就任は1982年…ポルトの86歳会長が17期目目指す会長選挙に出馬へ! 対立候補にビラス=ボアス元監督

2024.01.30 14:15 Tue
現職のホルへ・ヌーノ・ピント・ダ・コスタ会長(左)
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現職のホルへ・ヌーノ・ピント・ダ・コスタ会長(左)
ポルトのホルへ・ヌーノ・ピント・ダ・コスタ会長(86)が17期目を目指して会長選挙に出馬だ。ポルトガル屈指の名門ポルト。同国第二の都市を象徴する存在である彼らは、国内リーグを制すこと30回、カップ戦優勝19回、欧州でもUEFAチャンピオンズカップ・チャンピオンズリーグ(CL)優勝2回、UEFAカップ・ヨーロッパリーグ(EL)優勝2回と栄光の歴史を持つ。

そんなポルトのトップに君臨すること16期42年、1982年4月17日から会長を務めているのがピント・ダ・コスタ氏。前述のタイトルは、そのほとんどが同氏の会長就任後にもたらされたものである。
次回の会長選挙は今年4月に開催予定で、これまでに地元出身の実業家ヌーノ・ロボ氏、元ポルト監督でチェルシー・トッテナム・マルセイユなどでも指揮したアンドレ・ビラス=ボアス氏が立候補を表明済み。86歳と高齢のピント・ダ・コスタ氏も26日、特設ウェブサイト「全てはFCポルトのために」を立ち上げて再選への意向を明確にした。

2月4日にポルト市内で催される市主催のイベントにて公式に立候補を宣言するとみられ、現経営陣が積み上げた「持続可能な成長プロセス」の成果をアピールし、その継続を訴えかけていく方針。若き日にサポーターとしてポルトを支えた86歳は、衰え知らずの情熱で突き進んでいく。
ちなみに、現在のピント・ダ・コスタ氏は地球上のプロサッカークラブで最も長く会長職を続けている人物と言われている。

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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.26“モウリーニョの鉄壁ポルト”CL制覇/ポルト[2003-04]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.26</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2003-2004シーズン/ポルト 〜モウリーニョの鉄壁ポルト〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2003-04porto.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ジョゼ・モウリーニョ(41) 獲得タイトル:CL、ポルトガルリーグ 攻撃力7:★★★★★★★☆☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ヨーロッパを席巻</div> いまや世界屈指の指揮官として名高いモウリーニョだが、彼の名が世界中に知れ渡ることになったのは、この頃だった。2002-03シーズンからポルトを率いたモウリーニョは、初シーズンからいきなりリーグ戦、国内カップ戦、UEFA杯(現EL)の3冠を達成する。そして、満を持してCLの舞台に登場した2003-04シーズンでは、さらなる偉業を成し遂げた。 国内リーグを制して2連覇を達成したチームは、欧州最高の舞台であるCLで快進撃を見せる。レアル・マドリーと同居したグループステージを2位で通過すると、決勝トーナメントで強豪マンチェスター・ユナイテッドと対戦。誰もがユナイテッドの勝ち抜けを予想したが、ポルトが戦前の予想を見事に覆した。 ホームで行われた1stレグで逆転勝利すると、続くオールド・トラフォードでの2ndレグでは試合終了直前にコスティーニャが値千金のゴールを記録。1-1のドローに持ち込み、ユナイテッド撃破を成し遂げた。ゴールの直後、オールド・トラフォードのタッチラインで豪快なロングランを見せたモウリーニョ。世界トップレベルの指揮官へと駆け上がる彼のキャリアで、大きな分岐点となったと言える試合となった。 その後、ポルトは強豪クラブの早期敗退もあり、準々決勝でリヨン、準決勝でデポルティボを倒して、決勝に勝ち進んだ。そして、決勝の相手は、こちらも快進撃で強豪を撃破してきたモナコ。その決勝戦で3-0の快勝を収めたポルトは、17シーズンぶり2回目のビッグイヤーに輝いた。そして翌シーズン、モウリーニョ監督に加え、デコ、リカルド・カルバリョ、パウロ・フェレイラら主力がチームを去ったポルトは、大きな戦力ダウンを強いられた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">モウリーニョ仕込みの高い組織力</div> モウリーニョ監督は、中盤をダイヤモンドにした[4-4-2]の布陣を採用。相手を緻密に分析し、組織的な守備をベースとした堅守速攻のフットボールを展開した。 守備面では、売り出し中の若手だったリカルド・カルバリョと、ベテランのジョルジュ・コスタを中心に、統率された組織を築いた。また、一対一で抜群の強さを誇ったパウロ・フェレイラと、高精度のクロスが持ち味のヌーノ・バレンテを擁する両サイドバックも非常にレベルが高かった。さらに、アンカーのコスティーニャが抜群のカバーリング能力を発揮し、黒子としてチームを支えた。 中盤ではインサイドハーフのマニシェが豊富な運動量を活かし、攻守においてアクセントとなる。そして、攻撃のタクトを振るったのはトップ下のデコ。パワータイプのマッカーシーや足元のテクニックに優れるデルレイ、カルロス・アルベルトらアタッカー陣の得点力を活かした。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFデコ(26)</span> ブラジル出身のプレーメーカーがポルトガルに渡ってその才能を開花させた。卓越したテクニック有するデコは、創造性溢れるプレーを披露する一方、献身的に守備もこなすなど、現代フットボールのトップ下像を体現するパフォーマンスを見せていた。このシーズンのCLでMVPを獲得し、その後はポルトガル代表やバルセロナでもチームの中心として輝きを放った。 2019.04.16 12:00 Tue
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ポルトが17歳の至宝FWファビオ・シウバにポルトガルサッカー史上最高額の150億円の違約金設定!

ポルトは22日、U-19ポルトガル代表FWファビオ・シウバ(17)と2022年6月30日までの新契約を締結したことを発表した。契約解除金はポルトガルサッカー史上最高額となる1億2500万ユーロ(約150億円)に設定された。 元ポルトガル代表DFのジュルジュ・シウバを父親に持つファビオ・シウバは、ポルトとベンフィカというポルトガル屈指の名門のアカデミーに在籍。185cmの恵まれた体躯にカーリーヘアーをなびかせるその風貌は、アーセナルの元ブラジル代表DFダビド・ルイスを想起させるが、パワーやテクニック、得点感覚にも優れる万能型のストライカーだ。 ポルトのU-19チームでの活躍をキッカケに、今年初旬からセルジオ・コンセイソン監督率いるトップチームの練習に定期的に参加すると、8月に行われたジウ・ヴィセンテ戦でクラブ史上最年少となる17歳と22日でのプリメイラ・リーガデビュー。 さらに、9月19日に行われたヨーロッパリーグ(EL)のヤング・ボーイズ戦で同クラブのヨーロッパ主要大会最年少デビューを飾ると、10月19日の国内カップではクラブ最年少ゴール、その8日後のファマリカン戦ではリーグ戦におけるクラブ最年少ゴールを続けて達成していた。 今季ここまで公式戦9試合2ゴールの数字を残す逸材FWの以前の契約解除金は2500万ユーロ(約30億円)だった。しかし、すでにアトレティコ・マドリーやユベントスからの問い合わせも伝えられる逸材慰留に向けて、ベンフィカから今夏アトレティコに移籍したポルトガル代表FWジョアン・フェリックスの1億2000万ユーロ(約144億円)を超える、ポルトガルサッカー史上最高額の違約金を設定することになった。 2019.11.23 15:10 Sat

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