「私の夢だった」昨年最愛の父が他界…就任10試合で12年ぶりの金メダルに導いたアメリカ女子代表指揮官は満足せずに復権を誓う「これで終わりというわけではない」

2024.08.11 11:20 Sun
見事にアメリカに金メダルをもたらせたエマ・ヘイズ監督
Getty Images
見事にアメリカに金メダルをもたらせたエマ・ヘイズ監督
アメリカ女子代表エマ・ヘイズ監督が、パリ・オリンピックでの金メダル獲得を喜んだ。

10日、パリ・オリンピックの女子サッカー決勝が行われ、アメリカはブラジル女子代表と対戦した。

女子サッカー界を長らく牽引してきたアメリカ。しかし、近年は実力をつけてきたヨーロッパ勢に押し込まれ、2023年の女子ワールドカップではベスト16で敗退。オリンピックは2012年のロンドン大会で金メダルを獲得し3連覇を果たしたが、2016年のリオ・デ・ジャネイロ大会はベスト8、2021年の東京大会は3位と金メダルから遠ざかっていた。
そんな中、昨シーズンまでチェルシーで指揮していたエマ監督をオリンピック前に招へい。名将に率いられたチームは本来のポテンシャルを発揮。ブラジル相手にも1-0で勝利し、3大会ぶり5個目の金メダルを獲得することとなった。

初の金メダル獲得を目指すブラジルに対してしっかりと勝利したアメリカ。今年5月に監督に就任したエマ監督は試合後に優勝を喜び、特に父親への感謝のコメントを残した。『beIN SPORTS』が伝えた。
「とても感慨深いことです。この場に立つことは私の夢でした」

「父に感謝しなければなりません。父は私をここまで押し上げ、温かく迎え入れ、私が求めたことを全て受け入れてくれた素晴らしい選手たちを指導できるようにしてくれた人です」

エマ監督が語る父は、フットボーラーとして、そして指導者としてのキャリアの礎を築いてくれた人物。しかし、2023年に最愛の父は他界した。

「父のネックレスをつけています。アメリカの鷲の紋章がついています。今日は、父が一緒にいてくれたので、それが助けになりました」

「観客は凄かったです。ブラジルも凄かったです。言葉が出ません。驚いています」

就任からわずか10試合での金メダル。無敗を貫き、一度もリードを許さない戦いぶりを見せ、アメリカ復活を予感させるものとなった。

エマ監督は選手たちも称賛。「彼女たちは素晴らしい人間であり、選手であり、そして模範的な素材です。私は彼女たちを愛しています」とコメントしし、2027年の女子W杯での成功に向けて、再び強化していくとした。

「今夜は金メダルを獲得しましたが、これで終わりというわけではありません。まだ始まったばかりです」

「私たちは、自分たちの可能性にとても興奮しており、一緒に戦っていけることをとても楽しみにしています」




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新生なでしこジャパンが大会初優勝!籾木結花、古賀塔子のゴールで世界ランク1位アメリカ破り3戦全勝【2025 SheBelieves Cup】

なでしこジャパン(女子日本代表)は日本時間27日、2025 SheBelieves Cupの第3戦でアメリカ女子代表と対戦し、2-1で勝利。大会初優勝を飾った。 ニルス・ニールセン監督が就任した新生なでしこジャパンは、初陣となった2025 SheBelieves Cupの初戦でオーストラリア女子代表に4-0の完勝。続く第2戦もコロンビア女子代表と対戦して4-1の勝利を収め、新体制連勝を飾っての第3戦となった。 一方のFIFAランキング1位のアメリカも、ここまで2連勝中。第1戦はコロンビアに2-0、第2戦はオーストラリアに2-1の成績を残し、得失点差では不利の状態で第3戦に臨んでいる。 なでしこジャパンの布陣はGKに山下杏也加、4バックは右から守屋都弥、宝田沙、熊谷紗希、北川ひかる。中盤は長野風花、長谷川唯、籾木結花の3枚で構成され、3トップは右から浜野まいか、田中美南、藤野あおばの並びとなった 引き分けでもなでしこの優勝が決まる試合は、開始早々にスコアが動く。長谷川のパスに抜け出した籾木が冷静に相手GKとDFをかわすと、落ち着いてゴール左にシュートを突き刺し、なでしこジャパンが大きな先制点を挙げた。 出鼻を挫かれたアメリカは前線から強いプレッシャーを仕掛ける。12分にはピッチを大きく使った攻撃から、ホランにヘディングシュートを打たれたがGK山下がキャッチした。 攻撃の手を緩めないアメリカは、14分にマカリオがフィジカルを活かしての中央突破。絶妙なスルーパスにセントナーが抜け出すと、ゴール右隅にシュートを叩き込み同点弾を決めた。 防戦続いたなでしこだが、25分にはボックス内に進入した北川がシュートも枠外へ。その後もサイドを使った攻撃を見せて、アメリカの守備攻略を図る。 34分には右サイド籾木のクロスに長谷川が飛び込んだが、惜しくも合わず。前半は一進一退の攻防が続いたが、両チームとも決定的なチャンスはないままハーフタイムを迎えた。 後半からなでしこは長野、北川に代えて宮澤ひなた、古賀塔子を投入。すると50分、ボックス手前で得たFKから長谷川が直接狙うと、GKキャンベルに防がれるもこぼれ球に詰めた古賀がグラウンダーで流し込み、勝ち越し弾となった。 前半同様、失点直後から一気に圧力を強めるアメリカ。それに対して集中した守備で対応するなでしこは、57分に千葉玲海菜と松窪真心を投入する。熊谷の頭部負傷やGK山下の治療がありながらも、前線からの守備でアメリカに思うようなプレーをさせない。 75分には浜野に代えて高橋はなが出場。負けさえしなければ良い状況でもなでしこは守りに徹することなく、プレッシャーをかけてからの素早い攻撃を見せ続ける。 なかなか打開できないアメリカは80分にショウがミドルシュートもGK山下がキャッチ。続く89分には危険なミドルシュートでゴールを脅かされるも、GK山下が左手一本で弾き出すビッグセーブを見せた。 5分のアディショナルタイムも巧みに時間を使い、そのままタイムアップ。3戦全勝と強さを示したなでしこが、ニールセン監督となって初の大会で自信を得られる大会初優勝を果たした。 アメリカ女子代表 1-2 なでしこジャパン 【アメリカ】 アリー・セントナー(前14) 【なでしこジャパン】 籾木結花(前2) 古賀塔子(後5) ◆なでしこジャパン出場メンバー GK 山下杏也加 DF 守屋都弥(84分→ 林穂之香)、宝田沙、熊谷紗希、北川ひかる(HT→ 古賀塔子) MF 長野風花(HT→ 宮澤ひなた)、長谷川唯、籾木結花(57分→ 松窪真心) FW 浜野まいか(75分→ 高橋はな)、田中美南、藤野あおば(57分→ 千葉玲海菜) 2025.02.27 14:45 Thu

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