世論に負けた中国代表、移動にチャーター機使えず…オーストラリアへ約24時間の旅

2024.10.08 20:25 Tue
Getty Images
2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨んでいる中国代表。初戦で日本代表に7-0で大敗を喫すると、第2節ではサウジアラビア代表をホームに迎え、先制するなど善戦。長時間数的有利の中、90分に逆転ゴールを許してしまい、1-2で敗れて連敗スタートとなった。

日本戦の大敗、サウジアラビア戦の土壇場での逆転負けと、国民は怒り心頭。ブランコ・イバンコビッチ監督への批判は高まっており、10月の予選に向けても中国国民の厳しい目が向けられている状況だ。

帰化選手の問題も発生し、思うように望んだ選手を招集できていない中国。そんな中、 中国『捜狐(sohu.com)』が意外な事実を伝えた。
中国は10日にオーストラリア代表とアウェイで、15日にホームでインドネシア代表と対戦する。オーストラリアは9月の2試合で1分け1敗、インドネシアは2分けと結果が出ておらず、中国としてはこの2試合は非常に大事になる。

そんな中、これまで優遇されていた中国代表だったが、今回のオーストラリアへの移動はチャーター機を使用しなかったという。いや、どちらかと言えば使用できなかったが正しいかもしれない。
中国代表は当初オーストラリアのアデレードにチャーター機で移動する予定を立てていた。中国からアデレードへは直行便がなく、移動の負担を減らす狙いがあったが、世論は否定的な声が大多数を占め、中国代表に対する風当たりが強い状態が続いていた。そのために計画を変更し、一般の民間航空機を利用して移動することに。出発からおよそ24時間かけてオーストラリアに到着。帰りも18時間をかけて帰ってくるとのことだ。



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