【ブンデス第2節プレビュー】開幕弾の堂安がバイエルンと対峙、チェイス・アンリvs佐野

2024.08.31 07:30 Sat
Getty Images
先週開幕した2024-25シーズンのブンデスリーガ。王者レバークーゼンが早速勝負強さを見せ付ける白星スタートを切った中、バイエルン、ドルトムント、ライプツィヒら優勝を狙う強豪勢が順当に白星発進とした。迎える第2節、開幕弾を決めたMF堂安のフライブルクがバイエルンと対峙する。

フライブルクはシュツットガルトとの開幕節、開始2分に先制を許す展開とされながらも前半のうちに追いつくと、後半序盤に堂安が逆転弾を奪って勝利をもぎ取った。昨季躍進のシュツットガルト相手の勝利で勢いに乗れそうな中、バイエルンにも一泡吹かせられるか。右サイドで先発予想の堂安はFWニャブリとのマッチアップが予想されるが、ドイツ代表アタッカー相手に攻守両面での活躍に期待したい。

対するバイエルンは開幕節のヴォルフスブルク戦、前半は新戦力MFオリーズを筆頭に圧倒して完璧な内容だったが、後半に一時逆転を許す昨季を思わせるような不安定な戦いぶりを見せてしまった。軽率な失点に絡んだDFキム・ミンジェは引き続き先発予想だが、立て直すことはできるか。
そして今節は開幕節で共にブンデスデビューを飾った日本人対決が行われる。DFチェイス・アンリのシュツットガルトと、MF佐野のマインツの対戦だ。

チェイス・アンリはフライブルクとの開幕節、後半半ばに投入されて安定したプレーを披露。ファーストチームデビュー戦を十分なパフォーマンスで終えると、続くDFBポカールでは初の先発で5-0の圧勝に貢献した。自信を得られた2戦を経て、先発予想のチェイス・アンリだが、ヘーネス監督の信頼を更に掴むようなパフォーマンスを継続できるか。
対するマインツはウニオン・ベルリンとの開幕節を1-1のドロー。佐野は攻守に絡んで決定機にも顔を出し、上々のプレーを続けている。こちらも更なる信頼を掴むために継続性が求められるが、格上シュツットガルト相手にも存在感を示せるか。

ボルシアMGとの開幕戦を後半追加タイム弾で競り勝ち、相変わらずの勝負強さを見せ付けた王者レバークーゼンは、ライプツィヒとの強豪対決に臨む。水曜には延期されていたDFBポカールを戦って4部のイエナ相手にやや苦戦を強いられたが、しっかりと勝ち上がって見せた。日程面では厳しいが、代表ウィーク前ということもあり総力戦で挑める点はプラス。連覇を目指すレバークーゼンがライプツィヒを退けて連勝スタートを切れるかに注目だ。

そのレバークーゼンに悔しいPK献上で勝利を明け渡してしまったボルシアMGのDF板倉は、FW三好加入のボーフムと対戦。レバークーゼン戦では1点差に詰め寄るゴールに絡んで攻守に存在感を示していた板倉だが、気落ちすることなく初勝利を目指したい。

フランクフルトとの開幕節、途中出場FWバイノー=ギテンスのドッペルパックで勝利を手繰り寄せたドルトムントは、ブレーメンと対戦。引き続きFWギラシーが欠場予想の中、バイノー=ギテンスが先発予想となっており、2戦連発に期待が懸かる。

そして公式戦連発スタートのFW町野所属ホルシュタイン・キールはヴォルフスブルクと対戦。ホッフェンハイム戦では数的不利、2点差とされた中で意地の一発を決めた町野の3戦連発に期待だ。

◆ブンデスリーガ第2節
▽8/30(金)
《27:30》
ウニオン・ベルリンvsザンクト・パウリ

▽8/31(土)
《22:30》
シュツットガルトvsマインツ
フランクフルトvsホッフェンハイム
ブレーメンvsドルトムント
ボーフムvsボルシアMG
ホルシュタイン・キールvsヴォルフスブルク
《25:30》
レバークーゼンvsライプツィヒ

▽9/1(日)
《22:30》
ハイデンハイムvsアウグスブルク
《24:30》
バイエルンvsフライブルク

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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.45“ハイブリッドバイエルン”ドイツ史上初の3冠/バイエルン[2012-13]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.45</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2012-2013シーズン/バイエルン 〜ハイブリッド“トレブル”バイエルン〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2012-13bayern.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ユップ・ハインケス(67) 獲得タイトル:ブンデスリーガ、CL、DFBポカール 攻撃力10:★★★★★★★★★★ 守備力10:★★★★★★★★★★ タレント9:★★★★★★★★★☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層10:★★★★★★★★★★ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">記録づくめの史上初トレブル</div> 2011-12シーズンのバイエルンは、ブンデスリーガ、CL、DFBポカールの全てで2位に終わり、“シルバー・コレクター"と揶揄された。この悔しさを払拭すべく、翌2012-13シーズンの開幕前にFWマンジュキッチやMFハビ・マルティネス、DFダンテといった実力者を獲得。的確な補強でチーム力を格段と上げた。 リーグ戦では開幕から好調をキープして8連勝を達成すると、最後までその勢いは衰えず。6試合を残してブンデスリーガ史上最速(当時)での優勝を決めた。そして、最終的に積み重ねたポイントは前人未到の[91]。前のシーズンにドルトムントが記録した18を10ポイントも上回り、ブンデスリーガを制覇した。また、シーズン中の14連勝や2位チームとの勝ち点差[25]、最多勝利数[29]、リーグ最少失点数[18]での優勝など、多くの記録を打ち立てた。 さらに、このシーズンのバイエルンの勢いは、リーグ戦だけにとどまらない。CLでは、アーセナル、ユベントスを下してバルセロナとの準決勝へ進出。難敵との対戦となったが、2戦合計スコア7-0と圧勝してファイナルに到達する。そして決勝ではドルトムントとの同国対決を制し、見事に12シーズンぶり5度目の戴冠を果たした。さらに、その1週間後に行われたDFBポカール決勝でもシュツットガルトに3-2と競り勝ち、ドイツ史上初めてとなる3冠の偉業を成し遂げた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">スターのハードワーク</div> 最強を誇ったバイエルンの特長として、チーム全体がハードワークを徹底していたことが挙げられる。ハインケス監督の下でフットボールに対する姿勢を変えたリベリやロッベンといったスター選手がチームプレーに徹したことが、このシーズンのバイエルンの強さを生む大きな要因となった。 守備面においては、抜群の安定感を誇るGKノイアーが最後尾に君臨。センターバックは対人プレーに強みをもつJ・ボアテングとダンテが務めた。特に、ダンテはMVP級の活躍を見せ、守備の仕事に加えて正確なフィードで攻撃の起点となった。また、右サイドバックのラームが気の利いたプレーで攻守に奮闘すれば、左のアラバは本職の中盤からポジションを移したにも関わらず、リベリとの好連係で存在感を放った。 中盤から前線に関しても、質、層と共に素晴らしいレベルを誇った。ハビ・マルティネスは加入当初こそ本調子には至らなかったものの、終盤にかけて存在感を示していき、シュバインシュタイガーと抜群の補完性を誇った。 サイドでは、ロッベンとリベリという世界屈指のドリブラーが執拗に仕掛けていく。また、ミュラー、クロースといったいくつかのポジションをこなせるクオリティの高い選手が在籍していたことも、安定感に拍車をかけた。そして、マリオ・ゴメスにレギュラーを渡さなかったマンジュキッチは労をいとわない守備を見せ、前線からのチェイシングでファーストディフェンダーの役割を完璧にこなした。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFフランク・リベリ(29)</span> スタメンクラスの選手全員がシーズンMVPを獲得できるような活躍だったが、その中でもリベリの存在感は際立っていた。卓越したテクニックとドリブルを活かした果敢な仕掛けで左サイドを蹂躙するだけでなく、ときには最終ラインまで戻ってタックルを仕掛けるなど、守備面での献身性も特筆すべきものだった。このシーズンは公式戦43試合に出場して11ゴールを記録。バロンドールではC・ロナウド、メッシに次ぐ僅差の3位に終わったが、UEFA欧州最優秀選手賞を受賞した。 2019.04.25 22:00 Thu
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伝説のGKカーンが語る意外な後悔「あそこに移籍すれば良かった」

▽フットボール界のレジェンドである元ドイツ代表GKオリバー・カーン氏が、キャリアにおける後悔として、「マンチェスター・ユナイテッドへの移籍」を挙げた。 ▽カーン氏は現役時代、1994年にカールスルーエから加入したバイエルンで14シーズンにわたって守護神として活躍し、8度のブンデスリーガや2000-01シーズンのチャンピオンズリーグ制覇を経験した。また、ドイツ代表としては86試合に出場し、1996年のユーロ優勝や2002年の日韓ワールドカップ準優勝を経験した。 ▽ドイツ『スポーツ・ビルト』のインタビューに応じたカーン氏は、海外移籍に挑戦してみたかったという思いを吐露し、当時アレックス・ファーガソン氏が率いていたユナイテッドへの移籍についての後悔を口にした。 「アレックス・ファーガソンは未だに私に怒っているんじゃないかな。2003年か2004年、彼は私がユナイテッドに移籍すると思っていただろうからね。でもバイエルンで締めくくることが私にとってより重要だった」 「振り返ってみれば、移籍してみるべきだったと思う。私にとっていい挑戦になったはずだ」 ▽当時ユナイテッドは、2005年にGKエドウィン・ファン・デル・サールが加わるまでGKに確固たる存在を立てることができずにいた時代が続いていた。ファン・デル・サールと共に2007-08シーズンには欧州王者に君臨したユナイテッドだが、カーンが加わっていたらまた大きな違いが生まれていたことだろう。 2017.12.15 14:09 Fri
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電撃解任のナーゲルスマン監督、原因は真っ向から不満をぶちまけたマネへの対応か

バイエルンがユリアン・ナーゲルスマン監督を解任した理由の1つに、セネガル代表FWサディオ・マネとの対立があったようだ。 2021年に5年契約でバイエルンの指揮官に就任したナーゲルスマン監督。今季はブンデスリーガでこそ首位ドルトムントに1ポイント差をつけられての2位に甘んじているが、チャンピオンズリーグ(CL)ではインテルやバルセロナが同居した死のグループを全勝で突破すると、ラウンド16でもパリ・サンジェルマン(PSG)相手に連勝でベスト8進出を決めた。 しかし、23日に突如として各メディアから解任の可能性が大きく報じられると、24日にクラブが正式発表。後任には、ドルトムントやPSG、チェルシーで辣腕を振るった経歴を持つトーマス・トゥヘル氏の就任が発表された。 急転直下のナーゲルスマン監督解任を受けてさまざまな憶測が流れる中、ドイツ『シュポルト・ビルト』はマネへの対応が指揮官の運命を決定づけたと報じている。 CLで準々決勝進出を決めた直後のトレーニング中、マネはラウンド16・2ndレグのPSG戦でわずか8分間しか出場機会が与えられなかったことに激怒。指揮官に対して「敬意が欠けている」と不満をぶちまけたが、この際にナーゲルスマン監督は毅然とした態度を示せず。直後に行われたブンデスリーガではマネを先発起用するなど弱気な姿勢を見せ、このことがチームでの急速な求心力低下を招いたようだ。 ナーゲルスマン監督は元GKコーチであるトニ・タパロビッチ氏の解雇を巡って重鎮のGKマヌエル・ノイアーとも対立しており、若き指揮官がスター選手たちを統制しきれなかったことが、解任の大きな原因と見られている。 2023.03.30 13:35 Thu
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バイエルンのトゥヘル監督が日本の文化に感銘!来日中に茶道を体験「とても特別な経験」

バイエルンのトーマス・トゥヘル監督が茶道を楽しんだ。 7月にジャパンツアーで来日していたバイエルン。日本ではマンチェスタ・シティと川崎フロンターレと対戦。その後シンガポールへと移動してリバプールと戦った後、ドイツへと戻っている。 バイエルンの公式SNSでは試合だけでなく来日中の様子もアップされているが、その中にはトゥヘル監督の茶道体験もあったようだ。 トゥヘル監督は1人で茶道を体験。ドイツから遠く離れた東京での貴重な経験に興味津々の様子で、真剣な表情で作法やお茶のたて方などを学んでいた。 元日本代表FW岡崎慎司や元日本代表MF香川真司も指導した経験のあるトゥヘル監督。サッカー界の中ではかなりの戦術家でありこだわりの強さでも知られるが、茶道には何か感じるものがあったようだ。茶道だけでなく和室やその空間にも感銘を受け、「とても特別な経験をありがとう」と満足気に語っていた。 来日中にも「日本に来れたことは本当に楽しいし、喜んでいる」と語っていたトゥヘル監督。ジャパンツアーはチームだけでなく指揮官にとっても有意義なものとなったようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】トゥヘル監督がお茶を嗜む姿が渋い!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ezOewjgwL5s";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.08.09 12:00 Wed

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