【セリエA第5節プレビュー】ミラノ・ダービーにユーベvsナポリのビッグマッチ2試合開催
2024.09.21 07:30 Sat
チャンピオンズリーグ初戦を控えていた前節はインテルとユベントスが格下に引き分けた。一方でミランがフォンセカ体制初勝利を飾っている。そして4戦未勝利のローマが早くもデ・ロッシ監督の解任を決断した。迎える第5節、インテルvsミランのミラノ・ダービー、ユベントスvsナポリのビッグマッチ2試合が開催される。
まずは日曜開催のミラノ・ダービーから。昨季は史上初めてインテルがミランの眼前でスクデット獲得を決めることになったミラノ・ダービー。5カ月前にライバルのミランに耐え難い屈辱を与えた王者インテルは前節モンツァ戦、膠着状態に持ち込まれたなかで終盤に先制を許したが、MFダンフリース弾で追いつき敗戦を免れた。そして水曜に行われたCLでは一昨季決勝で敗れたマンチェスター・シティ相手に敵地でゴールレスドロー。カウンターで幾つか好機を生み出し、イタリア王者の意地を見せた。公式戦連続ドローではあるものの、6連勝中のダービーに向けては質の高い試合を演じられたことで自信に繋がったはずだ。
一方、前節ヴェネツィア戦では30分までに4ゴールを挙げて快勝とし、今季初勝利を飾ったミラン。続く火曜に行われたリバプールとのCL初戦では先制する展開とし流れに乗るかと思われたが、そう甘くはなく3失点しての逆転負けに終わった。セットプレーからあっさり2失点するなど、守備の改善が見られないが、ダービーでは綻びを修正できるか。結果次第ではフォンセカ監督の首が飛ぶと報じられているだけに早くも正念場を迎えている。
続いて土曜開催のユベントスvsナポリ。ユベントスは前節エンポリ戦、新戦力のMFコープマイネルス、MFニコラス・ゴンサレス、MFドウグラス・ルイスと新戦力を初先発としたものの、試合を通して好機は3つほどと寂しい内容でのゴールレスドローに終わった。しかし、火曜に行われたCL初戦のPSV戦では新10番のMFユルドゥズのクラブ史上最年少CL弾などで3発快勝とし、停滞感を払拭した。ニコラス・ゴンサレスにもゴールが生まれ、コープマイネルスも上々のプレーを披露と、新戦力たちが徐々にフィットしつつあるなか、コンテ監督率いる強豪ナポリ撃破で更なる勢いに乗れるか。
対するナポリは前節カリアリ戦、FWルカクの1ゴール2アシストの活躍で4発快勝とした。ルカク加入で明らかにチームパフォーマンスが向上し、開幕節惨敗からの3連勝で単独2位浮上としたなか、スクデットを争う可能性のあるユベントス相手にも力のあるところを示せるか。
そして出場停止明けのGK鈴木彩艶のパルマはレッチェと対戦。前節ウディネーゼに3失点を喫して連敗となったパルマは、彩艶が先発復帰予想。正GKの座をがっちりと守るためにも説得力のあるパフォーマンスを見せたい。
◆セリエA第5節
▽9/20(金)
カリアリ 0-2 エンポリ
ヴェローナ 2-3 トリノ
▽9/21(土)
《22:00》
ヴェネツィアvsジェノア
《25:00》
ユベントスvsナポリ
《27:45》
レッチェvsパルマ
▽9/22(日)
《19:30》
フィオレンティーナvsラツィオ
《22:00》
モンツァvsボローニャ
《25:00》
ローマvsウディネーゼ
《27:45》
インテルvsミラン
▽9/23(月)
《27:45》
アタランタvsコモ
まずは日曜開催のミラノ・ダービーから。昨季は史上初めてインテルがミランの眼前でスクデット獲得を決めることになったミラノ・ダービー。5カ月前にライバルのミランに耐え難い屈辱を与えた王者インテルは前節モンツァ戦、膠着状態に持ち込まれたなかで終盤に先制を許したが、MFダンフリース弾で追いつき敗戦を免れた。そして水曜に行われたCLでは一昨季決勝で敗れたマンチェスター・シティ相手に敵地でゴールレスドロー。カウンターで幾つか好機を生み出し、イタリア王者の意地を見せた。公式戦連続ドローではあるものの、6連勝中のダービーに向けては質の高い試合を演じられたことで自信に繋がったはずだ。
一方、前節ヴェネツィア戦では30分までに4ゴールを挙げて快勝とし、今季初勝利を飾ったミラン。続く火曜に行われたリバプールとのCL初戦では先制する展開とし流れに乗るかと思われたが、そう甘くはなく3失点しての逆転負けに終わった。セットプレーからあっさり2失点するなど、守備の改善が見られないが、ダービーでは綻びを修正できるか。結果次第ではフォンセカ監督の首が飛ぶと報じられているだけに早くも正念場を迎えている。
対するナポリは前節カリアリ戦、FWルカクの1ゴール2アシストの活躍で4発快勝とした。ルカク加入で明らかにチームパフォーマンスが向上し、開幕節惨敗からの3連勝で単独2位浮上としたなか、スクデットを争う可能性のあるユベントス相手にも力のあるところを示せるか。
FWドフビクに移籍後初弾が生まれたものの、後半追加タイム被弾でジェノアに引き分けたローマは、3勝1分けスタートで首位に立つウディネーゼと対戦。4戦未勝利で早々にレジェンドのデ・ロッシ監督を切ったローマ。そのフロントの決断が正しかったのか、ユリッチ新監督を迎えての初陣を見守りたい。
そして出場停止明けのGK鈴木彩艶のパルマはレッチェと対戦。前節ウディネーゼに3失点を喫して連敗となったパルマは、彩艶が先発復帰予想。正GKの座をがっちりと守るためにも説得力のあるパフォーマンスを見せたい。
◆セリエA第5節
▽9/20(金)
カリアリ 0-2 エンポリ
ヴェローナ 2-3 トリノ
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《25:00》
ユベントスvsナポリ
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▽9/22(日)
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フィオレンティーナvsラツィオ
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モンツァvsボローニャ
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【得点者プロフィール】 マルコ・マテラッツィ(当時33歳) 国籍:イタリア 所属:インテル ポジション:DF 身長:193cm 名ディフェンダーにしてサッカー界随一の“悪童”としても知られるマテラッツィ氏は、パワフルな守備だけでなく得点力でもチームに貢献した。インテルに入団してからも公式戦209試合に出場し33得点を記録。2000-01シーズンにはシーズン11ゴールを決め、当時のディフェンダーとしてのリーグ最多得点記録を塗り替えたこともある。 【試合詳細】 日程:2006年12月17日 大会:セリエA第16節 対戦相手:メッシーナ 時間:後半4分(0-0) <div id="cws_ad">◆CBマテラッツィの完璧なバイシクル<br/><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJZRFVxeTNZSSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> ゴールレスで迎えた49分、攻め込んだインテルはMFルイス・フィーゴが、敵陣右大度からゴール前へとクロスを供給する。これをファーサイドのFWズラタン・イブラヒモビッチが頭で折り返すと、高く上がったボールをボックス中央にいたマテラッツィがバイシクルシュート。難しいシュートだったが、しっかりと左足で捉えたシュートは相手GKマルコ・ストラーリの牙城を破った。 なお、この試合には当時メッシーナに所属していた元日本代表MFの小笠原満男氏も先発出場しており、このスーパーゴールの目撃者となっていた。 2021.01.03 12:00 Sun4
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.36“セリエ最多勝ち点”記録尽くめ/インテル[2006-07]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.36</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2006-2007シーズン/インテル 〜セリエ最多勝ち点〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2006-07inter.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ロベルト・マンチーニ(43) 獲得タイトル:セリエA 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント10:★★★★★★★★★★ 連係8:★★★★★★★★☆☆ 選手層10:★★★★★★★★★★ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">記録尽くめ</div> カルチョーポリの影響でセリエBに降格したユベントスが不在だった2006-07シーズン。この状況下でマンチーニ監督に率いられたインテルが圧倒的な強さを見せる。降格したユベントスからイブラヒモビッチとヴィエラを招き入れ、チェルシーからレンタルでクレスポ、モナコからマイコンを獲得。リーグ屈指の陣容を整えてシーズンに臨んだ。 序盤戦から勝ち点を積み上げたインテルは、第8節からセリエA新記録となる17連勝を達成。記録が途切れて以降も勝ち星を積み重ねたチームは、30勝7分1敗という素晴らしい成績でスクデットを手に入れた。 ただ、リーグ戦で圧倒的な強さを見せたマンチーニ・インテルだが、それ以外の大会でタイトルを獲得することはできなかった。CLでは決勝トーナメント1回戦でバレンシアに敗れて敗退。コッパ・イタリアはリーグ優勝を決めた後に行われた決勝だったが、ローマによってシーズン2冠を阻まれた。 それでも、セリエAで素晴らしい結果を残したインテルは、様々なリーグ記録を塗り替えている。前述した17連勝に続き、シーズン30勝、アウェイ戦15勝、アウェイ戦11連勝。そして、最多勝ち点となる97ポイントだ。最多勝ち点記録やシーズン勝利数記録などは、2013-14シーズンのユベントスが塗り替えることとなるが、当時のインテルが圧倒的な強さを誇っていたことに疑いの余地はない。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">個に依存したスタイル</div> マンチーニ監督が率いたインテルは、イタリアらしい堅守速攻をベースとしたチーム。各ポジションに実績のあるタレントを有していたことで、守備的に戦いながらも前線の個が確実にチャンスを生かして結果を残した。特に、イブラヒモビッチにロングボールを当てるという強烈な個に依存する戦い方が主だった。 システムは[4-3-1-2]や[4-4-2]といった守備が安定しやすい布陣を採用。最終ラインは両サイドバックに攻撃が持ち味のマイコンやグロッソ、マクスウェルを起用したが、マテラッツィやサムエルらが中央を固めた。また、コルドバやブルディッソはセンターバックだけでなく、サイドバックとしてもプレー可能であったため、負傷者が出た際や守備固めの時に重宝された。 中盤は、カンビアッソやヴィエラの負傷離脱を強いられたが、守備陣と同じく複数のポジションをこなせるサネッティやスタンコビッチが確実に穴を埋める。また、34歳のフィーゴはスピードこそ衰えたが、ドリブルのキレやキックの精度など色褪せることのないテクニックを披露した。 FW陣は、チーム得点王(15ゴール)のイブラヒモッチを軸に豊富な駒を揃えていた。チーム2位の14ゴールをマークしたクレスポは、イブラヒモビッチと強力な2トップを形成。また、左足の魔術師・レコバ、イブラヒモビッチの貴重なバックアッパーであったフリオ・クルスはピッチに立てば仕事を果たした。一方、アドリアーノは私生活のトラブルやケガ、マンチーニ監督との不和といった影響で徐々に立場を失った。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">DFハビエル・サネッティ(33)</span> インテルの偉大なカピターノであり、誰もが認める鉄人。2006-07シーズンは、インテルの選手として、そしてキャプテンとしてシーズンを通して働き、悲願のスクデットを獲得した(2005-06シーズンは繰り上げによる優勝)。本職の右サイドバックだけでなく、左サイドバックや中盤のあらゆるポジションで安定したパフォーマンスを披露。チームへの貢献度は計り知れなかった。その後、インテルおける通算出場記録を塗り替えたサネッティは、19年間過ごしたクラブで現役を引退した。 2019.04.21 12:00 Sun5
