後半圧倒の首位ナポリが逆転で7連勝! ユーベはコロ・ムアニデビュー弾も22戦目でリーグ初黒星…【セリエA】
2025.01.26 04:07 Sun
ナポリが逆転で7連勝
セリエA第22節、ナポリvsユベントスが25日にスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで行われ、ホームのナポリが2-1で逆転勝利した。
前節、アタランタとの上位対決を3-2で制し、リーグ6連勝で首位を堅持するナポリ。7連勝を狙ったホーム開催のビッグマッチでは負傷でベンチ外のオリベラの代役にスピナッツォーラを起用した以外同じメンバーを継続した。
一方、前節はミランとのビッグマッチを2-0で快勝した5位のユベントス。これでリーグ戦での3試合連続ドローをストップも、直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではクラブ・ブルージュと0-0のドロー。勝ち切れない状況は変わらず。そんななかで臨んだ中3日でのビッグマッチでは先発4人を変更。サヴォーナ、ドウグラス・ルイス、ウェア、バングーラに代えてマッケニー、テュラム、ユルドゥズ、最前線にPSGから新加入のコロ・ムアニを起用した。
立ち上がりからハイプレスを仕掛け合うアグレッシブな入りとなったなか、序盤はアウェイのユベントスがペースを掴む。6分にはボックス右でテュラムからラストパスを受けたユルドゥズが見事な左への切り返しで相手守備陣の逆を取るが、肝心の左足シュートはコースが甘くGKメレトの好守に遭う。
以降はボールの前進に手を焼くホームチームに対してボールの主導権を握るユベントス。だが、ユルドゥズの決定機以降は攻め切れない状況が続く。逆に、20分にはナポリもポリターノの鋭い左足シュートで最初の決定機を作り出した。
43分、カンビアーゾ、ユルドゥズの連携によって右サイドで押し込むと、ユルドゥズの中への折り返しに反応したザンボ・アンギサのクリアがゴール方向に向かうと、これに反応したコロ・ムアニが右足反転シュートでゴールネットに突き刺した。
コロ・ムアニのデビュー戦ゴールによってアウェイのユベントスの1点リードで折り返した試合だったが、後半は一転してナポリが主導権を握る。
押し込んだ立ち上がりの50分、スピナッツォーラのクロスに飛び込んだルカクの決定的なヘディングシュートはGKディ・グレゴリオのビッグセーブに阻まれる。それでも、畳みかける攻めを見せると、57分にはボックス右でのルカクの体を張ったボールキープからポリターノが上げた正確な右足クロスをゴール前のザンボ・アンギサが打点の高いヘディングシュートで合わせた。
早い時間帯の同点ゴールによってホームチームがさらに勢いづくなか、流れを変えたいユベントスは65分に2枚替えを敢行。カンビアーゾ、ユルドゥズを下げてサヴォーナ、バングーラを投入した。
しかし、この交代直後にナポリがスコアを動かす。69分、ボックス内に侵入したマクトミネイがロカテッリのスライディングタックルに遭い、文句なしのPKを獲得。これをキッカーのルカクが冷静に流し込んだ。
相手の時間帯で耐え切れずに逆転を許したユベントスは、74分にコンセイソン、ドウグラス・ルイスを、82分にはコロ・ムアニを下げてヴラホビッチを投入。主力アタッカーの投入でゴールを目指したが、後半は決定機はおろか1本のシュートさえも打てぬままタイムアップを迎えた。
この結果、前後半で主導権が大きく入れ替わったなか、最後は地力を示したナポリがビッグマッチを逆転で制して7連勝を達成。一方、後半失速のユベントスは今季リーグ22戦目にして初黒星となった。
ナポリ 2-1 ユベントス
【ナポリ】
アンドレ=フランク・ザンボ・アンギサ(後12)
ロメル・ルカク(後23[PK])
【ユベントス】
ランダル・コロ・ムアニ(前43)
前節、アタランタとの上位対決を3-2で制し、リーグ6連勝で首位を堅持するナポリ。7連勝を狙ったホーム開催のビッグマッチでは負傷でベンチ外のオリベラの代役にスピナッツォーラを起用した以外同じメンバーを継続した。
一方、前節はミランとのビッグマッチを2-0で快勝した5位のユベントス。これでリーグ戦での3試合連続ドローをストップも、直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではクラブ・ブルージュと0-0のドロー。勝ち切れない状況は変わらず。そんななかで臨んだ中3日でのビッグマッチでは先発4人を変更。サヴォーナ、ドウグラス・ルイス、ウェア、バングーラに代えてマッケニー、テュラム、ユルドゥズ、最前線にPSGから新加入のコロ・ムアニを起用した。
以降はボールの前進に手を焼くホームチームに対してボールの主導権を握るユベントス。だが、ユルドゥズの決定機以降は攻め切れない状況が続く。逆に、20分にはナポリもポリターノの鋭い左足シュートで最初の決定機を作り出した。
前半半ばから終盤にかけては互いに決定機まで持ち込めず、焦れる展開に。それでも、ユベントスの新戦力がデビュー戦でいきなり決定的な仕事を果たした。
43分、カンビアーゾ、ユルドゥズの連携によって右サイドで押し込むと、ユルドゥズの中への折り返しに反応したザンボ・アンギサのクリアがゴール方向に向かうと、これに反応したコロ・ムアニが右足反転シュートでゴールネットに突き刺した。
コロ・ムアニのデビュー戦ゴールによってアウェイのユベントスの1点リードで折り返した試合だったが、後半は一転してナポリが主導権を握る。
押し込んだ立ち上がりの50分、スピナッツォーラのクロスに飛び込んだルカクの決定的なヘディングシュートはGKディ・グレゴリオのビッグセーブに阻まれる。それでも、畳みかける攻めを見せると、57分にはボックス右でのルカクの体を張ったボールキープからポリターノが上げた正確な右足クロスをゴール前のザンボ・アンギサが打点の高いヘディングシュートで合わせた。
早い時間帯の同点ゴールによってホームチームがさらに勢いづくなか、流れを変えたいユベントスは65分に2枚替えを敢行。カンビアーゾ、ユルドゥズを下げてサヴォーナ、バングーラを投入した。
しかし、この交代直後にナポリがスコアを動かす。69分、ボックス内に侵入したマクトミネイがロカテッリのスライディングタックルに遭い、文句なしのPKを獲得。これをキッカーのルカクが冷静に流し込んだ。
相手の時間帯で耐え切れずに逆転を許したユベントスは、74分にコンセイソン、ドウグラス・ルイスを、82分にはコロ・ムアニを下げてヴラホビッチを投入。主力アタッカーの投入でゴールを目指したが、後半は決定機はおろか1本のシュートさえも打てぬままタイムアップを迎えた。
この結果、前後半で主導権が大きく入れ替わったなか、最後は地力を示したナポリがビッグマッチを逆転で制して7連勝を達成。一方、後半失速のユベントスは今季リーグ22戦目にして初黒星となった。
ナポリ 2-1 ユベントス
【ナポリ】
アンドレ=フランク・ザンボ・アンギサ(後12)
ロメル・ルカク(後23[PK])
【ユベントス】
ランダル・コロ・ムアニ(前43)
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インテルに移籍したベルギー代表FWロメル・ルカク(26)がコメントした。 今夏、セリエA行き希望を公言したルカク。そのなかで、インテルが長らく関心を示してきた。だが、マンチェスター・ユナイテッドと金銭面で折り合いがつかず、交渉が難航。それでも、プレミアリーグの移籍市場が閉幕する8日、5年契約でインテル行きが決定した。 その当日にミラノ入りしたルカクは、「インテルは僕は希望した唯一のクラブ。インテルは誰でも加入できるクラブじゃないからね。僕はネッラズーリをトップに戻すために来た」と語り、インテルサポーターにスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァでの活躍を誓っている。 なお、推定移籍金はインテル史上最高額の7500万ユーロ(約88億8000万円)。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、内訳は移籍金6500万ユーロ(約77億円)+ボーナス1000万ユーロ(約11億8000万円)で、ルカクは年俸850万ユーロ(約10億円)を受け取るという。 2019.08.09 16:30 Fri5
インテルに今夏も主力流出の危機…若手DFにマンチェスター・シティがオファーか
インテルのイタリア代表DFアレッサンドロ・バストーニ(23)に対して、マンチェスター・シティが獲得に動いているようだ。 2017年夏にアタランタからインテルへ加入したバストーニは、2019年5月に就任したアントニオ・コンテ前監督の下で主力に定着。ここまで公式戦通算117試合に出場して3ゴール8アシストの成績を記録しており、昨シーズンはチームの11年ぶりのスクデット獲得に大きく貢献している。 今シーズンも新たに就任したシモーネ・インザーギ監督の信頼を得て公式戦43試合に出場するなど、チームにおいて重要な存在となっているバストーニだが、来期以降もチームに残留し続けるかは不透明なようだ。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、シティがバストーニ獲得のため6000万ユーロ(約81億6000万円)のオファーを提出したという。インテルは売却を拒否したものの、さらに高額なオファーが届いた場合には断るのは難しいようだ。 インテルはオーナーの蘇寧グループが新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響を受けたことにより、財政が悪化。昨夏にはモロッコ代表DFアクラフ・ハキミ、ベルギー代表FWロメル・ルカクを売却したが、依然として芳しくなく、今夏にも主力の流出は避けられない見通しのようだ。 シティは今シーズンDFルベン・ディアスやDFジョン・ストーンズが負傷に苦しみセンターバックに不安を抱えていたことから、ジョゼップ・グアルディオラ監督はさらなる守備陣の強化を模索している模様。バストーニに対してさらに高額なオファーを提出する可能性が高まっている。 2022.05.18 17:25 Wedナポリの人気記事ランキング
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【伝説のチーム】マラドーナ全盛期のナポリはどんなチーム?後に柏でプレーするFWカレカにゾラの名も
フットボール界のレジェンドであるディエゴ・マラドーナ氏(60)が25日に急逝した。 10月30日に60歳の誕生日を迎えたばかりのマラドーナ氏だったが、その後に硬膜下血腫が見つかり緊急手術。無事に手術は成功していたが、この度心不全で帰らぬ人となった。 そのマラドーナ氏が全盛期を過ごし、チームに黄金期をもたらせたのがナポリだった。 現在はイタリア屈指の強豪として認知されているナポリだが、初めて歓喜の渦に包まれたのは1980年代後半だった。1984-1985シーズンにバルセロナからやってきたディエゴ・マラドーナによって、チームは数々のタイトルを獲得した。 マラドーナが中心のチームは、1986-87シーズンにセリエAとコッパ・イタリアの2冠に輝き、その後も優勝を争いながら、1988-89シーズンにはUEFAカップ(現EL)を獲得。そして、迎えた1989-90シーズンにクラブ史上2度目となるスクデットを手に入れることとなる。 <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/1989-90napoli.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;"><</div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:アルベルト・ビゴン(52) 獲得タイトル:セリエA 攻撃力9:★★★★★★★★★☆ 守備力8:★★★★★★★★☆☆ タレント7:★★★★★★☆☆☆ 連係8:★★★★★★★★☆☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">◆マラドーナのチーム</div> 開幕から順調に勝ち点を積み重ねたナポリは、このシーズンにチャンピオンズリーグ2連覇を達成したミランやインテルと優勝争いを繰り広げた。後半戦ではそのミランとインテルとの直接対決に敗れたが、粘りを見せて最後の5試合で5連勝を達成。ミランを追い抜いて見事に優勝を決めた。 フットボールの世界では、絶大なる個の力を有する選手がそのチームの戦術となることがしばしばある。そして、この頃のナポリは、まさにマラドーナのチームだった。 そのマラドーナを支えるため、チロ・フェラーラを中心とした守備陣とフェルナンド・デ・ナポリなどの中盤の選手は守備に奔走した。ナポリは、当時のイタリア代表メンバーを中心にマラドーナを支える土台を固めていた。 攻撃は前線のトライアングルで形成した。自由を与えられたマラドーナは攻撃の全権を掌握。また、後に柏でプレーするブラジル代表FWカレカとイタリア代表FWアンドレア・カルネバーレの2トップがゴールを重ね、当時23歳のジャンフランコ・ゾラも存在感を示した。 “ナポリの王様”と評されたマラドーナは、イタリア随一の陽気な街に2度のスクデットをもたらした。数々の魅力的なプレーで観客を魅了し、自身が付けた10番が永久欠番になるほどサポーターから愛された。ただ、かねてからコカイン使用が疑われるなど、イタリアマフィアの巣窟であるナポリで麻薬に染まり、プロ選手としてのキャリアが終焉に向かっていった。 <div id="cws_ad">◆全盛期のマラドーナがナポリで見せたスーパーゴール集<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJRQkZwNEVQayIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> 2020.11.26 17:30 Thu2
アンチェロッティ、ファン・ダイクの危険タックルに「ビデオを見ればレッド」
▽ナポリを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、11日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のグループC最終節リバプール戦での判定に不満を示した。イギリス『スカイ・スポーツ』が指揮官のコメントを伝えた。 ▽決勝トーナメント進出を懸けた3位のリバプール(勝ち点6)、首位のナポリ(勝ち点9)によるグループC最大の大一番。試合は前半34分にFWモハメド・サラーのゴールで先制に成功したリバプールが、試合終盤のナポリの猛攻をGKアリソン・ベッカーのビッグセーブで凌ぎ、1-0で勝利。この結果、同時刻開催で勝利したパリ・サンジェルマンが首位通過、リバプールが2位通過を果たし、ナポリは3位敗退でヨーロッパリーグ(EL)に回ることになった。 ▽ただ、同試合では前半立ち上がりの13分にリバプールDFヴィルヒル・ファン・ダイクがナポリFWドリエス・メルテンスに見舞ったハードチャージに関する判定がひとつのターニングポイントになった。 ▽同場面ではルーズボールに反応したファン・ダイクがスライディングでクリアを試みた際、先にボールに触ったものの、後方で反応していたメルテンスの左脛の内側に足裏を見せたハードチャージを見舞った。幸い、メルテンスに大きなケガはなかったが脛の骨折やヒザ、足首のじん帯を損傷する可能性もある非常に危険なプレーだったと言わざるを得なかった。 ▽結局、主審はファン・ダイクが先にボールを触っていたとの判断からイエローカードの掲示に留まったが、試合後の公式会見に出席したアンチェロッティ監督はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が用いられれば、退場の可能性が高かったとの持論を展開した。 「ビデオで確認すれば、レッドカードだった」 「VARに関する大きくの議論があるが、VARがチャンピオンズリーグに来るのはあまりに遅すぎた」 ▽一方、ファウルの当事者となったファン・ダイクは自身のプレーの正当性を主張している。イギリス『インデペンデント』がオランダ代表DFのコメントを伝えた。 「それは全く悪いチャレンジだったとは思っていない。不運なことに私は彼と接触してしまったが、自分に彼を傷つける意図やあのような接触を意図していなかった」 「僕はボールにチャレンジしていたし、スリッピーなピッチで滑った結果、彼に接触してしまった。ただ、それもフットボールのひとつの側面だ」 ▽今回のプレーに関しては識者の間でも意見が分かれる難しい判断だったが、ナポリ側とすれば、同選手の退場か否かで試合の流れが大きく変わっていたと考えており、VARの有無を含めて少し不公平な判定と感じたようだ。 ▽なお、欧州サッカー連盟(UEFA)は先日にCL決勝トーナメントからのVAR導入を発表している。 ◆危険なプレーに間違いはないが… https://twitter.com/tancredipalmeri/status/1072818266563862528 2018.12.12 23:17 Wed3
ナポリが新スタジアム建設へ…会長が1959年開場“マラドーナ”利用終了を明言「市長へ協力を依頼済み」
ナポリが新スタジアムを建設するようだ。イタリア『メディアセット』が伝えている。 現在のナポリは、半世紀以上前の1959年に開場したスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ(旧スタディオ・サン・パオロ)を本拠地利用。1990年のイタリア・ワールドカップ(W杯)に合わせて一度改修されているが、歴史は古く、老朽化が進む。 イタリアが2032年のユーロ(欧州選手権)をトルコと共同開催することが決まっているなか、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が7日、突如としてナポリ市内に新スタジアムを建設する構想を表明した。 「私にフオリグロッタ(現本拠地)を改修するつもりはない。バニョーリ(※1)に新しいスタジアムを建設する準備がある。例えば2027年7月に大規模なレセプション、パーティ、花火大会が開催されるだろう」 (※1)現本拠地フオリグロッタから直線距離にして約1kmほど南西に進んだ位置にあるバニョーリ地区 地元紙『イル・マッティーノ』によると、スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナの改修計画はここ数年しきりに叫ばれていたようだが、どうやらデ・ラウレンティス会長は歴史ある“マラドーナ”の利用を終えることで、つい最近、所有者のナポリ市行政と合意したという。 「元々は私も“マラドーナ”を改修したかったんだ。しかし、関係者らと視察を重ね、大衆を最も惹き寄せるのは、新たなスタジアムを作ることだという意見が占めた。そのためには、少なくとも3シーズンはマラドーナを離れなくてはならない」 「すでにバニョーリ地区の再開発担当者とも顔を合わせているよ。ナポリ市長にはこのプロジェクトへの協力を依頼してある。新たなスタジアムは、我々用の施設だけでなく、ショッピングセンターなども併設した地域のコミュニティを目指す」 その一方、ナポリ市郊外の山沿いの地区・アフラゴーラから新スタジアム誘致の話があるというが、これについては「何ヘクタールもの土地を提供してくれるというありがたい話があったが、スタジアムを全く別の場所へ移すことは考えていない」としている。 今回、初めて明言されたナポリの新スタジアム建設計画。ユーロ2032まで8年、どんな経過を辿るだろうか。 2024.03.08 11:20 Fri4
日本人が目指すべきCB像、“希少なバロンドーラー“ファビオ・カンナバーロ
サッカー界においてなかなか評価がされないのが守備的な選手。勝利に貢献する派手なゴールを決める攻撃的な選手はわかりやすい活躍の指標が存在するが、なかなかディフェンダーは評価が得にくい。 もちろん、これまでのサッカー界で高く評価されたディフェンダーは多々いるが、世界年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」では3人のみが受賞。元西ドイツ代表DFのフランツ・ベッケンバウアー氏と、元東ドイツ代表DFマティアス・ザマー氏、そして元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏の3人しかいない。 DFとして最後に受賞したのが2006年のカンナバーロ氏だが、ベッケンバウアー氏やザマー氏はリベロのポジションを務めており、中盤でのプレー機会も多かった選手たち。一方で、カンナバーロ氏は、純粋にセンターバックを務めており、DFとして最初の受賞者と言っても良い存在だ。 イタリア代表のキャプテンとしてドイツ・ワールドカップ(W杯)を優勝した功績が認められたカンナバーロ氏。現役時代のキャリアで多くのタイトルを獲得しているが、縁がなかったのがチャンピオンズリーグ(CL)だ。 <span class="paragraph-title">◆記録よりも記憶に残るプレーヤー</span> 現役時代はナポリでキャリアをスタートさせたカンナバーロだが、クラブの財政難により放出。パルマへと移籍する。 このパルマでは、GKジャンルイジ・ブッフォンやDFリリアン・テュラムらと強固な守備陣を形成。“ミラクル・パルマ“とも呼ばれ、カンナバーロも2度のコッパ・イタリア優勝や、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)での優勝を経験した。 中田英寿ともチームメイトとしてプレーした中、セリエAのスクデット獲得には至らずに2002年8月にインテルへと移籍。しかし、インテルでは監督との確執もあり出番が減り、2004年8月にユベントスへと完全移籍する。 すると、パルマ時代の同僚であったブッフォンとテュラムと再びチームメイトに。2004-05シーズンに見事スクデットを獲得する。しかし、このスクデットは2006年に発覚したカルチョ・スキャンダルといわれた一連の八百長事件の影響で剥奪に。結果、カンナバーロはスクデットも獲得していないこととなった。 チームはセリエBに降格処分となり、カンナバーロはレアル・マドリーへと完全移籍。そこでも本領を発揮すると、難しい中で行われたドイツW杯で優勝。前述のバロンドールも受賞することとなると、FIFA年間最優秀選手賞も受賞した。 マドリーではラ・リーガ連覇を果たすなどしたが、再びユベントスに復帰。その後は、アジアでプレーし引退した。 ビッグクラブに在籍を続けていたカンナバーロだったが、実はタイトル獲得数は多くない。クラブキャリアではわずか7個。そこにW杯が加わり8つと、イメージよりは少ないのではないだろうか。 <span class="paragraph-title">◆縁がないチャンピオンズリーグ優勝</span> そのカンナバーロだが、ことCLとなるとより縁遠くなる。インテル移籍後は毎シーズン出場はしていたが、チームとしての成績は良くなく、最高がベスト4止まりだった。 今でこそ、マドリーやユベントスはタイトルを多く獲得し、マドリーは近年CLを何度も制しているが、ちょうど“銀河系“を形成していたカンナバーロが在籍していた時代は過渡期。2000年から2010年まではラ・リーガも4度の優勝に留まっており、CLも2001-02シーズンを最後に11年間獲れなかった。 最もビッグイヤーに近づいたのは、インテル在籍時の2002-03シーズン。準決勝に駒を進めると、決勝進出を懸けた相手はライバルのミラン。2試合とも引き分けに終わったが、アウェイゴール差で僅かに敗れて敗退した。 その後は、ユベントス時代に2度ベスト8、マドリー時代に2度ベスト16まで勝ち上がっているが、それ以上は進めず。ビッグイヤーを掲げていないどころか、決勝の舞台にすら立ったことがなく、最も意外な選手の1人と言っても良い。 <span class="paragraph-title">◆タイトルは少なくとも才能は抜群</span> 目に見えたタイトルというものにはあまり恵まれていないキャリアのカンナバーロ。そのため、ワールドカップの優勝とバロンドール受賞が輝いて見える。 ただ、ピッチ上で見せるパフォーマンスの評価、そして持ち合わせた才能は世界屈指と言われている。 なんといっても、センターバックとしては身長175cmと小柄。体格に勝るヨーロッパではもちろんのこと、日本で考えても175cmのセンターバックはあまりいないタイプだ。 しかし、持って生まれた強靭な肉体が身長のハンデを埋めることに。まず一対一の守備力が抜きん出ており、相手との競り合いに負けないほか、身長を補う高いジャンプ力を武器としていた。 どんなストライカー相手でも、空中でも地上でも抜かせないという守備力は一級品だが、カンナバーロの真骨頂は守備をする前のパフォーマンスだ。 最も優れているとされたのがポジショニング。相手との競り合いに負けないフィジカルも素晴らしいが、相手よりも優位なポジションを先読みして取ることで、そもそも勝負の前に勝っているのだ。 一対一の勝負もさることながら、簡単にボールを奪い切る能力は抜きん出ている。 そしてもう1つが抜きん出た統率力。センターバックとして周りの選手にコーチングして相手を追い込んだり、優位なポジションを取ったりすることができる。これは、「カテナチオ」と言われるイタリアの堅い守備には欠かせず、ドイツW杯を制した際にもこの点は非常に評価された。チームのパフォーマンスを引っ張り上げる彼の力は、タイトルの数に関係なく、最後まで高く評価され続けた。 日本人と変わらない体格で世界と渡り合ったカンナバーロ。お手本とすべき選手の1人とも言えるだろう。 <div id="cws_ad"><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> <span class="paragraph-title">【動画】相手を封殺!カンナバーロの闘志溢れるユベントス時代のディフェンス集</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJsdGt2Y1FHSiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> <div id=“cws_ad”><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> 2022.07.13 21:30 Wed5
