「ここが私の新しい家」昇格初戦で勝ち点1、ホームの力を感じたレスター指揮官はトッテナム相手の後半に自信「本当に良い瞬間がいくつかあった」
2024.08.20 10:50 Tue
昇格初戦で勝利したクーパー監督
レスター・シティのスティーブ・クーパー監督が、トッテナム戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。かつては岡崎慎司らを擁し、プレミアリーグで“奇跡の優勝”を成し遂げたレスター。2023-24シーズンはチャンピオンシップ(イングランド2部)で優勝を果たして昇格。再びプレミアリーグの舞台に立った。
19日に行われた開幕節では、トッテナムをホームに迎えての一戦。29分に先制を許し、前半はトッテナムに押し込まれ続けてしまったが、ハーフタイムで修正すると、57分にはエースのジェイミー・ヴァーディーがゴール。1-1のドローに終わった。
今シーズンから指揮を執るクーパー監督は前半の戦い方を悔やみながらも、後半のパフォーマンスを称えた。
「ハーフタイムよりもフルタイムの方が間違いなくポジティブな気持ちでピッチを後にできた。前半はゲームプランの一部が上手くいかなかったが、それは間違いない。我々が望んでいることでもなく、我々の本質でもない」
「我々は正しい判断を下し、試合を進めた。同点ゴールも良かったし、もう1点決めることもできた。私の仕事は前半を振り返り、それを正しくすることだ。それを無視するつもりはない」
また、昇格組ということもあり、プレミアリーグデビューの選手や公式戦で初めてレスターでプレーする選手などが多くいた状況。その中でも、今シーズンはチームがプレミアリーグで戦っていける感触を掴んだとのこと。また、キング・パワー・スタジアムの力を感じることができたと喜んだ。
「プレミアリーグやクラブでのデビューした選手が多く、選手たちはこれまでよりも長い時間プレーした。チームの裏側では多くのことが起こっており、それが助けになるだろう。そういったこと全てが起きている中で、とうにレンヌ戦で良いプレーができなかった後では、緊張や不安が出てくるのは当然だ」
「後半は、選手たちはこのレベルで成功できる、良いプレーができる、良いインパクトを与えられる、良いチームを相手に圧倒できるとわかった。選手のレベルを考えれば、このチームがトップで戦うことになることは間違いない」
「後半、彼らに対して本当に良い瞬間がいくつかあった。我々は本当に難しい相手になり、プレミアリーグのどのチームにとっても、ここでプレーするのは本当に難しいことになるはずだ。私はそう感じた。私や新加入の選手にとって、スタジアムが以前のような状態だったことを経験できたのは素晴らしいことだ」
「これは、長年ここにいる選手たちに、このスタジアムがどんなところだったかを思い出させるものだ。私は本当に感謝しているし、選手たちもそう思うだろう。後半は、ここがふさわしい場所だと思ったし、この観客を背に我々がプレーした様子を見れば、どのチームもここで我々と対戦したいとは思わないだろう」
「ここにいられることが嬉しい。ここが私の新しい家だ。本当に楽しかったし、ファンがプレミアリーグへの復帰を少し受け入れて、チームを応援してくれたのが良かった。そして、我々が反応すると、ファンがさらに反応してくれて、それが繰り返された」
「かなりポジティブなスタートだったが、我々は試合に勝ちたい。我々はここ何年かで多くの試合に勝ってきたし、レスターのファンはそれに慣れているだろうが、我々はそれを再現する必要がある。ここはプレミアリーグのサッカークラブだが、我々は再びプレミアリーグのチームにならなければならない。それが目標だ」
19日に行われた開幕節では、トッテナムをホームに迎えての一戦。29分に先制を許し、前半はトッテナムに押し込まれ続けてしまったが、ハーフタイムで修正すると、57分にはエースのジェイミー・ヴァーディーがゴール。1-1のドローに終わった。
「ハーフタイムよりもフルタイムの方が間違いなくポジティブな気持ちでピッチを後にできた。前半はゲームプランの一部が上手くいかなかったが、それは間違いない。我々が望んでいることでもなく、我々の本質でもない」
「ボールを保持していない時のプレーが上手くいかず、ボールを保持している時も上手くいかなかったのは明らかだった。選手たちに幾つかの映像を見せ、全員が責任を負うこととなった。そして、後半は良いパフォーマンスが見られた」
「我々は正しい判断を下し、試合を進めた。同点ゴールも良かったし、もう1点決めることもできた。私の仕事は前半を振り返り、それを正しくすることだ。それを無視するつもりはない」
また、昇格組ということもあり、プレミアリーグデビューの選手や公式戦で初めてレスターでプレーする選手などが多くいた状況。その中でも、今シーズンはチームがプレミアリーグで戦っていける感触を掴んだとのこと。また、キング・パワー・スタジアムの力を感じることができたと喜んだ。
「プレミアリーグやクラブでのデビューした選手が多く、選手たちはこれまでよりも長い時間プレーした。チームの裏側では多くのことが起こっており、それが助けになるだろう。そういったこと全てが起きている中で、とうにレンヌ戦で良いプレーができなかった後では、緊張や不安が出てくるのは当然だ」
「後半は、選手たちはこのレベルで成功できる、良いプレーができる、良いインパクトを与えられる、良いチームを相手に圧倒できるとわかった。選手のレベルを考えれば、このチームがトップで戦うことになることは間違いない」
「後半、彼らに対して本当に良い瞬間がいくつかあった。我々は本当に難しい相手になり、プレミアリーグのどのチームにとっても、ここでプレーするのは本当に難しいことになるはずだ。私はそう感じた。私や新加入の選手にとって、スタジアムが以前のような状態だったことを経験できたのは素晴らしいことだ」
「これは、長年ここにいる選手たちに、このスタジアムがどんなところだったかを思い出させるものだ。私は本当に感謝しているし、選手たちもそう思うだろう。後半は、ここがふさわしい場所だと思ったし、この観客を背に我々がプレーした様子を見れば、どのチームもここで我々と対戦したいとは思わないだろう」
「ここにいられることが嬉しい。ここが私の新しい家だ。本当に楽しかったし、ファンがプレミアリーグへの復帰を少し受け入れて、チームを応援してくれたのが良かった。そして、我々が反応すると、ファンがさらに反応してくれて、それが繰り返された」
「かなりポジティブなスタートだったが、我々は試合に勝ちたい。我々はここ何年かで多くの試合に勝ってきたし、レスターのファンはそれに慣れているだろうが、我々はそれを再現する必要がある。ここはプレミアリーグのサッカークラブだが、我々は再びプレミアリーグのチームにならなければならない。それが目標だ」
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レスター・シティは12日、キング・パワー・スタジアムを改修する計画があると発表した。 キング・パワー・スタジアムの拡張と開発を計画は、今年の秋に行われる予定のクラブの計画提出を形作るパブリックコンサルテーションの一環だ。 現在、約3万2000人を収容可能な同スタジアムを8000席ほど増設し、およそ4万人を収容できるようにするという。屋根もクリアなブルーに改修する予定だ。 さらに、スタジアムとは別にイベント用のアリーナも建設予定。220室のホテルや、小売スペース、住宅および商業スペース、立体駐車場の提案もあるとのことだ。 キング・パワー・スタジアムやクラブの大幅な強化だけでなく、レスター市にも大きな利益をもたらす可能性のある地域の進化だとして、自治体や地元企業ともビジョンを共有する考えだ。 <span class="paragraph-title">【写真】改修後のスタジアムと周辺の完成予想図</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">The unveiling of the plans begins a period of public consultation, as well as giving <a href="https://twitter.com/hashtag/lcfc?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#lcfc</a> an opportunity to share its vision for significant enhancements to King Power Stadium and an evolution of areas that have potential to be of great benefit to the city of Leicester.</p>— Leicester City (@LCFC) <a href="https://twitter.com/LCFC/status/1425806996775874568?ref_src=twsrc%5Etfw">August 12, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.08.15 08:15 Sun3
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.48 誰もが驚き、賞賛した“ミラクル・レスター”/レスター・シティ[2015-16]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.48</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2015-2016シーズン/レスター・シティ ~“ミラクル・レスター”~</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2015-16leicester.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:クラウディオ・ラニエリ 獲得タイトル:プレミアリーグ 攻撃力7:★★★★★★★☆☆☆ 守備力8:★★★★★★★★☆☆ タレント7:★★★★★★☆☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">目標は残留のはずだったが…</div> レスター・シティが躍進したこのシーズンの1年前、2014-15シーズンに11年ぶりのプレミアリーグに復帰したが、前半戦を終えて最下位に終わり、降格間違いなしといわれていた。ところが、当時のナイジェル・ピアソン監督率いるレスターは、後半戦に8戦7勝1分を記録するなど巻き返しを見せ、「華麗なる脱出」を遂げていた。 1年での降格を免れたレスターだったが、その立役者であったピアソン監督をシーズン開幕直前に解任し、クラウディオ・ラニエリ監督を招へいした。就任後のラニエリ監督は、「目標は残留。勝ち点40を目指す」とコメント。すると、開幕後5戦を無敗で終えた後も、11月末に単独首位に躍り出たときも、その目標は変わらなかった。 それでも前半戦を2位で終えたとき、ラニエリ監督は初めて残留以外の目標を口にする。「上位を維持したい。前半戦で勝ち点39を積み上げたから、後半戦でも勝ち点40を目指す」。前代未聞となる目標の2倍を掲げ、いよいよ“優勝”が現実味を帯びていく。 『遅かれ早かれ彼らは失速するだろう』と思われながらも、後半戦も順調に勝ち点を重ねていったレスターは勝てば自力優勝が決まる36節のマンチェスター・ユナイテッド戦を引き分けるも、優勝を争うトッテナムも勝利を逃し、優勝が決定した。こうして開幕前優勝オッズ5001倍だったレスター・シティが「ミラクル・レスター」として後世に名を遺した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">噛み合った戦術とメンバー</div> ピアソン監督の解任を受けて今季開幕前にレスターの指揮官に就任したラニエリ監督に対して、当初は懐疑的な意見も出ていたが、見事な手腕で奇跡的な優勝に導いた。パス成功率やポゼッション率はリーグ最低クラスでも、選手たちの特長を生かすカウンター型の組織的なチームを構築した。 中でもサプライズとなったのは、フランス2部のカーンからレスター入りした小柄なフランス人MFエンゴロ・カンテだ。カンテは、開幕からの5試合のうち4試合がベンチスタートだった。しかし、そこからラニエリ監督の信頼を掴むと、不動のレギュラーとして君臨。驚異的なスタミナと圧倒的な運動量で“新たなマケレレ”と称されると、フランス代表にも定着。シーズン後にチェルシーへとステップアップした。 攻撃陣は、プレミア新記録の11戦連発を含む24ゴールを叩き出したジェイミー・ヴァーディと、17得点11アシストをマークしたリヤド・マフレズがチームの“飛車角”だった。 前線から守備のスイッチとなった岡崎慎司や、ヴァーディとのホットラインが光ったダニエル・ドリンクウォーターなど、ラニエリ監督はカウンター戦術の最適解となるイレブンを選び出した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FW:ジェイミー・ヴァーディ(28)</span> レスター・シティの絶対的エースとして君臨したヴァーディ。シーズン前には主力選手の1人に過ぎなかったヴァーディだが、このシーズンで完全に一皮向けた。 最終的にリーグ戦で24ゴール。11月には、ファン・ニステルローイ氏の記録を上回る11試合連続ゴールの新記録を樹立。PFA(イギリスプロフットボール選手協会)最優秀選手賞はマフレズに譲ったが、FWA(イギリスフットボール記者協会)選出の最優秀選手賞を受賞。イングランド代表としても活躍した。 2019.04.29 21:00 Mon4
ルーニーとヴァーディの妻同士の名誉毀損問題、ルーニー夫人側の裁判費用約2.5億をヴァーディ夫人が支払いへ…総額約5億円
元イングランド代表FWウェイン・ルーニーと元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディの妻同士が揉めた問題で、弁護士費用に関して決着がついたようだ。イギリス『BBC』が伝えた。 この問題はかつてイングランド代表で共に戦った2人ではなく、その妻。ルーニーの妻であるコリーンさん[写真右]とヴァーディの妻であるレベッカさん[写真左]の間に起きた。 コリーンさんは、過去数年にわたって、自身のプライベートに関わる情報が、ことごとくイギリス『サン』に掲載。コリーンさんのインスタグラムからの情報がほとんどだったが、そのアカウントは一部のフォロワーにしか知られないものであり、特にストーリーズの内容が掲載されていた。 そこでコリーンさんは囮捜査を敢行。5カ月間にわたり、ストーリーズの公開範囲をフォロワー1人1人に限定し、誰に公開した情報が『サン』に掲載されるのかを待っていた。そして突き止めた犯人が、ヴァーディの妻のレベッカさんだった。 その囮捜査は2019年に行われ、犯人を突き止めたコリーンさんはツイッターを通じてレベッカさんが犯人だを糾弾。しかし、当然ながらレベッカさんは否定。情報を流したことはないとし、ハッカーによって抜き取られたというなんとも苦しい言い訳を続けていた。 イングランド代表のストライカーの妻同士のいざこざ。収拾がつかなくなり、最終的には裁判に発展。結果、今年7月にコリーンさんの告発は「実質的に真実」との判決を下し、レベッカさんが「事実を知り、容認し、積極的に関わっていた」可能性が高いこととなっていた。 裁判も無事に終わった中、今度はその費用が問題に。被害者であるコリーンさんは100%レベッカさんが支払うべきだと主張。一方のレベッカさんは80%だと主張していた。 そんな中、裁判所から文書が届き、レベッカさんは弁護士費用の90%の支払いが命じられたとのこと。11月15日までにまずは80万ポンド(約1億3000万円)の支払いが必要になったとのことだ。 コリーンさんの弁護士チームは最終的な費用を提出していないようだが、裁判所が最後に受け取ったものだと166万7860ポンドとのこと。90%はおよそ150万ポンド(約2億4700万円)になる。 ちなみに、これはコリーンさんの弁護士費用であり、自身のものも含めれば300万ポンド(約4億9500万円)は超えることになると見られている。 2022.10.05 18:50 Wed5

