「熱意に惹かれた」地元・埼玉県でのプレーを決めた金子拓郎、欧州5大リーグよりも浦和を選ぶ「タイトル獲得のために全てを捧げる」

7日、浦和レッズが2025シーズンの新加入選手、復帰選手の記者会見を埼玉スタジアム2002で開催した。

2024シーズンは13位で終えた浦和。残留争いという当初の目標とは大きくかけ離れたシーズンを送った中、2025シーズンは巻き返しの年に。リーグ優勝を最大の目標に置くシーズンは、復帰組を含めた10名が新たにチームに加わることとなる。

補強の目玉の1人がMF金子拓郎。埼玉県比企郡小川町出身の金子は、北海道コンサドーレ札幌でプロ入り。その後、ディナモ・ザグレブ、KVコルトレイクとヨーロッパでプレーした。
今シーズンのジュピラー・プロ・リーグでも16試合に出場し1ゴールを記録するなど、出場機会を得ていた中での浦和入り。加入の経緯について言及した。

「自分も埼玉出身で、地元のビッグクラブからのオファーはとても魅力的でしたし、浦和レッズさんからは今まで何回かオファーをもらっていて、その熱意だったりに惹かれて決断をしました」予てからの熱意を感じて決断したという金子。浦和の印象については「とにかくサポーターの方がとても熱いという印象があります。アウェイで何度か埼玉スタジアムで試合をしたことがありますが、その時も対戦する中で相手からしたら嫌な雰囲気を持っています」と、浦和が誇るサポーターの印象が強いとした。

覚悟を持って移籍してきたと明かした金子だが、悩んだ末の決断はタイトルだったという。

「ヨーロッパでプレーしている中で、もちろん活躍して5大リーグでプレーすることを目標において海外にいきました。その中で浦和レッズからオファーをいただいて、正直かなり迷って、悩んで決断しました」

「その時はとても悩みましたが、決断してからは浦和のタイトル獲得のために自分の全てを捧げる覚悟でいるので、そこにフォーカスして頑張っていくという気持ちです」

その中でリーグ制覇のために必要なことについても言及。チームとして戦っていくことが大事だとした。

「チーム力が一番大事だと思います。負けの試合を引き分けに、引き分けの試合を勝ちにすることは、リーグ優勝のためには大事だと思いますし、個人としても結果を残さなければいけないですし、チームとしても全員で練習から厳しくやっていくしかないと思っています」