元日本代表MF稲本潤一が南葛SCで選手兼コーチに就任、今季は関東1部で6試合1得点

2023.12.01 12:50 Fri
Getty Images
南葛SCは11月30日、元日本代表MF稲本潤一(44)がトップチームのコーチに就任することを発表した。ガンバ大阪の下部組織で育った稲本は、G大阪の他にも川崎フロンターレ、北海道コンサドーレ札幌、SC相模原とJリーグのクラブでプレー。また、ヨーロッパでも長らくプレーし、アーセナル、WBA、カーディフ・シティ、ガラタサライ、フランクフルト、スタッド・レンヌでもプレーした。

2022年1月に南葛SCに加入。2シーズンを関東サッカーリーグ1部でプレーした中、3シーズン目を迎える2024シーズンは選手との兼任でコーチを務めることが決定した。
なお、今シーズンは関東1部で6試合に出場し1得点を記録していた。

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日米と日英の応援スタイルの違い/六川亨の日本サッカー見聞録

日本代表は3月20日、埼玉スタジアムでバーレーンを2-0で下し、8大会連続となるW杯出場を決めた。予選を突破してW杯出場を決めた最初の国であり、予選3試合を残しての出場決定も過去最速だった。 とはいえ、今回の快挙はグループ分けに恵まれた部分も大きいだろう。ライバルと目されたオーストラリアとサウジアラビアは「過去最弱」のチームだったし、ホームで対戦したバーレーンのほうが手強かった。これまでの中東勢に多かった“個の力”に頼った単調な攻撃ではなく、組織だったモダンなサッカースタイルだった。 それに比べて日本は“海外組”で2チームを作れるほど戦力が充実していた。多くの選手がレギュラーとして活躍しているだけに「過去最強」と言ってもいい。このため久保建英が言ったように、もう「日本はW杯に出場するのが当り前」であり、それを今後も継続していく必要がある。そのためにも来夏のW杯では、目標であるW杯優勝を達成するためにも、まずは悲願のベスト8進出を果たして欲しい。 W杯最終予選の話は今回ここまでにして、MLBの開幕戦で盛り上がった東京ドームでの試合とJリーグについて感じたことを書きたい。普段からプロ野球の試合は見たことがない。むしろ大谷翔平の活躍で、エンゼルスやドジャースの試合を近年は見るようになった。 そしてテレビでは、日本のプロ野球は試合開始からのべつ幕なく応援団が鳴り物入りの声援を送るが、メジャーリーグの試合はファンも静かに見守っている。このためバットが打球を捕らえた衝撃音や、打ち損ねた際の鈍い音、佐々木朗希の発した気迫のこもった声などが聞こえて新鮮だったことを伝えていた。 それを聞きながら、2002年に稲本潤一氏を取材にロンドンを訪れ、スパーズ対アーセナルの試合を観戦したときの驚きが蘇った。チケットは試合開始直前にダフ屋から買ったため、ほぼ定価に近かった。旧ハイバリーのスタジアムでホーム側のゴール裏入口から入ろうとすると、係員は「これは反対側のスパーズのゴール裏のチケット」だという。稲本の応援に来たのだから入れて欲しいと頼んでも相手にしてくれない。そして親切心からか、「アーセナルがチャンスを迎えても騒ぐな」と忠告してくれた。 座席はゴール裏の前から3列目。かなりの臨場感だ。さすがに喫煙する不届き者はいないが、隠し持った小瓶からアルコールを飲んでいる若者は、即座に屈強な係員に連れ出されて2度と観客席に戻ってこなかった。 ゴール裏では誰もが緊張感を漂わせ、固唾をのんで試合を見守っている。そしてスパーズが高速クロスやシュートでチャンスを迎えると、ゴール裏のサポーターは大歓声とともに一斉に立ち上がる。誰かがリードするわけでもなく、自然発生的に全員が興奮して立ち上がる。それはアーセナルのゴール裏でも同様で、遠目にはゴール裏全体が躍動している印象に感動を受けたものだ。それは当時としてロンドン見物のバスツアーの一環にもなっていたチェルシーのホーム、スタンフォード・ブリッジでも同じだった。 かつてJリーグでもコロナ禍で鳴り物入りの応援や声出しが禁止された時期があった。その時は選手の発する声がスタジアムにこだまして新鮮だった。ただし、ずっと無音が続く試合には味気なさも感じた。 MLBの開幕戦がそうだったからといって、日本のプロ野球の公式戦が始まったら、また同じような鳴り物入りの応援が続くことだろう。Jリーグも、ゴール裏のサポーターは試合開始から終了まで熱心に応援を繰り返している。これはこれで、日本のプロ野球やJリーグの伝統であり、日本のスタイルとして定着している。ただ、時には異文化を知るのもいい機会ではないだろうかと感じた次第である。 文・六川亨 2025.03.22 14:00 Sat
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“黄金世代”小野伸二・高原直泰・稲本潤一が再会! 「出会いは14歳くらいからかなぁ」「まだまだこれからやぁ」

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日本代表、W杯メンバー選出の難しさ…監督の方針に見る歴史/六川亨の日本サッカーの歩み

前回のコラムの続編をお届けしよう。 4年に一度、W杯最終メンバー発表時における「サプライズ選出」と「サプライズ選外」だが、日本が初出場した98年フランスW杯での"キング"カズこと三浦知良の「メンバー外」は衝撃的であり驚きでもあった。 25名の選手をキャンプに帯同して、最終的に22人にメンバーを絞る――それ自体は悪いことではないと思われたものの、「落選」した3選手の心情に対する配慮が欠けていたことは否めない。 テレビ的にはたぶんに"ショー的要素"があり、ましてや落ちたのがカズだけに多くの反響を呼んだ。しかしJFA(日本サッカー協会)はこの反省を生かし、それ以降のメンバー発表は必ずホテルで、選出された選手のみの発表にとどめてきた。選外となった選手への質問には監督、技術委員長とも一切答えなかった。そしてそれは現在も続いている。 話を20年ほど前に戻すと、カズに続き4年後の2002年日韓W杯でも「サプライズ選出」が続いた。負傷の名波浩から『背番号10』を受け継いだ中村俊輔のメンバー落ちである。代わりに入ったベテランの中山雅史と秋田豊は「サプライズ選出」だったものの、さほど世間の注目は集めなかった。 中村俊の選外については、同じポジションに小野伸二や三都主アレサンドロらがいたためポジションがないとか、彼のプレースタイルをフィリップ・トルシエ監督が嫌ったと言われたものだ。それらも外れた理由の一つかもしれないが、さらなる原因として彼のベンチでの態度を問題視する関係者もいた。 当時の中村俊は6月に24歳になったばかり。2年前には最年少でJリーグの最優秀選手賞と、日本年間最優秀選手賞を受賞するなど選手としてピークにあった。しかし代表の試合でベンチにいると、仲間とチームを応援するというよりは「自分の世界」に閉じこもっている印象を受けた。 選手には、「格」というものがあると思っている。その「格」から言うと、当時のカズも中村俊もベンチスタートの選手ではなかった。ベンチにいてチームを盛り上げるような、"裏方"の選手ではないのだ。だからこそ、「サプライズ選出」はゴンであり秋田だったのかもしれない。地元開催でベスト16進出がノルマとなる、これまで経験したことのないような強烈なプレッシャーのかかる大会では、2人のベテランの力が必要だったのだろう。 2006年のドイツW杯は中村俊を始め中田英寿、小野伸二、小笠原満男、稲本潤一ら中盤にタレントを擁し、なおかつ選手としてピークを迎えているため期待も高かった。「サプライズ選出&選外」はケガの多かったFW久保竜彦に代わり長身選手の巻誠一郎がメンバー入りしたことだろう。 しかし多くのタレントをジーコ監督は使い切れずと言ったら語弊があるかもしれないが、競争原理からメンバーを固定したことで、かえってチームの統率を欠くことになった。ここらあたりが外国人監督の難しさ、日本人のメンタリティーとの違いと言えるかもしれない。 2014年ブラジルW杯のアルベルト・ザッケローニ監督もメンバーを固定する傾向にあり、「サプライズ選出」として2年ぶりに大久保嘉人を代表に復帰させた。しかしジーコ監督と同様に初戦でコートジボワールに1-2と逆転負けすると(ドイツW杯ではオーストラリアに1-3)、固定メンバーの弊害からかチーム内に不協和音が出始める。 続く第2戦で勝っていれば良かったが、ブラジルではギリシャに、ドイツでもクロアチアに0-0と引き分けて窮地に追い込まれ、第3戦で大敗してグループリーグ敗退が決まった。本田圭佑や岡崎慎司、香川真司らがピークを迎えたブラジルW杯だっただけに、もったいない敗退だった。 その一方で、2010年の南アW杯では2度目のチャレンジとなる岡田武史監督がベスト16進出を決めた。34歳のベテランGK川口能活に、出場機会はほとんどないながらもチームのまとめ役を託した。そしてエースの中村俊が右足首からの負傷が最後の最後まで癒えないと判断すると、本田圭佑を中村俊とポジション争いをしていた右MFではなく1トップに抜擢。阿部勇樹をアンカーに、松井大輔と大久保嘉人を両サイドMFに起用する4-1-4-1の布陣を採用してグループリーグ突破に成功した。 この柔軟性は18年ロシア大会の西野朗監督にも当てはまるのではないだろうか。4年前の"絶対的なエース"だった本田と岡崎、香川はヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下ではポジションを確約されるかどうか微妙な立場だった。「個人的なスター」を嫌うのはトルシエ監督とそっくりで、それはフランス人のメンタリティーではないかと疑ったものだ。 そんな彼らをジョーカーとしてベンチに置きつつ(香川はスタメンで起用)、要所で起用した。ケガがあったとはいえ岡田監督は中村俊を、西野監督は本田や岡崎にベンチスタートを納得させた。これは、日本人監督ならではの「和をもって貴しとなす」といった選手の起用法ではないだろうか。 そうした視点からすると、繰り返しになるが森保一監督に「サプライズ選出」も「サプライズ選外」もないだろう。注目すべきは誰をスタメンに起用し、ベンチに温存するか。これに関してはカタール入りしてから試合前日まで悩むことだろう。そこで選手の序列に変化があるのかどうか。それも森保監督の采配の見どころと言えるかもしれない。 2022.10.31 19:00 Mon
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“サッカーの神様”と呼ばれたジーコ、W杯での輝きと苦しみ

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