失点数はついにJ1ワーストタイ…綻び続ける守りにG大阪指揮官も「本当に改善が必要」
2023.10.01 21:30 Sun
公式戦を通じて1勝(1分け4敗)もできなかった9月が終わり、この10月から心機一転を図りたいガンバ大阪だったが、悪い流れを止められなかった。
「前半は良い流れもあったが、最終的にタレントの差が出た。そのタレントというのは判断のところ。決定づける判断の差が出たなと。そこの決定力というところの差で前半に0-2とされてしまった」
「後半はまず同点を狙いながら、試合をひっくり返そうとした。自分自身も常に勝ちを目指すやり方をしているなかで、ダメージを与えようとしたが、個人のところで3点目を取られてしまった」
その守りではこの日、最終ラインから中心を張り続けた福岡将太を外す策に出たが、機能せず。指揮官も「本当に改善が必要」と説き、「普段の練習からやっているところではある」としつつ、「自分自身もわかっているし、みんなで改善していかないといけない」と語った。
G大阪は試合前まで勝ち点2差だったFC東京に敗れ、順位を11位から13位に。5試合を残してひと桁順位が遠のき、目標設定がさらに難しくなってしまったが、今季は土台作りの1年という側面もある。少しでも来季に繋がるよう、腐らず、やっていくしかない。
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1日、明治安田生命J1リーグ第29節で敵地の味の素スタジアムに乗り込み、5試合ぶりの勝利を期したが、0-3の敗北。先制を許すまではスペースを見つけながら効率的にボールを運び、チャンスも作ったが、最初の失点からズルズルといき、最終的に完敗の印象が残る。そんな青黒の指揮官ダニエル・ポヤトスは試合後の会見で総評を訊かれると、「良くなかったと思う」と振り返った。「後半はまず同点を狙いながら、試合をひっくり返そうとした。自分自身も常に勝ちを目指すやり方をしているなかで、ダメージを与えようとしたが、個人のところで3点目を取られてしまった」
そう言葉を紡いだスペイン人指揮官が率いるチームはシーズン序盤からだが、守備面が課題であり続る。この日の3失点でJ1ワーストタイの「53」となり、直近の5試合未勝利時に限れば、12失点。そのうちの2試合は3失点、さらに1試合は4失点と守りの決壊が止まらない。
その守りではこの日、最終ラインから中心を張り続けた福岡将太を外す策に出たが、機能せず。指揮官も「本当に改善が必要」と説き、「普段の練習からやっているところではある」としつつ、「自分自身もわかっているし、みんなで改善していかないといけない」と語った。
G大阪は試合前まで勝ち点2差だったFC東京に敗れ、順位を11位から13位に。5試合を残してひと桁順位が遠のき、目標設定がさらに難しくなってしまったが、今季は土台作りの1年という側面もある。少しでも来季に繋がるよう、腐らず、やっていくしかない。
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Jリーグは12日、10月度の「明治安田Jリーグ KONAMI 月間MVP」を発表した。 各月の明治安田Jリーグにおいて、最も活躍した選手を表彰する「明治Jリーグ KONAMI 月間MVP」。明治安田J1リーグはFW宇佐美貴史(ガンバ大阪)、明治安田J2リーグはMFマテウス・ジェズス(V・ファーレン長崎)、明治安田J3リーグはFW藤岡浩介(FC岐阜)が受賞した。宇佐美と藤岡は今季2度目、マテウス・ジェズスは今回が初受賞となる。 宇佐美は10月に出場した4試合で、2ゴール1アシストの活躍。北海道コンサドーレ札幌戦ではアディショナルタイムでの劇的な2ゴールによって、文字通りチームに勝利をもたらしていた。また、ラストパスやスルーパス、キープ成功率においても高い数字を誇っている。 選考委員会の総評と宇佐美のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「年間を通して評価できる。G大阪は彼の活躍により復活してきた」 JFA技術委員 「札幌戦であげたゴールは、技術だけでなく、バックストーリーやサポーターの思いなどを背負って成り立っているのが印象的」 槙野智章委員 「残留がかかった札幌もすごくいいゲームをしていた中、最後のPKやドリブルからのゴールは劇的だった。『サッカー人生で初めて試合後寝られなかった』と言うほど興奮したプレーであり、そういったシチュエーションでゴールを決めた」 北條聡委員 「抜群のインパクトを放ったガンバの千両役者。逆転勝利へ導いた札幌戦の2発、名古屋戦の決勝アシストと絶対的エースにふさわしい活躍」 GAKU-MC特任委員 「チームの最多得点数となる99点目(J1、J2計)というメモリアルゴールをあげたことも評価のひとつ」 ◆FW宇佐美貴史(ガンバ大阪) 「月間MVPにも選出いただき、ありがとうございます。自分でいいのかなというところが率直にはあるのですが、札幌戦の印象が大きかったのかなと思います。大阪ダービーで負けて、どん底に突き落とされた中、次戦の札幌戦、何とかチームを立ち上がらせないといけないという強い思いが自分のところにチャンスを引き寄せてくれた一つの大きな要因だったのかなと思います。そこを決め切ったことでチームの状態も上向いたので、あの試合で勝つことができて良かったです」 「今、チームはいい状態、メンタル的に燃えているような状態だと思うので、それを絶やさないようにシーズン終わりまで走っていきたいですし、リーグは出来る限り上の順位で、また天皇杯のタイトルのチャンスもあるので、必ず、全員で獲れるように頑張っていきたいです」 マテウス・ジェズスは10月の3試合で4ゴール1アシストと大暴れ。PEACE STADIUM Connected by SoftBankでの記念すべき初ゴールも記録しており、昇格争いを続けるチームの原動力となった。 選考委員会の総評とマテウス・ジェズスのコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「波に乗っている印象。シーズンを通してしっかりプレーしてきたが、最後に向けてギアを上げてきた」 JFA技術委員 「シーズン通して安定して活躍していて、今月は印象的なゴールもあった」 佐藤寿人委員 「今シーズン良いプレーが多かった。アイデアがあり、驚きのあるプレーも多く、どの試合でも得点を奪うことができる」 寺嶋朋也委員 「シーズン通した素晴らしいパフォーマンスが長崎をけん引している。中盤からポジションを最前線に上げて持ち前の攻撃力を存分に発揮。圧倒的存在感を放った」 丸山桂里奈特任委員 「4ゴール1アシストで、今月のチームの10ゴールの半分に絡んだ。新スタジアムの初ゴールというメモリアルゴールも記録」 植松隼人特任委員 「得点嗅覚が高く、ディフェンス時のポジショニングが参考になる。得点だけではなくアシストもありチームへの貢献度が高い」 ◆MFマテウス・ジェズス(V・ファーレン長崎) 「この賞はみんなの力があってこその賞だと思いますし、自分ひとりでは獲ることができなかったと思います。そして、僕たちはJ1昇格を何としても成し遂げたいです。その目標達成にむけてプレーオフ2試合も頑張っていきたいと思います!」 藤岡は10月度の4試合で6ゴール1アシストの好成績を記録。パス成功率やゴール関与パスにおいても高い数字を誇っており、攻撃面で絶大な存在感を示していた。 選考委員会の総評と藤岡のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 平畠啓史委員 「1試合2ゴールが3試合で、10月6ゴール。ゴールへの嗅覚。ポジショニング。仕留める時の冷静さ。相手のミスも見逃さず、相手ディフェンスにとって常に危険なプレーヤーあり続けた」 橋本英郎委員 「岐阜は元々能力があるチームであり、今年はその結果が出ている中で、自分自身にフォーカスが充てられている選手。得点にはいつも藤岡選手が絡んでいて、チームで一番活躍していると言っても過言ではない。チームも個人としても良い流れ」 丸山桂里奈特任委員 「6ゴール1アシストと大当たりだった。チームをプレーオフ圏内に引き上げるために更に活躍を期待。得点ランクも1位に」 ◆FW藤岡浩介(FC岐阜) 「今シーズン二度目の明治安田J3リーグ月間MVPに選んで頂きありがとうございます。チームが見せてきたパフォーマンスが評価されたからこそ頂ける賞なので、自分のプレーを最大限に生かしてくれるチームメイトに感謝しています。残りのシーズン、FC岐阜の為に全力で戦います!」 <span class="paragraph-title">【動画】月間MVPを受賞した宇佐美貴史らのプレーはこちらでチェック!</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/b-C5f4m_M9o?si=1p4nF9q-s_0_Iy1k" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> 2024.11.12 16:50 Tue5