後半AT弾でローマ撃破のエンポリが奇跡の逆転残留! 18位転落フロジノーネが1年でセリエB降格に…【セリエA】
2024.05.27 05:58 Mon
セリエA最終節、エンポリvsローマが26日にスタディオ・カルロ・カステラーニで行われ、ホームのエンポリが2-1で勝利した。
早い時間帯にビハインドを背負ったローマは、直後にもクリスタンテの自陣での不用意なロストから大ピンチを招くが、古巣対戦デストロのボックス中央でのシュートはDFエンディカのシュートブロックで事なきを得た。
逆に、19分には相手陣内中央左で得たFKの場面でディバラの正確なボールをボックス内でクリスタンテ、エイブラハムと連続シュート。最後はクリスタンテの2本目のシュートでゴールネットを揺らすが、ここはVARのレビューの結果、最初の抜け出しでのオフサイドを取られた。
一方、徐々にアタッキングサードでのフィーリングが合い始めたローマは、前半アディショナルタイムに鮮やかな仕掛けから同点に追いつく。左サイドでザレフスキとのパス交換から深い位置に抜け出したアンヘリーニョが正確なクロスを供給。これを中央にフリーで走り込んだアワールが頭で合わせた。
エンポリペースも1-1のイーブンで折り返した試合。同時刻開催の他会場の戦況によって勝ち点3が必要なエンポリはハーフタイムに2枚替えを敢行。決定力を欠いたデストロとカードトラブルのリスクがあるギャシを下げ、ニアン、ウォルキエビッツを投入した。
引き続きオープンな展開が続く中、互いにゴール前でのシーンが目立つが、エンポリはGKスヴィラールの好守に手を焼き、ローマはクロス精度やゴール前に入る動きの問題で決め手を欠く。
後半半ばを過ぎて両ベンチが積極的に交代カードを切っていくと、ローマはペッレグリーニ、エル・シャーラウィの主力2人にアズムンを前線に投入。ディバラ依存の攻撃にクオリティを加えた。
その後、試合は1-1のまま最終盤に突入すると、ホームチームが土壇場で劇的ゴールを奪う。93分、右サイドのスペースに抜け出したカンチェッリエーリのグラウンダーの折り返しをゴール前のニアンがワンタッチで合わすと、このシュートがゴール右に決まった。
そして、試合はこのままタイムアップを迎えると、同時刻開催の16位のフロジノーネと17位のウディネーゼの直接対決がウディネーゼの1-0の勝利に終わった結果、残り1枠を巡る残留争いは15位ウディネーゼ(勝ち点37)、16位カリアリ(勝ち点36)、17位エンポリ(勝ち点36)、18位フロジノーネ(勝ち点35)という形になり、エンポリの奇跡の逆転残留と共にフロジノーネの1年でのセリエB降格が決定した。
また、エンポリに敗れたローマは6位フィニッシュで来季ヨーロッパリーグ行きが決まった。
PR
最終節の勝利で6位フィニッシュを狙うローマは、逆転残留へ勝ち点獲得が必須となる18位のエンポリとの最終節に臨んだ。試合前に行われたアタランタの勝利によってチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の夢が潰えたものの、勝利で今季を終えたいデ・ロッシ監督はジェノア戦から先発5人を変更。サスペンションのルカク、パレデスに加え、ペッレグリーニがベンチスタートとなったが、負傷明けのディバラやエイブラハム、アワールが起用された。事前にCL出場権逸の情報が入ったか、やや緩い入りとなったローマに対して、残留懸かるエンポリがアグレッシブな戦いを見せる。そして、13分にはディフェンスラインからのロングフィードでDFアンヘリーニョのコントロールミスを狙っていたギャシがボール奪取。そのままボックス右に持ち込んで丁寧な折り返しを入れると、これを中央のカンチェッリエーリがワンタッチで流し込んだ。逆に、19分には相手陣内中央左で得たFKの場面でディバラの正確なボールをボックス内でクリスタンテ、エイブラハムと連続シュート。最後はクリスタンテの2本目のシュートでゴールネットを揺らすが、ここはVARのレビューの結果、最初の抜け出しでのオフサイドを取られた。
前半半ばから終盤にかけては行ったり来たりの展開が続くと、より効果的にフィニッシュまで持ち込むホームチームがデストロ、カンチェッリエーリとボックス内で決定機に絡むが、いずれもGKスヴィラールの好守に阻まれた。
一方、徐々にアタッキングサードでのフィーリングが合い始めたローマは、前半アディショナルタイムに鮮やかな仕掛けから同点に追いつく。左サイドでザレフスキとのパス交換から深い位置に抜け出したアンヘリーニョが正確なクロスを供給。これを中央にフリーで走り込んだアワールが頭で合わせた。
エンポリペースも1-1のイーブンで折り返した試合。同時刻開催の他会場の戦況によって勝ち点3が必要なエンポリはハーフタイムに2枚替えを敢行。決定力を欠いたデストロとカードトラブルのリスクがあるギャシを下げ、ニアン、ウォルキエビッツを投入した。
引き続きオープンな展開が続く中、互いにゴール前でのシーンが目立つが、エンポリはGKスヴィラールの好守に手を焼き、ローマはクロス精度やゴール前に入る動きの問題で決め手を欠く。
後半半ばを過ぎて両ベンチが積極的に交代カードを切っていくと、ローマはペッレグリーニ、エル・シャーラウィの主力2人にアズムンを前線に投入。ディバラ依存の攻撃にクオリティを加えた。
その後、試合は1-1のまま最終盤に突入すると、ホームチームが土壇場で劇的ゴールを奪う。93分、右サイドのスペースに抜け出したカンチェッリエーリのグラウンダーの折り返しをゴール前のニアンがワンタッチで合わすと、このシュートがゴール右に決まった。
そして、試合はこのままタイムアップを迎えると、同時刻開催の16位のフロジノーネと17位のウディネーゼの直接対決がウディネーゼの1-0の勝利に終わった結果、残り1枠を巡る残留争いは15位ウディネーゼ(勝ち点37)、16位カリアリ(勝ち点36)、17位エンポリ(勝ち点36)、18位フロジノーネ(勝ち点35)という形になり、エンポリの奇跡の逆転残留と共にフロジノーネの1年でのセリエB降格が決定した。
また、エンポリに敗れたローマは6位フィニッシュで来季ヨーロッパリーグ行きが決まった。
PR
エンポリの関連記事
セリエAの関連記事
|
エンポリの人気記事ランキング
1
首位ナポリがクワラツヘリアのPK弾で3連勝!ソルバッケンも出場のエンポリを敵地で完封【セリエA】
ナポリは20日、セリエA第8節でエンポリとのアウェイゲームに臨み、0-1で勝利した。 代表ウィーク前の前節はルカクの1ゴール2アシストの活躍もあり、ホームでコモ相手に連勝を飾った首位ナポリ(勝ち点16)。今節は代表戦で負傷したロボツカが欠場し、中盤ではギルモアがリーグ戦初先発となった。 3トップはルカク、クワラツヘリア、ポリターノで変わらず。序盤からやや守勢に回ると、11分にはエスポージトのボレーを浴びるが、GKカプリレが落ち着いて対応する。 続いてペッツェッラのボレーもGKカプリレがセーブ。その後も複数のシュートを許すが、ナポリもセットプレーから反撃し、26分には右CKからボンジョルノがヘディングシュート。これはエンポリDFのブロックに遭う。 立て続けのCKをものにできなかったアウェイチームは、再びエスポージトのシュートをGKカプリレがセーブ。流れは変えられなかったが、失点はなく前半を終える。 後半は一転して敵陣でボールを回す立ち上がり。なかなかこじ開けられずにいると、コンテ監督はルカク、スピナッツォーラを下げてシメオネとオリベラを投入する。 すると直後の60分、ポリターノがボックス内で倒されてPKを獲得。クワラツヘリアが緩いボールを中央付近に蹴り込み、ナポリが先制点を手にする。 優位に立ったアウェイチームは、マクトミネイやギルモアが積極的な上がりから追加点を狙う。一方のエンポリは夏まで浦和レッズでプレーしたソルバッケンをピッチに送り出す。 終盤は大きなピンチも作らず試合終了。ナポリがリーグ戦7試合負けなしの3連勝とし、代表ウィーク明けも首位をキープした。 エンポリ 0-1 ナポリ 【ナポリ】 クヴィチャ・クワラツヘリア(後18)【PK】 2024.10.20 21:31 Sun2
浦和退団でローマ復帰のソルバッケン、エンポリへ買取OP付きレンタル
エンポリは14日、ローマのノルウェー代表FWオラ・ソルバッケン(25)を買い取りオプション付きのレンタルで獲得したことを発表した。 今年1月に浦和レッズへレンタルで加入していたソルバッケン。度重なる負傷に悩まされ、公式戦6試合の出場にとどまったなか、クラブはレンタル期間の延長を目指したものの、交渉がまとまらず。6月30日のレンタル期間終了をもって退団していた。 復帰したローマではプレシーズントレーニングに参加するとともに、いくつかのプレシーズンマッチにも出場したが、クラブサイドは放出への動きを進め、エンポリへのレンタル移籍となった。 2024.08.15 05:30 Thu3
トリノがアッズリーニの逸材MFリッチを獲得!
トリノは30日、エンポリからU-21イタリア代表MFサムエレ・リッチ(20)を今シーズン終了までのレンタル移籍で獲得したことを発表した。背番号は「28」に決定している。 なお、今回の契約には幾つかのスポーツ面の条件を達成した場合、買取義務が生じる条項が盛り込まれている。 エンポリのプリマヴェーラ育ちのリッチは、2019年にトップチームに昇格。イタリアの世代別代表の常連でもある174cmのMFは、インテルのイタリア代表MFニコロ・バレッラに近いプレースタイルの持ち主で、アンカーやセントラルMFを主戦場に攻守両面で質と量を約束する万能型として、昨シーズンのセリエB優勝に大きく貢献した。 自身初のセリエA挑戦となった今シーズンはここまで21試合に出場し、1ゴールの数字を残していた。また、今回のイタリア代表の短期トレーニングキャンプにも招集されていた。 国内外の中堅クラブやビッグクラブの関心を集める逸材だが、若手育成に長けたイバン・ユリッチ監督の下で更なる成長を目指すことになった。 2022.01.30 22:31 Sun4
鎌田大地を狙うナポリ、代役の確保を検討か? 20歳のU-21イタリア代表MF
今夏の去就が注目を集める日本代表MF鎌田大地(26)だが、関心を示すナポリは代役を検討しているという。イタリア『カルチョ・メルカート』が伝えた。 今シーズン限りでフランクフルトとの契約が満了を迎える鎌田。クラブからの退団は既に確定しており、新シーズンをどこでプレーするのかが注目を集めている。 フランクフルトはチームへの残留を望んでいてたが、鎌田は移籍を希望。当初はドルトムントが関心を寄せ、合意に至ったとも言われていた中、ドイツ国外への移籍を希望し、ドイツ国内での移籍はないとされている。 その鎌田にはリバプールやトッテナムなどのプレミアリーグクラブが関心を寄せ、バルセロナやアトレティコ・マドリーのラ・リーガ勢が追随してきたなか、ここに来てセリエA勢が強い関心を寄せている。 鎌田に興味を持っているのは、ナポリとミラン。その中で、ミランと口頭合意していることが一斉に報じられ、MF本田圭佑以来の日本人選手になるのではないかと大きく騒がれている。 そんな中、同様に狙うナポリは鎌田の次の候補を検討しているとのこと。それは、エンポリに所属するU-21イタリア代表MFトンマーゾ・バルダンツィ(20)とのことだ。 バルダンツィはエンポリの下部組織出身で、順調に昇格し2021年7月にファーストチームに昇格。公式戦で55試合に出場し24ゴール14アシストを記録。今シーズンはセリエA26試合で4ゴールを記録している。 将来的にはイタリア代表として活躍することが期待されているバルダンツィ。どうなるのか注目を集める。 2023.05.17 15:57 Wed5