モロッコ代表がレグラギ監督続投を発表…CAN2023ベスト16敗退もカタールW杯4強の手腕を高く評価

2024.02.05 23:01 Mon
指揮官続投のレグラギ監督
Getty Images
指揮官続投のレグラギ監督
王立モロッコサッカー連盟(FRMF)は5日、同国代表を指揮するワリド・レグラギ監督(48)の続投を発表した。

レグラギ監督は、2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)の本大会直前にヴァイッド・ハリルホジッチ前監督の後任として就任。同大会ではアフリカ勢史上初のベスト4進出に導く卓越した手腕を発揮した。

だが、優勝候補として臨んだアフリカ・ネーションズカップ(CAN)2023ではグループステージを危なげなく首位通過したが、ラウンド16で南アフリカ代表に敗れてまさかのベスト16敗退となっていた。
これによって去就が不透明との報道も出ていたが、同監督の手腕を高く評価するFRMFは「王立モロッコサッカー連盟は、ワリド・レグラギ氏が次のステージをリードし、代表サッカー全般とチームがふさわしい地位を達成するためにあらゆる支援と伴走手段を提供することへの信頼を新たにしている」と、指揮官続投を発表した。

なお、レグラギ体制継続のモロッコは、自国開催のCAN2025と2026年北中米W杯予選を今後の目標として戦うことになる。
現役時代にモロッコ代表として活躍したレグラギ監督は、2011年に現役を引退。翌年9月にモロッコ代表のアシスタントコーチとして指導者キャリアをスタートすると、モロッコのFUSラバトやカタールのアル・ドゥハイル、ウィダード・カサブランカの指揮官を歴任していた。

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モロッコの国家的プロジェクト…ブラヒム&16歳ヤマルに政府高官が接触、自国にルーツの海外出身選手でA代表強化へ

モロッコ国王が、自国にルーツを持つ2選手のA代表招集を指示しているようだ。スペイン『Relevo』が伝えている。 カタール・ワールドカップ(W杯)で4位入賞を果たしたモロッコ代表。20世紀前半にフランスの植民地だった同国の代表チームにはフランス生まれの選手が多く、他にもスペインやオランダなど欧州を中心とした海外出身の選手が非常に多いのが特徴的だ。 フランス生まれのワリド・レグラギ監督が率いる現チームでは、キャプテンのDFロマン・サイスもフランス生まれ。DFアクラフ・ハキミはスペイン、MFハキム・ツィエクとDFヌサイル・マズラウィとMFソフィアン・アムラバトはオランダ、GKボノはカナダなどなど中心選手の大半が海外出身だ。 かつて移民として国を離れた者たち。その子孫を集めることが代表チーム強化に繋がっているわけだが、現在はラ・リーガでプレーするモロッコ系プレーヤー2人の呼び戻しに注力。レアル・マドリーのMFブラヒム・ディアス(24)、バルセロナのFWラミン・ヤマル(16)を招集したい考えがあるようだ。 2人とも、生まれも育ちもスペインで、父親がモロッコ人。16歳ヤマルが今シーズンのラ・リーガ序盤戦で旋風を巻き起こしていることもあってか、モロッコ国内では2人の勧誘に関する議論が活発化しており、もはやスポーツの枠組みを越え、国家的なプロジェクトになっているという。 また、国王であり、国家元首でもあるムハンマド6世の命を受けた政府高官ら数人が「ブラヒム&ヤマルをモロッコ代表に」作戦を進めており、2人と電話で接触。モロッコは2030年のW杯招致に立候補していることもあって、本気で2人の囲い込みに動いているようだ。 ブラヒムはA代表の変更手続きが容易な国際親善試合とはいえ、2021年にスペイン代表として1試合に出場した経験が。ただ、現時点でモロッコ代表入りには応じずも、プライベートで頻繁にモロッコを訪れており、スペイン代表から遠ざかるなか、どこかで決断する可能性も捨てきれないとみられている。 その一方、ヤマルの説得は現実的ではない。こちらは9月の代表ウィークでスペイン代表に初招集されることが確実視され、カンテラの先輩MFガビが保有する17歳62日という最年少出場記録を塗り替えるものと考えられている。もう時間が残されていない。 可能性があるとすればブラヒムの方であることは想像に難くない。レグラギ監督はブラヒムから「イエス」が届けば、即座に招集する方針とのことだ。 2023.08.29 17:51 Tue

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