競争力の高い最終予選A組…UAE代表が36年ぶりW杯へ正念場の10月「まず北朝鮮撃破を」「敗れればカタールに越される」

2024.10.07 16:20 Mon
パウロ・ベント監督率いるUAE代表、36年ぶりW杯へ正念場の10月
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パウロ・ベント監督率いるUAE代表、36年ぶりW杯へ正念場の10月
UAE代表が正念場の最終予選2連戦へ。UAE『Al Bayan』が伝える。
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近年アジアで一定の存在感を示すUAEサッカー。今春はアル・アインが圧倒的な攻撃力でACLを勝ち進み、金満集団アル・ヒラル、そして横浜F・マリノスに打ち勝つ形で、21年ぶりとなるアジア制覇を成し遂げた。ただし、1990年イタリア大会を最後にワールドカップ(W杯)出場がないA代表は、2010年南アフリカ大会、2018年ロシア大会、2022年カタール大会とアジア最終予選へ進出するが、どうしても壁を破れず、敗退を繰り返す。
今回、3大会連続で最終予選進出のUAEは、イラン、カタール、ウズベキスタン、北朝鮮、キルギスという、それぞれ独自のカラーを有する競争力が高いA組に組み込まれることに。

9月の第1〜2節では、敵地ドーハで“最大のライバル”カタールに逆転勝利も、喜びもそこそこに挑んだホームでのイラン戦はウノゼロ負け。戦前に『Al Bayan』が「せめて勝ち点1を」と期したなかで、やっぱりイランは強かった。
10月の第3~4節は、まずホームに北朝鮮を迎え、次にアウェイで現首位ウズベキスタンと。『Al Bayan』はA組の競争力を考慮し、「是が非でも勝ち点6を」とする。UAEは現在3位も、望むは2位以上での本大会切符だ。

「北朝鮮やカタールが第1〜2節で黒星を喫し、彼らは今後勝ち点の取り戻しに全力を注ぐ。これから熾烈な競争へと突入していくことが確実だ。我々(UAE)はイラン戦の敗戦を忘れ、まずはホームで北朝鮮からフルポイント(+3)を」

「選手たちはとにかく北朝鮮戦へ集中を。ウズベキスタンのことは一旦隅に置くべきだ」

「我々が北朝鮮を迎える裏で、カタールはホームでキルギスと対戦する。カタールがここで3ポイントを稼ぐ可能性は高く、もし我々が敗れれば順位が入れ替わってしまうだろう」

正念場の10月を迎えるUAE代表である。

◆最終予選A組(〜第2節)
1位 ウズベキスタン | 勝ち点6 | +2(総得点4)
2位 イラン | 勝ち点6 | +2(総得点2)
3位 UAE | 勝ち点3 | +1
4位 北朝鮮 | 勝ち点1 | -1
5位 カタール | 勝ち点1 | -2
6位 キルギス | 勝ち点0 | -2

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