「裏を警戒し過ぎて…」なでしこ清水梨紗が北朝鮮戦で感じた攻守の課題、国立決戦へ向けては「刺していくボールが必要」
2024.02.26 23:18 Mon
北朝鮮戦について語る清水梨紗
なでしこジャパンのDF清水梨紗(ウェストハム)が、北朝鮮女子代表との第1戦を終えての課題と第2戦へ向けての修正点を述べた。
なでしこジャパンは24日、パリ・オリンピックアジア最終予選第1戦となる北朝鮮戦をサウジアラビアで行い、ゴールレスドローで終えた。翌日に現地でのトレーニングを挟み、26日に帰国。コンディション調整に重きをおいた軽めのトレーニングを行った。
「今日移動しての練習だったので、体の時差がどこに合っているのかわからないですけれど」と冗談混じりに話した清水は、難敵と相まみえて「北朝鮮の徹底ぶりを感じました」と、チームとしての統一性を肌で感じたと語る。
相手のシステムを含め、大まかにはスカウティング通りだったとのことだが、背後へのボールを警戒するあまり、チーム全体の重心が下がり目だったことが、攻守において難しさを残してしまった要因だと分析した。
「守備では、裏へのボールを警戒し過ぎてディフェンスラインが後ろに下がり過ぎていたと思うので、これはチームで(改善点として)共有しました。相手はトップが1人しかいないので、センターバックにどういってもらうか、サイドバックがどうカバーに入るのかは、個人的な修正点かなと思います」
「試合によって、相手によって、サイドの上がりやすさは変わりますが、今回の試合では自分の方が高い位置を取ることが多かったので、もっと右からの構成力も必要でしたし、崩す場面をもう少し作れたらなと思いました」
昨年末にはブラジル遠征にて、同じ相手との短期間での2連戦を経験。清水は「(その経験は)今回生きると思います」と前置きしながらも、「あまり考え過ぎず、試合に集中して今回出た反省を生かして良い準備ができたらなと思います」と、力強い意気込みを残した。
オリンピック出場権を懸けた第2戦は、28日に東京の国立競技場で行われる。90分を終えて2戦合計スコアが同点の場合は延長戦が行われ、それでも決着がつかない場合は、PK戦で雌雄を決する。
なでしこジャパンは24日、パリ・オリンピックアジア最終予選第1戦となる北朝鮮戦をサウジアラビアで行い、ゴールレスドローで終えた。翌日に現地でのトレーニングを挟み、26日に帰国。コンディション調整に重きをおいた軽めのトレーニングを行った。
「今日移動しての練習だったので、体の時差がどこに合っているのかわからないですけれど」と冗談混じりに話した清水は、難敵と相まみえて「北朝鮮の徹底ぶりを感じました」と、チームとしての統一性を肌で感じたと語る。
「守備では、裏へのボールを警戒し過ぎてディフェンスラインが後ろに下がり過ぎていたと思うので、これはチームで(改善点として)共有しました。相手はトップが1人しかいないので、センターバックにどういってもらうか、サイドバックがどうカバーに入るのかは、個人的な修正点かなと思います」
「(攻撃面に関しては)もっとトップやインサイド(ハーフ)の選手に刺していくボールが必要ですし、トップに入った時に周りに(サポートの選手が)少ないなと。シュートチャンスが作れていないので、もっと前への推進力を出していかなくてはいけないと思います」
「試合によって、相手によって、サイドの上がりやすさは変わりますが、今回の試合では自分の方が高い位置を取ることが多かったので、もっと右からの構成力も必要でしたし、崩す場面をもう少し作れたらなと思いました」
昨年末にはブラジル遠征にて、同じ相手との短期間での2連戦を経験。清水は「(その経験は)今回生きると思います」と前置きしながらも、「あまり考え過ぎず、試合に集中して今回出た反省を生かして良い準備ができたらなと思います」と、力強い意気込みを残した。
オリンピック出場権を懸けた第2戦は、28日に東京の国立競技場で行われる。90分を終えて2戦合計スコアが同点の場合は延長戦が行われ、それでも決着がつかない場合は、PK戦で雌雄を決する。
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パリ・オリンピックアジア最終予選の北朝鮮女子代表戦へ向け、なでしこジャパンが始動。13日に国内合宿がスタートし、初日のトレーニングを終えてDF石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース)がメディアの取材に応じた。 国内組を中心に、合宿は11名で開始。WEリーグのウインターブレイクや皇后杯などにより、選手によってオフ期間に差異のある状況で迎えた初日だが、20歳のセンターバックは「この最終予選に向けてコンディションを整えてきたので、体は動く状態」と、早くも臨戦態勢だ。 オフ期間には筋力トレーニングをメインに、スプリントの強化にも取り組んだとのこと。フィジカルを売りにする北朝鮮相手にも、怯む様子は微塵もない。 「(相手は)球際が強いとは思いますが、自分もそこは良さだと思っているので、絶対に負けたくない。自分から吹き飛ばしていけるように、頑張りたい」 「どちらかというと、自分はそういう相手の方がやりやすいので、すごく楽しみです。けど、まずは勝つということをメインに考えたい」 また、ビルドアップ力の向上を、個人として目標の1つに挙げている。とらわれ過ぎてうまくいかないこともあったようだが、所属チームでも代表活動でも、アドバイスをもらいながら成長中。 ちょうど合宿初日、池田太監督と宮本ともみコーチが相手2トップを模し、プレス回避をイメージしての最終ラインからボールを運び出すパストレーニングも行われた。立ち位置、パス出しのタイミング、1つ飛ばしの意識などを吸収しつつ、培ったものを試合でも発揮できるようにと石川は意気込みを語った。 「どれだけ自分にFWを引きつけてからパスを出せるかが、あの練習には込められていると思いました。自分はビルドアップの部分が足りないと思っているので、アドバイスを受けながら今日練習に臨みましたが、自分のところへ引きつけたら、周りも楽になると思うので、そういう部分も今回の最終予選で出せたらなと思います」 なでしこジャパンは2大会連続6度目のオリンピック出場を懸け、24日に最終予選の第1戦(開催地未定)を戦い、28日に国立競技場で運命の第2戦を迎える。 2024.02.14 21:40 Wed4
“狙い通り”の貴重な先制点を生んだFK、遠回りしながらも大一番で先発起用された北川ひかる「学びながら成長してきた」…被災した地元へも「元気を届けられていれば」
なでしこジャパンのDF北川ひかる(INAC神戸レオネッサ)が、パリ・オリンピック行きを喜んだ。 28日、パリ・オリンピック アジア最終予選の第2戦が国立競技場で行われ、なでしこジャパンは北朝鮮女子代表と対戦した。 第1戦はゴールレスで終わっており、勝った方が五輪行きを決めるという試合に。高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)のゴールで先制すると、後半2位は藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)がヘディングでゴールを奪い追加点。その後1点を返されるが、2-1でなでしこジャパンが勝利し、パリ・オリンピックの切符を手にした。 遠藤純(エンジェル・シティ)の負傷による不参加で、急遽追加招集された北川。第1戦は出番がなかった中、システムを変えた第2戦では先発起用。左ウイングバックとして終盤までプレーした。 先制ゴールに繋がった場面では、ボックス手前でFKを獲得すると、長谷川唯(マンチェスター・シティ)とボールサイドに立ち相談。ボックス内の熊谷紗希(ローマ)らとも連係をとり左足でクロスを入れると、熊谷の折り返しをファーサイドで上野真実(サンフレッチェ広島レジーナ)がヘッドでさらに折り返し、ニアで田中美南(INAC神戸レオネッサ)がヘッド。これはポストに嫌われたが、こぼれ球を高橋が詰めた。 試合後のメディア取材に応じた北川は1点目のFKについて「あの角度では自分が蹴るというのは決まっていて、どこに蹴るということは直前にみんなで話して、折り返し、折り返しという形になりました」と振り返り、「良いボールが蹴られて良かったです」とキックについて語った。 かなり選手同士でコミュニケーションを取っていたが「FKになった時にどうするかというところで紗希さんとかと話して、直接狙うのじゃなく、折り返してからセカンドでとなりました」と狙いについて語り、「相手も食いついてくる感じがあったので、それが狙いでした」と、想定通りの結果がゴールとなった。 北川は2022年7月以来のなでしこジャパンとしての試合に参加。予てから期待は高かった中で、2度の移籍を経験し、再びこの舞台に戻ってきた。 大事なオリンピック出場を決める戦いで出番をもらえたことについては「まずは使ってくれた監督に感謝したいですし、長い道のりですけど、ある意味計画的にできている現状もあったので、これからがより勝負になるかなと思います」とコメント。「遠回りしたかもしれないですけど、アルビ(アルビレックス新潟レディース)にいた時、INACに移籍して自分がやるべきことを学びながら成長してきたので、それが発揮できていると思います」と、着実に成長してきた結果だと振り返った。 北川はJFAアカデミー福島出身で、浦和レッズレディースに加入。新潟Lを経て、今シーズンからINAC神戸レオネッサに加入した。ジョルディ・フェロン監督の下、左ウイングバックに定着すると、皇后杯でも見事に優勝。自信をつけてのなでしこ参戦となり、結果を残した。 ジョルディ監督については「選手の特徴を活かしてくれる監督で、それぞれの長所を活かしながらサッカーを作っていくという感じで、チームを1つにまとめてくれる監督です」とコメント。「結構細かく選手1人1人に言ってくれますし、何よりも全員同じ立場として接してくれるというのは、外国人監督としての良さだと思います」と、細かな指導をしっかりされていると振り返り、「より攻撃面に自信を持たせてくれた」と感謝した。 そして、石川県出身の北川にとっては特別な思いもあった。「今日勝てたことで、被災地に良い影響を与えられたらと思いますし、元気を届けられていればと思います」と、元日に発生した能登半島地震で被災した地元について言及。「JFAでも凄く復興に向けて頑張ろうと取り組んでくれていて、本当に感謝しています。石川県民として、もっと活躍したいと思います」と、さらなる活躍で、地元に元気を与えたいとした。 <span class="paragraph-title">【動画】北川ひかるのFKから、狙い通りの先制ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="LaY9huyAHiw";var video_start = 122;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.02.29 18:15 Thu5