「アーセナルやリバプールの声明は危険」相次ぐクラブからの審判団批判をネビル氏は危惧「彼らを保護しなければ」
2023.11.07 11:20 Tue
ニューカッスル戦後、審判への不満を爆発させたミケル・アルテタ監督
元イングランド代表DFのギャリー・ネビル氏は、相次ぐ審判団への批判に対して警鐘を鳴らした。
今シーズンは定期的に誤審が話題となるプレミアリーグ。大きなものではプレミアリーグ第7節のトッテナムvsリバプールで、主審とVARのコミュニケーションミスからオンサイドをオフサイド判定にしてしまうミスがあり、プロ審判協会(PGMOL)がすぐさま誤審を認めたもののリバプールが音声データの公開を要求する声明を出すなど、大きな騒動に発展した。
また、プレミアリーグ第10節で行われたウォルバーハンプトンvsニューカッスル戦でも疑惑のPK判定があり、主審を務めたアンソニー・テイラー氏は今節チャンピオンシップ(イングランド2部)で笛を吹くことに。クラブやファンの審判団へ向ける疑念は強まる一方になっている。
そんな中で、4日に行われたプレミアリーグ第11節のニューカッスルvsアーセナルでは、新たな疑惑の判定が発生。試合は63分にMFアンソニー・ゴードンが決めた得点を守り切りニューカッスルが勝利したが、この得点時の判定が議論の的に。クロスを上げたMFジョー・ウィロックが残したボールはラインを割っていないか、MFジョエリントンにプッシングはなかったか、ゴードンにオフサイドはなかったかがVARでチェックされたが、いずれも問題ないとしてゴールが認められた。
アーセナルのミケル・アルテタ監督はこの判定に激怒しており、試合後には「恥ずべきことだ」と審判団を糾弾。クラブも指揮官を支持する声明を出し、PGMOLに改善を要求している。
「アーセナルの声明は本当にお粗末だ。これは数週間前のリバプールの時も同じことを思ったがね。リバプールは数週間前のトッテナム戦でショッキングな出来事があった。我々も判定が間違っていると理解していたし、大変な事態になったと思っていたよ。だが、その翌日に彼らがあらゆる選択肢を検討していると述べ、再試合の可能性を示唆する声明を出したとき、私はかなり危険だと感じた」
「今回のアーセナルの声明も非常に危険だ。私は審判にプレッシャーをかけるべきではないとか、ミケル・アルテタや他の監督が試合終了時に不満を感じるなと言いたいのではない。私が言いたいのは、こうした状況でクラブとしてはより適切に行動する必要があるということだ」
「私は今、プレミアリーグやその指導者たちに注目している。彼らは審判を保護しなければならない。そして他クラブは、こうした声明を出すクラブを正さなければならないだろう。こうした声明を出すアイデアは未知の領域だ」
「私はアルテタが土曜日に失態を演じたと思うが、それ自体は感情的になっていたのだろう。彼は日曜日の理事会を前に私を支持してくれと言っているようなものだったが、クラブはそれに乗っかってしまった」
「アーセナルは巨大な歴史を持つ、偉大で素晴らしいフットボールクラブだ。彼らはもっとうまく振る舞うべきであり、あの声明を許可したのが誰であれ、数年後には失望を感じるだろう」
今シーズンは定期的に誤審が話題となるプレミアリーグ。大きなものではプレミアリーグ第7節のトッテナムvsリバプールで、主審とVARのコミュニケーションミスからオンサイドをオフサイド判定にしてしまうミスがあり、プロ審判協会(PGMOL)がすぐさま誤審を認めたもののリバプールが音声データの公開を要求する声明を出すなど、大きな騒動に発展した。
また、プレミアリーグ第10節で行われたウォルバーハンプトンvsニューカッスル戦でも疑惑のPK判定があり、主審を務めたアンソニー・テイラー氏は今節チャンピオンシップ(イングランド2部)で笛を吹くことに。クラブやファンの審判団へ向ける疑念は強まる一方になっている。
アーセナルのミケル・アルテタ監督はこの判定に激怒しており、試合後には「恥ずべきことだ」と審判団を糾弾。クラブも指揮官を支持する声明を出し、PGMOLに改善を要求している。
しかし、ネビル氏はイギリス『スカイ・スポーツ』でクラブのこうした行動を批判。試合後の指揮官が感情的になること自体は理解を示しつつ、クラブ全体がそれに追随する現在の風潮は危険であり、リーグとして対処すべきだと指摘した。
「アーセナルの声明は本当にお粗末だ。これは数週間前のリバプールの時も同じことを思ったがね。リバプールは数週間前のトッテナム戦でショッキングな出来事があった。我々も判定が間違っていると理解していたし、大変な事態になったと思っていたよ。だが、その翌日に彼らがあらゆる選択肢を検討していると述べ、再試合の可能性を示唆する声明を出したとき、私はかなり危険だと感じた」
「今回のアーセナルの声明も非常に危険だ。私は審判にプレッシャーをかけるべきではないとか、ミケル・アルテタや他の監督が試合終了時に不満を感じるなと言いたいのではない。私が言いたいのは、こうした状況でクラブとしてはより適切に行動する必要があるということだ」
「私は今、プレミアリーグやその指導者たちに注目している。彼らは審判を保護しなければならない。そして他クラブは、こうした声明を出すクラブを正さなければならないだろう。こうした声明を出すアイデアは未知の領域だ」
「私はアルテタが土曜日に失態を演じたと思うが、それ自体は感情的になっていたのだろう。彼は日曜日の理事会を前に私を支持してくれと言っているようなものだったが、クラブはそれに乗っかってしまった」
「アーセナルは巨大な歴史を持つ、偉大で素晴らしいフットボールクラブだ。彼らはもっとうまく振る舞うべきであり、あの声明を許可したのが誰であれ、数年後には失望を感じるだろう」
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「嫌いな人いるの?」アーセナル主将ウーデゴールの優しさがファンの心を掴む!シティ戦ではミスした冨安健洋を鼓舞して話題
アーセナルのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールの人柄がファンの心を掴んでいる。 2021年1月にレアル・マドリーからアーセナルに加入したウーデゴール。中盤の絶対的な存在とり、キャプテンも託されている。 15日に行われたプレミアリーグ第12節(延期分)のマンチェスター・シティ戦では、失点に直結するミスをした日本代表DF冨安健洋に上を向くように指示するアクションが日本でも話題になっていた。 18日のプレミアリーグ第24節アストン・ビラ戦にも先発出場したウーデゴールだが、試合後にファンを笑顔にしていた。 「若いグーナーが決して忘れない瞬間 私たちのキャプテン」としてクラブの公式SNSが公開したのは、ウーデゴールがスタンドの少年サポーターのユニフォームをプレゼントする瞬間。ウーデゴールは少年とハイタッチとハグもかわすと、キャプテンからのプレゼントに少年は目を輝かせていた。 アーセナルの投稿には、ファンも「最高の映像」、「キャプテンかっこいい」、「羨ましい」、「ウーデゴールを嫌いな人いるの?」と反応。主将の行いに称賛の言葉を寄せている。 <span class="paragraph-title">【動画】ウーデゴールの優しさにファン喝采!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/Co12VsVKT88/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/reel/Co12VsVKT88/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/Co12VsVKT88/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Arsenal(@arsenal)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> <span class="paragraph-title">【写真】ウーデゴールがミスした冨安を鼓舞</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Arsenal fans spot Martin Odegaard's reaction after Takehiro Tomiyasu gifts Kevin De Bruyne goal with horror blunder<a href="https://t.co/wSA5hGr6eX">https://t.co/wSA5hGr6eX</a> <a href="https://t.co/tPKZDdvRRS">pic.twitter.com/tPKZDdvRRS</a></p>— The Sun Football (@TheSunFootball) <a href="https://twitter.com/TheSunFootball/status/1625953368601464854?ref_src=twsrc%5Etfw">February 15, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.02.20 18:15 Mon4
“ジャンピングチョップ事件”いまだ和解なし、ファン・ニステルローイが宿敵との騒動を振り返る
▽現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏が、宿敵との騒動を振り返った。イギリス『インデペンデント』が伝えた。 ▽事件は約13年前のオールド・トラフォード、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルで起こった。当時のプレミアリーグは、ユナイテッドとアーセナルの2強時代。MFロイ・キーン、MFパトリック・ヴィエラという闘将に率いられていた両者の直接対決は、常に意地と意地がぶつかり合う激闘だった。 ▽そして試合では、0-0で迎えたアディショナルタイムにFWディエゴ・フォルランがボックス内でDFマーティン・キーオンに倒されてPKを獲得。しかし、このPKキッカーを務めた名手ファン・ニステルローイは、シュートをバーに当ててしまった。 ▽そして、試合は0-0のまま終了。宿敵の絶対的エースがPKを失敗したことにより勝ち点を獲得してテンションが上がったアーセナルの選手たちは、試合終了の笛とともにファン・ニステルローイを囲んで挑発。試合中も激しくやりあっていたキーオンは、ファン・ニステルローイに“ジャンピングチョップ”を敢行した。 ▽オックスフォード大学での講義にゲストとして参加したファン・ニステルローイ氏は、「キーオンに街でたまたま会ったら、どのように振舞うのか?」と尋ねられると、冗談交じりに「彼は再び私の上に飛んでくるだろう(笑)。時代を生きていくには、クレバーじゃないといけないと思ったよ」と語り、会場の笑いを誘った。 ▽一方、この事件があった2003-04シーズンにプレミアリーグ無敗優勝を経験したキーオン氏は先月、当時について以下のように振り返っていた。 「おそらく、私は過剰な反応を見せてしまった。ルート・ファン・ニステルローイは、ブラックリスト入りする信用できない敵だった。彼はトッププレーヤーであり、ファイターだったが、どんな手を使ってでも相手を打ちのめそうとするような選手だった」 2016.02.08 20:42 Mon5