「W杯で私の母国に勝利したワールドクラス」ミャンマー指揮官が日本戦に意欲、チーム強化へ長期計画も披露「今後2年で…」
2023.11.15 20:07 Wed
ミャンマー代表のミヒャエル・ファイヒテンバイナー監督が日本代表戦への意気込みを語った。
いよいよ始まる2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選。我らが日本代表は16日、パナソニックスタジアム吹田で行われるミャンマー代表戦が初戦に。複数の主力選手を欠く状況だが、事情はどうあれ、マストは勝ち点「3」。サムライブルーの躍動に期待したい。
対戦相手のミャンマーを率いるはドイツ人のファイヒテンバイナー監督。前日会見では「日本はアジアのNo.1チームであり、明日の試合はタフで厳しいものとなるだろう。しかし、そんな彼らと対戦できることが嬉しいし、大きなチャレンジとなる。最善を尽くすよ」と意気込む。
「日本は数々の国際試合で結果を出してきたチーム。カタールW杯では私の母国(ドイツ)にも勝利した…おそらくはワールドクラスだろう。我々としては最善を尽くすと同時に、観客に面白いゲームだと思ってもらえるよう頑張りたい」
また、今回のW杯から出場枠が増え、アジアについてはこれまでの「4.5(※1)」から「8」に。W杯出場経験のないミャンマーとして「この事実がモチベーションになっているか」との質問が飛ぶと「確かに魅力的ではあるが、現実を直視しなければならない」と語る。
「より現実的な目標はアジアカップ出場なのだ。W杯と両方出られるなら素晴らしいが、今回のグループB(日本、シリア、北朝鮮、ミャンマー)で我々は圧倒的格下。FIFAランキングを見れば明らかで、覆しようがない」
「ただ、チャンスはゼロではない。6試合全てでベストを尽くすし、とりわけホームでの試合には力をいれる。大阪でのゲームは楽しみだが、我々が勝ち点を取れる可能性があるとすれば、それはホームゲームだ。21日の北朝鮮戦(H)に焦点を当てるべきだろう」
一方で、ミャンマーサッカー界の発展という点にも話が及ぶと、今年3月に就任したドイツ人指揮官は熱弁を振るった。
「今から50〜60年前、当時のミャンマー(ビルマ)はアジアトップクラスの実力があった。しかし、日本、韓国、イラン、サウジアラビアに抜き去られ、対照的にミャンマーの競技力は低下の一途を辿ったのだ」
「ただし、選手に才能はある。私の隣にいるキャプテン(MFマウン・マウン・ルイン)の世代は2015年にU-20W杯にも出場しており、この世代が現A代表の中核だ」
「私としてはこれからの2年、引き続きこの世代を中心に据え、タイやベトナム、インドネシアといった東南アジア勢との差を縮めたいと考えている。繰り返すが良い選手は確かにいる…アジア全体での立ち位置を向上させるのはそれからが良いだろう」
(※1)前回はカタール開催のため「1+4.5」
いよいよ始まる2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選。我らが日本代表は16日、パナソニックスタジアム吹田で行われるミャンマー代表戦が初戦に。複数の主力選手を欠く状況だが、事情はどうあれ、マストは勝ち点「3」。サムライブルーの躍動に期待したい。
対戦相手のミャンマーを率いるはドイツ人のファイヒテンバイナー監督。前日会見では「日本はアジアのNo.1チームであり、明日の試合はタフで厳しいものとなるだろう。しかし、そんな彼らと対戦できることが嬉しいし、大きなチャレンジとなる。最善を尽くすよ」と意気込む。
また、今回のW杯から出場枠が増え、アジアについてはこれまでの「4.5(※1)」から「8」に。W杯出場経験のないミャンマーとして「この事実がモチベーションになっているか」との質問が飛ぶと「確かに魅力的ではあるが、現実を直視しなければならない」と語る。
「W杯出場経験がなくともミャンマーより強い…そんな国がアジアにはたくさんある。希望を捨てるわけではないよ。ただ、ヨーロッパなんかでも、W杯に出れなくてもユーロには出る国がある。W杯の出場枠が増えたという事実を選手たちにプレッシャーとして感じてほしくない」
「より現実的な目標はアジアカップ出場なのだ。W杯と両方出られるなら素晴らしいが、今回のグループB(日本、シリア、北朝鮮、ミャンマー)で我々は圧倒的格下。FIFAランキングを見れば明らかで、覆しようがない」
「ただ、チャンスはゼロではない。6試合全てでベストを尽くすし、とりわけホームでの試合には力をいれる。大阪でのゲームは楽しみだが、我々が勝ち点を取れる可能性があるとすれば、それはホームゲームだ。21日の北朝鮮戦(H)に焦点を当てるべきだろう」
一方で、ミャンマーサッカー界の発展という点にも話が及ぶと、今年3月に就任したドイツ人指揮官は熱弁を振るった。
「今から50〜60年前、当時のミャンマー(ビルマ)はアジアトップクラスの実力があった。しかし、日本、韓国、イラン、サウジアラビアに抜き去られ、対照的にミャンマーの競技力は低下の一途を辿ったのだ」
「ただし、選手に才能はある。私の隣にいるキャプテン(MFマウン・マウン・ルイン)の世代は2015年にU-20W杯にも出場しており、この世代が現A代表の中核だ」
「私としてはこれからの2年、引き続きこの世代を中心に据え、タイやベトナム、インドネシアといった東南アジア勢との差を縮めたいと考えている。繰り返すが良い選手は確かにいる…アジア全体での立ち位置を向上させるのはそれからが良いだろう」
(※1)前回はカタール開催のため「1+4.5」
ミヒャエル・ファイヒテンバイナーの関連記事
ミャンマー代表の関連記事
ワールドカップの関連記事
|
ミヒャエル・ファイヒテンバイナーの人気記事ランキング
1
ミャンマー代表MFマウン・マウン・ルインが日本戦へ意気込み「僕たちは2年前の前回対戦より向上」
ミャンマー代表MFマウン・マウン・ルインが日本代表戦へ意気込んだ。 いよいよ始まる2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選。我らが日本代表は16日、パナソニックスタジアム吹田で行われるミャンマー代表戦が初戦に。複数の主力選手を欠く状況だが、事情はどうあれ、マストは勝ち点「3」。サムライブルーの躍動に期待したい。 対戦相手のミャンマーは前日会見にミヒャエル・ファイヒテンバイナー監督、そしてMFマウン・マウン・ルインが出席。今回のW杯から出場枠が増え、アジアはこれまでの「4.5(※1)」から「8」となり、W杯出場経験のないミャンマーとして「この事実がモチベーションになっているか」との質問が飛ぶと、同選手は冷静に切り返す。 「世界中の全サッカー選手にとってW杯は夢舞台だと思う。それでも僕たちにできるのは、目の前の試合で最高のパフォーマンスを発揮することだけ。これに尽きるし、いつか、いつの日か、自分たちもW杯の切符を掴める…そう信じるしか道はないかな。とにかく日本相手に最高の試合をしたい」 「2年前の日本戦は(政情不安で)選手が皆集中できなかった。今はタイやマレーシアでプレーする選手も増え、ミャンマーのレベルは向上したと感じているよ。もちろん試合に臨むコンディションも前回とは違う。明日は『日本にチャンスを与えない』、これを徹底するしかないね」 日本とミャンマーの前回対戦は2021年5月28日。カタールW杯アジア2次予選で激突し、フクダ電子アリーナにて無観客で行われた一戦は日本が10-0と勝利している。 (※1)前回はカタール開催のため「1+4.5」 2023.11.15 20:23 Wedミャンマー代表の人気記事ランキング
1
ミャンマー代表MFマウン・マウン・ルインが日本戦へ意気込み「僕たちは2年前の前回対戦より向上」
ミャンマー代表MFマウン・マウン・ルインが日本代表戦へ意気込んだ。 いよいよ始まる2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選。我らが日本代表は16日、パナソニックスタジアム吹田で行われるミャンマー代表戦が初戦に。複数の主力選手を欠く状況だが、事情はどうあれ、マストは勝ち点「3」。サムライブルーの躍動に期待したい。 対戦相手のミャンマーは前日会見にミヒャエル・ファイヒテンバイナー監督、そしてMFマウン・マウン・ルインが出席。今回のW杯から出場枠が増え、アジアはこれまでの「4.5(※1)」から「8」となり、W杯出場経験のないミャンマーとして「この事実がモチベーションになっているか」との質問が飛ぶと、同選手は冷静に切り返す。 「世界中の全サッカー選手にとってW杯は夢舞台だと思う。それでも僕たちにできるのは、目の前の試合で最高のパフォーマンスを発揮することだけ。これに尽きるし、いつか、いつの日か、自分たちもW杯の切符を掴める…そう信じるしか道はないかな。とにかく日本相手に最高の試合をしたい」 「2年前の日本戦は(政情不安で)選手が皆集中できなかった。今はタイやマレーシアでプレーする選手も増え、ミャンマーのレベルは向上したと感じているよ。もちろん試合に臨むコンディションも前回とは違う。明日は『日本にチャンスを与えない』、これを徹底するしかないね」 日本とミャンマーの前回対戦は2021年5月28日。カタールW杯アジア2次予選で激突し、フクダ電子アリーナにて無観客で行われた一戦は日本が10-0と勝利している。 (※1)前回はカタール開催のため「1+4.5」 2023.11.15 20:23 Wed2
上田綺世が圧巻のハットトリック達成! カタールW杯アジア2次予選のオナイウ阿道以来3年5カ月ぶりの記録
日本代表FW上田綺世(フェイエノールト)がハットトリックを達成した。 16日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のミャンマー代表戦がパナソニック スタジアム 吹田で行われた。 8大会連続8度目のW杯出場を目指す日本。アジアの枠が「8.5」と拡大した中、これまで以上に質が問われることになる予選の初戦を迎えた。 ケガ人が多く出ている中で、ヨーロッパ組はコンディションの問題もある状況。ミャンマー戦では、これまで主軸としてプレーしてきた選手を温存することができた。 そんな中1トップで起用された上田が気を吐きハットトリックを達成。前半11分には南野拓実(モナコ)の浮き球のパスをヘディングで合わせて先制ゴールを奪うと、2-0で迎えた前半アディショナルタイム4分には堂安律(フライブルク)の絶妙なスルーパスを流し込み2点目を奪う。 3-0で迎えた後半早々の50分には、南野のスペースへのパスに反応しGKの位置をよくみて冷静にゴール。日本代表では初めてハットトリックを達成した。 日本代表選手としてハットトリックが達成されたのは2021年6月15日、カタールW杯2次予選のキルギス代表戦でFWオナイウ阿道(オセール)が達成して以来のこととなった。 <span class="paragraph-title">【動画】どれも素晴らしい上田綺世のハットトリックをチェック!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%B8%8A%E7%94%B0%E7%B6%BA%E4%B8%96?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw"><a href="https://twitter.com/hashtag/ABEMA?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ABEMA</a> で生配信<a href="https://twitter.com/hashtag/TVer?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#TVer</a> でも生配信<a href="https://twitter.com/hashtag/jfa?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#jfa</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/daihyo?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#daihyo</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/SAMURAIBLUE?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#SAMURAIBLUE</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#サッカー日本代表</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%86%E3%83%AC%E6%9C%9D%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#テレ朝サッカー</a> <a href="https://t.co/rOESz9XRxg">pic.twitter.com/rOESz9XRxg</a></p>— テレ朝サッカー (@tvasahi_soccer) <a href="https://twitter.com/tvasahi_soccer/status/1725097222784884957?ref_src=twsrc%5Etfw">November 16, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">前半終了間際に <a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%B8%8A%E7%94%B0%E7%B6%BA%E4%B8%96?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#上田綺世</a> <br>今日2ゴール目<a href="https://twitter.com/hashtag/ABEMA?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ABEMA</a> で生配信<a href="https://twitter.com/hashtag/TVer?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#TVer</a> でも生配信<a href="https://twitter.com/hashtag/jfa?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#jfa</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/daihyo?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#daihyo</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/SAMURAIBLUE?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#SAMURAIBLUE</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#サッカー日本代表</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%86%E3%83%AC%E6%9C%9D%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#テレ朝サッカー</a> <a href="https://t.co/cHhfRgENne">pic.twitter.com/cHhfRgENne</a></p>— テレ朝サッカー (@tvasahi_soccer) <a href="https://twitter.com/tvasahi_soccer/status/1725105641889640704?ref_src=twsrc%5Etfw">November 16, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%B8%8A%E7%94%B0%E7%B6%BA%E4%B8%96?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#上田綺世</a> ハットトリック達成<a href="https://twitter.com/hashtag/ABEMA?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ABEMA</a> で生配信<a href="https://twitter.com/hashtag/TVer?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#TVer</a> でも生配信<a href="https://twitter.com/hashtag/jfa?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#jfa</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/daihyo?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#daihyo</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/SAMURAIBLUE?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#SAMURAIBLUE</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#サッカー日本代表</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%86%E3%83%AC%E6%9C%9D%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#テレ朝サッカー</a> <a href="https://t.co/Ok8zQHLHtJ">pic.twitter.com/Ok8zQHLHtJ</a></p>— テレ朝サッカー (@tvasahi_soccer) <a href="https://twitter.com/tvasahi_soccer/status/1725111913036853381?ref_src=twsrc%5Etfw">November 16, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.11.16 20:30 Thu3