野先発のモナコは10人で完敗しPOではPSGかベンフィカと対戦へ【CL】
チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェイズ最終節、インテルvsモナコが29日に行われ、3-0でインテルが快勝した。モナコのMF南野拓実は68分までプレーしている。 先週行われた前節スパルタ・プラハ戦をウノゼロ勝利としてラウンド16ストレートイン圏内の8位以上をほぼ確定させた4位インテル(勝ち点16)は主力を起用。ラウタロ・マルティネスとテュラムの2トップで臨んだ。 一方、前節アストン・ビラ戦の勝利で10位に浮上し、トップ8入りを目指すモナコ(勝ち点13)は南野が[4-2-3-1]のトップ下で先発となった。 開始2分、インテルがいきなりPKをする。ラウタロのパスを受けたテュラムがボックス内でザカリアに倒された。このPKをラウタロが決めてインテルがあっさり先制した。 攻勢をかけるインテルは12分、ディフェンスライン裏を突いたテュラムがマウィサと入れ替わりかけたところで倒されて一発退場を誘発させる。そして数的優位となったインテルは16分に加点。バレッラのパスをボックス内のラウタロがダイレクトで蹴り込んだ。 2点を追う展開となったモナコだったが、アタッカーのアクリウシュに代えてカイオ・エンヒキを左サイドバックに投入。[4-4-1]で対応し、南野は右サイドハーフに回った。 そのインテルが圧倒する展開が続いた中、後半に入って59分に3枚替え。テュラム、バレッラ、バストーニら主力をベンチに下げた。 そして余裕のインテルが67分に3点目。決めたのはトリプレッタとなるラウタロ。ロングカウンターの流れから持ち上がったムヒタリアンがシュート。GKが弾いたルーズボールをラウタロが押し込んだ。 直後、南野がベンチに下がった中、インテルがこのまま3-0で快勝とし4位フィニッシュとした。一方、敗れたモナコは17位に後退し、ラウンド16進出を懸けたプレーオフでは15位パリ・サンジェルマンか16位ベンフィカと対戦することになった。 インテル 3-0 モナコ 【インテル】 ラウタロ・マルティネス(前3)【PK】 ラウタロ・マルティネス(前16) ラウタロ・マルティネス(後22) 2025.01.30 08:13 Thu5
ムバッペがユーロ初弾もドローのフランスは2位通過…ラウンド16ではグループE2位との対戦に【ユーロ2024】
ユーロ2024グループD最終節、フランス代表vsポーランド代表が25日に行われ、1-1のドローに終わった。 ここまで1勝1分けでグループ2位に位置するフランスは、2連敗ですでに敗退が決定したポーランド相手に逆転でのグループ首位通過を狙った。0-0のドローに終わったオランダ代表戦からは先発2人を変更。グリーズマンとテュラムに代えて負傷明けのムバッペ、今大会初出場となるバルコラを起用した。 良い意味で吹っ切れたポーランドが立ち上がりからアグレッシブな姿勢を見せたことで、比較的オープンな形で試合が進んでいく。開始6分にジエリンスキのミドルシュートで最初の決定機を作ると、序盤はポーランドがよりスムーズにフィニッシュまで持ち込んだ。 ただ、時間の経過と共にボールの主導権を握ったフランスは、2戦連続POTMと絶好調のカンテを起点に押し返すと、テオ・エルナンデス、デンベレが両サイドを崩して際どいシーンを創出した。 前半半ばから終盤にかけては2戦ぶり出場のムバッペが徐々に存在感を示し始め、前半終盤にはいずれもバルコラのお膳立てからボックス内で2度の決定的なシュートを放ったが、ここはGKスコルプスキのビッグセーブに阻まれた。 初戦のオウンゴールを除きゴールを決められず、この試合でも決定力の課題を露呈したフランス。後半も立ち上がりから攻勢を仕掛けるが、ムバッペの2つの決定的なシュートはまたしてもGKスコルプスキのビッグセーブに阻まれる。 それでも、攻勢を続けると、55分にはボックス右で仕掛けたデンベレがDFキヴィオルのファウルを誘って値千金のPK獲得。キッカーのムバッペはこれを冷静に右隅へ蹴り込み、前大会から6戦目にして待望のユーロでの初ゴールを挙げた。 デシャン監督はこの先制直後の61分に3枚替えを敢行。ラビオ、カンテに加えてバルコラを下げてカマヴィンガ、グリーズマン、ジルーを投入。より攻撃的な布陣で追加点を目指す。 一方、勝ち点を上げて大会を終えたいポーランドもスクラシ、シフィデルスキと攻撃的なカードを切ると、この交代が同点ゴールをもたらした。75分、ボックス内でうまくボールを収めたシフィデルスキがDFウパメカノにレイトで足を蹴られると、オンフィールド・レビューの結果、PKを獲得する。 キッカーのレヴァンドフスキの1本目のシュートはGKメニャンにセーブされたが、駆け引きの際に先に動いてゴールラインに足がかかっていなかったとして蹴り直しに。すると、2本目も同じ左側に蹴ったものの、左ポストの内側を掠めたシュートがゴールネットに吸い込まれ、79分の同点ゴールとなった。 1-1の振り出しに戻った試合は追いついた勢いに乗るポーランドがやや優勢に。この流れを受けてフランスはチュアメニ、デンベレに代えてフォファナ、コロ・ムアニとフレッシュな選手を続けて投入。最終盤にかけて攻勢を強めたが、GKスコルプスキを中心に集中した相手の守備を最後まで崩し切ることはできなかった。 この結果、オランダを破ったオーストリアに抜かれたフランスはグループD2位通過となり、7月1日に行われるラウンド16ではグループEの2位と対戦することになった。 フランス代表 1-1 ポーランド代表 【フランス】 キリアン・ムバッペ(後11[PK]) 【ポーランド】 ロベルト・レヴァンドフスキ(後34[PK]) 2024.06.26 03:05 Wedインテルの人気記事ランキング
1
「ジェットコースターのような感情」デビュー戦ミラノ・ダービーで劇的同点アシスト、インテルを救った新加入MFザレフスキ「彼の言葉を思い出して…」
ローマからインテルへ移籍したポーランド代表MFニコラ・ザレフスキが、値千金のアシストを喜んだ。イタリア『TUTTOmercatoWEB』が伝えた。 ローマではクラウディオ・ラニエリ監督の下で出番を失い、1日に買い取りオプション付きのレンタルでインテルに加わることが発表されたザレフスキ。2日に行われたセリエA第23節のミラン戦で早速ベンチ入りした。 押し込みながらネットを揺らすも、オフサイド判定などでなかなかゴールをこじ開けられなかったインテル。前半終了間際に痛恨の失点を喫し、1点ビハインドのまま終盤へと向かう。 3度枠に嫌われるなど不運も続いたなか、ようやく追いついたのは後半アディショナルタイム3分。右サイドからドイツ人DFヤン・アウレル・ビセックがクロスを上げると、ファーで待ち構えていたザレフスキが胸で落とし、オランダ代表DFステファン・デ・フライが左足で蹴り込んだ。 76分にデビューを果たしたザレフスキは、プレッシャーのかかるビッグマッチでいきなりの大仕事。インテルのミラノ・ダービー3連敗回避に貢献し、試合後には胸の内を明かしている。 「感情が溢れている。この2日間はちょっとしたジェットコースターのような感情だった。今日の試合に対応できるよう、昨日は夜中まであらゆることをやった。幸運にもやり遂げられたし、うまくいって目的を果たすことができた」 「ポジティブな気持ちだ。素晴らしいチームだと思った。ローマの一員としてこのスタジアムでインテルと対戦した時、外からプレーを見ていても、長年ともに戦っているチームだというのはわかった。どの試合でも信じて戦う常に前向きなチームだし、今日もそうだった。幸運なことにチームを助けることができた」 また、イタリア代表DFマッテオ・ダルミアンの言葉も大きかったとのこと。アシストに切り替えた判断を振り返っている。 「実のところ、ベンチでダルミアンが『今日はゴールが決まる典型的なデビュー戦になるから落ち着け』と言ってくれた。あのボールを見た時、僕は『目を閉じてヘディングでシュートを打とう』と思った。それから彼の言葉を思い出して、なんとか落ち着いてアシストすることができた」 <span class="paragraph-title">【動画】胸で落としてデ・フライの同点ゴールをお膳立て!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="FG3eGId42Oo";var video_start = 496;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.02.03 18:20 Mon2
今季3度目のデルビー・ディ・ミラノは劇的ドロー決着! 3度ポストに嫌われるも不屈インテルがデ・フライ弾で3連敗阻止【セリエA】
セリエA第23節、ミランvsインテルが2日にサン・シーロで行われ、1-1のドローに終わった。 先月初旬のスーペル・コッパ決勝で激闘を演じた両雄による、今シーズン3度目のデルビー・ディ・ミラノ。 今季2度の直接対決ではいずれも勝利も、リーグ戦では16ポイント差を付けられて7位に低迷するミラン。直近のセリエAではパルマに劇的な3-2の逆転勝利を飾るも、チャンピオンズリーグ(CL)では格下ディナモ・ザグレブ相手にムサの退場も響いて1-2の敗戦。ラウンド16ストレートインのチャンスを逃した。その敗戦からのバウンスバックを図った今回の大一番では先発3人を変更。ガッビアに代わって新天地デビューのウォーカー、サスペンションのフォファナ、ガラタサライ移籍が決定のモラタに代わってベナセル、エイブラハムが起用された。 対する2位のインテルは前節、レッチェ相手に4-0の圧勝。リーグ連勝を達成すると、直近のCLでもモナコに3-0の快勝。4位でのラウンド16ストレートインを決めた。その勢いに乗って宿敵相手にリベンジを狙ったこの一戦では先発1人を変更。アスラニに代わって負傷明けのチャルハノールが復帰した。 今季3度目のデルビーは互いに相手の手の内を理解していることもあって堅い展開に。 ともに相手の強力なカウンターを警戒してか、チャレンジのパスや仕掛けは少なくブロックの手前でのボールの循環や背後をシンプルに使ったプレーが多くセットプレー以外でゴールを匂わせる場面を作り出せず。 現状のフォームや完成度で勝るインテルがやや優勢に進めるものの、決定機はおろかフィニッシュの数が増えていかず。それでも、30分を過ぎてエースのラウタロ・マルティネスが存在感を示し始めると、オフサイドで取り消されたものの、ボックス付近で続けてシュートを放っていき相手ゴールを脅かす。 一方、一連のピンチを凌いだミランは、今季2戦2勝の相性の良さか、前半終了間際に先制点を奪う。45分、ハーフウェイライン付近でのボール奪取からカウンターを発動。スムーズに左へ展開されると、テオ・エルナンデスのスルーパスに抜け出したレオンがボックス左に持ち込んでグラウンダーシュート。これはGKゾマーにはじかれたが、こぼれ球に詰めたラインデルスが豪快に右足で蹴り込んだ。 内容はインテルもミランの1点リードで試合は後半に突入。コンセイソン監督はベナセルを下げてアレックス・ヒメネスをハーフタイム明けに投入。[5-4-1]に並びを変えて守備のテコ入れを図った。 ミランのシステム変更もあって後半は守るホームチーム、攻めるアウェイチームという構図がより明確に。 相手が守り慣れる前に攻め切りたいインテルは立ち上がりから攻勢を仕掛けるも、最後のところで粘る相手を仕留め切れない。63分には3枚替えを敢行し、ジエリンスキ、カルロス・アウグスト、ビセックとフレッシュな選手を投入。この交代直後の67分にはバレッラの右CKをビセックが叩きつけるヘディングで合わせるが、これは惜しくも右ポストを叩く。 さらに、76分にはムヒタリアン、ディマルコを下げてフラッテージとローマからの新戦力であるザレフスキ同時投入し、交代カードを使い切ったインテル。82分にはバレッラの右CKをテュラムが頭で合わせるが、これも右ポストを叩いた。 その後、ミランはレオンに変えてガッビアを投入するなどウノゼロでの逃げ切り態勢を整える。91分のダンフリースのヘディングシュートは右ポスト、直後にこぼれ球に詰めたダンフリースの決定的なシュートはGKメニャンのビッグセーブで凌ぎ、ツキも味方に付けての逃げ切り濃厚かに思われた。 だが、デルビー3連敗は許されないインテルが最後の最後に底力を示した。93分、波状攻撃からボックス右角でビセックが左足インスウィングでファーに入れたクロスをフリーのザレフスキが冷静に胸を使って折り返すと、これに反応したデ・フライが左足シュートで合わせて土壇場での劇的同点ゴールとした。 そして、今季3度目のデルビーは白熱のドローに終わり、結果的には痛み分けも土壇場で敗戦を回避したインテルがよりポジティブな要素を見いだしている。 ミラン 1-1 インテル 【ミラン】 タイアニ・ラインデルス(前45) 【インテル】 ステファン・デ・フライ(後53) 2025.02.03 04:15 Mon3
ボーヴェ緊急搬送で延期となっていた一戦はケアンのドッピエッタなど3発のフィオレンティーナがインテルに快勝【セリエA】
セリエA第14節延期分、フィオレンティーナvsインテルが6日に行われ、3-0でフィオレンティーナが快勝した。 ボーヴェの緊急搬送によって中断し、0-0、16分から再開となった一戦。 4日前のジェノア戦を2-1で逃げ切り勝利とし、連勝とした6位フィオレンティーナ(勝ち点39)は、グズムンドソンとフォロルンショに代えてパリージとコムッツォを起用した。 一方、ミランとのダービーを引き分けに持ち込んだ2位インテル(勝ち点51)は、ダービーのスタメンから3選手を変更。バレッラ、ディマルコ、パヴァールに代えてフラッテージ、カルロス・アウグスト、ビセックを起用した。 インテルが押し込む展開とした中、20分にラウタロのミドルで牽制すると、30分に先制しかける。CKの流れからバストーニの放ったシュートをゴール前のカルロス・アウグストがボレーでコースを変えてネットを揺らしたが、VARの末オフサイドを取られノーゴールに。 すると34分にフィオレンティーナに決定機。パリージの左クロスにケアンがゴール至近距離からヘディングシュート。しかしGKゾマーのファインセーブに阻まれた。さらに39分にもボックス右に侵入したドゥドゥが決定的なシュートを放ったが、わずかに枠を外れてしまう。 ゴールレスで迎えた後半、インテルが引き続き押し込む入りとしたが、60分にフィオレンティーナが先制する。左CKからラニエリがボレーを蹴り込んだ。 さらに68分、一気にリードを広げる。リチャードソンのボール奪取からショートカウンターに転じると、右サイドのドゥドゥのクロスをケアンがヘディングシュートでネットを揺らした。 2点を追う展開となったインテルは3枚替え。バレッラ、ディマルコ、アルナウトビッチを投入した。それでもゴールに迫れないインテルは83分、タレミも投入してストライカーを4枚並べる。 しかし89分、フィオレンティーナが勝負を決める3点目。ディマルコのバックパスがずれたところをケアンが狙い、飛び出したGKゾマーを外すシュートを流し込んだ。 後半の3発でインテルに快勝としたフィオレンティーナが3連勝とし、チャンピオンズリーグ出場圏内の4位に浮上している。 一方、敗れたインテルは19試合ぶりの敗戦で首位ナポリとの3ポイント差を詰めることができなかった。 フィオレンティーナ 3-0 インテル 【フィオレンティーナ】 ルカ・ラニエリ(後15) モイゼ・ケアン(後23) モイゼ・ケアン(後44) 2025.02.07 06:34 Fri4
インテルからレンタル放出されること“通算7度”…ラドゥが降格危機ヴェネツィアへ移籍
ヴェネツィアが4日、インテルから元ルーマニア代表GKヨヌーツ・ラドゥ(27)の加入を発表した。ひとまず今季いっぱいの半年契約だという。 インテルがたらい回しにしてきたラドゥ。 ブカレスト出身で16歳の時にインテル入りも、2016年夏にトップチームへ昇格後、昨季までに1年目の16-17シーズン、20-21シーズン、21-22シーズンを除いて、常にどこかしらへレンタル放出され、インテルでの公式戦出場が通算5試合にとどまっていた。 これまでの放出先は、アヴェッリーノ、ジェノア(2度)、パルマ、クレモネーゼ、オセール、そして昨季のボーンマス。通算7度のレンタル放出を経て、今季前半戦はインテルでベンチ入りゼロ…今度は完全移籍でセリエB降格危機に瀕する19位ヴェネツィアへ向かうこととなった。 なお、インテルでは公式戦5試合にしか出場歴のないラドゥだが、キャリア全体ではセリエA通算63試合、リーグ・アン通算17試合、プレミアリーグ通算2試合など、プレー数こそ多くないが、各国トップリーグを経験している。 2025.02.04 15:14 Tue5