カメルーン代表復帰オナナがANC参戦見送る? 苦境ユナイテッドでのプレーに集中したい考えか

2023.10.05 23:21 Thu
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドカメルーン代表GKアンドレ・オナナが、アフリカ・ネーションズカップ(ANC)2023の出場を見送る可能性があるようだ。『ESPN』が報じている。

オナナは、昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)でリゴベール・ソング監督と戦術を巡って対立。その後、大会期間中にチームを離れて代表引退を宣言した。

しかし、カメルーンサッカー連盟(CMR)からの懸命な説得などもあり、先月に行われたアフリカネーションズカップ予選のブルンジ代表戦に向けた代表招集に応じて約1年ぶりに復帰。そして、チームは無事に1月13日からコートジボワールで開催される本戦出場を決定させた。
以降はソング監督を含め、代表チームとの関係には大きな問題はないようだが、クラブでのプレーに集中したい27歳GKは数試合の欠場を余儀なくされるANCへの参加に消極的な姿勢を示しているようだ。

オナナは今月行われるロシア代表戦とセネガル代表戦に臨むカメルーン代表に招集されているが、この招集期間を通じてANC出場の可否について代表関係者と話し合いの場を持つようだ。
今夏、インテルからユナイテッドの新守護神として加入したオナナだが、その新天地では開幕から失点に直結するミスが多く、大半の識者やファンから早くも懐疑的な目を向けられている。

そういった事情もあり、同選手はクラブへのコミットメントを示す意味でもANC参加を見送って、クラブでのパフォーマンス改善に取り組みたい考えだという。

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リーグ戦7戦未勝利、アモリム監督は来季序盤も不振続くなら「別の人たちにこの場を与えるべき」と退陣も覚悟

マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が11日にホームで行われ、0-2で敗れたプレミアリーグ第36節ウェストハム戦後にコメントした。 ヨーロッパリーグではアスレティック・ビルバオを下して決勝に進出したユナイテッド。しかしプレミアリーグでは不振が続き、ウェストハムに敗れて7戦未勝利となった。 アモリム監督は来季序盤も不振が続くようなら潔く身を引くと覚悟を示した。 「我々はビッグクラブであるという感覚を失いつつある。もしユナイテッドとして試合に負けることを恐れず、恐怖を抱かなくなったら、最も危険な状態だ。ここに居る全員が多くのことについて真剣に考えなければならない。誰もがEL決勝のことを考えている。決勝は問題ではない。もっと重要なことを考えなければならない。自分やクラブの文化を変える必要がある。ユナイテッドの歴史における決定的な瞬間だ。来季はこのようなシーズンにならないことを願う。夏には本当に強く、勇敢でなければならない。もし仮に我々がこの不振を来季に引きずるようなら、別の人たちにこの場を与えるべきだ」 なお、プレミアリーグ7戦未勝利(1992-93シーズン)に加え、ホーム戦9敗(1930-31、1933-34、1962-63シーズン)はクラブワーストタイ記録となっている。 2025.05.12 12:30 Mon

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